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クイーンについての考察ライヴ・パフォーマンス編
日時: 2008/09/01 08:54
名前: じろー

初のライヴ盤として、ライブキラーズをリリースしたクイーンだけれど、そのライヴのあり方も常に変化してきている!!
今回は、ライヴをテーマに考察してみようと思います!!


初めて聴いたブートレグ…シートキッカーズでのクイーンのライヴは、かなり荒々しいハードロックでした!!
「セヴン・シーズ・オブ・ライ」でピアノが聴かれるけれど、基本的にはギター、ベース、ドラムの3ピースだ!!
「ファザー・トゥ・サン」「サン・アンド・ドーター」で聴かれるドラムの音色は僕の最も好きなドラムの音色のひとつだし、「ライアー」でのベースはメロディックと言うよりは、一発のパワーを感じる…
ブライアンのギターは、サスティン(音の伸び)がやや短い気がするが、フィードバック(オウガ・バトルの最初のところ)やディレイを使い、かなりスリリングなフレーズに溢れている!!
ギター、ベース、ドラムがバトルを繰り広げているようでもあり、このワイルドさは後期のライヴでは観られない!!

3rdが出た後は「イン・ザ・ラップ・オブ・ザ・ゴッド」をコンサートの最後に演奏することにより、ライヴのスタイルが明確になってきたような気がします!!

「サン・アンド・ドーター」「ブライトン・ロック」でギターソロをフューチャーしていますが、初期のライヴでは「ホワイト・クイーン」に注目したい!!
アルバムではアコースティックギターで始まり、終盤のギターソロのバックにはギターオーケストレイションがふんだんに使われている!!
このライヴには不向きであろう曲をクイーンはたった4人で見事に演奏しています!!

このあたりからライヴに於けるピアノがかなり重要な要素となり、ハードな3ピースバンドから徐々に変化していったように思います…

ピアノの曲が増えてくるオペラ座以後は、ピアノの存在が不可欠になってくる…「サムバディ・トゥ・ラヴ」「ウィ・アー・ザ・チャンピオン」など…ピアノがなくては始まらない!!(笑)

初期に於いてno synthesizerを掲げていたクイーンは、ライヴでもno synthesizerでした…
その代わり、さまざまな方法で演奏にアクセントを加えています!!
そのひとつがオープニングのテープ!!
「プロセッション」「チャリラ〜チャリラ〜」「ロック・ユー」その後も「フラッシュ」「マシン・ワールド」「ワン・ヴィジョン」…
また、初期における「ナウ・アイム・ヒア」でも、テープを被せていたのではないかと思わせる…

そしてギターソロとして演奏もされる、ディレイを使った輪唱奏法だ!!
代表的なのは「ブライトン・ロック」だが、ギターソロとしてはそれ以前がら使われていました!!
ブライアンのディレイ奏法はマエストロ(メーカー)のエコー・プレックス使用し、ギターからの音を一台目のアンプで再生すると同時にエコー・プレックスに録音し、コンマ何秒後に再生した音を二台目のアンプで鳴らす…というやり方でした!!
このように、ディレイマシンを使うやり方はジミ・ヘンドリックスもしていましたが、ブライアンは複数のアンプを使用することでよりクリアな輪唱奏法を確立したのです…

初期の頃は一台だったディレイマシンが79年頃から二台になり、三音の輪唱になっています!!
おそらく82年頃にはエコー・プレックスではなく、デジタルディレイになっていたと思われますが、正確な移行時期は判りません!!(笑)

もう一つ、このディレイマシンを使って試みられたのが、「ドゥーイング・オールライト」でのプレイです!!
77年のアールズコートでの映像で観ることができますが、スローパートからハードパートになるところで…♪ダダダダッダッダッダッダ〜♪のフレーズを弾いたところでブライアンはギターを抱え込みます!!しかしディレイマシンが同じフレーズを繰り返すのです!!
ブライアンは今度は♪ダーンダーンダダダダーン♪と弾くディレイがそれを繰り返す…
(この部分を文字で紹介して解ってもらえるかどうか、はなはだ疑問だが…笑)
つまり、バッキングとソロを交互に弾くことで、一人でバッキングとソロを同時に鳴らすことをやってのけていたのです!!

このディレイマシンを使ったプレイは、98年のブライアン・バンドのライヴでニール・マーレイがベースソロとして輪唱奏法的なプレイを見せていたし、ジャズベーシストのジャコ・パストリアスもジョニ・ミッチェルのバックを務めたときに、ディレイマシンでベースパターンをループさせ、ソロを弾くプレイがありました!!
ブライアンのプレイと比較してみるとかなり興味深いと思います…

輪唱奏法はボーカルにも応用され、「プロフェッツ・ソング」や「ナウ・アイム・ヒア」で聴くことができます!!

また、多重録音の使えないライヴではピッチシフターという音程を変えるエフェクターでハーモニーをつくることもありました…
「ミリオネア・ワルツ」の♪ま〜いふぁ〜いんふれん♪の部分や「ボディ・ランゲージ」の♪るかっみ〜〜〜♪などがあります!!

後期に入ってからになりますが、ブライアンもピッチシフターを使いライヴでギターオーケストレイション風のサウンドを再現しています!!
「ミラクル」のエクストラ・トラックの「チャイニーズ・トーチャー」で聴けるサウンドなのですが…
現在でもギターソロで登場するし、98年のブライアン・バンドでの「チャイナ・ベル」では見事にアルバムでのサウンドを再現しています!!


クイーンのライヴはサポートキイボードが入るようになった82年頃で大きく分けることができると思います!!
見方によれば、シンセサイザーを導入した80年頃…という考え方もあるだろうけれど、肝心のそのツアーを僕は生では観ていない…
ただ、このときのシンセサイザーは、SE(サウンド・エフェクト)的な使い方が主流で、ライヴに対する影響力は少ないように思える…

それよりもカンボジア難民救済コンサートで見せた「セイヴ・ミー」でのブライアンとフレディのピアノ・リレーが、初期のクイーンライヴの象徴のような気がする…
クイーンのメンバーは4人ともがギター、キイボードを演奏でき、そのレベルがレコーディングにも耐えうる高いものである!!
ライヴでちょこっと演奏するくらいならともかく、レコーディングではきっちりと安定したテクニックが要求されるからだ…
そんな4人が3ピース+ピアノという最小限の楽器で演奏していたわけなのだから…

誰かがジャズ・ツアーの頃までのブライアンのギターを“やんちゃ”と表現したけれど、まったくその通りだと思います!!
簡単に言うと82年頃までのクイーンのライヴにはスリルがあったけれど、それ以降には無いということになります…
かつて…(今もあるのか!?)名古屋にシナモンというレッド・ツェッペリンのコピーバンドがありました!!
ブートを聴き込み、極限まで再現された演奏は「ZEP.以上にZEP.している…」とさえ言われました!!

現在ではたくさんのクイーンのトリビュートバンドがありますが、初期のライヴを再現するには並々ならぬ苦労があると思います!!
いや、今のブライアンでさえ、当時のサウンドは出せないのではないでしょうか…!?

栄光の軌跡のビデオの中で、ロジャーやジョンがブライアンのギターを「正確で時計のようだ…」と言うシーンがあります!!
ブライアンの技術を評価する…というよりは、スリルのなくなったギターに対する挑発だったのでしょうね!!

後期…というか、ワークス・ツアー以降のクイーンのライヴは、安定しているというか、どれを聴いても同じ…みたいな気にさせます!!
唯一、特別なものがあるとすれば、ライヴ・エイドにおけるパフォーマンスでしょう…

時間の関係も含めて、十分な調整がないままでの演奏…ライヴバンドの力量が問われる場面でもあったのですが、ソロの部分をエディットし、コンパクトに仕上げたアレンジは見事でした!!
「レディオ・ガガ」でシーケンサーは使ったものの、基本的に3ピースでの演奏は、ライヴバンドとして過去のものではないことを証明していたと言えるでしょう!!

圧巻は「ウィ・アー・ザ・チャンピオン」でした!!
コンサートの一番最後に演奏されるこの曲…フレディの喉の調子にかかわらず、限界の状態で歌われてきた曲である!!
サビの部分をロジャーが、ブライアンがカバーしてきたが、このときのフレディはまだ20分しか歌っていない…
サビのメロディを下げることなく歌い上げるフレディは、まさしくチャンピオンだったと思います!!

ウエンブリーのステージのラストを飾ったのは、これ以上ないメンバーでのBAND AIDだったが、いわゆるトリはポール・マッカートニーでした!!
ここでもビートルズは美味しいところを持っていってしまうんだよね…(笑)
すでにジョン・レノンはこの世の人ではなかったのに、全世界の人々がビートルズの演奏を期待し、最後に何を歌うのかを想像したりしていた…
結局、ポール、ジョージ、リンゴの共演は実現しなかったが、ポールのピアノによる「レット・イット・ビー」が地球に響き渡った!!
この文句のつけようのないエンディング…そのお膳立てをしたのが、フレディとブライアンによる「イズ・ディス・ザ・ワールド・ウィ・クリエイティッド」だった…

あれだけ豪華なライヴイベントのラスト2曲が、ギター一本、ピアノ一台による演奏だったなんて…
このライブエイドに於いて、クイーンのライヴパフォーマンスが取り上げられることがあるが、「イズ・ディス・ザ・ワールド・ウィ・クリエイティッド」から「レット・イット・ビー」「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・ア・クリスマス」と続く3曲は、歴史に残るライヴパフォーマンスだと思う…

Q+PRの日本公演のアンコールで、「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」が演奏された!!
ブライアンのギターでロジャーが歌う…
クイーンのライヴパフォーマンスの真髄を見た気がする!!

このブライアンのギターがレスペになり…ジョンのベースが加わり、ロジャーのドラムとコーラス…その上にフレディのボーカルが加わる…

現在では、録音とビデオでしか体験することのできないクイーンのライヴ…
貴重であると同時に、そのクオリティの高さを十分に味わいたいものです!!

