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クイーンについての考察 JAZZ編
日時: 2008/04/01 08:40
名前: じろー

クイーンは実にしたたかなバンドである!!
マネージメントのトラブルから独立し、セルフプロデュースとなった華麗なるレースをオペラ座になぞらえる形で商業的にも成功させ、次に目指すアメリカ制覇に向け、世界に捧ぐを発表した…
次のアルバムにはどんな野望が隠されているのか…!?
…なんてことはこれっぽっちも考えなかった当時の僕でした!!(笑)

軽音楽部のみんな(ロックを聴き始めた男子たち…)に「ロック・ユー」を「変なことやっとう」と言われ、「シアー・ハート・アタック」で布教しようとしていた僕だったのですが…

ある日の学校帰り、僕たちは駅前のレコード屋にいました!!
僕にクイーンを貸してくれた先輩は、お小遣いのほとんどをレコードにつぎ込んでおり、この店に置いてあるバンド・スコアを立ち読みし…「ハイウェイ・スター」のベースパートを完コピしたという伝説があります!!(笑)

みんながあれやこれやを見ていると、店内のスピーカーからクイーンのニューアルバムが流れてきました…

♪い〜〜〜〜いぶらぃひいいい〜!!♪

一瞬ストップモーションになったみんなは次の瞬間僕に振り向き…「あ〜、クイーンがまた変なことやっとう!!」
…僕はしばらくの間、布教活動をあきらめました!!(苦笑)

ドキッとするアラビア風ロック!!
砂漠や駱駝を想像してしまうほど、サウンド自体がジャリジャリしている…
アメリカンではない!!だがブリティッシュの瑞々しさが感じられない…

それは次の曲も同じだった…
アカペラのコーラスは、ブルーグラスのハーモニーを思わせる和音なのにぜんぜんアメリカンじゃない!!

録音のせいなのだろうか!?
透明感が無いというか…粒子が荒いというか…3曲目のピアノも、シタール風のギターのせいか、今までのピアノと違うような気がする…

♪バーイシコゥ、バーイシコゥ、バーイシコゥ!!♪
おっと、お得意のイントロ無しだ!!
ボーカルの掛け合い…テンポが変わる…ベルの音…ギターが右へ左へ…
短いながら、クイーンらしさが詰まった曲だが、初期の頃のようなスリルは感じられない…

次の曲はサウンドわりにポップだな…!?と思ったらやっぱりジョンの曲だった!!
ブライアンは弾きまくっているし、ロジャーもドンガラ叩いてる…
ん!?そうか!!さっきからのサウンドの違和感は、音が薄いってことなのか!?
低音はしっかり出ている…しかし、重さが感じられないのは音の厚みがいつもと違うのかもしれない…

次の曲もけっこうハードだ…ロジャーのドラムは三連よりもシャッフルの方がかっこいい!!
ブライアンのギターも計算されたアレンジの部分と、フリーに弾いている部分のバランスがいい…

B面に入ると…なんじゃこりゃ〜!?ギター、弾きまくってる!!めちゃくちゃカッコええやん!!
ギターリフをベースがユニゾンで弾いてる…ギターオーケストレイションっぽいけど、どちらかというとトリプルハーモナイズドギターかもしれない…どちらにしても初期の頃のようなスリルを感じる!!

雷鳴の音に続いてピアノのイントロが…このピアノの音はさっきまでと違う透明感がある…アコースティックギターも加わって、これはやっぱりジョンの曲だ!!

くぐもったギターのハーモニーが…アルバムタイトルの“ジャズ”に合わせたかのような雰囲気もある…「グッド・カンパニー」ほど音色を作り込んではいないが、オールドタイミーな音が心地良い…

すると今度はディスコっぽいドラムが…ギターリフもハギレがいい…
ロジャーのリードボーカルかと思うとフレディにすり替わる…しかし、すげー早口だ!!(笑)

アコースティックギターのストロークで始まる曲は、「’39」や「ロング・アウェイ」の流れだな…
ブライアンはハードな曲も書くくせに、なんて優しいボーカルなんだ!!自分の声がハードロック向きではないと思っているのだろうか…!?

またまたイントロ無しの歌から…♪ドン・ストッ・ミ・ナーゥ…♪インテンポになると速い速い!!
ロジャーのドラムが普通に8ビートを叩いているのを初めて聴いたような気がする…(笑)
最後はまたスローになって…

このギターリフはブライアンっぽくないな…と思っているとロジャーのボーカルが…ひょっとしたらロジャーが弾いているのかな…!?
「モア・オブ・ザット・ジャズ」というタイトルだけどぜんぜんジャズじゃない!!邦題の「ジャズはいかが」ってどういう意味だよ!?(笑)
アルバムの曲がダイジェストのように現れ幕を閉じた…


うーん、なかなか興味深い!!クイーンらしいというか、らしくないというか…(笑)
前回の「世界に捧ぐ」ほどアメリカンは感じないが、ブリティッシュさも感じない…多国籍を感じるのは「ムスターファ」のせいなのか!?(笑)
「華麗なるレース」は、古城で録音された…とも聞いたが、それに相応しい透明感があった!!
それに引き換え「世界に捧ぐ」はアメリカ寄りのドライな音作りだった…
この「ジャズ」が持つ一種独特の雰囲気は、何を意味するのだろうか!?

演奏面に於いて、メンバーそれぞれの演奏技術は確立された感がある!!
相変わらずアマチュアバンドがコピーするにはかなり難易度は高いといえるだろう…
ただ興味深いのは、A面は「ジェラシー」以外はライヴで演奏されたのに、B面は「ドリーマーズ・ボール」と「ドント・ストップ・ミー・ナウ」(僕を止めないでという邦題もどうかと思ったが…笑)しか聴いたことがない!!


また、このアルバムの発売当時のコピーに「これがクイーンのサージェント・ペッパーズだ!!」というのがあった!!
ビートルズの「サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」といえば、いわゆるコンセプト・アルバムとして有名だ!!
コンセプト・アルバムとは、ひとつのテーマに基づいて作られるトータル・アルバムだが、この「ジャズ」を「サージェント・ペッパーズ…」と呼ぶには疑問を感じる…
日本の宣伝部がビートルズにこじつけて言ったことだと思うが、いまだに腑に落ちない…(笑)

トータルアルバム、コンセプトアルバム…という意味からすれば、セカンドやオペラはその類と言えなくはない!!
それだけではない、他のアルバムに於いてもクイーンの曲順には必然性を感じる!!
僕がクイーンを聴くとき、いまだにアルバム単位にこだわるのはそんな理由があるのだ!!

少なくともこのアルバムでも「ジェラシー」から「バイシクル・レース」や「リービング・ホーム・アント・イージー」から「ドント・ストップ・ミー・ナウ」につながる間(ま)には、絶妙なものを感じている…

因みに、ビートルズの「レット・イット・ビー」が最後のアルバムだと思っていたが、実際には「アビー・ロード」の方が後から作られたと聞いた…
このあたりは、「イニュエンドゥ」こそが最後のアルバムだと感じるクイーンファンにとっては共通点を感じるであろう…(笑)

もちろん、クイーンもビートルズと比較される対象ではあった!!
イギリスの4人組…といえば当然のことではあるが…
現代ではすでにスタンダードになっているビートルズだが、当時の影響力ははかりしれないものがあった!!
「ビートルズ以来の…」あるいは「ビートルズの再来…」という言葉はクイーンに限らず、多くのバンドに形容された…

ベイシティ・ローラーズもその人気に於いて「ビートルズの再来…」と呼ばれたが、僕より少し上の世代になるビートルズゼネレーションにはそれが許せなかった!!
「あんな奴らと一緒にしないでくれ!!」「実力もないミーハーバンド…」
それらの言葉の矛先は間違いなくクイーンにも浴びせられた!!
実際のところビートルズゼネレーションは、クイーンをどう思っていたのか…!?
今だから言える…でいいから、こっそり教えてもらいたい気がする…(笑)


さて、このアルバムは再びロイ・トーマス・ベイカーをプロデューサーに迎えている…そこにはどんな意味があったのか…!?
正直に言ってさっぱり分からない!!(笑)

セルフプロデュースのアルバムを2枚出したものの「やっぱりベイカーでなきゃダメだ!!」となったわけでもないだろうし、セルフプロデュースですべてをやり尽くした…とも思えない!!

