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セールスについて考える
日時: 2005/12/25 15:49
名前: ニセリッチー
参照: http://www.geocities.jp/freddie_91_11_24/

ニセリッチー(以下ニセ)「先生、管理人さんによれば”JEWELS”50万枚突破だそうですよ」
リッチー・ブラックユーモア(以下先生)「それはすごいな」
ニセ「最近の外タレ・ベスト盤では去年の秋のイーグルスのベスト盤が世界で1000万枚売れたそうですよ」
先生「イーグルスは世界で累計2億枚以上のセールスを記録しているからな」
ニセ「たった6枚のオリジナルで、ですか?」
先生「QUEENは1億枚余りだったのう」
ニセ「オリジナルの数はイーグルスのほぼ倍ですから、1タイトルあたりの実売数は、実質4倍の差があることになりますね」
先生「そう性急に言いなさんな」
ニセ「と、言いますと」
先生「アメリカが市場になるかどうかで数字は大きく変わってくるんじゃ」
ニセ「QUEENはアメリカ市場で、あと一歩というタイトルが多かったですものね」
先生「それにの、QUEENがセールスしている時代というのはレコード→テープ→CDとメディアの過渡期に思いっきりはまっとるからの」
ニセ「なるほど、イーグルスは全部レコード時代です」
先生「ちょうどの、メタリカがQUEENとセールス累計がほぼ同じなんじゃ」
ニセ「でも先生、メタリカの知名度って明らかにQUEENに劣っていると思うんですけど」
先生「メタル者のお前さんもそう思うじゃろ。そこが、さっき言ったメディアの変遷と絡んどっての、メタリカは完全にCD時代じゃろうが」
ニセ「なるほど。では、ずっとレコード時代が続いていれば・・・」
先生「QUEENの総セールスは1億枚じゃ利かんかったろうな」
ニセ「それにしても、売り上げがいいから名盤かといえば、けしてそんなことないですもんね。名盤に限って実はあまり数売ってないんですよね」
先生「そうなんじゃ!それにしてもなんじゃ、この前の”ローリング・ストーン誌”の”アルバム・ベスト500”は!」
ニセ「”オペラ座の夜”がファースト・エントリーでしたよね」
先生「250位くらいだったかな」
ニセ「失礼にも程がありますよね」
先生「所詮アメリカ人のすることじゃからの。大体、クリーブランドのロックの殿堂にサバスとパープルの入らんような国じゃから。AC/DC入っとるのになんでじゃろう」
ニセ「それにしても、RS誌には抗議・批判も相次いでいるようですよ」
先生「みなが自分なりの500とまでは言わんでも、ベスト50とか100を作ると面白いだろうな。人それぞれ感じとるもんが違うんだから」
ニセ「どこかのサイトで大発表会でもやればいいんですけどね」
先生「そんなこと言ってると、お前がやらされるぞ」
ニセ「いつ、なんどき、誰の挑戦でも受けるぞコノヤロー!」
先生「お、言ったな。やる気のある人は、↑の投稿者名をクリックしてメールしてやってくれ」
ニセ「よろしくお願いいたしします」

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バカ売れ!クイーン。教授&助手 in N市 ( No.1 )
日時: 2005/12/25 15:50
名前: 喜楽院

N県N市・レコード店の『平○堂/東和田店』に向う、車の中。

助手「普段の舞台は都内・市ヶ谷ですけど、なぜか今回、
N市なんですね。」
教授「まあ、細かいコト言うな。ところでトンズラ〜さんは、
どうした?」
助手「喜楽院に呼び出されて、行っちゃいましたよ。
『ぷよぷよ』だか『ボンバーマン』の相手を、させられてるみたい
ですよ。」
教授「…災難じゃのう。」
助手「きょうは、レコード店ですか?なんか買うんですか?」
教授「『JAZZ』が2割引なら、買ってもいいかな…と。
つきあってもらって、悪いな。」
助手「いえいえ、…さあ、着きましたよ。」

駐車場に車を置き、店内に入る。

いきなり、『ラジオ・ガ・ガ』が鳴り響いている。
モニターにはフレディの姿。

教授「最近、どこのレコード店行ってもQUEENが、
かかっているの。」
助手「あれ?この映像…ウェンブリーのだ。ブライアンの服に
見覚えがある。」
教授「…ジュエルズのディスプレイも、ここは派手だのう。」
助手「なんてったって、1位ですもんね。」
教授「クイーンのCDは、この通路の奥の棚じゃ。
・・・あれ?・・・クイーンのコーナーにCDが一枚も置いてないぞ。」
助手「なんか、書いてありますよ。」

助手は「調べる」のコマンドを選択した。

教授「ドラクエやってんじゃねーぞ。
・・・なになに?『クイーンのコーナーは、この棚の後ろへ
移動しました。』・・・ほぉ?なんでじゃろか。」
助手「まあ、そういうことなら、裏へ回りましょうよ。」
教授「…裏へ回ると、ゾンビの群れに襲われそうじゃの。
わしゃショットガンは、おろかハンドガンも装備しとらんぞ。」
助手「バイオハザード2のやりすぎです!」
教授「お!!な、なんと…」
助手「や。これは素晴らしいディスプレイだ!!」

普段は背表紙を向けて並んでいるクイーンのCDが、全種類、
表をこちらに向けて並んでいる。1アーティストのコーナーが
これだけの場所を占拠してて、いいんだろうか?