クイーンのライヴは演奏だけでなく、ライティングにも大きな魅力があるが、映像による再現力には限界があります!!
「ハンマー・トゥ・フォール」のP.V.を観て、そのセットとライティングを知っていても、生で観るライヴの迫力はケタ違いでした…

もう僕たちは、フレディのいるクイーンのライヴを生で体験することはできない…
しかし、「ボヘミアン・ラプソディ」のオペラパートの最後♪for me for me〜〜♪の後、マグネシウムの閃光とともにロックパートになだれ込むシーンの高揚感はファンにだけ与えられたものだと思っています!!
自らの想像力を駆使して、クイーンのライヴを楽しんでいきましょう…


ライヴについて考察してみましたが、自分の感じた感覚がどこまで伝わるのかは難しいところです…
まだまだ話したいこともたくさんあるんだけどね…!?(笑)
また機会があれば、僕の好きなクイーンライヴを紹介したいと思います!!
それでは今日はこのへんで…
メンテ

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黄昏のホネホネロック! ( No.2 )
日時: 2008/09/01 08:57
名前: hellつっち

>じろーさん
 クイーンについての考察「ライブ・パフォーマンス編」を拝見しました。
仔細な描写に並々ならぬ含蓄と愛がにじみ出ておりますね!
 とりわけディレイマシンを駆使して云々のくだりは興味深いですねー。
個人的に#預言者の詩がその白眉であると感じますが、よもや#ドゥーイング・オーライト
にも取り入れていたなどとは、聴いていたわりに気づかなかったです(汗
メンテ
ライヴキラーズ ( No.3 )
日時: 2008/09/01 08:57
名前: いまち

今現在では基本的にライブアルバムにそんなに存在価値を求めていない。
同じ内容のDVDが大抵発売されるし。ライブは見に行ってなんぼと思ってるし。

ライヴキラーズ・・・
ええ、発売して即買いましたよ。カラーレコード。
当時はQのライブは観たことなかったし、TVでやったりビデオがあった訳じゃなかった
ので、どんな演奏なのか興味津々。
当時の乾燥、もとい感想(ん?どっかで使ったネタじゃな・爆)
その1 フレディーのフェイクしまくりの歌がやだ。
    まあオリジナル通り歌えば速効で喉がやられるのだろうからしょうがないけど。
    初めて聞いたときはうーむ・・と思ったな。
その2 基本的にやっぱ演奏は3ピースだということ。
    あとになってこのアルバムはオーバーダビングしたり、演奏を差し替えてる
    というような話を読んでがっかりした記憶がある。
その3 そのなかでも好んで聴いていたのは、WWRY(Fast)、ラボマラ、39
    炎&誘惑、永遠の翼あたり。

Qサイドは、レコードの再現は無理なんだから、ライブは基本的にシンプルなロック
になっているし、それはそれで楽しんでほしい、みたいなことを言ってたと思う。
まあ、ライブを観にいく分にはそれでいいけど、記録として残すアルバムとなると
演奏としてはやっぱ物足りない。

第3課:なんだ、この中途半端な感想文は?
第5課:本人も適当に思いつきで書いたらしいな
第3課:ところでライブアルバムといえばウイングスオーヴァーアメリカだな、これ最強
第5課:またそういうこと言うと極悪人から痛い目にあわされるぞ
第3課:すみません。
第5課:お、なんか素直じゃないか
第3課:だって、痛い目にあって遺体になりそうだし・・・
第5課:不謹慎だな・・
メンテ
Bですみませんな ( No.4 )
日時: 2008/09/01 08:58
名前: いまち

第3課:どーも花柄マスターはライブエイドの鳳、もとい大トリがポールというのが
    気に入らないみたいだな
第5課:まあ、しょーがないな。ギネス認定、20世紀で最も成功した作曲家だからな
第3課:レットイットビーだってさ。
第5課:そこだよ、問題は。なんで「レットイットビー」なんだ、ってな。
    どうせなら、地元のバグパイプ団を大勢ひっぱりあげて「夢の旅人」あたりを
    演ればよかったのにな。別にBナンバーは演んなくていいんだよ。
    しかもQのスタッフが間違えてマイクのプラグを引っこ抜いちゃったもんだから
    前半は全く声が聞こえなかったらしいしな。
第3課:なんだ、Qスタッフに文句でも言いたいのか?
第5課:やんねーよ。そういうことすると・・・(以下下の投稿と同文)
メンテ
聞きたい、聞きたい… ( No.5 )
日時: 2008/09/01 08:59
名前: じろー

> いまち殿

だから言ったでしょう!?僕にはBに対して近親憎悪にも似た気持ちがある…って!!

ポールが気に入らないなんてとんでもない!!
メロディメーカーとしても大好きだし、十分に評価していますよ〜!!
ライブ・エイドの音声は最悪でした!!しかし、少なくとも僕の耳にはポールの歌声が…世界規模の大合唱が聴こえてきましたよ!!

ところでもっと聞きたいのは、B派はあのラスト3曲をどんな風に観ていたのか…!?ということです!!
結局、ポール一人だったこと…「レット・イット・ビー」であったこと…どういう風に感じられたのかなぁ!?

別に勝敗を着ける訳ではないけれど、ライブ・エイドというイベントとしてウエンブリーのステージは、フィラデルフィアよりも良かったように思うのですが…!?

ライブ・エイドに関しては、リアルタイマーでなかった方も数年前のD.V.D.のリリースでご覧になったかと思います!!
みなさんのブリティッシュとアメリカンのイメージももっと聞きたいですね〜!!
メンテ
Re: クイーンについての考察ライヴ・パフォーマンス編 ( No.6 )
日時: 2008/09/01 09:00
名前: K&K(Sweet)

じろーさんへ

考察シリーズ「LIVE KILLERS」の神戸公演レポとライヴ&パフォーマンス編を
どうもありがとうございました。
「LIVE KILLERS」の感想となると、やはり外せないのは
アルバム発売前に観に行った来日ライヴになりますね。私の場合は福岡九電体育館でしたが、
でも正直なところ、このアルバムを聴いてのじろーさんの考察もお聞きしたかったなと思っています。

ということで、来日ライヴの話は別として「LIVE KILLERS」のアルバムについての考察
及び感想を含めつつ、じろーさんへのレスとさせていただきますデス


> 僕の考えではクイーンは「ジャズ」で一つの区切りが着いている…
> そしてそれらを総括するようなアルバムが「クイーン・ライブ・キラーズ」なのだ!!

以前、当掲示板でクイーンのアルバムを初期・中期・後期に分けるとしたら
どういう分け方になるかという話題で盛り上がった事がありますが、
ファンそれぞれに“分ける要素”が様々あって、それによって分け方も違ってくることに気がつきました。
で、「LIVE KILLERS」ですが、自分としてはこれはクイーン中期に入ります。
79年に発売されたことで、70年代のクイーンの作品の集大成とも言えますし、
デビュー・シングルの「Keep Yourself Alive」が収録されてはいますが
自分にとってのクイーン初期には、このアルバムは含まれません。
余談ですが、
「LIVE KILLERS」の5年前にクイーン初のライヴアルバムとしてリリースまで考えられていたという
74年11月のレインボー・シアターでのライヴ盤が、もし出ていたら
それがクイーン初期に入ります。しかしもうひとつ、もしを使うなら、
ブート盤の「SHEETKEECKERS」を間違いなく最高の初期ライヴ盤として挙げますが。^^;


> ピアノの曲が増えてくるオペラ座以後は、ピアノの存在が不可欠になってくる…
> 「サムバディ・トゥ・ラヴ」「ウィ・アー・ザ・チャンピオン」など…ピアノがなくては始まらない!!(笑)

うーん、ピアノの存在が不可欠なのはオペラ座以前からだったと思いますよ。(^^;
「White Queen」「Filck of the Wrist」「In the lap of the Gods..revisited」などなど。

それらは、ギターの音色がブライアンのレスペだからこそ、もしくはブライアンが奏でる音色だからこそ、
クイーン独特の美しさが溢れていたと思います。
そこで今回の「LIVE KILLERS」の「Love Of My Life」なんですが、
ギターによるアレンジは美しくて感動しましたけど、まさかここまで有名になるとは思ってなくて、
元々これがピアノであることを忘れ去られてしまうような寂しさから、
ちょっとだけこのギターバージョンには嫉妬にも似た反感を持ってしまうようになりました。(すみません)


> クイーンのライヴはサポートキイボードが入るようになった82年頃で大きく分けることができると思います!!
> 後期…というか、ワークス・ツアー以降のクイーンのライヴは、安定しているというか、
> どれを聴いても同じ…みたいな気にさせます!!

クイーンのライヴを全て把握していないので“分ける”ってのはかなり難しいですけど(^^;
オフィシャルのライヴアルバムとして「LIVE KILLERS」のあと「LIVE MAGIC」「LIVE AT THE WEMBLEY'86」と
続きますが、それら3枚の中では「LIVE KILLERS」が一番聴く回数が少ないです。
それは、後期のライヴでは初期のライヴと同じように
クイーンが自分たちのオリジナル曲以外の曲を演奏していることがポイントを高めています。

「LIVE KILLERS」では自分たちのオリジナル曲のみですが、
「LIVE AT THE WEMBLEY'86」には「Tutti Frutti」や「Big Spender」などの曲も聴かせてくれています。
初期の頃は自分たちのオリジナル曲がまだあまり知られていなかったからというのもあると思いますが
後期ではあれだけ代表曲を抱えているにも関わらず、オリジナル曲以外を演奏して
観客を楽しませてくれる。そういう部分において、どれを聴いても同じ…だとは私は思わないですね。

ということで、結果的に「LIVE KILLERS」をあまり誉めていないような内容になってしまいましたが(^^;
皆さんからの「LIVE KILLERS」の考察・感想もお聞かせ下さると嬉しいです。
メンテ
Queen Live 〜Part 1〜 ( No.7 )
日時: 2008/09/01 09:02
名前: DADA

>クイーンについての考察…ライヴ・パフォーマンス編

今度は「LIVE KILLERS」の曲についての考察をなさるのかなと思って
「LIVE KILLERS」や1979年頃のライヴ音源を聴いていました。

でも、嬉しい誤算です。

夜中にじろーさまのお話しを拝見したらどきどきしてしまって
朝まで殆ど眠れませんでした。

お話しに出てくる曲の数々が頭に浮かんできて
じっとしていられませんでした。

いくつかは今までにライヴ映像や音源で聴いたことがあるものですが
改めてその音色を聴いてみたいと思いました。

ライヴ音源を引っ張り出してきたり
ネットでも探してみました。


ライヴ音源を聴くとき、
どちらかというとフレディの歌声に意識を傾けて聴いていることが多いのですが
こうやってじろーさまのお話しから演奏の音にも耳を傾けてみると
今まで気が付かなかった新たなライヴの楽しみ方を教えていただけたようで嬉しいです。

楽器に関することは専門的で私にはわからないことも多々あるのですが
音を聴きながらお話しを伺うと
ライヴの魅力が更に広がります。


もしかしたらじろーさまがお聴きになったものとは違う音源、映像もあるかもしれませんが
できるだけ同じと思われる音源、映像を探してみました。

同じものが見つからない場合、特定のライヴに限っていない場合は
私の個人的な趣味で選んだ音源、映像を聴きながら想像してみました。

画質、音質が悪いものやネットから直ぐに削除されてしまう映像もあるかもしれません。
ご了承ください。

自分が感じたことも
お伝えできたらと思います。

じろーさまのお話はどれも素晴らしく
>クイーンについての考察…ライヴ・パフォーマンス編
をほぼ全文引用させていただきました。
お許しください。



>初のライヴ盤として、ライブキラーズをリリースしたクイーンだけれど、そのライヴのあり方も常に変化してきている!
>今回は、ライヴをテーマに考察してみようと思います!!


