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「WWRU-EX」レポ&感想
日時: 2009/02/04 19:20
名前: いまち


◆いまちカット「映像」*youtubeに飛びます
http://www.youtube.com/watch?v=MkUMCAMY8ik

◆預言者「映像」*youtubeに飛びます
http://www.youtube.com/watch?v=m17gmsIl4bQ


◆◇◆◇◆「リハ風景+いまちツアーズEX and more」〜写真ページ(お笑い系^^;)◆◇◆◇◆

http://www5.pf-x.net/~personal-sweet/wwru_ex/photo_jun.htm

☆★☆★☆★「WWRU-EX」のライヴ写真ページ☆★☆★☆★
 
http://www5.pf-x.net/~personal-sweet/wwru_ex/photo.htm


隠密道中 WWRU EX
〜準備編〜

1月10日にWWRU EXが開催された。
まずは関係者各位、そして参加の皆様に御礼申し上げます。
で、今回のネタは書けば今までの超レポの倍になることは必至であるので
超レポというわけにはいかないんだけど(めんどいし・おい)かいつまんでいきましょ。

今回のWWRUには8曲に参加した。
愛という名の欲望
Say it's not true
永遠の翼
イニュエンドゥ
預言者の歌
ロングアウエイ
ブライトンロック
Tthe hero いまちディレクターズカット〜東京スペシャル〜
というラインナップ。ロングアウエイはコーラスで、それ以外はギターを弾いた。
で、永遠の翼はよっしぃ枠のヘルプで、イヌ以降はSweet枠であった。
まあ、この枠制度っていうのが今回のWWRUの変わったとこなんだけど
詳細は割愛、長いし。
Sweet枠はあらかじめ5曲となっており、その5曲を決めるために11月(だったっけ?)に
キックオフミーティングが開催される(まあ飲み会でつ・爆)
で、あーたらこたらと楽しくべらべらしゃべりつつ上記5曲が決定される。
リハの日程も決まりようやく12月に始動と相成った。
メンバーは
Sweetさん、ソルジャーさん、喜楽院さん、ケンシロウさん、タラさん、よしぞうさん、さつきさん
kumaさん、そしていまちという結構な大所帯。
途中、さつきさんが体調不良で今回の参加は見合わせるということで急遽
kumaさんが、助っ人として参加することとなったのだけど、さつきさんがなんとか
間に合ったので、どーせならということでkumaさんにはそのまま参加して頂く
ことになったんだけど、これ幸い。スペシャル超助っ人となったのは言うまでもない。
よしぞうさんは札幌のWWRUで知り合ったのだけど今は東京在住ということで
しかもベースなので本人の意思とは関係なく(爆)参加となった。
12月は3回のリハをこなし、1月にはギター陣だけ集合して詳細な打ち合わせを行う。
そして迎えた当日。

ではここからはいつも通りの超レポでいきますか。

前日は会社の新年会ということで、とっとと帰りたかったのだが、はまってしまい(こら)
1時に帰宅。おかげさんで歌舞伎町のドンキホーテでネタを探しに行くという計画が
おじゃんになる。まあ、それまでにいまちカットのネタだけは仕入れておいたので
ぎりぎり最低限の用意はしてあったので、まあよしとしよう。

当日朝8時起床。ギターやらエフェクターやら持ち物の確認をして出かける。
朝は10時半から音合わせをすることになっている。
Sweet枠のメンバーに加え、関西から遠征のMFCオーナーさんも参加である。
オーナーさんはもともとは当日リハには参加する予定じゃなかったんだけど
今回預言者のタイコの叩いてもらうということで、ご本人さんは自宅練習の際
ちょっと不安になったらしく(苦笑)急遽ご参加ということになった。
高田馬場に集合しスタジオへ。
皆さん、もうわかっているのでボーカル陣、演奏陣各々簡単にスポットで合わせたい
とこを合わせる。と、そこへオーナーさん登場。
預言者を3回(くらいかな)合わせる。
今回は大所帯で曲によってはせまいステージに8人がひしめくので立ち位置を
きちんと確認することになっていたんだけど、できたっけ?

時間となり、この次は新宿でいまちツアーズEXにそのままなだれ込むことになっている。
時間も丁度いいのでみんなでランチということになっている。
待ち合わせ場所は新宿紀伊国屋前。
ここで、途中参加となるのは、BS熱中夜話でもそのテクニックを披露された、ひとりクイーンで
おなじみのTeaさん、そして愛欲でボーカルを受け持つmariさん、そしてはるばるのニセリッチー市長である。
なんで、みんなで待ち合わせ場所に行こうとしたら、まあ時間も予定より早かったこともあり
Sweetさんがトイレに行きたいからとっとと店に行きたいといういつもの我が儘炸裂で(爆)
お迎えには自分と喜楽院さん、ケンシロウさんが紀伊国屋へ。
今回お初はTeaさん。Teaさんは熱中夜話以降、住まいが近いということもあって喜楽院さんが
ラブコールを送ったらしい(爆)
また、このお方お姿通りの実に柔和な物腰の柔らかいお方なんであるな。ポイント高し。

さて集合後お店へ。
今回は物価の高い新宿だ。お店探しは結構苦労した。高いとこはいくらでもあるんだけどね。
で、ランチなんだけど、コースとかにすると普通に3000円とかするので個別に注文することにした。
しかしながら当日決めると時間がかかるだろうし、お店のほうも事前にメニューを決めておいたほうが
やりやすいだろうということで、皆さんには事前にお店をHPからメニューを決めてもらっておいた。
前日にそれをお店に伝える。(締め切り守らなかったひと約2名・爆)
一番人気は鳥の竜田揚げ定食。そして豚の生姜焼き、豚の豆腐の辛味噌鍋というリクエストだった。
まあ、これがまた竜田揚げは大正解の評判だったんだけど、生姜焼きは値段にしては量が少なかった
んで不評であった(笑)
で、ケンシロウさんの誕生日が近いということがあったので、ナイショでケーキもお店に用意してもらった。
なんやかんやとわいわいおしゃべりをして時間となりお店をでる。
ここでドロたんより携帯に電話がある。今アルタ前だというのでよしぞうさんに迎えにいってもらう。
で、めんばーはドンキホーテでおみやげを買いにいくことになったんだが、ここで携帯にさっきの
お店から電話。ん?なんじゃらほい?電話にでる。財布忘れてまっせ(!)うら?ということで自分だけ
お店に戻る。ドンキホーテに戻る。みんなもういない(爆)Sweetさんとmariさんが待ってくれていたので
会場へ向かう。ってか自分場所知らないもんね。Sweetさんが残っていてくれて助かったわい。