教授「…それだけ、今、クイーンが売れまくっているんじゃの。」
助手「まさかこんな時代が来るとは…長生きはしてみるもんですね、
教授。」
教授「確かに。…おや、CD1枚1枚に、手書きのポップが、
ついとるぞ。担当者、いや店長の直筆じゃの。気合いの入った
売り方じゃ。」
助手「ホントだ。最大級のセールスですね。さすが平○堂!」
教授「まずは、『ファースト』じゃ。どれどれ?…」

『ファースト』:
輝かしいデビュー作。歴史はここから。

助手「…いまいちパッとしませんな。大体、世の中の人は
ファーストの存在にイマイチ関心が、無さ過ぎる。
そう思っているのは、私と、SWEETさんだけだろうか?…」
教授「まあいい。セカンドはどうじゃ?」

『セカンド』:
クイーン流HR/プログレ。名曲オウガ・バトル収録。
ひっそりと収められたジョン・ディーコンの曲もGOOD。

助手「またプログレかよ。なんで2枚目がプログレなんだろう?」
教授「オウガバトルが名曲?…OK,OK。気持ちは解るが…
フェリーフェラーやブラッククイーンは、じゃ、どうなんだ?」
助手「ジョンの曲??????…ありましたっけ?」
教授「い、いや…確かセカンドには、ジョンの曲は…無いよね?」
助手「そうですよね。…一体…ただの勘違いか?」
教授「今時のCDじゃから、ジョンの未発表曲がボーナストラック
で、入ってたりして…。」
助手「ボーナス・トラックは『ルーザー・イン・ジ・エンド』と
『輝ける七つの海』で充分ですよ。」
教授「…お前…問題発言だぞ、それ。」
助手「次、サード見ましょう。」

『シアー・ハート・アタック』:
世界的成功直前の1枚!『キラー・クイーン』『ストーン・
コールド・クレイジー』収録!!

教授「うん。この店長さんだかは、よく解ってるだね。だけど、
『キラー・クイーン』の収録はウリ、としても『ストーン・コールド
…』は、一体???」
助手「誰かがカバーしてたっすよね。」
教授「としても、『ナウ・アイム・ヒア』収録ってすべきで、
ないかい?…ま、いいか。」

『オペラ座の夜』:
言わずもがなの名盤。「ボヘミアン・ラプソディ」収録。

助手「シンプルでいいですね。」
教授「お利口ですな。」

『華麗なるレース』:
最もクイーンらしい穏れ名曲、『ミリオネア・ワルツ』収録!

助手「おいおい…(絶句)…誰かみたいですね。」
教授「これはまた…。チョッキ盤愛好者か?…ここの店長は…」
助手「隠れるって字が、間違ってますね…どうでもいいけど…」
教授「情けないのぉ…信憑性、というか言葉の重みが、グッと
軽くなってしまうのぉ…」
助手「…それにしても…5枚目のキャッチコピーにしては、
随分と思い切った切り口ですねぇ…。」

『世界に捧ぐ』:
アメリカでの大成功を築いた1枚。定番曲も数多く収録。

教授「定番曲って『地獄のチャンピオン』や『WWRY』の
ことかや??」
助手「数多くってからには、もう2曲位、定番曲があっても
いいですよね。なんだろう?・・・」
教授「…他にないよなぁ…」

『JAZZ』:
絶好調のクイーンが製作した1枚。パワー全開の大傑作。

助手「…だんだん面倒になってきた店長の気持ちが、良く
出ていますね。…」
教授「…言えてる…」

『ゲーム』:
華麗なる変身。進化を遂げた1枚。シンセを導入。ファンク、
ブラック・サウンドにも挑戦。

助手「…こういう言い方も、あるんですね。」
教授「…頭いいな。ことひと。」

『ホット・スペース』:
ポップなし。

助手「なしか…おいたわしや…。」
教授「もしかしたら、あっと驚く内容のポップだったんだけど、
お客の誰かが気に入って、持ち帰ったのかも知れんぞ。」
助手「だとしたら…なんて書いてあったんでしょうかねぇ…」

あれこれ考えている二人。

教授「口に出しては言えんな。」
助手「…私もです。」

『ワークス』:
80年代クイーンの名作。ソロワークの集結から生まれた名曲達。

教授「まだるっこしいのぉ…。」
助手「どうでもいい感じですね。」

『マジック』:
ポップなし。

『ミラクル』:
ポップなし。

『イニュエンド』:
ポップなし。

教授「『イニュエンド』のポップが無いのは許せないのぉ…。」
助手「『マジック』や『ミラクル』は、無くて当然ってこと
ですか?」
教授「いや、そこまでは言わんが…。」

平○堂様。いつもお世話になっております。
今回は、大変、失礼いたしました。

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