「ボヘミアン・ラプソディ」のメイキングを見ると、とてもベイカーが仕切っているようには見えない!!(笑)
フレディや他のメンバーが好きなように曲をつくり、レコーディングしているようにしか見えないのだ!!

ベイカーと共にアルバムを4枚作り、セルフで2枚作った…ここにきて、もう一度ベイカーに確認したのではないだろうか!?
「僕たちだけでアルバムを作ってみたけれど、僕たちは間違っていないかい!?」と…

ベイカー自身が忙しくなってしまった…ということもあっただろうが、ベイカーのプロデュースはクイーンの手の内に入ってしまったのではないだろうか…!?
明確な表記はなかったと思うが、マックも“取りまとめ役”以上のプロデュースはしていないように思えるし、デビッド・リチャーズはプロデューサーというよりも、プレイヤー〜エンジニア的な要素が大きかったような気がする…

つまり総合的に考えると、このアルバム自体がクイーンにとって一つの“区切り”となるような気がする!!
少々こじつけっぽいが、だからこそこの後にライブ・キラーズが登場したような気がするのだ…

結果として長時間かけてリリースにいたった記念すべき「1st」…
実験的な部分を含みながらもトータル的なサウンドを確立した「2nd」…
バラエティな楽曲を配し、方向性を探った「3rd」…
それまでの要素を凝縮して昇華させた「オペラ」…
一つの完成を見たにもかかわらず、更にそれを煮詰めた「レース」…
新しい方向を模索しているように見えながら、アメリカを意識した「ニュース」…

そして楽曲、サウンド、ライヴ…すべてに於いて今までのものを確認するかのように作られたのがこの「ジャズ」だったのではないか…
クイーンらしく…クイーンらしくない…そんな魅力に溢れたアルバムだと現在の僕は思っています!!
メンテ

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じろー殿 ( No.1 )
日時: 2008/04/01 08:41
名前: いまち

JAZZはコンセプトアルバムなのか?

拙者の結論。「といえなくもない」ですな(アバウトやのぉ)
以下、理由
1.アルバム名「JAZZ」に込められた意味
2.バイシクルレースが核となる曲であったことは間違いない
3.ラスト曲、More of that Jazzでは、結局No more of〜と歌っている
4.そのMore of〜のなかで、アルバム収録曲がワンフレーズずつ入ってくるけど
 その根拠は何か?なぜあの曲達が選ばれたのか?
ってな感じっすな。分析よろぴくぴく(おい!)

ところで、ひとつだけ。
>因みに、ビートルズの「レット・イット・ビー」が最後のアルバムだと思っていたが、実際には「アビー・ロード」の方が後から作られたと聞いた…
このあたりは、「イニュエンドゥ」こそが最後のアルバムだと感じるクイーンファンにとっては共通点を感じるであろう…(笑)

これは違う。アビーロードとレットイットビーの因果関係を知っているなら、イニュエンドゥと、メイドインヘヴンとの関係とは全然違うとわかるはず。
誤解なきやうに。

で、JAZZの拙者なりの結論
「煮詰まった集大成、ネタに困った集大成」って感じですな。(意味不明)
メンテ
Re: クイーンについての考察 JAZZ編 ( No.2 )
日時: 2008/04/01 08:41
名前: K&K(Sweet)

クイーン考察「JAZZ編」どうもありがとうございました。

今回のインプレには曲名が書かれていませんでしたが、何か意図があったのでしょうか?
読みながら「次の曲ってのは、えっーと何だったっけ?」と思って(^^;
久しぶりにレコードを引っ張り出しました。


先ずは、ジャケットのデザインについて、
当時は面白いデザインだなと思っていましたが、実は90年代に入ってから、
この「JAZZ」のジャケットデザインとよく似たデザインを見つけたと
さつきちゃんに教えていただきまして、見せてもらったら、それは1973年に
京都で開催された世界インダストリアル・デザイン会議のシンボルマークで、
よく似た、どころではなく、パクリ?ではないかと思われるほどでした。
ちなみに、そのシンボルマークをデザインしたのは日本人です。

ところで、当時このレコードには
「チャリに乗った裸のおネエちゃん」のポスターが付いてましたが
皆さん、どうされたのでしょう?

私はすぐ部屋の壁に貼ってずっと堪能しておりましたが、
ジャケットデザインからレコード・レーベルからポスターまで
「チャリに乗った裸のおネエちゃん」を見せ付けられると
『Bicycle Race』と『Fat Bottomed Girls』を強く意識させられてしまいますが
当時から好んでよく聴いていたのは、B面の方でした。



さて、
じろーさんへのお返事です。

> ♪い〜〜〜〜いぶらぃひいいい〜!!♪
> 「あ〜、クイーンがまた変なことやっとう!!」
> …僕はしばらくの間、布教活動をあきらめました!!(苦笑)

『Mustapha』で、ですか?『Bicycle Race』で、じゃなくて?(^^;
昔、レコード屋さんで、
クイーンのシングル盤コーナーをチェックしてたら
いつのまにか男の子3人組が私の後ろにいて、
その内の一人がいきなり「バーイセコ!バーイセコ!」と歌った後に
「うっひゃっひゃ♪」って笑い出して、からかわれたんですけど、
私はムッとする前に、恥ずかしいと思ってしまった事があります。


> くぐもったギターのハーモニーが…アルバムタイトルの“ジャズ”に合わせたかのような雰囲気もある…
> 「グッド・カンパニー」ほど音色を作り込んではいないが、オールドタイミーな音が心地良い…

『Dreamer's Ball』ですよね♪このギターのあの音色!!
中間のソロなんか、まるでフレディと一緒に歌ってるみたいに聞こえます!!
しかも甘く切ない感情まで伝わってくるし。今も大好きな曲です。(*^^)


> すると今度はディスコっぽいドラムが…ギターリフもハギレがいい…
> ロジャーのリードボーカルかと思うとフレディにすり替わる…しかし、すげー早口だ!!(笑)

これは『Fun It』ですね。
ここでの早口は『Dead on Time』には勝てないでしょう
それより、“ボーカルがフレディにすり替わる”というのは、前アルバムの3曲目
『Sheer Heart Attack」では、どっちが歌ってるのか微妙な部分がありましたが、
この曲ではハッキリわかりますね。


> この「ジャズ」が持つ一種独特の雰囲気は、何を意味するのだろうか!?

それはやっぱり
「チャリに乗った裸のおネエちゃん」!!(爆)


> この「ジャズ」を「サージェント・ペッパーズ…」と呼ぶには疑問を感じる…
> 日本の宣伝部がビートルズにこじつけて言ったことだと思うが、いまだに腑に落ちない…(笑)

「JAZZ」がコンセプトアルバムなのか?
いまちさんの「といえなくもない理由」で更にこのアルバムへの追求が深まる予感が
でも私は「否」です。テーマがテーマなだけに、ちょっと考えたりもしたけど、
でも余裕からくる遊びみたいなものが強く感じられて、
それが統一感を損ねているように思います。


> 因みに、ビートルズの「レット・イット・ビー」が最後のアルバムだと思っていたが、

この件は、いまちさんが答えて下さってますね どうもありがとうございました。


> ベイシティ・ローラーズもその人気に於いて「ビートルズの再来…」と呼ばれたが、
> ビートルズゼネレーションにはそれが許せなかった!!
> 「あんな奴らと一緒にしないでくれ!!」「実力もないミーハーバンド…」
> それらの言葉の矛先は間違いなくクイーンにも浴びせられた!!