お店にはもうたくさんの方が開場を待っていた。挨拶するような方も少ないのでじっと待っていると
ほどなく開場。早速ギター陣で音合わせをする。
さつきさんは預言者で使用するディレイの接続確認をしないといけないし、立ち位置の確認もしなきゃ
いけないってことでせわしなく動く。ステージには続々と演奏者が音合わせをしていてセッション前の
独特な雰囲気。
その間にも続々と入場者が続きあっという間に満員である。
スタートは17時。なんか時間が経過するのがやけに早いなと感じる。
あっちゅう間に17時となった。
おなじみのスタートSEが流れる。さて始まるぞ。
メンテ

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Re: 「WWRU-EX」レポ&感想 ( No.7 )
日時: 2009/01/19 22:04
名前: ケンシロウ
参照: http://www5.pf-x.net/~personal-sweet/wwru_ex/photo_jun.htm

WWRU-EXに参加させていただき、皆様に厚く熱く、感謝申し上げます。

そもそも私は、音楽系のバックグラウンドはほとんどない(小学校時の合唱部以外)人間です。
バンドの一部に入って歌う、なんて機会が自分の人生に訪れることなど、全く予想や期待もしたことはありませんでした。
学生時代に聴いていたのは、洋楽よりもむしろ邦楽(かぐや姫・松山千春・さだまさし・チャゲ&飛鳥等)、楽器に関しては 「が」の字どころか、 「g」の音すら縁遠い環境でした。

あれから、数(十?)年。

いまちツアーズの参加に、1回目2回目と欣喜雀躍していた兄貴を横目にしながら羨ましく思い、彼におんぶしてもらって背中からちょこっと顔を出して、昔のクイーンの雰囲気に浸れたら楽しいだろうなあ、と、いまちツアーズの3回目に初めて参加させてもらったのが、みなさんに出会えた最初の出来事でした(たぶん、オーナーさんが初めて来たとき?)。

京都WWRU直後は、ステージ不参加ながら興奮を隠せない自分がいて、「今度は弟の番だ!」と複数のサイトで書き込みしましたが、
それにしたってゼンゼン本気ではなかったです。
今の状況は、とても不思議だし、同時にとても幸せなことだと感じています。

終わってみてまず振り返ったのは、何よりも自分の出来です。
わからない。客観的に見て聴かないと、わからない。  
・・・でも、今までのリハのどれとも比較して、「預言者」は、悔いがゼンゼン残らなかった。
「ブライトン」は、今までどうしても出なかった音が地声で出た。(今日やってみたらやっぱ出なかったなぁーww)

多大なご迷惑を自分の気づかないところでかけてるんだろうーなーと思いつつも、とりあえず、自分的にはとても満足してます(単に楽観的なだけw)。
楽器のことはよくわかりませんけど(だって全然違和感ないんだもん。さらに自分で演奏したことないから難しさがわかんないんだもん)、
僕的に一番目が行くのは、やっぱ同じボーカルのタラさん・喜楽院。
僕は口先のお世辞を言える人間ではないですが、彼らの歌唱力は、間違いなく前回京都や数回のリハを、遥かに凌駕するものだったと思います。「別人」と言ってもいいでしょう。
相当な練習を積んでるんだろうな、そう思いました。

でも僕も僕なりに、ワイーンの名を汚してはいけないと、必死でした。
僕なんかのウマノホネを快く迎え入れてくれた皆さんに、なんとか報いたいと、「ケンシロウさんに唄ってもらってよかった」とちょっとでも思ってもらいたいと、必死でした。
今だから申し上げると、ボイストレーニングも専属の先生にマンツーマンでついてもらいましたし、
深夜での自宅練習や、通勤車内での自己トレーニングも、ほぼ毎日欠かさずやっていたつもりです(それであの程度の出来しかないのが
申し訳ないのですがww)。

・・・・・・・・

ガチガチの初舞台(Lover Boy)を終えて席についた私に、いまちさんが「ケンシロウさん、さすがー」と笑顔で手を差し伸べてくれた時、
全身が安堵で弛緩しました。
さすがーという表現は、「以前の評価通りに今回演った」という、過去と現在を同時に含む言葉です。英語で言えば現在完了みたいな(^◇^) 。
後にteaさんやhanayoさんからも「よかったですよ」と賛辞をいただきましたが、一緒に練習してきた仲間だからこその「言葉の重み」ってありますよね。
そのときの僕の精神状態も配慮してくださったタイミングも含め、あの嬉しさは忘れることができないと思います。


2009/1/10、金色に輝く1ページが、自分の人生に刻まれました。
みなさん、有難うございました。(でも・・・これでDVD見たら絶句するんだろうなぁ・・・まいいや)
ご迷惑でなければ、何らかの形でまたご一緒できたら、ものすごく嬉しいです!!ヽ(=´▽`=)ノ
メンテ
Re: 「WWRU-EX」レポ&感想 ( No.8 )
日時: 2009/01/16 13:43
名前: ニセリッチー

いつもご本人にも皆さんにも申し上げていますが、私のインターネットを介した人との繋がりは、Sweetさんが、そしてQUEENが出発点でした(つまりこちらのK&K QFCダスな)。
ただ、私にとって物書きの対象としては一番のネタでありながら、音楽的には、QUEENはどうしても2番手、3番手なのです。
すまんのう…でもWHITESNAKEやHEARTの方が好きなのよ(^^ゞ
だから、繋がりが広がれば広がるほど、QUEENが好きな人、QUEENだけが好きな人、の持つ熱さと、「も」好きでしかない自分との気質の違いに居心地の悪さを覚えて、自然と付き合いを広げるのを止めてしまいました。

多分、私の住んでる場所が違っていれば、現実社会の方でももっともっと早く趣味の合うような人と出会って、違う楽しみ方をしていたでしょうな。
仮定の話はし始めるときりがないので、これだけでおきますが。

祖父の人生の最晩年からは、訪問看護に来てもらえるようになって、私も多少は時間に余裕ができましたので、遠出するようになりました。
そこで、それまでPCの画面を通じての会話だけだった皆さんと、現実に顔を合わせることが多くなっていきました(いつもどなたか新しいお友達を紹介してくださるジャスミンさんといまちさんに感謝感謝です)。
普段は厭人症のきらいすらある私ですが(そういう男が接客業してるのが興味深いでしょう・笑)、そうやって積み重ねていく出会いが楽しくて嬉しくて仕方ありませんでした。

今回は、10月にいまちさんから「ワイーンを見に来なさい」とご命令(笑)受けていたことが発端で(ソルジャーさんのからの「11月のFLASH!のライヴ見にいらしてね」のお誘いには先に応えることができました)、仕事の方で色々ゴタゴタはあったものの、なんとか動けそうな目処が立った12月の上旬に、再度いまちさんに照会して、1月10日に新宿で行われるjazzさん主催のQUEENセッション新年会「WWRU EX」がその舞台であることを教えていただきました(会場の規模などの事情から、一般公募よりも先に定員を埋めきってしまい、私がお願いした時は本当ギリギリのタイミングでした)。
「来るなら何か唄いなさい」とのご指示もいただいておりましたので、「私でも唄える」という基準で「輝ける日々」と「WWRY(の2番)」のヴォーカルにエントリーさせていただきました。