>初めて聴いたブートレグ…シートキッカーズでのクイーンのライヴは、かなり荒々しいハードロックでした!!
>「セヴン・シーズ・オブ・ライ」でピアノが聴かれるけれど、基本的にはギター、ベース、ドラムの3ピースだ!!
>「ファザー・トゥ・サン」「サン・アンド・ドーター」で聴かれるドラムの音色は僕の最も好きなドラムの音色のひとつだし、「ライアー」でのベースはメロディックと言うよりは、一発のパワーを感じる…
>ブライアンのギターは、サスティン(音の伸び)がやや短い気がするが、フィードバック(オウガ・バトルの最初のところ)やディレイを使い、かなりスリリングなフレーズに溢れている!!
>ギター、ベース、ドラムがバトルを繰り広げているようでもあり、このワイルドさは後期のライヴでは観られない!!


「SHEETKEECKERS」の音源の入ったCDを聴いたことがあるのですが
ネットでも探してみました。
「The Seven Seas Of Rhye」はそれらしきものを見つけましたが
「Father To Son」「Son And Daughter」「Liar」「Ogre Battle」は
残念ながら見つけられませんでしたので別のライヴです。


ピアノの音色が軽いというか、少し違って聴こえますが
初期の頃の演奏を良い音で聴くことができて嬉しいです。

Queen live march 1974 - Seven Seas Of Rhye
http://uk.youtube.com/watch?v=KFwmqaw7Av4


できるだけ同じ頃のものを探してみました。
この頃の雰囲気は伝わってくるかと思います。

Queen- Father To Son
http://uk.youtube.com/watch?v=L6Hmb9gHKbU

Queen- Son and Daughter
http://uk.youtube.com/watch?v=GnBRLPcwu1E


「Liar」のベース・ソロの部分。
力強いその音はジョンの芯の強さみたいなものも感じます。

Queen - Liar (bass solo) LIVE
http://uk.youtube.com/watch?v=04leeXZelqE


じろーさまがおっしゃるとおり
まさしくバトルです。

Queen | Ogre Battle (Live at Hammersmith Odeon 1975)
http://uk.youtube.com/watch?v=4DvlYv5RrVQ


>3rdが出た後は「イン・ザ・ラップ・オブ・ザ・ゴッド」をコンサートの最後に演奏することにより、ライヴのスタイルが明確になってきたような気がします!!


この後、アンコールでのロックン・ロール・メドレーで
「Modern Times Rock'n'Roll」を演奏する場合もありますが
「In The Lap Of The Gods...Revisited」を聴くと
ライヴが完結するというか、締めの曲という感じがします。

Queen- In The Lap of The Gods Revisited
http://uk.youtube.com/watch?v=MiPobLbB3ik


>「サン・アンド・ドーター」「ブライトン・ロック」でギターソロをフューチャーしていますが、初期のライヴでは「ホワイト・クイーン」に注目したい!!
>アルバムではアコースティックギターで始まり、終盤のギターソロのバックにはギターオーケストレイションがふんだんに使われている!!
>このライヴには不向きであろう曲をクイーンはたった4人で見事に演奏しています!!


QueenUの話題の時にもお話ししましたが
ライヴ音源を聴くことによってより好きになった曲です。

Queen- White Queen
http://uk.youtube.com/watch?v=PvE-N4BgfIU


>このあたりからライヴに於けるピアノがかなり重要な要素となり、ハードな3ピースバンドから徐々に変化していったように思います…

>ピアノの曲が増えてくるオペラ座以後は、ピアノの存在が不可欠になってくる…「サムバディ・トゥ・ラヴ」「ウィ・アー・ザ・チャンピオン」など…ピアノがなくては始まらない!!(笑)


ライヴ音源を聴く魅力の1つ。
フレディの奏でるピアノの音色を楽しむことができることです。
気持ちがストレートに表れているように感じられる弾き方、音色が好きです。
鮮やかさ、華やかさ、力強さを感じます。

Queen- Somebody To Love
http://uk.youtube.com/watch?v=fibrFhGaxD4

「We Are The Champions」、疾走感のある「Don't Stop Me Now」のピアノも好きです。
もちろん「Bohemian Rhapsody」も外せません。


>初期に於いてno synthesizerを掲げていたクイーンは、ライヴでもno synthesizerでした…
>その代わり、さまざまな方法で演奏にアクセントを加えています!!
>そのひとつがオープニングのテープ!!
>「プロセッション」「チャリラ〜チャリラ〜」「ロック・ユー」その後も「フラッシュ」「マシン・ワールド」「ワン・ヴィジョン」…
>また、初期における「ナウ・アイム・ヒア」でも、テープを被せていたのではないかと思わせる…


テープなのかもしれませんがわくわくします。
これからどんなライヴが始まるのだろう。
期待と高揚感。
Queenワールドに引き込まれてしまいます。

Queen- Procession Now Im Here
http://uk.youtube.com/watch?v=LgPFlsqMP5Y

Queen We Will Rock You (Fast) Live
http://uk.youtube.com/watch?v=lXfJNgt3Vcc

曲ではありませんが雷鳴(?)も外せません。
Queen - We Will Rock You - Part 01 (01/12)
http://uk.youtube.com/watch?v=HYm4HGYqA-U

Queen - Live In Japan (Hot Space Tour) - Part 1 (1/7)
http://uk.youtube.com/watch?v=OAw6hm5Jxb0

Queen - Final Live In Japan (Works Tour) - Part 01 (01/10)
http://uk.youtube.com/watch?v=_XIz-81gCww

Queen Live At Wembley (1986) One Vision
http://uk.youtube.com/watch?v=An15izmwjmw


(つづく)
メンテ
Queen Live 〜Part 2〜 ( No.8 )
日時: 2008/09/01 09:03
名前: DADA

>そしてギターソロとして演奏もされる、ディレイを使った輪唱奏法だ!!
>代表的なのは「ブライトン・ロック」だが、ギターソロとしてはそれ以前がら使われていました!!
>ブライアンのディレイ奏法はマエストロ(メーカー)のエコー・プレックス使用し、ギターからの音を一台目のアンプで再生すると同時にエコー・プレックスに録音し、コンマ何秒後に再生した音を二台目のアンプで鳴らす…というやり方でした!!
>このように、ディレイマシンを使うやり方はジミ・ヘンドリックスもしていましたが、ブライアンは複数のアンプを使用することでよりクリアな輪唱奏法を確立したのです…

>初期の頃は一台だったディレイマシンが79年頃から二台になり、三音の輪唱になっています!!
>おそらく82年頃にはエコー・プレックスではなく、デジタルディレイになっていたと思われますが、正確な移行時期は判りません!!(笑)


詳しく解説してくださってありがとうございます。
ディレイマシンというものを使っているのですね。
輪唱も時を経て進化していったようですね。


>もう一つ、このディレイマシンを使って試みられたのが、「ドゥーイング・オールライト」でのプレイです!!
>77年のアールズコートでの映像で観ることができますが、スローパートからハードパートになるところで…♪ダダダダッダッダッダッダ〜♪のフレーズを弾いたところでブライアンはギターを抱え込みます!!しかしディレイマシンが同じフレーズを繰り返すのです!!
>ブライアンは今度は♪ダーンダーンダダダダーン♪と弾くディレイがそれを繰り返す…
>(この部分を文字で紹介して解ってもらえるかどうか、はなはだ疑問だが…笑)
>つまり、バッキングとソロを交互に弾くことで、一人でバッキングとソロを同時に鳴らすことをやってのけていたのです!!


同じライヴの映像でも、ものによっては肝心の部分の音量が小さくて
よく聴こえないものもありましたが
こちらの映像では後半で聴くことができました。

Queen- Doin All Right
http://uk.youtube.com/watch?v=elETrJrJ88U


>このディレイマシンを使ったプレイは、98年のブライアン・バンドのライヴでニール・マーレイがベースソロとして輪唱奏法的なプレイを見せていたし、ジャズベーシストのジャコ・パストリアスもジョニ・ミッチェルのバックを務めたときに、ディレイマシンでベースパターンをループさせ、ソロを弾くプレイがありました!!
>ブライアンのプレイと比較してみるとかなり興味深いと思います…


The Brian May Band のライヴでのニール・マーレイの演奏、
ネットでは見つけられませんでしたが
1998年大阪でのライブ音源で聴いてみました。
幻想的でとても綺麗な音色です。

ジャコ・パストリアスの映像は見つけることができました。
この映像でしょうか?
ベースソロというのもかっこいいですね。

Jaco Pastorius Solo (Joni Mitchell)
http://uk.youtube.com/watch?v=fOqR84PtctA


ベースの音が際立って聴こえる曲もありますが
ジョンはライヴの時にベースソロの時間は設けませんね。
聴いてみたい気もします。


>輪唱奏法はボーカルにも応用され、「プロフェッツ・ソング」や「ナウ・アイム・ヒア」で聴くことができます!!


「The Prophet's Song」は1976年のハイド・パークの映像をとも思ったのですが
とても美しい音色の輪唱なのでこちらにしました。
1976年、東京でのライヴのようです。

Queen - The Prophet's Song(LIVE)
http://uk.youtube.com/watch?v=9MjRr3TJNxY


「Now I'm Here」。輪唱あってこその曲ですね。

Queen | Now I'm Here (Hammersmith 1979)
http://uk.youtube.com/watch?v=50RKT0Umqdw


ディレイマシンのお話しからは逸れてしまいますが
それに輪唱とは異なるのかもしれませんが
フレディと観客との掛け合いも好きです。


>また、多重録音の使えないライヴではピッチシフターという音程を変えるエフェクターでハーモニーをつくることもありました…
>「ミリオネア・ワルツ」の♪ま〜いふぁ〜いんふれん♪の部分や「ボディ・ランゲージ」の♪るかっみ〜〜〜♪などがあります!!


「The Millionaire Waltz」ではフレディのちょっと怪しげな感じもする低音の魅力が倍増します。

Medley of Millionaire Waltz (Queen Live @ Earl's Court '77)
http://uk.youtube.com/watch?v=eIH6xxcIl4g


「Body Language」は残念ながらネットで見つけることができませんでした。
1982年頃の Hot Space Tour のライヴ音源のいくつかを聴いてみました。
あの声はそうやって音を出していたのですね。


>後期に入ってからになりますが、ブライアンもピッチシフターを使いライヴでギターオーケストレイション風のサウンドを再現しています!!
>「ミラクル」のエクストラ・トラックの「チャイニーズ・トーチャー」で聴けるサウンドなのですが…
>現在でもギターソロで登場するし、98年のブライアン・バンドでの「チャイナ・ベル」では見事にアルバムでのサウンドを再現しています!!