この話、私は初めて聞きましたが・・・
うーん、リアルタイマーのビートルズ世代からしたら、
クイーンやローラーズって、少し離れすぎていると思うし、
初来日したクイーンのメンバーが「スター 千一夜」という番組に出演したとき、
全員が「ビートルズを尊敬している」と答えていたように、
その時点で既に多くのアーティストからも尊敬される存在だったワケで、
そのビートルズ世代が、クイーンやローラーズに、そんな感情を持つというのは
私にはちょっと考え難いですね。
それより、
私の回りでは「クイーンvsローラーズ」の間で、そのセリフが飛び交ってました。
当時、音楽雑誌でもそういう企画がありましたから、
記憶に残ってる方は多いのではないでしょうか?



> 総合的に考えると、このアルバム自体がクイーンにとって一つの“区切り”となるような気がする!!
> すべてに於いて今までのものを確認するかのように作られたのがこの「ジャズ」だったのではないか…

なるほど〜。私にはそこまでの分析はできませんが、
この「JAZZ」は、ユニークさと遊び過ぎは、紙一重という感じがして
それは聞き手がそのどちらに判断するかによって、
評価がプラスにもマイナスにもなり得るアルバムではないかと思います。



> さあ、それでは次回は「クイーン・ライブ・キラーズ」も考察してみることにしましょうね!!(笑)

おぉ!ライヴ盤もやるんですね〜!楽しみにしています♪
メンテ
質問! ( No.3 )
日時: 2008/04/01 08:42
名前: K&K(Sweet)

連続投稿ですみません。
自分はビートルズに対してあまり詳しくないので、
詳しい方に是非教えていただきたいのですが・・・

> このアルバムの発売当時のコピーに
> 「これがクイーンのサージェント・ペッパーズだ!!」というのがあった!!
> ビートルズの「サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」といえば、
> いわゆるコンセプト・アルバムとして有名だ!!
> 日本の宣伝部がビートルズにこじつけて言ったことだと思うが、いまだに腑に落ちない…(笑)


これは「JAZZ」のアルバムに対する宣伝文句ですよね?
そこで、質問なんですが!

「サージェント・ペッパーズ」というアルバムは、コンセプトアルバムという以外に、
ビートルズファンにとって、ビートルズの全アルバムの中では、
どの辺の位置付けになるのでしょうか?

ちなみにクイーンファンの自分がもし「JAZZ」を位置付けるとしたら、
クイーンの全アルバムの中では、「中の下」くらいになります。(^^;

また、じろーさんが腑に落ちないとおっしゃってますが、
クイーンの全アルバムを対象にした場合、
「サージェント・ペッパーズ」というアルバムはクイーンのどのアルバムに最も近いと思われますか?
メンテ
興味は尽きない… ( No.4 )
日時: 2008/04/01 08:43
名前: じろー

いまちさん、Sweetさん、リアクションありがとうございます!!

クイーンとビートルズを比較するとき…その大きな違いは「ビートルズの前にビートルズはなかったが、クイーンの前にはビートルズがあった…」ということかもしれません…

1980年12月8日、ジョン・レノンが凶弾に倒れたとき…僕は大変なことが起こったとオロオロするばかりで、何もできなかったし泣くことすらできなかった…
僕はビートルズ・ゼネレーションではなかったのだ…

数多のバンドが“第二のビートルズ”と呼ばれ、消えていった…
末期において、パーロフォン・レーベルを継承したクイーンは、本国イギリスで“第二のビートルズ”と認められた唯一のバンドだったのだろうと思う…

僕はビートルズとビートルズ・ゼネレーションに対して、近親憎悪にも似た感情を持っているのかな…!?(笑)

いまちさん、クイーンのメンバーも好きだったビートルズのこと…もっともっと僕やビートルズを知らない(体験していない…)世代にも話していただきたいですね〜!!

僕がクイーンを聴きながら育った神戸という街は、同じ関西でありながらも大阪や京都とはまた違う音楽シーンが形成されていました!!
みなさんのお話しを聞いているとクイーンが叩かれ、男がクイーンファンを名乗れないような雰囲気を持っていたのは局地的なことだったのかもしれませんね…!?
人気は別にして、クイーン、キッスはキワモノ扱いでしたから…(笑)

だからこそ、みなさんそれぞれの体験や感想を聞いてみたいです!!
あのアルバムを初めて聴いたとき…そして現在を…

Sweetさんが男の子にからかわれたとき、恥ずかしかったのと同時に嬉しかった部分もあったのではなかったかしら…!?(笑)
ま、いずれにしても乙女心は複雑だったりするからなぁ〜!?

クイーンの魅力はアルバムだけでなく、ライヴにもまったく別物の魅力があります!!
考察シリーズ…ライブ・キラーズ編、またお届けするつもりです…

今日はこのへんで…
メンテ
コンセプトアルバム ( No.5 )
日時: 2008/04/01 08:44
名前: ソルジャー

QよりBな、い、いやQと同じくらいBが好きなソルジャーです^^;(おい)。

JAZZ編、読ませていただきました♪
いつもなら、じろーさんの書き込みに対して頭の中で「あ〜でもないこ〜でもない」と考えをめぐらしていただけだったのですが、今回は何か呼ばれたような気がして(爆)。

JAZZはコンセプトアルバムか否か?

という前に、じろーさんのおっしゃる当時引き合いに出されたというビートルズの「サージェント・ペパー」とは一体なんぞや?と疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思い(何気に多いかも)、
ちょびっと長くなりますが補足させていただきます<(_ _)>。

正式には「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」という67年に発表されたビートルズのアルバムです。

60年代当時は、LPレコードといえば、ヒットしたシングル曲とそのB面、
後はその他の既存アーティスト曲のヒットしたカバー曲などを寄せ集めた、単に楽曲集でありました。

ビートルズも初期においてはそれにならっていた部分もありましたが
(基本的には違いが1stアルバムからあるのですが、その辺は割愛^^;)、
急激にシングルではなく、アルバム(LP)志向に進んでいきます。
(余談ですが有名な「イエスタディ」は、本国イギリスでは当時シングルとしての発売はなく、アメリカでさえB面扱いでした。)
   ↑↑
 関係ねぇーよ。

当時は概念さえ存在しなかった「コンセプトアルバム」の土台を、「ラバーソウル」「リボルバー」という2枚のアルバムで
実験的に進めていった彼らが、その後に発表したのが「サージェント・ペパー」でした。

収録されている曲の好き嫌いは別として^^;、
その衝撃度たるや当時の言葉を借りれば「全世界がひれ伏した」状態だったようです。

後についた俗称が「ロックアルバムの金字塔」。

アルバムコンセプトは非常にシンプルでわかりやすいので、一聴すれば「なるほど〜」とわかっていただけると思います。
私的に言えば「ロックアルバムのコロンブスの卵」かな^^;。
ただ、当時としては驚異的な音の重なりですが、
それがたった4トラック(一説には8トラック)のオーヴァーダビングで成し得たというところだけでも、驚愕に値します。
(「ボヘミアン」の16トラックにも驚きましたが。)

今、当たり前のようになっている「コンセプトアルバム」の原点が、この「サージェント」である事は
歴史的事実から言っても明らかな事は間違いないですが…、

ここで話を戻して、
JAZZが「クィーンのサージェント・ペパーだ!」と言い放った当時の宣伝文句はどんなもんでしょう?