私は、カラオケに行っても、歌詞を覚えていないときちんと唄えない(字幕を追えないのです)ので、そちらは当然頭に叩き込むものとして、喜楽院さんが以前のステージの体験として「カラオケで声を出すのと、ステージで声を出すのとでは全然違います」と書いてらしたのを思い出し、独習でではありますが、発声だけはほぼ毎晩お稽古しました。

なにせ休みがとれないため、カラオケ屋さんに行ったのはクリスマス頃の一度きり。
ただ…課題曲は唄わずに、THIN LIZZYの「Don’t Believe A Word」やらUFOの「Doctor Doctor」やら、あとなんだったかな、FIREHOUSEの「Overnight Sensation」とか(爆)。
すみません、いつも通りに他のミュージシャンの曲ばかり唄ってしまう体たらくで(汗)。
まぁそれでも、出勤時にはいつも携帯プレイヤーで課題曲はずっと聴いてましたよ(と、取り繕う)。

懸念していた雪による飛行機の欠航はなく(1時間遅れてのフライトでしたが)、3日前から風邪ひいたものの、熱だけで、声が出ないわけじゃないので、坐薬入れて熱を下げ…。

会場は新宿歌舞伎町にあるロックバー(演奏する場所もある)。
従業員さんが皆さん親切で有難かったです。

お昼ごはんは、Sweet班の皆さんとご一緒させていただいて(喜楽院さん、ようやくお会いできましたね!)、会場までも連れて行っていただいていたのですが、こういう会が初めてなので皆さんの顔を存じ上げず、また、どういう風に過ごしたものやらよく分からず(具合が悪いのもありましたが)、開演前にご挨拶できたのはJunGreenさんとよっしい☆さんの京都のお2人くらい。
jazzさんにも、出番の直前にやっとご挨拶した次第で(汗)。

「輝ける日々」は、5番目の演奏でした。
会場はスモークがちょっとかかっていて、お客様の顔はほとんど見えません。
これのお陰で大分助かりました。
歌詞は全部覚えてるつもりでしたが、一応歌詞をプリントした紙をお守り代わりに持ってステージへ。
1番を途中まで唄ったところで、何か音のトラブルがあったみたいで、一旦停止。
でも、これで気持ちが楽になりました。
自分の声が何とか出てるのは分かってたので、体さえもってくれれば、と。
あらためて再スタート。
結構いいかな、と油断してたら、2番に入り損ねた(汗)。
でも、バックの皆さんにフォローしてもらえて、自分もそれで真っ白になることはなくて、なんとか元に戻れました。
私はずっと嬉しそうに笑っていたそうですが、MFCオーナーさんやJunさんたちが、何かの度に「ニセさんもいかがですか?」とセッションに誘ってくださっていて、私も「いずれは」といつもお応えしていたことに、やっとやっと乗ることのできた喜び。
そして、体調が悪いながらも、ある程度声が出て、皆さんの前で唄うことができる喜び。
この「唄う喜び」「みんなといられる喜び」というのは、PVでの4人を見ていて感じていたことでしたので、あの瞬間の私の意識はフレディたちに近づけることができていたような気がします。

次の出番の「WWRY」は、ステージの最終盤。
2度目に出てくるときにはもう、全然緊張はなかったです。
なんかこうスウィッチが入った感じ。
自分でも癖になったのが分かりました(笑)。
お客さん煽るために、左の腿叩いてたら、翌日つった(爆)。
この時は、もう薬が切れかけてて、声が出なかったのですが、なんとかノリで誤魔化せたかな。

実は終演後にオマケで「Burn」と「Smoke On The Water」をやりましたが、私はもう声が出ない(あと歌詞も覚えてない)ので断ったのですが、やっぱり前に出てしまいました(笑)。
よしぞうさんとのヘドバンブラザーズはいかがでしたでしょうか v

機会を与えてくださり、そしてまた、不義理を重ねております私めを温かく迎えてくださったjazzさんにまずはお礼を申し上げます<(_ _)>
そして、会場にいらしたすべての皆様へも。
もちろん、すべてのはじまりはあの4人からですから、QUEENへもありがとう。

次は、体調万全でチャレンジしてみたいなぁ。
WHITESNAKEセッションなどないものでしょうか(笑)。

※※※

黒い羊は、たしかに周りと毛色が異なる。
しかし、羊であることに違いはないのだ。
メンテ
Re: 「WWRU-EX」レポ&感想 ( No.9 )
日時: 2009/01/23 18:51
名前: ソルジャー

やられた!


当日に、仕事とバッティングと来たもんだ…。
全国から営業所単位で人が集まり、しかも全員の前で発表もしなければならない。
う〜む、さすがにばっくれるワケにはいかんな(笑)。

とは言え、過去に数度仕事帰りにライヴを行ったこともあるし、ま、なんとかなるでしょ。
な〜んて軽い気持ちでいたが、問題は終了時間。
予定では午後5:00に終了なのだが、会議というのは時間が押すのが常。
目一杯押したらどーしよぉ…。年初だから、会議内容もいつもと違って、盛り沢山。

一抹の不安を感じながら、朝9時に会議は開始されたのであった…。

ところがどっこい奇跡が起きた!会議は5時きっかりに終わるという、まさかの展開。
いやぁ、走った走った走った!(いや、正確には早歩きだったかも^^;。)
新宿駅を降りてからは、今度は人の多いこと多いこと。早歩きもできん!

地図を片手に、ようやく目指すクロウダディを発見した。


到着と同時に、さつきさんと入口でバッタリ。挨拶もそこそこに店内に入り、
そこでjazzさんと久々の再会。
クロウダディは数年ぶりだった。
前に訪れたのもQueenのセッションの時で、店内の様子も変わってないなぁ、なんて事も思いながら受付を済ませる。

と同時に、料金を払っている背中から聞こえてきたのは「Crazy Littele Thing Called Love」のイントロだった。


よかった〜、間に合った!


今回、この曲は何としてでも見ておきたかったので、到着と同時に演奏開始とは何というグッドタイミング!
座る場所がなかったので、真ん中の通路に後ろの迷惑をかえりみず立ちんぼで観戦させてもらった。
私のせいで前が見れなかった人がいたらごめんなさい…。


ほとんど一息つく間もなく、『よっしぃ枠』が開始される。
うっ、すげえ、フロントにボーカルが、ひぃふぅみぃよ、…7人^^;。
それにG,B,Kなど曲によって人数が入れ替わるが、総勢10名前後!
ドラムのMFCオーナーさんの影も形もない^^:。
私はこの後、そのボーカル陣の後ろで「Kind Of Magic」のドラムを叩く予定であったが、
その時点ですでに圧倒されていた…。


「Kind Of Magic」の演奏のために、ドラムセットの前に座る。
セッティングを調整。
スネアを軽く叩いて確認。すると"バタ"という音が…。"バシッ!"ではない。
ハイタムを叩く"ベコ"。ロータムを叩く"ボコ"。フロアタムを叩く"ドボ"。
最後にクラッシュシンバルを叩く"カシャ"…シンバル割れてるし。
しかし、チューニングの時間はない!いくぜ「Kind Of Magic」!