これはスタジオ盤だと思いますが
「Chinese Torture」。不思議な音色ですね。

Queen - Chinese Torture (high Quality)
http://uk.youtube.com/watch?v=dSIR1O61DQQ


アルバム「Another World」に収録されている「China Belle」。
ブライアンの演奏はネットでは見つけられませんでしたが
1998年大阪でのライブ音源で聴いてみると
出だしの怪しげな音色を長めに演奏しています。
かっこいいです。
ブライアンの曲をライヴで聴くと更に曲の魅力が引き出されるような感じがします。


>クイーンのライヴはサポートキイボードが入るようになった82年頃で大きく分けることができると思います!!
>見方によれば、シンセサイザーを導入した80年頃…という考え方もあるだろうけれど、肝心のそのツアーを僕は生では観ていない…
>ただ、このときのシンセサイザーは、SE(サウンド・エフェクト)的な使い方が主流で、ライヴに対する影響力は少ないように思える…

>それよりもカンボジア難民救済コンサートで見せた「セイヴ・ミー」でのブライアンとフレディのピアノ・リレーが、初期のクイーンライヴの象徴のような気がする…
>クイーンのメンバーは4人ともがギター、キイボードを演奏でき、そのレベルがレコーディングにも耐えうる高いものである!!
>ライヴでちょこっと演奏するくらいならともかく、レコーディングではきっちりと安定したテクニックが要求されるからだ…
>そんな4人が3ピース+ピアノという最小限の楽器で演奏していたわけなのだから…


ライヴ音源を聴いていると「Save Me」の出だしで二人の息が合わないときもあるようですが
それはそれで微笑ましくて聴いていて楽しいです。

曲自体も大好きですが
ブライアンの優しいタッチのピアノの音色とフレディの力強いピアノの音色。
その対比を楽しむのもいいですね。

こちら、ボーカルとは別のメロディラインが聴こえるのがちょっと気になる映像ですが。

Queen save me ' 79
http://uk.youtube.com/watch?v=7_bEeQ5eu90


>誰かがジャズ・ツアーの頃までのブライアンのギターを“やんちゃ”と表現したけれど、まったくその通りだと思います!!
>簡単に言うと82年頃までのクイーンのライヴにはスリルがあったけれど、それ以降には無いということになります…
>かつて…(今もあるのか!?)名古屋にシナモンというレッド・ツェッペリンのコピーバンドがありました!!
>ブートを聴き込み、極限まで再現された演奏は「ZEP.以上にZEP.している…」とさえ言われました!!


“やんちゃ”というお話は初めて伺いました。
なるほどそういう感じ方もあるのですね。
そういう視点でも聴いてみたいと思います。


シナモン、興味があって探してみました。
こちらでしょうか。

シナモンのZEP講座-Part1
http://uk.youtube.com/watch?v=jJC5dg2BK8A

他に CINNAMON というキーワードでいくつかのライヴ映像も観ることができました。
Red Zepperin の曲をあまり聴いたことがないので
どのくらい「ZEP.以上にZEP.している…」かわからないのですが。


>現在ではたくさんのクイーンのトリビュートバンドがありますが、初期のライヴを再現するには並々ならぬ苦労があると思います!!
>いや、今のブライアンでさえ、当時のサウンドは出せないのではないでしょうか…!?

>栄光の軌跡のビデオの中で、ロジャーやジョンがブライアンのギターを「正確で時計のようだ…」と言うシーンがあります!!
>ブライアンの技術を評価する…というよりは、スリルのなくなったギターに対する挑発だったのでしょうね!!

>後期…というか、ワークス・ツアー以降のクイーンのライヴは、安定しているというか、どれを聴いても同じ…みたいな気にさせます!!
>唯一、特別なものがあるとすれば、ライヴ・エイドにおけるパフォーマンスでしょう…

>時間の関係も含めて、十分な調整がないままでの演奏…ライヴバンドの力量が問われる場面でもあったのですが、ソロの部分をエディットし、コンパクトに仕上げたアレンジは見事でした!!
>「レディオ・ガガ」でシーケンサーは使ったものの、基本的に3ピースでの演奏は、ライヴバンドとして過去のものではないことを証明していたと言えるでしょう!!


ライヴ・エイドは
Queenライヴの中でも大好きなパフォーマンスの1つです。

驚いたのは
いきなり「Bohemian Rhapsody」を1曲目に持ってきたこと。
その思いきった選曲は見事だと思います。

Queen - Bohemian Rhapsody/Radio Ga Ga (Live Aid '85)
http://uk.youtube.com/watch?v=MKQZpjEu3O4


>圧巻は「ウィ・アー・ザ・チャンピオン」でした!!
>コンサートの一番最後に演奏されるこの曲…フレディの喉の調子にかかわらず、限界の状態で歌われてきた曲である!!
>サビの部分をロジャーが、ブライアンがカバーしてきたが、このときのフレディはまだ20分しか歌っていない…
>サビのメロディを下げることなく歌い上げるフレディは、まさしくチャンピオンだったと思います!!


「We Are The Champions」を熱唱し、観客の歓声を全身で感じているフレディ。
演奏しているメンバーもきっと同じだと思います。

Queenファンばかりではないと思いますがスタジアムを包む一体感は
画面を通しても充分伝わってきます。

Queen-We Are The Champions
http://uk.youtube.com/watch?v=xn1w3kLoOuA


(つづく)
メンテ
Queen Live 〜Part 3〜 ( No.9 )
日時: 2008/09/01 09:04
名前: DADA

>ウエンブリーのステージのラストを飾ったのは、これ以上ないメンバーでのBAND AIDだったが、いわゆるトリはポール・マッカートニーでした!!
>ここでもビートルズは美味しいところを持っていってしまうんだよね…(笑)
>すでにジョン・レノンはこの世の人ではなかったのに、全世界の人々がビートルズの演奏を期待し、最後に何を歌うのかを想像したりしていた…
>結局、ポール、ジョージ、リンゴの共演は実現しなかったが、ポールのピアノによる「レット・イット・ビー」が地球に響き渡った!!
>この文句のつけようのないエンディング…そのお膳立てをしたのが、フレディとブライアンによる「イズ・ディス・ザ・ワールド・ウィ・クリエイティッド」だった…

>あれだけ豪華なライヴイベントのラスト2曲が、ギター一本、ピアノ一台による演奏だったなんて…
>このライブエイドに於いて、クイーンのライヴパフォーマンスが取り上げられることがあるが、「イズ・ディス・ザ・ワールド・ウィ・クリエイティッド」から「レット・イット・ビー」「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・ア・クリスマス」と続く3曲は、歴史に残るライヴパフォーマンスだと思う…


「Is This The World We Created...?」では最初に少し雑音が入ります。
「Let It Be」ではいまちさまがおっしゃっているように前半、ポールの音声が小さいです。
「Do They Know It's Christmas」ロジャはサングラスを掛け、フレディは赤いタンクトップ姿です。

3曲続けてどうぞ。

Is This The World We Created...? Freddie Mercury & Brian May
http://uk.youtube.com/watch?v=OM0g-7sZeSo

Paul McCartney LET IT BE (LIVE AID)
http://uk.youtube.com/watch?v=Qk9VRDFAnXU

Do they know it's christmas Live aid 1985 london
http://uk.youtube.com/watch?v=stNGHiscETo


当日の全ての演奏を網羅しているわけではないようですが
ライヴ・エイドのDVDをノンストップで続けて観たときは
Queenのテンションは一際高いと思いました。

Queenは甦ったんだ、息を吹き返したんだ、と感じました。


>ところでもっと聞きたいのは、B派はあのラスト3曲をどんな風に観ていたのか…!?ということです!!
>結局、ポール一人だったこと…「レット・イット・ビー」であったこと…どういう風に感じられたのかなぁ!?

>別に勝敗を着ける訳ではないけれど、ライブ・エイドというイベントとしてウエンブリーのステージは、フィラデルフィアよりも良かったように思うのですが…!?

>ライブ・エイドに関しては、リアルタイマーでなかった方も数年前のD.V.D.のリリースでご覧になったかと思います!!
>みなさんのブリティッシュとアメリカンのイメージももっと聞きたいですね〜!!


横レス失礼いたします。

私はビートルズは好きですがB派ほどではないと思います。

「Let It Be」のピアノの音色が流れてきたときは
あっ、やっぱり誰もが(ビートルズファンでなくても)知っているこの曲なのね。
と思いました。

ウェンブリーではエルヴス・コステロが「All You Need Is Love」を
フィラデルフィアではパティ・ラベルが「Imagine」を歌っていますね。
(ジョン・レノンの曲ですが。)


当時、生で聴いていたわけではないので全てではなく、
DVDを観たりライヴ音源を聴いたりした限りで感じたことですが

Queen以外で気になったアーティストは
フィラデルフィアでは
エリック・クラプトンです。
「Layla」での落ち着いた貫禄のあるしかも熱い演奏。
素敵です。
ウェンブリーからフィラデルフィアまで
飛行機で駆けつけたフィル・コリンズがドラムを叩いています。

Eric Clapton - Layla (Live AID 85)
http://uk.youtube.com/watch?v=tJyoDyVe8K4


ウェンブリーでは
U2です。
個性が際立っているというか。
「BAD」を観ていて思ったのは
フレディが「あなた達」に向けて歌っているとしたら
ボノは「あなた」に向けて歌っているという感じがします。
曲の途中でボノがステージから観客席まで降りていって
一人の女性を抱きしめてあげますね。
何か感激してしまいました。

ちょっと長い演奏です。
途中で映像が少し乱れます。悪しからず。

U2 BAD Live Aid 1985
http://uk.youtube.com/watch?v=sHnXOSxka1Q


ウェンブリーとフィラデルフィア。
どちらが良いかは難しいですね。

ライヴ・コンサートという観点から見るか
チャリティー・コンサートという観点から見るか
それでも違ってくるかもしれませんが。

再生回数が多いのはウェンブリーの方でしょうか。

「ブリティッシュとアメリカンのイメージ」というのはよくわからないのですが

もちろんアーティストの演奏は熱いですが
これはあくまでも私の主観ですが
フィラデルフィアはそれほど気負うことなくフレンドリーな感じがしました。

ウェンブリーは良い意味でのバンド同士のライバル心みたいなものが
もしかしたらあったのではないでしょうか。
ウェンブリーの方が緊張感があったかなとも思うのですが
どうでしょうか。


管理人さまからのお尋ね。

>ってことで自分としては、フィル・コリンズがイギリスで出演した後
>コンコルドを飛ばしてフィラデルフィアの会場にも出演した事に対して
>「どおよ?」って皆さんに質問したいですわ〜。^^;


ウェンブリーとフィラデルフィア。
大西洋を挟んでのコンサート。
お互いの絆を深め合うには良かったのではないでしょうか。

長丁場のコンサート中継。
一人でも多くの人に観てもらったほうがいいでしょうから
話題性はあったと思います。

フィラデルフィアでも一生懸命演奏するフィル・コリンズには
お疲れ様という感じです。

飛行機代、どのくらい掛かったのでしょう。
それをチャリティーに回したら。。。
何て思ったりもしますが。
それを上回る何かがあるのでしょうね。


ライヴ・エイドのDVDの4枚目に収録されているデヴィッド・ボウイとミック・ジャガーが歌う
「Dancing In The Street」のビデオクリップを観ました。
楽しそうにステップを踏みながら息の合った個性豊かな二人。
素敵だなぁと思いました。

David Bowie & Mick Jagger - Dancing In The Street
http://uk.youtube.com/watch?v=7y-x2fWKbmo


Queenの話題から逸れてしまいました。。。


>Q+PRの日本公演のアンコールで、「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」が演奏された!!
>ブライアンのギターでロジャーが歌う…
>クイーンのライヴパフォーマンスの真髄を見た気がする!!