せめてセカンドかオペラ座に付けていれば、QUEENの衝撃的傑作という意味では
(あ、好きか嫌いかは別ね^^;)納得のいくサブタイトルであったかもしれませんね。

コンセプトアルバムか否かに関しては、
製作者であるQUEENが「これはコンセプト・アルバムです。」といった段階でそう決まっています(笑)。
それから先は、それを受け入れるかどうかの聴き手の問題だ、と思います。


あと「レット・イット・ビー」と「アビー・ロード」、
「イニュエンドウ」と「メイド・イン・ヘブン」ですが、
「レット・イット・ビー」は収録当時、メンバーの関係は最悪で、それは同名映画にもよく現れています。

そこで収録された音源は、手が付けられずにしばらく放置されており、その後に「アビー・ロード」が製作されていきました。

ろうそくの炎が消える寸前に一瞬燃え上がる、のたとえと同じように「アビー・ロード」は奇跡のような作品に仕上がりました。
そして「レット・イット・ビー」よりも早くレコードが販売され、
前述の「サージェント」よりも完成度の高いアルバム、と評価され、その後フィル・スペクターが「レット・イット・ビー」をようやくプロデュースし、
世に出したのと同時期にポール・マッカートニーがビートルズ脱退を宣言。そして解散…。

これがビートルズ最後の2枚のアルバムの発売時期の違いです。


・・・
おぉっと!ここでSweetさんより質問だ!

>「サージェント・ペッパーズ」というアルバムは、コンセプトアルバムという以外に、
>ビートルズファンにとって、ビートルズの全アルバムの中では、
>どの辺の位置付けになるのでしょうか?

ま、好き嫌いですが(しつこい!)。私としては中の上くらいです。


>クイーンの全アルバムを対象にした場合、
>「サージェント・ペッパーズ」というアルバムはクイーンのどのアルバムに最も近いと思われますか?

一般的に言われる、そのバンドの最高傑作と位置付けられて相応しいアルバムとしてなら、
やっぱり「オペラ座」でしょうか。
自分に置き換えると、「すごい凄い」と言われて聴いてみたら、
あまり自分にとってはしっくり来なかったというところで「セカンド」なのですが(爆)。
メンテ
素晴しいな〜〜〜 ( No.6 )
日時: 2008/04/01 08:45
名前: K(旧ケイ)

K&Kさま 皆様  こんちには!!

じろーさんや、いまちさま、Sweetさま、ソルジャー兄さんの所見素晴しいです。

何回も読みながら・・ケイなんてどう書いていいのかも分らなかったのですが・・
なんかケイの思ったとおりでもいいかと・・

ケイの友達にアナログ盤(LPレコード)を1000枚以上を集めUKロック超好きな36歳の男性がいます!!
その中に2枚QUEENのアルバムがあります。

オペラ座とこのJAZZの2枚のアルバムです!

何で・・この2枚なの??と聞いたら
「この2枚は全く違うけど一番QUEENらしいから」

で・・沢山他のLPを貸そうといっても・・
「いや!いいです!勿論QUEENもすきですよ・・沢山いい曲もしっていますよ、、でもQUEENはこの2枚のアルバムがいいんです」・・らしいです。。

つまり・・この方はQUEENらしさ?QUEENらしさとは・・どういう感じ方なのか??
あんまりケイはQUEENらしいという事を考えた事がなかったんで・・・

昨日このアルバムはコンセプトアルバムと思う??ときいたら・・・
うーーーーん!そうかな??と言っていました!

BEATLES・・実は大好きです!!たった8年しか活動していないとは思えないです。
世界初のコンセプトアルバムと言われているけど・・・
最初の2曲も繋がってるし、、うーーーん・・またJAZZとまた感覚が違うかな・・とも思います。。
ア!何故かこのアルバムで大好きな曲です!!

http://uk.youtube.com/watch?v=EmOtWyjs8iU&feature=related

http://uk.youtube.com/watch?v=_2ytL-GlzMA&feature=related

なんか全然掘り下げた意見も書けずにすみません。。
皆さんの意見を読むと本当に凄いな〜〜〜とマジでそう思います!!
また、色んなこと聞かせてクダサイね!!

なんか、、なーーーーんも考えなしで聞いてる自分って・・・汗・・・です!!
メンテ
Re: 興味は尽きない… ( No.7 )
日時: 2008/04/01 08:46
名前: K&K(Sweet)

なんとなく“ビートルズで盛り上がるJAZZ編”、という気がしていますが・・・(^^;



> 僕はビートルズとビートルズ・ゼネレーションに対して、近親憎悪にも似た感情を持っているのかな…!?(笑)

それは、反抗期に入った時の親に対する反発心みたいな感じなのでしょうか?
憎悪とまではいきませんが、なんなとく分かる気がします。^^

私はどちらかと言うと、ビートルズよりストーンズの方が好みであり、その嗜好の枝葉は
クリームやドアーズ、そしてツェッペリンやクリムゾンに伸びていった感じです。
そういう意味では、ビートルズに反発心があったと言えるのかも知れませんが
逆を言えば、ビートルズがもたらした影響力のお陰でもあると言えますよね。

しかし、クイーンが登場した70年代のロックシーンにおいて、
“第2のビートルズ”と呼ばれることは賞賛に値しても、
私には、まるで埃を被ったトロフィのような感覚を持ってしまい、
正直、あまりピンときませんでした。新しいロック・ムープメントの中で
私にとってビートルズの存在は別次元になっていたと思います。


> 僕がクイーンを聴きながら育った神戸という街は、
> 同じ関西でありながらも大阪や京都とはまた違う音楽シーンが形成されていました!!
> みなさんのお話しを聞いているとクイーンが叩かれ、
> 男がクイーンファンを名乗れないような雰囲気を持っていたのは局地的なことだったのかもしれませんね…!?

以前、「オペラ座で離れていったファン」の話をされた時にも感じましたが、
それは局地的なことだけではないように思います。
もちろん、年齢や環境も大いに関係していると思いますが
きっと、じろーさんは当時からいろんなロック音楽をいろんなメディアを通して
幅広くキャッチして貪欲だったがゆえに、
そういう雰囲気までも感じ取ったのではないでしょうか?
クイーンをいろんな面から捉えるというのは、そういう事だと思います。



> Sweetさんが男の子にからかわれたとき、恥ずかしかったのと同時に嬉しかった部分もあったのではなかったかしら…!?(笑)
> ま、いずれにしても乙女心は複雑だったりするからなぁ〜!?

いえいえ、違いますぅ。^^;
それまでは、クイーンやクイーンの曲に対して、からかわれたりしたら、闘争心剥き出しで
「なんだと〜!クイーンは凄いんだぞ」と立ち向かっていけたんですけどね
この『Bicycle Race』だけは、
「なんだと〜!この曲は凄いんだぞ」とは、言えないって思ってしまったんですよ。^^;
多分、これが『Don't Stop Me Now』だったら、「なんだと!このヤロー!」まで言えたと思う(笑)
しかし!『Bicycle Race』は、そのジャケットからして、何も言えませんでした・・・。そんな理由です
メンテ
いろいろ楽しいですね。 ( No.8 )
日時: 2008/04/01 08:47
名前: FM'81

じろーさんの力作カキコ、それに対します皆様のレスなど、楽しいです。


K(旧ケイ)さん、ご紹介ありがとうございました。
私も With A Little Help From My Friendsは大好きでして、ビートルズの曲で5指に入るほどです。
ほのぼのとしたリンゴのヴォーカル、問答形式のコーラス、ポールの縦横無尽に跳ね回るベースなどいつ聞いてもしびれます。
とうことで、他にも好きな曲がびっしりで、「サージェント・ペパー」はビートルズのアルバムで一番聞く頻度が高いです。
そして聞く度に新鮮な気持ちで聞ける本当に不思議なアルバムだと思っています。


さて、JAZZはコンセプトアルバムなのか?