・・・でも
今度はバスドラがペダルを踏んでいるうちに、私からどんどん遠ざかって行く〜。あ〜こりゃこりゃ☆



今回、『Sweet枠』の「Long Away」で、初めてステージでギターを弾いた。
バッキングはkumaさんのギターにほとんど全面頼りきリだったが、練習ではただひたすら、ソロソロソロ。
唯一の見せ場である。ビジネスホテルに泊まった時でさえ練習したモンね〜☆
リハではボロボロであったが、本番では間違わずに弾けた♪
後にmurakoさんから「ソルジャーさんのギター、よかったです。」と言ってもらった時は、すんげぇ嬉しかったッス^^。

あと、一番印象に残ったのは「預言者のうた」。
ドラムを今回、MFCオーナーさんにお願いした曲で、一曲目の「イニュエンドウ」終了後、
私はステージすぐ前の客席についた。

リハでみんなと練習した曲を、本番の時に客席で鑑賞するなんて事は初めてだったし、自分がライヴを行う時は、
いつも「自分たちの演奏を第三者的な視点で見たい」と思うのだが、今回はその疑似体験が出来たような気がした。
それにしても、ロングコート&グラサンの喜楽院&ケンシロウ兄弟は、まるで踊らないブルースブラザースのようで、
それが二人の長身と相まって、物凄い存在感だった!

ただ後で気づいたのだが、ステージに近い席は禁煙エリアだったのね^^;。
その時、タバコ吸っちゃいました、メンゴ。


「Inuendo」「預言者」「Long Away」「Brighton Rock」「いまちカット」と、
言わば曲調バラエティてんこ盛りの難曲揃いであり、
その上、本番当日のサウンドチェックもほぼ行わない状態で挑戦したというのは、
「難曲バンド」ではなく「怖いもの知らずバンド」というネーミングも浮かんだりする。


今回は、現在のアマチュアにおける「セッション」と呼ばれる形が
「プログレから始まった」という事実も垣間見れた気がした。
単純なビートやリズムに乗っていくセッションというものではなく、変拍子オンパレードのプログレからが発祥で
そのネーミングになったというのは、逆説的で興味深かった。

ということで、
主催者のjazzさんはじめ、参加者の皆さん、Sweet枠のメンバー、本当にお疲れ様でした!

メンテ
Re: 「WWRU-EX」レポ&感想 ( No.10 )
日時: 2009/01/16 13:48
名前: hanayo

WWRU、私は観覧のみでしたが最高に楽しかったです!
本番を迎えるまでは大変な事も多かったと思いますが
ステージの上では皆さん本当に生き生きと楽しそうで
観ているこちらまで心を打たれました。
同じ目標に向かってみんなで力を合わせるっていうのは
本当に素晴らしい事ですよね。
メンテ
Re: 「WWRU-EX」レポ&感想 ( No.11 )
日時: 2009/01/16 13:50
名前: 昔少女A

12月のある日、飲み会があるからと誘われた。他の人達はバンドの練習をしてから合流するらしい。
でも、そのメンバーはお会いしたことが無い方が多いみたい。ちょっとだけ見学してみようっと。

そもそも私は、バンドの練習はおろか、ライブハウスにも行ったことは無かった。
行ってみました。いきなりあのハードな「Innuendo」を演奏していた。あの狭い空間に大人数、大音響。
おまけに、みんなとんでもなく真・面・目。私はひたすら、目を白黒していた。

さて、飲み会になった。自己紹介をして、「WWRU-EX」に参加するメンバーと判明した。
ぜひ見学においでと暖かく皆さんに誘われて、早速その気になってしまった。

1月10日、友人と新宿のクロウダディ・クラブに行った。
約50人の集まりに見学者は数名、幸運にも見学者として入れました。
始まる前は、それぞれバラバラに準備をしていたようでした。緊張している人、お腹が空いている人。
お菓子がいろいろあったので、見ているだけでも面白かった。
そして、「WWRU-EX」が始まった。全部で25曲になりそう。

念願のコーラスに参加することができた人がいた。
かなり緊張していて、歌が終わったとたんに、安堵の表情を浮かべていたけど頑張ったね。

いよいよ、「Innuendo」が始まった。それまでの15曲とは雰囲気が違う。
この集団が演奏すると、音楽を忠実に再現したいとの思いが伝わってきます。
重々しいギター、正確なドラム、伸びのよい声。そして、すべてが格好よく決まっていた。

中でも、「預言者の唄」は絶品!誰もあの曲を再現しようとは思わないはず。
観客は真剣に耳を傾けていましたよ。「ナウマン象」にはあちこちから笑い声が。
きっと『秘薬の飴』が効果あったのですね。
そして、いまちカットの東京スペシャルはとても楽しくてお洒落に感じました。

会場にはフレディになりきっている人。かつらで変装している人。
全身真っ赤な人。ピアノの先生と思われる位上手な人。いろいろなグループに混じって数曲演奏する人。
そうだ、ギターを持って数ヶ月という人もいたな。堂々としてるなー。
NHKの人も来られてましたね。熱中夜話の出演者の半分はいるような気がします。

日本全国からこの日のために集まったんですね。
司会進行役のJazzさんとJun Greenさん、盛り上げてくれてありがとう。
今回は招待制で、演奏者も見学者も限られていましたが、本当に行って良かったと思います。
この大切な時間を共有できて幸せです。QUEEN最高!
うっ。カメラ係のつもりが全く撮れていなくて御免なさい。滅多に使わない絵文字で謝ります。
m(_ _;)m ゴメン!! この次にこのような機会がありましたら自前のカメラを持参します。

ずうずうしくも2次会にまで顔出ししてしまいました。楽しく酔いが回った後、帰りは黒塗りの車とタクシーをかき分け新宿駅に到着、無事帰宅と安心し、上着を脱いだら「昔少女A」の名札が。ハッと、まわりを見回したら家族は熟睡中・・・。
メンテ
Re: 「WWRU-EX」レポ&感想 ( No.12 )
日時: 2009/01/16 13:54
名前: murako

Queenのファンになって、34年目の私。
大勢のファン仲間に恵まれ、今だにみんなで「ロジャー!キャー素敵!」と騒いでいる私。
その私が、ずっと内緒にしていた事があります。

それは、フラッシュゴードンが大好き!
という事。
どうしてみんな、このアルバムを嫌うのかなあ。
もっと、みんなでフラッシュゴードンの話をしたいのに。歌いたいのに。
ずっと、そんなふうに思っていました。

そんな積年の孤独感が、一気に解決される日が、とうとうやってきました。
そうです、新年そうそうに開催された、WWRU−EX!
その晴れの舞台で、K&Kのサイトに集う皆さんが、な、な、なんと!フラッシュゴードンのスペシャルメドレーを演奏してくださったのでした!