Queenを愛するファン。
ファンを愛するQueen。
そこにはフレディの気持ちもジョンの気持ちもあるような気がします。

以前に那由他さまがご紹介してくださったものと同じ映像だと思います。
何度観ても感動します。

I was born to love you - Roger & Brian - Japan, 2005
http://uk.youtube.com/watch?v=h3knLAZeA5E


>このブライアンのギターがレスペになり…ジョンのベースが加わり、ロジャーのドラムとコーラス…その上にフレディのボーカルが加わる…


フレディのソロ曲として発表された曲。
ライヴでその歌声を聴くことはできませんが
Queenに染まる切っ掛けを作ってくれた曲。
ずっと聴き続けてQueenのアルバムを聴いてみようと決心させてくれた
背中を押してくれた曲でもあります。

Queen - I Was Born To Love You (2004 video)
http://uk.youtube.com/watch?v=uMGjN8-9IG0


>現在では、録音とビデオでしか体験することのできないクイーンのライヴ…
>貴重であると同時に、そのクオリティの高さを十分に味わいたいものです!!

>クイーンのライヴは演奏だけでなく、ライティングにも大きな魅力があるが、映像による再現力には限界があります!!
>「ハンマー・トゥ・フォール」のP.V.を観て、そのセットとライティングを知っていても、生で観るライヴの迫力はケタ違いでした…


「Hammer To Fall」のPV映像はあえてご紹介しない方がいいでしょうか。。。


>もう僕たちは、フレディのいるクイーンのライヴを生で体験することはできない…
>しかし、「ボヘミアン・ラプソディ」のオペラパートの最後♪for me for me〜〜♪の後、マグネシウムの閃光とともにロックパートになだれ込むシーンの高揚感はファンにだけ与えられたものだと思っています!!
>自らの想像力を駆使して、クイーンのライヴを楽しんでいきましょう…


ここではライヴ映像ではなく。。。

瞳を閉じてその音から想像の翼を広げてみたいと思います。

そこにはブライアンが、ロジャが、ジョンが、フレディが、います。

Queen のライブ会場です。。。

((Stereo)) Bohemian Rhapsody (LIVE) - Queen (Vinyl Recroded)
http://uk.youtube.com/watch?v=poalp67_uCc


>ライヴについて考察してみましたが、自分の感じた感覚がどこまで伝わるのかは難しいところです…
>まだまだ話したいこともたくさんあるんだけどね…!?(笑)
>また機会があれば、僕の好きなクイーンライヴを紹介したいと思います!!
>それでは今日はこのへんで…

じろーさま
お陰様でたくさんのQueenライヴを堪能し、
楽しいひとときを過ごすことができました。
ありがとうございます。


映像、音源、多すぎてすみません。
お一人、お一人、1曲、1曲、お気に入りの映像や音源がおありだと思います。
独りよがり、大きなお世話だったかもしれません。
お許しください。


(つづく)
メンテ
Queen Live 〜Part 4〜 ( No.10 )
日時: 2008/09/01 09:05
名前: DADA

横レス失礼いたします。

ここからは管理人さまのお話しを拝見して私なりに感じたことをお話ししたいと思います。


>以前、当掲示板でクイーンのアルバムを初期・中期・後期に分けるとしたら
>どういう分け方になるかという話題で盛り上がった事がありますが、
>ファンそれぞれに“分ける要素”が様々あって、それによって分け方も違ってくることに気がつきました。


初期、中期、後期、

Queenのアルバムをあえて分けるとしたら
何となくこれは前期かな、これは後期かなとは思いますが
中期というのがよくわかりません。
まだら模様のように入り組んでいるというか
明確に分けることができません。

「A Day At The Races」と「NEWS OF THE WORLD」では何か違うような気がします。
もしかしたらそこに区切りがあるのかもしれませんが
「JAZZ」では以前に戻ったというか
「NEWS OF THE WORLD」よりも「A Day At The Races」に近いような感じもします。

それからメンバーによっても違っているような気がします。
あるアルバムで変わった人。
本人は変わろうと思ったのかもしれないけれどもそのアルバムでは変わりきれなかった人。

アルバム「Queen」と「INNUENDO」では発表された年に何年もの開きがあるのですから
初めの頃のアルバムとか後の方のアルバムという言い方はあるでしょうし
私もそのように考えることもありますが
私はどちらかというとアルバム1枚、1枚、
もちろんアルバムの曲順の流れも感じなが、楽しみながら聴きますが
もっと言ってしまうと1曲、1曲単位で感じたりしていることが多いかもしれません。

どうしてそういうとらえ方をするのか自分でもよくわかりませんが
理由のひとつに考えられるのは
以前にもお話ししましたが
私の場合はQueenのアルバムを非常に短期間に聴いてしまったからかもしれません。

聴いた順番は発売順ではありませんでした。
どのアルバムがいつ頃発売されたのか
何枚目のアルバムなのか
どれが前期でどれが後期か
そういうことを考えることなく
そういうことがわからないうちに聴いてしまいました。

聴いていて思ったのはこの曲は気に入ったけど、この曲はそれ程でもない。
そんな感じでした。

もし前期と後期のどちらが好きかと尋ねられたら
前期と答えるかもしれませんが
それはたまたま前期に好きな曲が多いというだけかもしれません。
前期の方に好きな曲が多いからといって
だから前期が好きとか後期はそうでもないという風にはあまり考えません。

あくまでもその曲がどうかということです。

他にも思い当たる理由がいくつかありますが
今日のところは割愛させていただきます。

分ける必要性がよくわからないのですが
もし分けることによってそれぞれの特徴を探り
Queenの音楽の魅力の秘密がわかってくるのだとしたら
必要なことなのかもしれませんが。


さて、長くなってしまいましたがここまでは実はスタジオ盤の話しです。

今回のテーマと申し上げたらよいのでしょうか
ライヴについてはスタジオ盤とは違った分け方、考え方をしています。

ライヴに関してはこれは始めからではないのですが
今はツアー毎に分けています。

このように分けるようになったのはたぶんライヴ音源をいくつも聴くようになってからだと思います。

ライブ音源を聴き始めた頃は1970年代のライヴと
1980年代以降のライヴという分け方が何となくありました。

今から思うと
それはライヴ音源を聴いて自分なりに分けたというよりは
ライヴ音源に関する書籍などを見ているとそういう分け方をしている場合があって
その影響でそういう考え方になっていたのかもしれません。

最初の頃は1970年代のライヴ音源を中心に集めていましたし、よく聴いていました。
好きな曲のライヴ音源を聴いてみたいと思いました。

先にツアー毎に分けるとは申しましたが
少し矛盾するかもしれませんが

でも1980年代以降のライヴ音源も聴くようになると
もしかしたら異論を唱える方もいらっしゃるかもしれませんが
1978年〜1979年のアルバム「Jazz」発売後のツアーと
1981年の「The Game」「Flash Gordon」発売後のツアーを聴いてみると
曲目も、フレディの歌い方、声の出し方も変わっているかもしれませんが
具体的に言葉で上手く言い表せないのですが
ライヴ全体の印象、雰囲気に似たような感じを受けることがあります。

新しいアルバムが発表されるとその中からいくつかの曲を新しいツアーで披露しますが
ライヴではその新しいアルバム以前の曲も演奏しますから
異なるツアーでも似かよったところがあるとは思いますが。

何となくあの雰囲気の、あの頃のライヴが聴きたいなと思ったとき
1978年から1981年頃までのライヴ音源の中から選んだりすることがあります。

あっ、もしかしたら来日公演のライヴが聴きたいのかもしれませんが。。。

スタジオ盤をあえて分けたとしたら、その分け方とライヴ(ツアー)の分け方とでは
ずれているというか、異なっているかもしれません。

ライヴ音源を聴き始めた頃は
ツアー毎の違いがわからないこともありました。
今でもそうですが。

ツアー毎に分ける理由を
上手く申し上げられないのですが
そのツアーの中でどの日のライヴが好きか、気に入っているか、聴いてみたいか、
そういう風に考えることがあります。
もしかしたらライヴ音源を探したり、選んだりするときに
便宜上、ツアー毎に分けているだけかもしれません。


これもスタジオ盤と同じように
このツアーの、この日の、この曲、この演奏、この歌い方が好き、気に入っている
という感じ方なのかもしれません。


最初にQueenのライヴはどれでも好きと申し上げましたが
どのオフィシャル盤のライヴでも
ライヴ音源でも
ライヴを聴いていると
わくわくします。
気持ちが高揚します。

オフィシャル盤でしたら
「LIVE AT WEMBLEY」や「ON FIRE LIVE AT THE BOWL」は気に入っているライヴです。

ライヴ音源を聴き始めた頃はできるだけ音の良いもの
フレディの声の調子が良いもの
そういうものを探して聴いていました。

でもそうではないもの
例えば雑音が多かったり、音がこもっていたり、音質は悪くても
フレディのテンションが高いライヴ。
あるいはフレディの声の調子は悪くても一生懸命に歌っているライヴ。

よく聴いてみるとそういうときのライヴも凄く味があって良いなぁ、素敵だなぁ
と思えるようになってきました。感じられるようになってきました。

人間くさいというか、まさに生もの、ライヴという感じが伝わってきます。

弦が切れたのか、調子が悪いのか、
ブライアンのギターの音がおかしいとき。
頑張れーと応援したくなります。


中には観客に感激してしまうライヴもあります。

ある日のライヴ、フレディは喉の調子が悪くて
高音が殆ど出ません。
その部分を観客が歌います。
フレディは低い部分を丁寧に歌います。
それを聴いていたら思わず涙が溢れてきてしまいました。

ライヴ音源はオフィシャル盤に比べたら音質、音の良さはかなわないかもしれませんが
臨場感で比べたらライヴ音源の方が素晴らしいものがたくさんあると思います。
それがライヴ音源を聴きたくなる魅力の1つだと思います。

失敗もあるでしょうが全てを包み隠さず
そして観客の声援に支えられている
そんなライヴの様子が伝わってくる音源は
自分があたかも客席にいるような
よりその場にいるような気分にさせてくれます。