78年当時に聞いたときはそんなこと微塵も感じませんでした。
が、最近、このジャズの紙ジャケを購入し、ポスターのミニチュア版を見てその考えが少し変わりました。
(オリジナルLP付属のポスターはすぐ部屋に貼ったのですが、知らないうちに捨てていて、このポスターのことをすっかり忘れていました)


いまちさんの 「といえなくもない」 と同様、
かろうじて コンセプト風な造りなのかな という程度ですね。
理由は 1 バイシクルレースと2曲目のファット・ボトム・ザ・ガールは使用されている歌詞などからこの2曲はイメージがダブる。
    2 いまちさんが言われるように ラストのMore of〜のなかで、アルバム収録曲がワンフレーズずつ振り返る形をとっている。
    3 そして、バイシクルレースやファット・ボトム・ザ・ガールを連想させるポスターを付けることで
      なんとなく全体としてコンセプト風な造りを狙ったのかなと思えるからです。


より関心がありますは、

> このアルバムの発売当時のコピーに
> 「これがクイーンのサージェント・ペッパーズだ!!」というのがあった!!
> ビートルズの「サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」といえば、
> いわゆるコンセプト・アルバムとして有名だ!!
> 日本の宣伝部がビートルズにこじつけて言ったことだと思うが、いまだに腑に落ちない…(笑)

これは知りませんでした。
ジャズがコンセプト・アルバムではないかと疑問を持ったのがつい最近ですから
コンセプト・アルバムで有名なサージェント・ペッパーズを引き合いに出して
発売当時に宣伝がされたということを聞いて驚きました。


もっとも、ここで当時の宣伝広告の意図を解釈すると

ソルジャーさんがご指摘の
>当時は概念さえ存在しなかった「コンセプトアルバム」の土台を、「ラバーソウル」「リボルバー」という2枚のアルバムで実験的
>に進めていった彼らが、その後に発表したのが「サージェント・ペパー」でした。

「ラバーソウル」→「リボルバー」のあと「サージェント・ペパー」でコンセプト・アルバムの概念が確立し
いわば頂点に達した、と言われることになぞらえて

クイーンの場合、
1曲1曲独立した作風の新しいクイーン(帯の表現だとクイーン流コンテンポラリー)が
「レース」→「ニュース」のあと、この「ジャズ」で確立したと宣伝する人は見たからではないでしょうか。
宣伝広告を考えた人には、それくらいこの「ジャズ」がクイーンのひとつの頂点を極めた作品と思えたのではないでしょうか。


あまり良い評判を聞くことが少ない(?)「ジャズ」ですが、

あくまでも個人的な好みですが、U、オペラ座、と並んで最高傑作と思っておます。
(K(旧ケイ)さんの知り合いの36歳の方のお話を聞いて心強いです!)
それは、78年の発売当時からそう思って来ましたし、2008年の今も変わりません。


「何をどうやってもこれがクイーンさ、文句は言わせない」と言わんばかりのメンバーの自信が
アルバムの隅から隅にまで満ち溢れてといると言いましょうか。

バイシクルレースのような軽薄そうな曲ではなおさら、その自信が伺えるような気がします。
個人的には捨て曲なしで、内容がとても充実しており、実質LP時代の2枚組に匹敵するほど、
と言ったら褒めすぎでしょうか。
(時間的には当然1LPですが、内容の豪華さからそう思えてしまいます)

メンテ
お昼寝宮・お散歩宮(谷山浩子) ( No.9 )
日時: 2008/04/01 08:48
名前: hellつっち

>じろーさん
 JAZZ考察をまったり拝見しました。
我輩、この盤はまだ持っていないのですが、「ヰ〜ブラヒ〜〜ム」はじめ幾つかの曲は
知っているので、さもありなんと感じ入りました。
 それはそうと、「ボヘラ」への言及でうが野暮を承知でいうと、当初は半ばフレディの
独走(暴走)が勝っていたようです。なかんずくオペラパートに於いて。
 フレディの独創でどんどんこのパートは膨らんでいき、諫める?他メンバーとの確執も
比例して大きくなっていったとも。無論、ロイも深く関わってはいたのですが、フレディの
手綱を引いて10数分を6分の曲にまとめることは総がかりだったようですヨw

数年前のBSで「伝説のロックオペラ」だったかなぁ特集番組に取り上げられておました。


因みに、ジャジストやジャズファンがこの「JAZZ」を聴いたらどんな反応を示すのか
僅かながらに気になります。
あと、Kさんの横レスで恐縮ですがベスト云々よりクイーンの多面性を示唆する一枚として
「ハートアタック」を推しますネ。
キラークイーンのポップ・エンターテインメント性と神々の業からの組曲的展開が・・・。
メンテ
サクラサク。 ( No.10 )
日時: 2008/04/01 08:49
名前: アデリーペンギン

皆さんこんにちは〜§^O^§
先程娘の合格発表がありました。
公立高・・・SUCCESS!!
娘より私の方が感激したりして(^^ゞ
1.6倍を突破しましたぜぃ!
ということで、今晩はお祝いの外食だ〜〜。
応援してくれた皆さん、ありがとうございました!!

じろーさんのJazz考察、読ませていただきました。
私がファンになったいきさつは「アーカイブス」の中の「こだわりの一枚」に書いてあるのでそれを読んでいただくとして(^^ゞ・・・実際にファンになった時期は「JAZZ」のリリース直前の夏頃でした。
というわけで、「JAZZ」リリースからリアルタイムであります。
ラジオで初めて「自転車レース」を聴いた時は「お〜っ」とビックリしたと同時に、「これがQの新しい音なんだ〜」って感激したものでした。
ラジオの洋楽ベストテン番組なんかにはいつも出てきて、そのたびに「わ〜い」と喜んだり(^^ゞ
でアルバムを買ったかというと・・・その時には買いませんでした。
クリスマスにでも買うことも出来たのですが・・・理由は前述のアーカイブス参照(笑)

当時NHK-FMで「軽音楽をあなたに」という番組がありまして、その番組は2時間の番組枠の中で一つのアーティストの特集といってアルバムまるごと一枚をかけたり、何かのテーマに沿った特集をいつもやっていました。
私はその時中3。誕生日やクリスマス、お正月など何か大きな行事があったときにでなきゃアルバムは買えませんでしたので、この企画は本当に助かりました。
ちょうどその時、「JAZZ」がリリースということで、アルバム1枚特集していました。
それをエアチェック(FM録音)してたので、「今はいいや」と思って買わなかったわけで。
数年後、友達が「聴かなくなった」ということでLPを譲ってくれました・・・が、例のポスターはもらう度胸がありませんでした(爆)

「い〜ぶらひ〜む」で目が点になり(^^ゞ「でっど・おん・たいむ」で「すっげ〜!」とぶっ飛び、「ふぁんいっと」で「あ〜かっこいい〜」って言って一緒に踊ったり・・・
後のインタビューでメンバーが「そのゴミ箱にでも入れといて」(確かジョンだった)などと言うなど気に入ってないってことがわかって、ちょっとショックだったんだけど、私はこのアルバムは好きですね。
メンテ
「JAZZ」 ( No.11 )
日時: 2008/04/01 08:51
名前: DADA