(マニアックな)悲しいウェディングマーチやミン皇帝登場の際の不気味音、劇中のセリフや武器の響きまで再現された緻密なサウンド!

素晴らしかったですっ!!
ありがとうございますっ!! 
もう、そのひとことに尽きます…。

満員のライブハウスで鳴り響くフラッシュゴードンに、一番舞い上がっていたのは明らかに私ですが、しばらく、少々きょとんとしていた他の観客の皆さんも、Heroでは瞬間点火のヒートアップ!
会場は、大いに盛り上がりましたよ!

K&Kの皆さんのこだわりは、サウンドだけではなく、衣装や小物などの細部まで行き渡っていました。
その小物の一つ、私の所にウェディングブーケが飛んできたのは、運命かもー。
ブーケを受け取った私は、これからも、フラッシュゴードンを愛し続ける決意をいたしました!
これからは、堂々と。

K&Kとその仲間達の皆さんの演奏は、フラッシュゴードンだけではありませんでした〜。

INNUENDOでは、タラさんの魂をゆさぶるヴォーカルに、いまちさん・さつきさん・Kumaさんのトリプルギターの調べが重なって・・・迫真の演奏でした。

風の音を口笛で再現した預言者の唄は、怪しいコートとサングラス姿の預言者ふう喜楽院さんとケンシロウさんに、会場はウットリ(ほんとです)

LongAwayでは、Sweetさんがドラムでソルジャーさんがギターという、ちょっとレアな組み合わせと完璧なコーラスを楽しめましたし・・・。

Briton Rockは、レコードとおんなじギターで、ひっかくような音の再現までそのままでした。長すぎないギターソロは、物足りないくらいで。

私には技術的な知識がサッパリないため、心のままの 感想文になってしまいましたが・・。
これからも、ぜひ、応援させてくださいね♪

皆さんに、またお会いできます日を楽しみにしております。
次の演奏お披露目の機会には、誘ってくださいね〜。


メンテ
Re: 「WWRU-EX」レポ&感想 ( No.13 )
日時: 2009/01/19 22:00
名前: さつき

1.選曲会議

11月のある日、私はとある飲食店にいた。周囲には顔なじみの人々。
9月に札幌で行われたクイーン愛好者のセッションで共演したメンバーである。
会合の趣旨は、次回のセッションの選曲。
9月の会が非常に盛況だったため、会の終了後すぐに、1月10日に次回の開催が決まっていたのである。
今回は、集まったメンバーで演奏するのは5曲程度とのこと。
どの曲を演奏するか、この食事会で決めるのである。

食事会では、アルコールの効果もあり議論百出、気がついてみると、
クイーンの曲の中でもとりわけ再現が困難なものを選んでいた。「難曲バンド」の誕生である。

選ばれた5曲は、イニュエンド、預言者の歌、ロングアウェイ、ブライトンロック、ヒーロー、である。
ヒーローは、前回札幌で演奏したのと同じ、メンバーのIMさんが構成したIMカット、その「東京版」となった。

イニュエンドは、フレディマーキュリーが生きているうちに発表した最後のアルバムの1曲目、
ボヘミアンラプソディを思い出すような複雑な構成の曲である。
曲の途中には、スパニッシュギターの演奏も入り技巧的にも困難を極めるのであるが、
なんとこのスパニッシュギターは私の担当になってしまった。
ほのかに酔ったTAさんが、私に弾いてもらいたい、と希望を出したのが影響している。

預言者の歌は、クイーンの曲の中でも極めて荘厳でかつ実験的な大作である。
間奏には有名な無伴奏の輪唱コーラス部分があり、これを再現するのは至難の業である。
実は30年以上前に私がクイーンに出会い、のめりこんだ原因はこの曲なのである。
その意味で、数あるクイーン曲の中でもこの曲は唯一「特別な」曲だ。自分の人生の大部分に影響を与え、
さまざまな思いもある。自分にとって特別な意味のあるこの曲を今回のセッションで弾いてよいものかどうか大いに悩んだ。
しかし、いつかは弾くつもりであるので、
この機会に他のメンバーとの共演として弾くことができれば、自分にとってのこの曲の位置づけというものも
さらによいものにできるだろう。

ロングアウェイは、実のところそれほどの難曲でもない。
他の4曲が大作ぞろいなので、ギターソロ部分担当もドラムのSOさんなどにお願いするなど、少し息抜きの意味もある。
この曲は、後で触れる「助っ人」KUさんとSOさんがギターを弾くので、私は担当を外れた。

ブライトンロックは、間奏の「津軽三味線ギター」が有名な曲である。この間奏も引き受け、身が引き締まる。

ヒーローIMカットは、札幌で演奏した版に少し別の部分を追加したもの。基本的な構成は変わらない。


2.辞退

選曲会を経て、一度は担当ギター部分を引き受けたものの、
勤めの仕事が多忙を極め、練習もほとんどままならない。
自分の受け持つ4曲のうち、ブライトンロックとIMカットは演奏経験があるのだが、残りの2曲は一からの練習となる。
前回の札幌のときは、演奏曲が決まってから開催日まで3ヶ月ほどあったのだが、
今回は1ヶ月少ししか時間がない。
そうしているうちに体調を崩してしまい、ますますギターから遠ざかった。
このままでは周りのメンバーに大きな迷惑がかかる。
数日間悩んだ後、リーダー役のSWさんに辞退を申し入れた。辛かった。

SWさんからは、体調を気遣う返事とともに、代役をすぐに見つけたとの連絡。
気遣いは大変に嬉しかったし、すぐに代役を見つけれくれたのには大変安堵した。
さすが日本中に顔が利くSWさん、と感心する。

見つけてきてくれた「代役」は、意外なことに、私の10年来のクイーンギター友人のKUさんであった。
SWさんも、「彼なら安心だろう」と告げる。その通りと感じる。
早速、私からKUさんにご挨拶のメールを送ると、返事には意外なことが記されてあった。
曰く、「自分も同時期に別のバンドの演奏を控えていて、代役を引き受けるのが負担である」。

また、SWさんは、「辞退」した私に、盛んにリハーサルや当日の参加観覧を勧める。
理由は、そのほうが私を含む全員の納得が得られるから、とのことだったので、
これは一応了解したのだが、今から考えると、これもまたIMさん同様の「深慮遠謀」だった気がしなくもない。