>ということで、結果的に「LIVE KILLERS」をあまり誉めていないような内容になってしまいましたが(^^;
>皆さんからの「LIVE KILLERS」の考察・感想もお聞かせ下さると嬉しいです。


お話ししてもよいのかどうか
躊躇う気持ちもあったのですが
感じていることをお話ししたいと思います。

「LIVE KILLERS」のことが最後になってしまいましたが
最初に書いたように「LIVE KILLERS」にも気に入っている曲がいくつもあります。

ただ、「LIVE KILLERS」が「LIVE AT WEMBLEY」や「ON FIRE LIVE AT THE BOWL」
そしてライヴ音源と違うのは、
言い方は悪いかもしれませんが
いろいろな日からの寄せ集めということです。
(ライヴ音源にも寄せ集めのもの、曲順が変えられているものもありますが。)

いくつかのライヴからできるだけ良いものを選んで並べたのだとは思いますが
曲と曲とが繋がっていない部分を聴くとそこで気分が一瞬途切れるというか
少し興ざめしてしまいます。

それから、観客の声援が大きく聴こえる箇所もありますが
「LIVE KILLERS」は全体的に観客の声が小さいというか少ないように感じます。

ライヴ音源を聴いていると
歓声が多いほど、大きいほどまるで自分自身もその場にいるような気分になります。

演奏や歌をじっくり聴きたい、楽しみたいのでしたら歓声の音が小さい方がいいのかもしれませんが
私はどちらかというとライヴの臨場感、雰囲気を味わいたいので
歓声があまり感じられないのは聴いていてやっぱり少し寂しいです。

できるだけ良い音で聴いてみたいとは思いますが
それを優先させてしまうことで
ライヴ独特の雰囲気が今一伝わってこないのは、味わえないのは
もったいないような気もします。

もちろん「LIVE KILLERS」もよく聴きますが
「LIVE KILLERS」とライヴ音源。
聴いていてよりわくわく、どきどきするのはライヴ音源の方かもしれません。

大好きなQueenのライヴだからこそあえて少し辛口なお話しをさせていただきました。


じろーさまと同じような言い方になってしまいますが

Queen のライヴについてはまだまだお話ししたいことがありますが
またの機会に。

Queen Live これからも楽しみたいと思います。
メンテ
考察感想 ( No.11 )
日時: 2008/09/01 09:06
名前: ソルジャー

遅くなりましたが、掲示板入口更新、お疲れ様でした〜♪
特に画像は、素晴らしいですね!

ドンピシャの「Live Killers」の話題で盛り上がっておりますが、私もちょっとお邪魔します。

Live Killersは、音質に関して不満が残ってますね。

特にフレディのヴォーカルと、ジョンのベース。曲によってバラつきがありますが、ほとんど聞こえない曲もあったりして。
臨場感を出すために、会場席の後ろの方から全体をマイクで拾っている音がメイン、って感じ。
聴いていて想像する自分の座っている席が、一番後ろの方、って印象^^;が強いです。

滅茶苦茶よく聴いたアルバムですが、そこがいま一つでありました。

そういえばこのアルバムは、当時の90分カセットのA面B面には収まりきらなかったのを記憶してます。
でも収録できない分数はほんの少しだったため、歓声だけの部分や曲の前後を編集して「ソルジャーバージョン」を作って満足して
いた記憶があります^^;。


じろーさん
>現在ではたくさんのクイーンのトリビュートバンドがありますが、初期のライヴを再現するには並々ならぬ苦労があると思います!!

初期から後期に向かえば向かうほど、テクニカルな部分は薄れていきますね。
「シートキッカーズ」での仰るような「ギター、ベース、ドラムがバトルを繰り広げているようでもあり、このワイルドさは後期の
ライヴでは観られない!!」部分を再現するとなると、これはもちろん必死でしょう。ステージ上では、多分メンバーは観客にむかう
よりもバトルしているメンバーに対して緊張感を走らせていると思います。
でも中期後期の楽曲を演奏する場合は、今度は伝えるもの、向かうところが違ってきます。そこがまたやっていて面白い部分です。


>かつて…(今もあるのか!?)名古屋にシナモンというレッド・ツェッペリンのコピーバンドがありました!!
>「ZEP.以上にZEP.している…」とさえ言われました!!

そこです、そこ(笑)。
「ZEP.以上にZEP.している…」とうのは、音色ももちろんそうでしょうが、もし他のバンドが、一音たりとも全く間違いなく演奏した
としてもそこまでは思われなかったでしょうし「シナモン」だからこそ、というのが重要で、これは形や音だけでは表せないバンドと
しての「ノリと迫力」の土台の上にヴィジュアルが付加されて評価された、とも感じます。
(注・「シナモン」は私も未体験。)


>いわゆるトリはポール・マッカートニーでした!!
>ここでもビートルズは美味しいところを持っていってしまうんだよね…(笑)

何かご不満でも(爆)。いやいや^^;、でもポールはあんまり記憶に残っていないんですよね〜。
Sweetさんの返信にもあったように、生放送は散々たるものでしたからビデオをセットして寝ちゃいました。
で翌日、飛ばし飛ばしで見たのですが、クィーンしか印象に残ってない。


>ところでもっと聞きたいのは、B派はあのラスト3曲をどんな風に観ていたのか…!?ということです!!
>結局、ポール一人だったこと…「レット・イット・ビー」であったこと…どういう風に感じられたのかなぁ!?

当時ビートルズのジョンを除く全員が集まるんじゃ、と言われていましたが、私は期待はしていませんでした。
それに本人達全員のモチベーションがないまま、ステージ上で集まっても面白くない。ジョンがすでにいないから、もうBじゃないしね。
だから当時も活発に音楽活動していたポール一人で十分、と思っていました。
曲は「レット・イット・ビー」よりもライヴの趣旨からいうと「ヘイ・ジュード」の方が合ってたかな、とは思います。
ベースを担いでロックンロールナンバーで締めくくってもらっても良かったかもしれませんが、1曲だけと考えると正解だったかと。


Sweetさん
>オフィシャルのライヴアルバムとして「LIVE KILLERS」のあと「LIVE MAGIC」「LIVE AT THE WEMBLEY'86」と
>続きますが、それら3枚の中では「LIVE KILLERS」が一番聴く回数が少ないです。

「LIVE MAGIC」は、なぜあそこまで編集されて原曲の構成を崩したのか、と当時憤慨した記憶があります。
後にWEMBLEYが発売されますが、あれは当初お蔵入りだった(と聞いています。)し、一枚のアルバムにライヴ全体の流れを伝える
ためには仕方なかったことなのかと判断せざるを得ませんが、私にとってはそういう理由で「一番聞く回数」が少ないアルバムです^^;。
これは、じろーさんの考察シリーズに登場するのかな?

>それは、後期のライヴでは初期のライヴと同じように
>クイーンが自分たちのオリジナル曲以外の曲を演奏していることがポイントを高めています。

なるほど〜、参考になります(笑)。
オリジナル以外の曲を演奏するのは、その前後の曲の流れをスムーズにするために入れることがある、と感じます。
ライヴ全体に対してのアクセント的要素ですが、そこに遊び心も入ってくるとますます楽しいですね!
後期の場合のそれは、特にその要素が強いかもしれません。
んでは次のFLASH!ライヴでは、クィーンもやったことのあるZepの「移民の歌」でもやりましょかね(こらこら)。

長文失礼<(_ _)>。今日はこの辺で(笑)。
メンテ
The Prophet's Song(LIVE) ( No.12 )
日時: 2008/09/01 09:07
名前: 喜楽院

DADAさんの「Queen Live」拝読致しました。
映像はまだすべて目を通しておりませんが、
大変興味深い映像ばかりなようです。
いずれ、おりを見てジクーリと拝見させて頂きます。
厚く御礼を申し上げます。

とりあえず「The Prophet's Song」のライブ音源を
聴いてみましたが、随分と久しぶりだなあ、と感じました。
というか、2度目の来日公演以来、もしかしたらその後
初めて聴くこの曲のライブ音源かもしれません。

DADAさんが提供されたのは、
「76年の日本公演の音源」ということなので
もしかしたら私が観たステージのそれかな?と
思いつつ、記憶を頼りに注意深く聴きましたが、
私が観たときのとは、随分と歌い方が違います。
あ、これは違う日の音源だとすぐに思いました。
調べてみると、私が観たステージは76年3月22日。
DADAさんが提供されたのは76年3月31日の
音源でした。

ボケ老人化がちゃくちゃくと進んでいる
昨今の喜楽院ですが、意外に覚えているものです。^^;
メンテ
Queen Live 〜Part 5〜 ( No.13 )
日時: 2008/09/01 09:12
名前: DADA

前回でいったん終わりにしようと思ったのですがお声も掛けていただきましたので
Queenのライヴについてもう少しお話ししたいと思います。

>ソルジャーさま

横レス失礼いたします。

>んでは次のFLASH!ライヴでは、クィーンもやったことのあるZepの「移民の歌」でもやりましょかね(こらこら)。

もしかしたらこちらでしょうか。
あの甲高い声、初めて聴いたときは誰の声だかわかりませんでした。
↓Queen - Immigrant Song (Live 1986)
http://uk.youtube.com/watch?v=YBFE-Jm3zbE

Queenがライヴで演奏したQueen以外の曲。こちらも素敵ですね。
↓Saturday Night's alright for fighting by Queen
http://uk.youtube.com/watch?v=CZ53PMnwWCE
この曲はエルトン・ジョンのアルバム「黄昏のレンガ路」に収録されている
「土曜の夜は僕の生きがい」ですね。
最近このアルバムを聴きました。
フレディも聴いたのでしょうか。なぜだか涙が溢れてきました。。。

こちらはジョン・レノンへの追悼の意味もあったと思いますが。。。
↓queen: imagine (rare cover) 音、少し悪いです。
http://uk.youtube.com/watch?v=h8kAeMr1tkE


>喜楽院さま
>DADAさんが提供されたのは76年3月31日の
>音源でした。

見てくださって、聴いてくださってありがとうございます。
お声を掛けいただき嬉しいです。励みになります。

喜楽院さまから1976年来日公演での「The Prophet's Song」のお話しがありましたので
手持ちの1976年の来日公演のライヴ音源から「The Prophet's Song」を改めて聴き比べてみました。

ギター間奏の前、無伴奏の輪唱部分は
歌い方やメロディが日によっていろいろと変わっているようです。

1976年の来日公演は3月22日から始まったようですから
喜楽院さまは初日を体験なさったようですね。
私はその日のライヴ音源は残念ながら聴いたことがありません。

先日ご紹介した音源。1976年東京での「The Prophet's Song」
手持ちのライヴ音源でも聴いてみたら
喜楽院さまがおっしゃるように1976年3月31日の音源と同じようです。