じろーさまの「JAZZ」考察、みなさまのお話し、素晴らしいですね。

「JAZZ」、何度も聴いています。
FM'81さまも触れていらっしゃいますが
アルバム2枚分くらいのボリュームを感じます。

Queenらしいアルバムとはちょっと違うのですが
以前に、もし無人島にQueenのアルバムを持っていくとしたら
どれがいいかなと考えたことがあります。

候補のうちの1つがこの「JAZZ」でした。

収録曲数が多いということもありますが
何度聴いても飽きが来ないということも選ぶ上での重要な要素でした。
どのアルバムも飽きませんけどね。。。

ちなみに、「SHEER HEART ATTACK」や「A Night At Opera」も候補でした。

感想を少し。。。

「Mustapha」
正直ビックリしました。

これもロックなんだ。
何でもロックになっちゃうんだと思いました。

9.11のことが浮かんできました。
これってアメリカのライヴではもしかしたらもう演奏できないのかなぁと思ってしまいました。

ライヴではどんな風に演奏していたのか凄く興味がありました。
観客のウケはどうだったのかなとか。
「LIVE KILLERS」では「Bohemian Rhapsody」の前に少しだけ聴くことができますね。
ライヴ音源ではいくつか聴くことができますが
ライヴ映像も見てみたいとずっと思っていました。

画質も音も悪いのですがネットで見つけました。
↓こちらです。「Mustapha」

http://jp.youtube.com/watch?v=2h_HK_XZnrg

「Mustapha」をライヴで演奏することはもう無いのかもしれませんが
もしフレディだったらどのように思って、どのようにしていたのかなと考えてしまいます。

「Jealousy」
聴くのが辛いです。。。

「Bicycle Race」
ラジオでこの曲を聴いたときは
変わった、不思議な、おもしろい曲だなぁと思いました。

学校へは自転車で通っていたので親近感を持ちました。
雨の日、風の日、真夏、真冬、
けっこうしんどいこともありましたが
自転車のことをこんなに楽しい曲にしてくれてありがとうという感じです。

数10年後、初めて見たPVや紙ジャケに付いていたポスターには言葉がありませんでした。。。

紙ジャケのことで言えば
ポスターには驚きましたが、
それとは別の写真で、
通常のCDでは、残念ながら一部が途切れていて、しかもページをめくらないと
見ることができないのですが
紙ジャケットでは、そのジャケットを拡げると
見開きで、スタジオの様子が天井から床まで見渡せる1枚の写真として見ることができます。

私はグランドピアノの上で寝そべっているフレディの姿が好きなのですが
他のメンバーもゆったりと、リラックスした雰囲気で、気に入っています。

たくさんのギター、ドラム。。。
その広いスタジオで
Queenの音楽が紡ぎだされたのかなと思うと
見ているだけでもちょっと感動してしまいます。

「Let Me Entertain You」
歌詞がおもしろいと思います。
もちろん自分達も楽しんでいるのでしょうが
みんなを楽しませるためなら何でもやっちゃうよーという姿勢が潔いというか、
あっぱれというか。
Queenがどの範疇にも収まらないのは
このような姿勢に由来しているのかなとも思います。

「Dead On Time」
ライヴ向きの曲だと思うのですが未だにライヴ音源で聴いたことがありません。
昨年、「FLASH!」さまのライヴでこの曲を聴くことができ、感激しました。

「In Only Seven Days」
優しいメロディ、優しい歌声。。。
アルバムで聴いたとき懐かしいと思いました。
初めて聴いた感じがしませんでした。
記憶がおぼろげですが
ラジオ番組のテーマ曲で使われていたような気がします。
その当時はQueenの曲だということを知りませんでした。

「Don't Stop Me Now」
疾走感、スピード感がたまりません。
よく聴いてみると、伴奏はとてもシンプルです。
たったこれだけの音でこれだけの疾走感が表現できるのって
凄いと思います。


以前にこちらで
「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」が話題になったときに
聴いたことがないとお話ししたら
問題発言とか言われてしまいましたが
相変わらず未だ聴いていません。

みなさまのお話しを伺って聴いてみようかなという気になってきました。

話しは少し脱線しますが
初めて買った洋楽シングルレコードはBeatles の「REVOLUTION」でした。
もう1曲がどうしても思い出せなくて
調べてみたら「HEY JUDE」でした。
「HEY JUDE」は大好きな曲で何度も聴いていたはずなのですが
「REVOLUTION」の印象が強烈だったのか
同じレコードの表裏ということをすっかり忘れていました。
すみません。関係のない話で。


「Don't Stop Me Now」も聴いていたと思うのですが
当時の記憶が鮮明に残っているのは「Bicycle Race」です。

「JAZZ」がコンセプトアルバムかどうかは私にはよくわかりませんが

アルバムを初めて見たとき、タイトルの「JAZZ」から
ジャズ音楽をすぐに思い浮かべました。

そのイメージで聴き始めたらいきなり「Mustapha」。。。

どうして「JAZZ」というタイトルなのか不思議に思いました。

jazz をいろいろ辞書で調べてみたら、

 ジャズ(音楽)、ジャズダンス

その他に

 大うそ、たわごと、ナンセンス
 大ぼら、でたらめ
 威勢のいいこと、元気、 活気、熱狂
 …やらなにやら
(コントラストの強い)まだらの、雑色の

という意味もありました。

アルバムの最後に収められている「More Of That Jazz」の歌詞を見ると
jazz は「たわごと」と訳されていました。


上手く言えませんが、

勢いがあったり、活気があったり、あるときはたわごとのように感じる
びっくり箱を開けたような
驚かされる、唖然とさせられる、それらのこと、それらの音楽。

またそれらとは対極に感じる
優しく、落ち着いた、ゆったりとした、それらのこと、それらの音楽。

それら何でもありの、あれやこれやのことをひっくるめて
「JAZZ」というアルバムなのかなと思ったりもしています。

あれ?でもこれって「JAZZ」に限らず他のアルバムでも感じることがあります。

そういう意味ではQueenらしい1枚なのでしょうか。。。

アデリーさまがおっしゃっている

>後のインタビューでメンバーが「そのゴミ箱にでも入れといて」(確かジョンだった)などと言うなど気に入ってないってことがわかって、ちょっとショックだったんだけど、私はこのアルバムは好きですね。

このことも気になります。

私もそのような内容のことを本で読んだことがあります。

これは1984年頃のインタービューなのですがロジャーとジョンはアルバム「JAZZ」について
次のように述べています。

 ロジャー 僕は、このアルバム、そんなに好きじゃないんだ。
      曲が多過ぎて、なんだか寄せ集めみたいで気に入ってない。

 ジョン  僕も一番嫌いなアルバムだね。

 ロジャー うん、ま、これはどうでもいいよ。

 ジョン  そこのクズかごにでも入れといてよ(笑い)。

管理人さまがおっしゃるように

>ところで、「そのゴミ箱にでも入れといて」というセリフは
>アルバムタイトルがタイトルだけにジョークとも取れる気がしますが

jazz という言葉の意味を考えると
そうなのかなとも思います。

でも、想像ですが、本音も少し入っているような気もします。

じろーさまがおっしゃっている

>さて、このアルバムは再びロイ・トーマス・ベイカーをプロデューサーに迎えている…そこにはどんな意味があったのか…!?