SWさんからは、演奏辞退と参加観覧に伴って、預言者の歌の輪唱コーラスに使うディレイマシンの調達を命ぜられた。



3.ディレイマシン

預言者の歌は、後半に無伴奏の輪唱コーラスがある。
コーラス前半はフレディの独唱で、歌声を遅らせて重ねることにより、一人で輪唱を行う。
はじめに中央から声が聞こえ、次に同じフレーズが左から、最後に右から、と三部の輪唱となるのである。
オリジナルのスタジオ版では、恐らくテープ編集の段階で一人の声を三部に加工しているはずだが、
実際にステージで再現するには、ディレイマシンと呼ばれる、声を遅らせて再生する機械を使えばよい。
現在、楽器屋で売っているディレイマシンは非常によくできていて、
安価なものでもこれを再現できる機能がついているものが多い。
私の手持ちの機械でも、マイクをつないで設定すると、フレディと同じ効果がちゃんと得られる。
これでSWさんからのリクエストは完了、と思ったのだが、意外な伏兵が待ち構えていた。

輪唱コーラス部分の前半はフレディの独唱三部だが、後半はブライアン・ロジャーも含めた合唱二部となる。
二部の輪唱は、左・右の順で聞こえるのだが、
手持ちの機械も含めて、市販品には、この「左・右」と聞こえてくるディレイが可能な機種が見当たらないのである。
三部輪唱のできる機械では、二部輪唱もできるのが普通だが、
この場合の二部は「中央・(遅れて)中央」と聞こえてくるのが普通で、
左右から音が出るような機能を持つ製品は今まで見たことがなかった。

預言者の歌では、この輪唱コーラス部分がハイライトとなる。
「中央・中央」の二部輪唱でお茶を濁すことも考えたが、やはり「特別な曲」としてはよい気分ではない。

いくつかの楽器店を回り、ディレイ機能をもつ機械をいろいろ試したものの、
やはりなかなか希望する機能は見つからない。
あきらめかけていたときに、大きなサイズのギター用マルチエフェクターが目に入った。
試してみると、三部輪唱のほかに、左右に振れる二部輪唱の機能も入っている。
使うのはこの機械に入っているギター用の数百種類の機能のうちのたった2つであるが、
すぐに決断し、レジで2万5千円也を支払う。


4.復帰
1回目のリハーサルの日、大きなディレイ用のギターエフェクターを専用のバッグに入れ、ギターも抱えて電車に乗る。
ギターを持っているのは、辞退したとはいえ、この日は助っ人のKUさんが都合で参加できず、
リハーサルに限って「助っ人の助っ人」をするためである。
リハーサルでは、持ち込んだディレイマシンをセットして、輪唱コーラスの練習をする。
輪唱コーラスはSWさん、KIさん、KIさんの弟のKEさんの3人が行う。前半の独唱はKIさんが歌う。
三部の輪唱のディレイは音量やディレイタイムの調整を行い、なかなかうまくいく。
後半の二部は、オリジナルは最後の部分で左・右の輪唱が右・左に入れ替わるという凝った構成である。
これも大枚はたいたディレイマシンに、左右を入れ替える機能があったので、
これを使って、輪唱のディレイに関してはオリジナルと全く同じ構成とすることができた。

リハーサルの本体は、私がKUさんの部分を弾いたりすることでなんとか進行する。
リハーサルが終了するときに、IMさんやSWさんがやけにニコニコ、いやニヤニヤしている印象を持つ。
IMさんの「ギターはやはり3人でやりましょうよ」という一言で、私の復帰が決まってしまった。
他の参加者も異存はないらしい。後ほどKUさんにも連絡すると、KUさんも歓迎してくれた。
理由はやはり、曲数が多く負担であるので、私と分け合ったほうが楽だ、ということであった。

「助っ人の助っ人」という形で「復帰」が決まってしまった。練習の不足は正月休みに取り返すしかない。

復帰が決まった後、私の復帰を一番喜んでくれたTAさんから、
私がセッション主催者から他に2曲、ギター担当を指名されていることを知らされた。
見てみると、You and IとSave meという曲である。両方とも簡単な曲ではない。これも正月休みに精進することにする。



5.リハーサルと正月休み
リハーサルは、2回目、3回目と12月に週末ごとに3回行われた。
体調も万全でなく、結局2回目、3回目のリハーサルも、練習は前の日の晩のみ、
リハーサル当日は曲の雰囲気や他の人の演奏を確認するような状態に終わった。
正月休みは年内にまた体調を崩し、ようやく復調した元日から3日までは集中的に練習した。
今回のリハーサルは、週末ごと、という忙しい予定で、他の参加者も十分に演奏を合わせられない状況だったので、
年明け4日にギター担当を中心に別の練習スタジオに集まり、最後の練習を行った。
参加したのは、IMさん、KUさん、SWさんと、ドラムの練習助っ人の友人TAKさん。
合計5人で3時間ほど練習を行い、調整した。

年末にSWさんから、預言者の歌のコーラスについて、各パートの音が欲しいというリクエストがあった。
5曲のうちで目玉になるだろう預言者の歌のハイライトについてはいくら準備してもしすぎることはない。
早速慣れぬPCソフトを使って、コーラスパートを打ち込み、音源に仕立ててSWさんに渡す。
彼女は当日まで、この音源を聞いて練習したとのこと。お役に立てたようで嬉しい。


メンテ
Re: 「WWRU-EX」レポ&感想 ( No.14 )
日時: 2009/01/19 22:00
名前: さつき

6.当日
4日の最終練習から6日後が早くもセッション当日である。
午前中に、会場に近い場所で再び練習スタジオに当日の参加メンバーが集まり、最終音合わせを行った。
その後、昼食をはさんで、会場入りする。

会場では機材のセッティングを行う。持ち込んだディレイマシンはなかなか音が左右から出なくてあわてたものの、
最終的には計画通りの音が出て一安心する。
私たちのグループは、IMさん、KUさん、私、と3人が同時にギターを弾くので、
ギターアンプも3台同時にセッティングしてもらう。
ステージの間口はそれほど広くないので、今回のメンバーの全員が立つと、かなり窮屈である。



7.開演
午後5時、いよいよセッションが始まった。
主催のJAさん、進行役のJUさんの軽妙な京都弁でつぎつぎと曲が進む。
私たちのメンバーでも、他の曲にパートごとに参加するものもあって、そのたびに客席からステージに移動する。
SWさんとIMさんのデュエットのSay it's not trueは、練習なしでのぶっつけ本番とのことであったが、
二人のハモリも絶妙で会場からも歓声が上がった。

助っ人ギターのKUさんは、私の代役の曲は二人で分け合ったものの、
それ以外の曲の担当リクエストが多数舞い込み、ふたを開ければ8曲担当と、
おそらく参加者の中で最多の曲をこなしていた。いつも通りの安定した演奏で安心して聞いていられる。
担当した曲の中には、ステージに上がる人数が多くて、KUさんの顔が見えないような曲もあり、苦笑した。

私の担当曲、You and IとSave meも少しよろけるようなところもあったがなんとか終了、冷や汗をかいた。



8.演奏
いよいよ私たちのグループの演奏である。準備が済んで1曲目のイニュエンドのドラムロールが始まる。
その直前にSWさんがJAさんの誕生祝を行い、その興奮がさめやらない。
ドラムのSOさんが特に合図もなくドラムロールをはじめたように見え、
SWさんの1,2,3,4のカウントの声が入るのにやや時間がかかった。