というわけで3月22日のことはよくわかりませんし、
それ以外の1976年来日公演前半の音源も持っていないので何とも申し上げられませんが
ブートのサイトで見てみると
声の調子はどうやら3月29日大阪公演あたりから良くなっていったようです。

3月29日大阪公演以降のライヴ音源のいくつかを聴き
そのうち主に「The Prophet's Song」について感じたことをお話ししたいと思います。

その前に
先日いろいろなライヴのオープニングの様子をご紹介しましたが
1976年来日公演の興味深いオープニングもいくつかのライヴ音源で聴くことができました。
ネットでも探したのですがなかなか見つからず、
映像は観たことがないので上手くご説明できるかどうかわかりませんがお伝えしたいと思います。


歓声が聴こえます。

演奏前のオーケストラのチューニングのような音が流れ。。。

カン、カン、カン、カン、カン、カン!
暫くすると指揮者がタクトで忙しなく譜面台を叩くような音がします。

「Ladies and Gentlemen! A Night at the Opera.」
テープのようですが、男性司会者による流ちょうな英語。

暫しの間。

ゴ〜〜〜〜〜ッ
どこからともなく聴こえてくるその音はだんだんと大きくなり
最後は耳をつんざくような音となります。
もしかしたら「Ogre Battle」の最初に流れてくるあの音でしょうか?
正確なことはよくわかりませんが、それよりは少し短く感じます。
その音が突然途切れ

♪タン、タン、タン、タン・・・
リズミカルなピアノの音。

♪I see a little silhouetto of a man,
スタジオ盤とは少し違う声。
地声というか、もしかしたらテープかもしれませんがもうちょっと生っぽい感じの歌声。

♪Scaramouch,Scaramouch
 Will you do the Fandango ・・・
ここからは、スタジオ盤と同じと思われるコーラス部分がテープで流れます。
場内手拍子。

♪for me for me ・・・
コーラスの最後の部分で大歓声が湧き起こります!
この後、生演奏による「Bohemian Rhapsody」のロック・パートになだれ込みます。

オープニングの様子、音を聴いた限りではこんな感じです。


◆1976年3月29日 大阪(夜の部)

音質は少しこもりがち。
ベースの音がもこもこした感じに聴こえます。
それがホールのような所で聴いているような反響音みたいにも感じられます。
「The Prophet's Song」を楽しむには良い効果をもたらしているような気がします。

昼に続いてこの日2回目の公演ですが、フレディの声は思ったより出ている感じがします。

輪唱の途中で子供の頃に歌ったことがあったような聞き覚えのある輪唱曲(?)のフレーズを
フレディが少しだけ歌います。

リンドンランだったでしょうか? それともディンドンダンだったでしょうか?
この曲の最後の部分はそのような記憶があるのですが。
♪グー チョキ パー で 何作ろう〜
という日本語の歌詞が付いている曲です。

曲名を思い出せなくて調べてみたら、詳しいことはよくわからないのですが
どうやらフランス民謡の「フレール・ジャック」という曲のようです。
英語だと「Are you sleeping」という題名のようです。
↓ご参考までに、こちらの曲です。
http://uk.youtube.com/watch?v=ewX9Bgml8Pc

日本語だと♪何作ろう〜 何作ろう〜 右手は○○で 左手は○○で ○○ ○○・・・
と歌う部分をフレディはこの日のライヴでは
♪ナナナ・・・と少しだけ歌います。
観客もその曲だと気付いたのか短いですが拍手が湧き起こります。

全体的に緊張感の漂う曲だと思いますが、その中でこのフレーズが流れてきたら
ほわっとした感じになりました。

輪唱曲というと私は かえるの歌 を思い浮かべますが
フレディにとってはもしかしたらこの曲なのかもしれませんね。
こういうアドリブを聴くことができるのもライヴならではの楽しみです。


◆1976年3月31日 東京

音質は良好。

メリハリのある歌い方。
フレディの喉の調子もよさそう。
輪唱部分の音の重なり具合も綺麗です。
先日お話ししたように美しい音色です。


◆1976年4月2日 仙台

音質は全体的にザーという雑音が入っていってそれが少し気になります。
フレディの歌声も演奏の音も少し遠めに感じます。

フレディの声の調子は良さそう。
高音も綺麗に響いています。

輪唱の♪Listen to the wise の部分
いろいろと音程を変えて、しかも凄く早く歌うところは迫力があります。
輪唱の美しさ、突き抜けるような歌声、
それだけにザーという雑音がなければ。。。と思ってしまいます。


どの日でも感じることですが
「The Prophet's Song」の輪唱部分の最後、
♪・・・man の部分ではロジャの歌声も加わりその輪唱もとても綺麗です。お見事。

「The Prophet's Song」同じ曲1つをライヴ毎に聴き比べてみても
日によって様々で面白いです。

フレディの声に注目して聴いてみましたが
きっと楽器演奏についても同じようなことが言えるのかもしれませんね。

ディレイマシンを使った曲を聴いていて思ったのですが
最初に出した音を2回、3回と繰り返すわけですから
もし、最初に出した音がおかしかったら、そのおかしい音が繰り返されてしまいますね。
濁った音になってしまいます。
歌でも演奏でもよほど正確さと自信がなければライヴではできませんね。
Queenの音楽技術の高さを改めて感じました。

Queen Live またお話しできたらと思います。


先日「SHEETKEECKERS」らしき音源をご紹介しましたが
音質は劣るのですが「SHEETKEECKERS」に似ている音の映像を見つけました。
詳しいことはよくわからないのですが「SHEETKEECKERS」とこの映像を聴き比べてみると
ギター間奏など重なる部分があります。
ブライアンもジョンもロジャも緊張感のある演奏でカッコイイです。
フレディは。。。ちょっと怖いです。
残念ながら「Ogre Battle」の映像は入っていないのですが
雰囲気はまさに「Ogre Battle」の世界のような感じがします。
↓こちら。Queen- Live at The Rainbow March 1974
http://uk.youtube.com/watch?v=GNxSmd5oL7M


>K&K管理人さま
>「ボヘラ(テープ)」ですが
>司会の声はケニー・エヴェレットで、その後の轟音は仰るように
>「オウガ・バトル」の最初の音です。このオープニングは私的に大好きです

詳しく教えてくださってありがとうございます。
ケニー・エヴェレット氏とはまだ正式に発表される前の「Bohemian Rhapsody」を
BBCラジオで何度も流した方ですね。
それからあのゴ〜という音はやはり「Ogre Battle」の出だしの音だったのですね。

1976年のハイド・パークの映像を観ると
こちらはアルバム「A Day At The Races」の冒頭で聴こえてくる
♪チャッ チャッ チャララ〜ン・・・という音をテープで流しているようですが
その後、
「Ogre Battle」の出だしのゴ〜という音から
「Bohemian Rhapsody」のコーラス・パートに繋がる部分を聴くことができますね。
↓こちら。画質も音質もあまり良くないのですが。Queen- Bohemian Rhapsody Intro
http://uk.youtube.com/watch?v=25gdCMY7J2A
メンテ
Re: クイーンについての考察ライヴ・パフォーマンス編 ( No.14 )
日時: 2008/09/01 09:13
名前: 昔sakai

DADA様

聞き比べに圧倒されています。
うっかりユーチューブに行ったりすると今度はロンドンのチューブよろしく乗り換えの連続で帰って来れません。ああ・・・

Queenのライブは2回見たらしいのですが、すっかり記憶が飛んでおりまして、オープニングのライトがすごかった(正面から見えている)とか、ブライアンがやたらアンプだかなんだか機材のほうにいってごそごそやっていた(ブライアン側うしろ2階側から見えている)とか、2回分が混ざってしまっています。
ただ、当時の同級生が黒のレザーで全身を包んでやって来たのを、武道館前の階段で見つけたの覚えています。
だからきっと、私が見たのは79年だったのだと思っています。
翌年、就職して買ったのは、黒のレザーパンツです。ははは・・

で、ライブ盤の感想は?

当時はレコードが基準だったのでライブでアレンジされているとなんか違うような気がしていました。でもスタジオの音を完全に再現するなんて無理な話ですね。

(Queenのライブはきれいだった。一緒に歌えてうれしかった。また行きたいなど)
メンバーのその当時の様子とか、どんなふうに変わっていったかなどとともに当時の自分を思い出しながら聞いています。
メンテ
Queen Live 〜Part 6〜 ( No.15 )
日時: 2008/09/01 09:14
名前: DADA

那由他さまのお話し

>ライブ映像を見ると、完成したステージを見せるために、それまでたくさん練習し、
>リハーサルし、メンバーだけでなく、裏方さんなど多くのスタッフの方たちが、
>力を合わせて準備しているのだ、と感銘を受けます。

素敵なお話しですね。共感します。
このお話を伺って思い出した映像があります。
ライヴ・エイド、DVDにはこの映像は収録されていないのですが
生中継では観ることができたのでしょうか?
Queenは素晴らしいパフォーマンスで観客を沸かせますが
その前にサウンド チェックをするスタッフ、
場内を盛り上げるコメディアン、メル・スミスとグリフ・ジョーンズの2人。
↓こちら。INTRODUCTION TO QUEEN IN LIVE AID CONCERT
http://uk.youtube.com/watch?v=g1rGsNzAgWg
そこには映っていないコンサートに携わっている大勢の人々、
惜しみない拍手と歓声を送る観客。
バンドの実力はもちろんだと思いますが、それらみんなのパワーが集結して
ライヴ・エイドでのあの素晴らしいパフォーマンスに繋がったのでしょうね。


>昔sakaiさま

>うっかりユーチューブに行ったりすると今度はロンドンのチューブよろしく乗り換えの連続で帰って来れません。ああ・・・

探しにいった映像だけでなく、ついつい他のものも見たくなってしまいますね。

>Queenのライブは2回見たらしいのですが、すっかり記憶が飛んでおりまして、オープニングのライトがすごかった(正面から見えている)とか、ブライアンがやたらアンプだかなんだか機材のほうにいってごそごそやっていた(ブライアン側うしろ2階側から見えている)とか、2回分が混ざってしまっています。

ブライアンの姿が眼に浮かぶようです。
ライヴでの貴重な体験、大切な想い出も教えてくださってありがとうございます。


>那由他さま

>たくさんの映像を紹介してくださって、ありがとうございます。
>いながらにして、いろんな物が見られて嬉しいです。
>いつものことながら、DADAさまの分析は素晴らしい。
>読ませてもらって、気付くことが多くあります。

恐縮です。じろーさまのお話しに感化されて音を聴いてみたくなりました。
見てくださってありがとうございます。
那由他さまがご紹介くださった「I Was Born To Love You」の映像も素敵だったので拝借しました。
ネットに情報を寄せてくださった方。
みなさまのお陰です。