>つまり総合的に考えると、このアルバム自体がクイーンにとって一つの“区切り”となるような気がする!!
>少々こじつけっぽいが、だからこそこの後にライブ・キラーズが登場したような気がするのだ…

このことも気になります。

インタビューでブライアンは次のように述べています。

 ・・・略・・・そして新作では再び、旧友ロイ・トーマス・ベイカーと組んで仕事をしているが、
 その辺のことを彼は、こう語った。

 「前作で初めて僕達だけでプロデュースしてみたけど、それなりに満足のいくものが出来たと思っているよ。
 再びロイと組んだのはそういった僕等の作業に加えて、彼なりの音の組み立てのアイデアに期待したんだ。
 そのねらいは的中して、良い状態で仕事が出来たと思っている。
 それとエンジニアにジェフという男がいるんだけど、彼の力も今回のアルバムを成功に導いたと言えるね。
 有能なエンジニアだよ」

アルバムの良し悪し、好き嫌いは別として、

これも想像ですが、ロイと組んでの音作りは、「JAZZ」で、もう充分にやり尽くした、
出し尽くしたと感じたのではないでしょうか。

間に「LIVE KILLERS」が入りますが
次のスタジオ盤「The Game」では、新たな音を求めてマックと組んだような気がします。

新たな音が生まれるために、脱皮するために、「JAZZ」は必要だったというか
通るべき道だったような気もします。

じろーさまの言い方をお借りすれば、

「JAZZ」でとことんやり尽くしたからこそ「The Game」が生まれたような気もします。

う〜ん。難しいですね。よくわかりませんがこんな感じです。

長々と失礼いたしました。
メンテ
長々と ( No.12 )
日時: 2008/04/01 08:51
名前: いまち

第3課 久し振りだな・・・
第5課 まだ、私のことを友と?
第3課 だーから999ネタはやめろっつーの。誰もわからんだろうが。
第5課 結局JAZZのキャッチコピーのこれがQのSGTだ、っつーのはなんだったんだろうな。
第3課 ああ、閃光兵士による解説ではメンバー自身がこれはコンセプトアルバムだ、と
   言ってたという話だから、レコード会社の担当者がそれをそのまま流用してBに
    ひっかけた、という適当なところあたりだろうな。大体レコード会社の担当者
    なんて、そんなもんだろうな。
第5課 いいのか、怒られるぞ、そんなこというと。
第3課 WWRYのときだって、チケット争奪戦!とかチケット僅少とかさんざん、あおって
    おきながら実際は空席が目立ってただろう。
    ever17というとんでもないゲームが発表されたときだってファミ通のレビュー
    担当者も、はじめのさわり部分しかやんなくて評価したもんだから、さんざんな
    批判をくらってたし。あのゲームの真の評価は最後までやらないと下してはいけ
    ないのにな。
第5課 おいおい、話題が全然違うぞ。
第3課 ついでにBのSGTのコンセプトだけどな
第5課 また話題を変える・・・
第3課 SGTというのはビートルズ自身のことでビートルズがSGTという新たなバンド
    に生まれ変わり、ライブを行うというコンセプトで始まったんだ。
    それはジャケットにも表現されていて、中央にSGTに扮したBのメンバー、
    横に若かりし日のBの蝋人形を配して、(マリファナの花によって作られたらしい
    という)BEATLESという墓を造り、それを目撃するかのように周りに世界の
    著名人を集めた(日本代表・福助!・爆)というかんじだな。
    しかしながら、あとでメンバー自身がバラしたけど、実際にそのコンセプトに
    よって作曲されたのは、CDでいう1・2・12曲目だけであって、その他の曲は
    全くそのコンセプトには関係ないんだ。まあ、2曲目だって怪しいもんだけどな。
    だから、例えばフーのトミーとか、キンクスのアーサー〜あたりの明確なコン
    セプトアルバムとはちょっち違うのだよ。
第5課 えらいリキ入ってるな。しかしフーにキンクスとは・・・世界的に有名なのに、
    日本じゃ全く売れないというアーティストの双璧だな。ロックオペラか。
第3課 ポップオペラっていうのもあるぜ。
第5課 ほう、どういうものなんだ?
第3課 そりは今夏、帝劇で。
第5課 ・・・・・・・・
メンテ
「SHEER HEART ATTACK」 と 「JAZZ」 ( No.13 )
日時: 2008/04/01 08:54
名前: DADA

K&Kさま みなさま こんにちは

「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」
遅ればせながら初めて聴きました。
何曲か聴いたことのある曲もありましたが。。。

「Lucy in the Sky with Diamonds」は懐かしいと思いました。
昔、青盤LPで聴いたような記憶が。。。

「She's Leaving Home」
「Being for the Benefit of Mr. Kite!」
「Within You Without You」
「When I'm Sixty-Four」

この流れ良いですね。
A面とB面をまたいでいるみたいですけど。。。

それから、
ジャケットの福助、気になります。。。

「JAZZ」がQueen の「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」かどうか。。。
う〜ん。よくわかりません。


うりこさまが教えてくださった
ストラトキャスター誕生50周年記念ライヴ、観ました。
「All Right Now」を聴いていたらQ+PRのライヴを思い出しました。


>K&K管理人さま

>そして、DADAさんの「JAZZ」考察では、各曲のインプレから映像の紹介、
>インタビュー記事なども詳しく教えて頂き、どうもありがとうございました。
>読んでいて「収録曲数が多い」というセリフが気になったので、
>他のアルバムを見てみたら、サードの「SHEER HEART ATTACK」と同じ13曲で、
>しかもA面B面とも同じ曲数でした。サードアルバムと同じ収録曲数でありながら、
>なぜ「JAZZ」だけが、それを意識させるのでしょう?
>そこで、次に注目したのは各曲の長さですが、サードアルバムの各曲は
>1分台から5分台までバラエティに富んでいますが、
>「JAZZ」は平均してほとんどが3分台です。
>(決して一概には言えませんが)この事から、“やり尽くした”というより
>ロジャーが言うように“寄せ集めた”という感じを強く受けるのかなと思いました


読んでくださってありがとうございます。
私も「SHEER HEART ATTACK」と「JAZZ」は収録曲数が同じなんだなぁと思いました。
でもどうして「JAZZ」は収録曲数が多いと感じるのかわかりませんでした。
管理人さまからお話しを伺うまで
「JAZZ」の曲は演奏時間が似かよっていることには気が付きませんでした。

それぞれのアルバム曲の演奏時間を私も調べてみました。
どちらも24ビット・デジタル・リマスタリングCDの日本語解説書に記載されている時間です。

「SHEER HEART ATTACK」
1.Brighton Rock 5′10″
2.Killer Queen 3′00″
3.Tenement Funster 2′47″
4.Flick Of The Wrist 3′17″
5.Lily Of The Valley 1′44″
6.Now I'm Here 4′13″
(Side B)
7.In The Lap Of The Gods 3′22″
8.Stone Cold Crazy 2′14″
9.Dear Friends 1′08″
10.Misfire 1′49″
11.Bring Back That Leroy Brown 2′15″
12.She Makes Me 4′09″
13.In The Lap Of The Gods... Revisited 3′45″

「JAZZ」
1.Mustapha 3′01″
2.Fat Bottomed Girls 4′16″
3.Jealousy 3′13″
4.Bicycle Race 3′01″
5.If You Can't Beat Them 4′15″
6.Let Me Entertain You 3′02″
(Side B)
7.Dead On Time 3′23″
8.In Only Seven Days 2′29″
9.Dreamer's Ball 3′30″
10.Fun It 3′29″
11.Leaving Home Ain't Easy 3′15″
12.Don't Stop Me Now 3′29″
13.More Of That Jazz 4′15″

両方とも収録曲数は同じ13曲ですが
「SHEER HEART ATTACK」は短く感じます。
「JAZZ」は長く感じます。

計算してみたらトータルの演奏時間は「JAZZ」の方が「SHEER HEART ATTACK」よりも長いのですが
でも長く感じるのはただ単純に演奏時間が長いだけでもないような気がします。

管理人さまがおっしゃるように「SHEER HEART ATTACK」は曲毎の演奏時間が異なることによって
変化に富んでいる感じがします。

曲毎の演奏時間以外にも「SHEER HEART ATTACK」は変化に富んでいるなぁと感じることがあります。

「SHEER HEART ATTACK」と「Jazz」とでは
曲の組み合わせ、並べ方が違うような感じがします。

「SHEER HEART ATTACK」では「Jazz」よりも
テンポや雰囲気がガラッと変わる曲の組み合わせがあるように感じます。

「Stone Cold Crazy」や「Bring Back That Leroy Brown」のような
小気味よい曲、比較的短い演奏時間でアップテンポな曲を
「Dear Friends」や 「She Makes Me」などのスローテンポな曲の前後に挟むことによって
ピリッとわさびが利いているような
メリハリの利いた、変化に富んだ感じになっていると思います。
しかもそれをアルバムの後半で行っています。