スパニッシュギターの部分は、まだまだ全然完璧ではないものの、練習も含めて一番いいできのように思えた。
この部分の直後のギター3重奏は、IMさんとKUさんの入りがもたついているように感じたが、
後で聞くと私が早く入ってしまったとのことで申し訳ない。

預言者の歌は、長身のKIさん、KEさん兄弟が黒いロングコートにサングラスといういでたちでステージにそそり立ち、
その歌声を披露する。
SWさんも交えた輪唱コーラスも無事終了する。
コーラス終盤で左右の音の出方を入れ替えたが、会場にうまく聞こえたかどうか。
KIさんの独唱部分でマイクを持った手が震えていたのは私に目にも見て取れた。
KIさんの地元で化石が発掘される「ナウマン像」のシャレは会場を沸かせていた。
コーラス後の演奏はやはり今までで一番落ち着いて弾けた。
ベースのYOさんの暖かいプレイを見ながら弾くために、やはり安心するからだろう。

ロングアウェイは自分の担当がないが、演奏時間に余裕がないので、
ギターを置かずにステージの脇に引っ込み、他のメンバーの演奏を聞く。
SWさんは安定したドラム、ギターソロのリードを担当するドラムのSOさんの演奏が一生懸命で印象的である。

ブライトンロックは、後半からの津軽三味線風ギターソロを担当する。
ドラムとの掛け合いになるので、ステージの中央に出て、後ろをちらちらと見ながら弾く。
いわゆる「速弾き」的なフレーズだが、一音一音ははっきりと弾かなければならないのでなかなか難しい。
演奏後に友人のTAKさんなどに聞くと、ギターの音はきちんと聞こえていたとのことで安心する。

ヒーローIMカットは、東京スペシャルとして、冒頭にウエディングマーチを付け加えた。
この部分もIMさん、KUさんとの3人で弾く。
この部分の演出として、なんとSWさんがベールをかぶった花嫁、KEさんが花婿で、文字通りのウエディングシーン。
花びらシャワーが撒かれる。私の希望で、ウエディングマーチの後半はオリジナルの短調を交えたのだが、
二人の前途を祝福するのによかったのかどうか。

その後は札幌と同様の構成で演奏し、途中でThe Kissというシーンを挿入。
このギターも担当する。SWさんからはお褒めの言葉をいただいた。
続いて歌うTAさんの歌声も、札幌のときよりも数倍進歩していて聞きほれる。

後半はやはりIMさん、KUさんとの3重奏部分も取り入れ、
札幌のときよりもさらに音が華やかで厚みを増したように感じた。KUさんには改めて御礼を申し上げたい。



9.終演
自分たちの演奏が終わると、改めて充足感の混じった脱力感を感じる。
機材を片付け、席に戻ったメンバーに声をかける。次の曲からはいよいよ終幕の定番曲で、
あっという間にWe are the championsの番になる。主催者・進行役の挨拶、参加者全体写真撮影など終えて、
セッションは無事終了した。

今回は自分の体調があまり万全でなかったのか、
リハーサルも含めて、あっという間に時間が過ぎていった気がする。
当日のセッション時間も、自分で弾いた部分の記憶が多少ある程度で、あとは夢の中、という感じだ。
それでも、後からメンバーや参加者の感想を聞くと、楽しんでもらったようで安心した。

企画とIMカットの監督をしたIMさん、グループ全体のまとめ役として大活躍したSWさん、
安定した力強さのSOさん、ボーカルに磨きがかかったTAさん、いつも暖かいベースのYOさん、
看板ボーカルのKIさんとKEさん、そして、助っ人として最多の曲をこなしたKUさん。
練習のときに手伝ってくれたTAKさん、当日ただ一人、札幌の時のTシャツを着てきてくれたDAさんも含めて、
皆さんにお礼を申し上げる。
メンテ
Re: 「WWRU-EX」レポ&感想 ( No.15 )
日時: 2009/01/19 22:03
名前: タラ

今回のWWRU-EXでは私は2.5曲ボ−カルをやらせていただきました。
曲は「イニュエンドゥ」、「The Hero〜いまちカット東京スペシャル」
そして0.5曲は「ボヘラ」のロックパ−トです。

「イニュ」は一年ちょっと前のいまちツア−ズで、私の課題曲だったので
その時はか〜な〜り練習して何とか歌えたのでけっこう安心していたというか、
まあ大丈夫だろうって思っていたのですがそれが大きな間違いでした。
それはカラオケと生演奏の違いです。
何度練習しても声に迫力が出ない、そしてギタ−はトリプル、すっごい悩みました。
演奏陣の出来は最高で、これじゃボ−カルが足引っ張るよ〜(涙)
Sweet枠の皆様、ごめんなさいってリハのたびに心の中で謝ってました。

そして年が明け、なかば開き直りで本番に臨みました。
で、何とか歌えてた気がします。(わかんないけど)
正直、“Till the end of time”って歌い終わった瞬間、ホッとしたのと
あ〜終わっちゃったっていう両方の気持ちが交錯して不思議な感覚でした。
でもみなさんのおかげで、このすばらしくむずかしく、且つ名曲を歌えたこと、とても幸せだなって思いました。

「The Hero〜いまちカット東京スペシャル」は歌っててすっごく楽しいです。
ただ今回東スペでは「KISS」のあのハイト−ンボイスをやれといまち監督から指令がきました。
たぶんフラッシュ・ゴ−ドンのアルバムを持っている方は少ないと思うので(おい)

説明するとフレディがまるで女性のような声で“あああああ〜”って歌ってる曲なんです。
「また無理な事を」って一瞬思いましたが、ピアノの先生がボイストレ−ニングもやっていたので、
CDを聴かせてこの声出したいってお願いしました。
「熱中夜話」で石井さんが話していた、あの“ラ”の音なんです。
いやぁ、ボイトレってあんなに筋肉痛でなるとは知りませんでした(笑)

そして監督から、フロントマンとして観客をあおれっていう指令もきたので
自分なりに考えたのがマントを羽織ってイントロが始まったら客席から走ってステ−ジにあがるっていう登場の仕方でした。
この「いまちカット」は心の底から楽しめました、最高でした!!

その後歌ったボヘラの事はよく覚えてません(爆)

「預言者」のコ−ラスも練習けっこうやりました。
たぶん私の声はコ−ラス向きじゃないと思いますが、実はコ−ラスが大好きだってことに気づきました。

WWRU-EX、ほんとに楽しかったです。
みなさん本当にありがとうございました。
メンテ
Re: 「WWRU-EX」レポ&感想 ( No.16 )
日時: 2009/01/21 14:24
名前: よしぞう

◆Chapter 1 : And the Address...