>フレディとメトロン星人とツーショット、何かほのぼのしますねぇ。

楽しい会話をありがとうございます。
メトロン星人、値段の割には結構リアルにできていて気に入ってます。
腕が動かないので「We Will Rock You」や「Radio Ga Ga」の
両手を突き挙げるポーズができないのが玉にきずですが。
Metoron星人の話しによるとダダ星人も見たことがあるというので探しに行ったのですが
もう置いてありませんでした。


何度かお話ししていますが、
Queenのライヴを実際に体験したのは2005年のさいたま、横浜での来日公演が初めてです。

10月26日、27日、さいたまスーパー・アリーナは後ろの方の席だったので
ブライアンもロジャもポールもコメ粒よりも小さく、ゴマ粒くらいにしか見えません。
その姿も観客に遮られ直ぐに見失ってしまいます。
ステージのどこにいるのかもよくわかりません。
スポットライトを頼りに探しました。
大型モニターで映し出されますし、双眼鏡も持っていったのですが
その時はどうしても生で、この眼で直に見たいと思いました。

10月30日、横浜アリーナ。Queenライヴ体験もこの日が最後。
さいたまに比べて少しだけステージに近い席。
全身で浴びたドラムの響き「We Will Rock You」。
ロジャが叩く度に伝わってくる空気の振動、頬に当たる風が忘れられません。

フレディの姿はどんなに眼をこらしても見つけることはできませんでしたが
そこにいると感じました。

ライヴというのは眼で観るだけではなく、耳で聴くだけではなく、
全身で、五感を働かせて感じるものなんだと実感しました。

生のライヴでのあの感覚、感動には及ばないかもしれませんが
あの感覚を想い出し、想像力を働かせてライヴ音源、映像を楽しんでいます。

Queenの映像に関しては今ではネットでも随分楽しむことができますね。
小遣いを貯めてあちこちの店に足を運んで探し回り、苦労して手に入れた映像や音源の数々が
PCの前に居ながらにして簡単に視聴でき、ちょっと複雑な心境でもあります。

Queenの音楽をもっと聴きたい。

Queenのことをもっと知りたい。

Queenのアルバムを聴き、Queenの音楽にすっかり魅せられ
輸入盤、中古盤でもいいから未だ聴いていないものはないかと思っていました。

そういうものを扱っているお店がどこにあるのかわかりませんでした。

書店へ行って音楽関係の棚を見ていたら各地のレコード店を紹介している本がありました。
もしかしたら何か見つかるかもしれない。
いくつかのお店をピックアップし、地図を片手に訪ね歩きました。

そのうちの1店。店内に入ってみるとCDも置いてありましたが主に楽譜を扱う店の様でした。
書籍コーナーもあり、洋書を含めた音楽関係の書籍が並んでいました。

Queenのことが載っている本だったらどんなものでもいいから見てみたい。

何度か通っていたある日見つけたのが「Queen Live」。
表紙には白いレオタード姿のフレディが。

Queen関連の書籍が紹介されている本の中で似たような表紙の写真だけ見たことがある
「Queen Live クイーン・コンサート・ドキュメンタリー 伝説の証」の英語版でした。

日本語版の「Queen Live」は見てみたくて近所の書店にも注文をしましたがもう扱っていないとのこと。
手に入れることができませんでした。

文章は英語で書かれているけれども
Queenの写真がたくさん載っていてそれを見るだけでも楽しいと思って
中古本らしく表紙が少し痛んでいましたが
日本語版にはいつ巡り会えるかわからないので思いきってそれを購入することにしました。

写真を堪能しパラパラとページをめくっていくと
日本語版には載っているのかどうかわかりませんが
最後の方にQueenの曲がびっしりと書かれているページが続いていました。

各国で発売された「JEWELS」の様なベスト盤なのかなとも思いました。
でもよく見るとタイトルと思われるいくつかは何だか怪しげ。
英語で書かれているのでよくわからないのですが、JapanやTokyoの文字も。

いったいこれは何だろう?
その時はわかりませんでした。

その後、その店に何度か通った時に見つけたのが
表紙にQueenのメンバーが写っている雑誌でした。

迷わず手にしました。
表紙には「Queen 70年代特集他」と書かれていました。
たぶん中古本だと思います。

中身を見るとグラビアにはQueenの写真の数々。
記事にはQueenの文字が。
これはもう買うしかありません。

Queenの特集記事には、
まず最初にグループ結成に至までのことが書かれていました。
その他に1975年、1976年の来日公演のことが書かれていました。
中でも面白いのが1975年Queen初来日公演体験記。今でも何度読んでも読み飽きません。

そして私が釘付けになってしまったのが
1970年代のQueenのライヴに関する記述の数々です。

ジャケットと思われる写真と共にそれらに収められている曲名、
そのライヴの様子等が書かれていました。

これだと思いました。

それを見てやっと「Queen Live」に書かれていたものが何なのかがわかりました。

それらはQueenのライヴ音源に関する記述でした。
いわゆるブート。

この時、同時にそうとは知らず初めて聴いたライヴ音源も
どうやら同じようなものだということもわかりました。

そこに書かれているライヴ音源の説明文を読めば読むほど
どんどん想像が膨らみ
いったいそれはどんな音がするのだろう。
どうしても聴いてみたくなりました。

記事にはそれらを扱っているお店の名前は具体的に書かれていませんでした。
その時はまだPCを使っていなかったのでネットから情報を得る方法も知りませんでした。
どこに行ったらそれらを手に入れることができるのだろう。

その雑誌にはレコード店の広告ページがありました。
前述の各地のレコード店が載っている本も参考に
それらを頼りに何件かのお店を訪ねてみることにしました。

大通りに面したビルに店を構えていたり
入り組んだ裏道の寂れた小さな建物の一角に店を構えていたり
外からは一見どこに店があるのかわからないような
雑居ビルの中に入っている店もありました。

その日はある店に狙いを定め、
思いきってビルの中に入っていきました。

引っ込み思案で小心者の私には大冒険です。

こんな所で何かあったら怖いなぁ。
そんな不安な気持ちを抱きながら狭いエレベータに乗り込みました。

エレベーターを降りるとそこはマンションの様な造りになっていました。
殆どの部屋の扉は閉ざされていて通路には人影もありません。
そのうちの一室に恐る恐る足を踏み入れました。

店内は狭く何の曲かはわかりませんが生々しい音のロックの曲が流れていました。
棚にはCDやDVD等が所狭しと置かれていました。

どこにQueenが置いてあるのかもよくわかりません。
ウロウロと狭い店内を歩き、やっとQueenという文字が記されているCDを見つけました。

中古品と思われるオフィシャルの輸入盤もありますが
棚に並んでいる殆どは今まで見たこともないジャケットのCDばかりでした。

一体全体、どれを選んだらいいのか。。。

それらに出会えた喜びよりもオフィシャル盤よりも遥かに多いそれらのCDに面喰らっていました。
とにかく焦る気持ちを抑えつつ記憶にある雑誌で見たジャケット写真を一生懸命思い出しながら
探してみました。

あの雑誌は何年か前に発行されたものらしく、それに載っていたCDはもう扱っていないのか
殆ど見つけられませんでした。

これだったかな。。。
迷った挙げ句、それらしきCDと他にも選び、ドキドキしながらレジへ向かい、差し出しました。

「Queen 好きなの? 良い音のを選んだね。」

レジの人が気さくに声を掛けてくれました。

「はっ、はい。まずは70年代のものを聴いてみようと思って。。。」

緊張気味に返事をしました。

店の名前も何も書かれていない袋に入れられたCDを受け取り
暑い時期でもないのに汗びっしょりになりながらそそくさと店を後にしました。

Queen Live の虜になる始まりでした。
メンテ
ライヴ・パフォーマンス編ライヴ編でのフォロー ( No.16 )
日時: 2008/09/01 09:17
名前: じろー

Sweetさん、DADAさん、ソルジャーさん、リアクションありがとうございます!!
それぞれにお返事を…とも思ったのですが、他にも言い訳がいっぱい出てきたので(笑)、それらをまとめてお礼に代えさせていただきたいのですが…


まずSweetさんに…これはSweetさんに限らず、たくさんの方が「あれ!?」と思われたのではないかと思うので、補足しておきます!!
「どのライヴも同じ…」という部分のことです…

僕の言う「どのライヴも同じ…」は、「演奏力が安定しているので、どのライヴも失敗が無く、安心して聴いていられる…」という意味があります!!
DADAさんも仰っていましたが、息が合わないときがあったり…喉の調子が悪いとき…ハラハラする部分があり、それこそがライヴの醍醐味のひとつだと思います!!

しかし、ワークス以降のライヴはサウンド的に完成しており、いつのどこのライヴ…という個性が見つけにくくなっています!!

シナモンを引き合いに出したのは、〜年〜月、〜で演奏したライヴの〜曲目…という単位で演奏していたからです…
本物のロバート・プラントの声が出にくくなり、ジミー・ペイジの指がもつれるようになってしまっても…シナモンはあの時の演奏を完璧に再現してくれたのです!!

興味深いことにライブ・エイドに於いてロバート・プラントとジミー・ペイジは、コンコルドで飛んできたフィル・コリンズをドラマーにZEP.のナンバーを演奏しました!!
「ロックンロール」「天国への階段」…イキイキと歌うロバート・プラントに対して、ヨタヨタとギターを弾くジミー・ペイジにがっかりしたZEP.ファンがたくさんいた…という話しもありましたけどね…(苦笑)
ジミー・ペイジは素晴らしいギタリストですが、ファンにはファンが求めるジミー・ペイジがある…ということかもしれませんね!!
ライブ・エイドがD.V.D.でリリースされるようになったのにこのときの演奏が収録されなかったのは、ジミー・ペイジの陰謀ではないか…!?と考えるのは僕だけではないと思います…!!(笑)


話しが逸れてしまいましたが、とにかく、初期のクイーンのライヴに見られたハングリー精神のようなもの…(←うまく言葉が見つかりません…)それが後期には感じられないことに対しての「どのライヴも同じ…」という表現だったということです!!

蛇足ながら、フレ箱が出たときに出たミニ箱(1st+2nd+bonus)の「ラヴ・キルズ」は、ライヴ風にミックスされていて「ライヴ・アット・ウエンブリー」に入っててもおかしくないようなサウンドでした…


もうひとつ、「ライブ・エイドでは、ウエンブリーの方が勝っていた…」発言ですが…

ライブ・エイド自体が本当に意味のあるイベントだったわけで、その内容に優劣はありません!!
ただ、アメリカがアメリカらしく、お祭り的にその役割を果たしていたのに対して、U.K.は実に紳士的で…
決してクイーンがいたから…というだけの理由ではなく、ウエンブリーのライヴが素敵に感じられた…ということです!!

80年代に入ってから、アメリカンとブリティッシュの違いが希薄になってきていた頃、久しぶりにアメリカらしさ…ブリティッシュらしさ…を見たような気がしました!!
メンテ

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