「JAZZ」は、1曲、1曲の演奏時間はそれほど長いわけではないのですが
例えば「In Only Seven Days」と「Dreamer's Ball」、
似たようなテンポの曲が続くことで
ゆったりと聴くことができます。

「JAZZ」にも「Mustapha」や「Dead On Time」のように
ピリッとわさびが利いたような曲もあります。
「Mustapha」はアルバムの第1曲目に位置しているので最初の曲としてとてのインパクトがあります。
けれども、その位置のために「SHEER HEART ATTACK」における
「Stone Cold Crazy」や「Bring Back That Leroy Brown」のような効果は少ないような気がします。
「Dead On Time」もB面の第1曲目です。

それから「SHEER HEART ATTACK」は
曲と曲との間「ま」が無いというか音が途切れずに次の曲に繋がるところがあります。
「Tenement Funster」から「Flick Of The Wrist」、「Lily Of The Valley」にかけて、
次から次と一気に聴いてしまうという感じです。

「JAZZ」では曲と曲との間「ま」がある場合が多いように感じます。
その間をどう感じるか、それぞれ違うと思いますが
余韻までじっくりと楽しむことができます。

他にも理由はあるかもしれませんが
これらのことがもしかしたら同じ収録曲数のアルバムですが
「SHEER HEART ATTACK」は短く感じ、曲数を意識せず、
「JAZZ」は長く感じ、曲数を意識するのかもしれません。

-------------------------------------------------------------
(K&K管理人より)

「JAZZ」と同じ収録曲数のサードアルバムとの比較を詳しく書いて下さり、
またその考察も、どうもありがとうございます。
>曲の組み合わせ、並べ方が違うような感じがします。
ですよね しかもそれはサードアルバムだけではなく
それまでのアルバムと比較しても言えることのような気がします。
それと、DADAさんのいろんな比較を読んでいて思ったのですが、
「SHEER HEART ATTACK」の名曲と言えば、
多くのファンの方が、キラー・クイーンを挙げてくる事が予想できますが
「JAZZ」の名曲は?と言うと、
それぞれに違った曲が出てきそうな気がします。
まぁ「JAZZ」の全曲が素晴しいからと言われたら、それまでですけどね。^^;
-------------------------------------------------------------
メンテ
Re: クイーンについての考察 JAZZ編 ( No.14 )
日時: 2010/12/01 11:00
名前: hellつっち

さて、クイーンに関しては先日「JAZZ」を入手したので、久々に聴き込んでみるこの頃
なのら〜。(そもそもCDを購入すること自体4年ぶりだった・・・さらにその店では、
クイーンほどではなくも昔にかなりの知名度を誇った、今では全般的ではないグループ・
ミュージシャン・・・ま〜プログレの一郭なんですが、そういう類も置いていた)
つくづく相方の買い物に付き合って好かった今日この頃w

では、このときばかりと(ある意味暫定的な)「JAZZ」のインプレッションをば・・・

1.ムスターファ:勢いがありますな!判読不能な歌詞にもあっけにとられる。
         深い意味はなく、ひたすらリスナーを煙にまいているのが趣旨なのか?
         そう解釈すれば、その点はフレディらしいな〜。

2.ファットボトムドガールズ:
タイトルからして露骨なナンバー。けつのでかい女たちとよろしくやるなどという内容。
「タイユアマザーダウン」など、ブーさんは時々この手のものを(ロッカーたる故に)
意識して作る傾向にあるのか?
それはそうと、終始ゴスペルチックなのはさりげなく豪奢だ。

3.ジェラシー:
フレディのボーカルにジョンのベースが優しく沿うのが心地よいバラードだ。
雑駁に云えば、歌詞の雰囲気は「ネバーモア」に近く、マイナー調で憂いに満ちたメロディ
は「谷間の百合」に相通じるものがあり、この盤では出色のナンバー。
また、ブーさんのギターが「ホワイトクイーン」よろしくシタールみたいで面白いデス。

4.バイシクルレース:
「自転車に乗りたいな〜」以降のバースではフレディ十八番の荒唐無稽な歌詞が乱立する。
其の歌詞には勢いがある。曲のテンポも見合っている。
そして、歌詞の一部に「けつのでかい女たち」がまたもや登場・・・
こういうのも、フレディらしいかなぁw

5.うちひしがれて:
一見、ジョンのベースが走っている軽快なナンバーだけど、歌詞は案外内省的な印象。
そのくせ次第に開き直っているような前向き加減がジョンらしく、駆け抜けるような
ノリと相まって、彼の曲の特徴としては定番の展開という印象を受ける。

6.レットミーエンタテインユー:
これも露骨なフレディの十八番。「キラークイーン」に共通するような荒唐無稽さと
豪華さが混在してるナンバー。今更ながら、歌詞自体にはさほどの意味を持たないンだろう
という、フレディ節と思しき感覚を覚える!

7.リボーンターイ・・・じゃなくて「デッドオンタイム」:
ひたすらスピード感に溢れたナンバーですねぇ♪最後の雷が秀逸ダヨー!

8.セブンデイズ:
この明るい曲調と暖かい歌詞は、ジョン!
「ユーアンドアイ」や「ユアマイベストフレンド」を思い出すような、彼定番のメロディ。
フレディはジョンの曲を、ときにはアグレッシヴに或いは素直に歌いますねぁ。

9.ドリーマーズボール:
けだるい、曲調だ。なんだけど・・・
歌詞も女性の心情としてありふれたスタイルのどこか懐かしいような雰囲気なんだけど、
メロディが憂いよりもメロウ・・・甘みを含んでいるのは、ブーさんの特徴なのか?
あえて対照を引き合いに出すなら、フレディの「メランコリーブルース」なのか?
(異論は大いに認める)

10.ファンイット:
先ず浮かんだのは、『世界に捧ぐ』での「秘めたる炎」。
それだけ、この曲は似通っている。ロジャーの音の引き出しry
そして、イントロから「地獄へ道連れ」への片鱗が垣間見える・・・ってことは、
このころからもう、R&B志向がジョンと共に芽吹き出していたのだろうか?
リズムはなんか、ありきたりで地味な印象(ロジャーファンの人はゴメン)
終盤の、“ビョヨヨ〜ン”やホイッスルが愉しいな♪

11.去りがたき家:
ブーさんの重ねたボーカルが魅力的なフォーク調ナンバー。
途中、風の囁きのようなエフェクトかかったボーカルも素敵。
ここでのギターは「’39」を醸し出すようなアコースティックで心地よい。
勿論、イントロなどで聴こえるヴァイオリンのような響きも、“初期クイーン”サウンドを
髣髴とさせて懐かしく、まどろみそうだ・・・。

12.ドントストップミーナウ:
フレディのメロディアスなボーカルにジョンのベースが優しくときにはノリノリで絡む、
そこにピアノが乗っかりリズムを刻むコンビネーションが光る、ロックバラード!
ブーさんのギターが後半のハイライトまで控えている点もポイント♪
歌詞のノリ・荒唐無稽さはやはりフレディの十八番か。
最後、“ラララ〜”でのフェイドアウトも憂いを秘めて美しい。それも、フレディ節。

13.モアオブザットジャズ:
このタイトルこそ、この盤『JAZZ』の本来の意味を表しているのか?
にしても・・・最後のナンバーをフレディでなく、ロジャーが担当する曲という展開は
意外だ。
終盤に、これまでのいくつかの曲の一節がフィーチャーされているのが斬新だった。
まるで、走馬灯のように・・・。

してみると、このアルバムはやはり、70年代クイーンの総括?だったのかなぁ・・・
いや、それは勘ぐりすぎかw
メンテ

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