事のはじめは、9月に札幌で開催されたWWRU 4の打ち上げでした。
9月にSweetさん、いまちさん、ソルジャーさん、タラさん、さつきさんとご一緒させていただき、
自分も東京に長期出張中だということをお話ししたところ、東京での打ち上げに誘っていただきました。
で、それが10月だったのですが、
そこで、東京でのWWRU-EXで、チーム制の枠ができることを聞かされまして、拉致って・・いやいや、これに誘っていただいたのです。
で、曲についてはおいおい決めていこうとなり、
そこから何度かメールをやりとりしながら、曲の選定をしていったわけですが、
なかなかメールでは意見をまとめることも難しく、
11月某日、改めてミーティングという名前の飲み会が開催されました。

このときに出た曲は記憶によると以下のような曲がでました。

 ・Fairy Feller's Master-stroke
 ・The March of Black Queen
 ・Seaside Rendezvous
 ・Spread Your Wings
 ・Leaving Home Ain't Easy
 ・More of That Jazz
 ・Back Chat
 ・Machines (or back to humans)
 ・Keep Passing Open the Windows
 ・Party
 ・I'm Going Slightly Mad

まだまだ出ていたような気がするのですが、何しろ当時アルコールで記憶が混濁しており・・・。

 
その中で、決まったのが以下の曲でした。
 
・Innuendo
 ・The Prophet's Song
 ・Long Away
 ・Brighton Rock
 ・The Hero -Imach cut ... Tokyo Special-

全員アルコールで若干意識が混濁していても、
さすがにこれは難曲揃いになったというのははっきりとわかっておりました。
「でも、まあいいよね」ってな感じで、話がおさまったのはアルコールのなせる神々の業だったのかもしれません・・。



◆Chapter 2 : Hard Road

それから12月になり、3回ほどスタジオでの練習がありました。

個人的には11月下旬に自分にとって大きなイベントがあり、今回の曲を練習させていただいたのがそれからでした。
前述の選曲会議(という名の飲、以下略)で、
「どの曲も厳しいから、一休みがあってもいいよね」とか言われて選ばれたLong Awayが個人的には意外ときつかったです。
うまくグルーヴを出すのにどうすべかとかいろいろ考えたりして、
練習に行く直前まで、どう弾こうか悩んでいたのがこの曲でした。
で、練習の初日の時には、思いっきり音をずらして、憶えてきてしまったりとか、なかなか厳しかったです。
 
The Prophet's Songについては非常にやり甲斐がありました。
当初、この曲、チューニングがドロップDになっているのに一瞬気づかなくて戸惑ったり・・
何を考えたのか、当初、全弦一音下げにして弾いたり・・
今考えると500%そんなはずないのに。気づくまですっげえ弾きづらかったです。
そのほかフレーズに解析に手間取ったりしました。結局一番この曲の練習をしたような気がします。
でも、弾いていて一番楽しかったのもこの曲かも。

また練習中にも、いろいろと意見が取り交わされたりとか、
かなり皆さん、このチームでの演奏を真剣に捉えられており、自分も刺激を受けました。
Innuendoの練習でいただいたコメントがとても参考になりました。
最近ベースの音作りでいろいろと悩んでおりましたので、
その辺も含めて、練習を通じて、いろいろチェックできたのかなと思います。

あと、チーム枠では、同じパートを担当することになるSweetさんのベースの腕には参ってしまいました。
Sweetさんが半年くらいでこれだけ弾けるようになっているのに、自分はねえ・・とか思ったり(苦笑)。



◆Chapter 3 : The Bird Has Flown

そして、当日。
当日の詳細については、ほかの方のコメントにも書かれているので、簡単に。

チーム枠以外で、Save Meも入らせていただきました。
実は年末から帰省中におもいっきし風邪をこじらせまして、
東京に戻ってきてから、まともに練習もできておらず、それでもチーム枠の曲については、
12月の練習の記憶があって、何とか弾ける状態だったのですが、
Save Meだけは全然練習できておらず、結局前日に仕込んだだけだったので、
会場入りし、スタートする前、びびって、お店の前で練習したりしました
(お店の中はBGMが結構な音量でかかっていたので)。
まあ、そんなことをしても、無駄なんですけれど(苦笑)、
その割にはまあまあ弾けていたのではないでしょうか>自画自賛

あと、チーム枠の曲についてはとにかく楽しかったです。
これまでの練習、そしてミーティングなど、いろんな成果を出すことができたんじゃないかなと思います。
もうこのチームでずっと演奏し続けたかったくらいで。
まあ、セッションなので、そうもいかないわけですが。
個人的な反省点はいろいろあるのですが、終わったし、まあいいかなと。
それと、Birthday、いきなりの演奏にもかかわらず、ばしっと決まったと思うんですが、
Qなメンバな中で隠れBなメンバな方が多かった所以かなと思いました・・隠れてないか(笑)。

今回、チーム枠のメンバということで、参加させていただいたわけですが、
チームSweetに参加させていただいて、すごくよかったです。
今まで、ほかのセッションに若干関わらせていただいていたのですが、
チーム枠という仕組みは初めてでした。これが本当に楽しかったです!

 
ご自身の歌について、ストイックに向き合って練習されていたタラさん。
チームの音の柱であり、また全体を見ていただき、的確にコメントをいただいたソルジャーさん。
チームの雰囲気作りをすっごく気にかけていただいた監督役のいまちさん。
相変わらず、すっごいテクニックを披露していただいたさつきさん。
途中から急遽入っていただいた形になったのに、まったくそんな様子も感じさせず、余裕を持ったプレイをしていただいたKumaさん。
長距離移動されて、練習、その後お仕事に戻られたくらい、無理してでも練習に参加していただいた喜楽院さん。
練習をご一緒させていただいている間に、ジェントルな雰囲気が、自分に1ミリでもうつって欲しかった(無理だった・・笑)ケンシロウさん。
そして、これらの個性あるメンバーをまとめて、リーダーを担っていただいたSweetさん。
そのほか、
WWRU-EXに関わった皆さま、本当にありがとうございました!


メンテ
- 09 01 10 WWRU-EX ケンシロウ編- ( No.17 )
日時: 2009/01/23 23:33
名前: ケンシロウ

温かく降り注ぐ赤色光。
その赤に白い靄が柔らかく溶け合うステージ。
目の前にあるものは、ただ1本のスタンドマイク。
That was all he could see.

バックには、手練の演奏者たちがいるし、目の前にはクイーンを知り尽くした観客が数十人がいるはずだ。

しかし、赤と白の濃淡が織り交じる、幻想的とも言えるそのmistによって、ケンシロウの視界には
ほかに何も見えない。

・・・ここが、待っていた「舞台」なんだな。

ケンシロウは思わず、左手の"Good Old Fashoned Lover Boy"の歌詞を握り締めた。


この日に至るまでの、様々な精神的苦悩が、マッハ音で頭を掠めていく。
人の死以外に、辛いことがあるとすれば・・・複数の「そういうもの」をこの1年で味わってきた感じだった。
自分の矜持や能力あるいは価値観、そういったものに疑問を感じ続けざるを得ない日々。
失敗や終焉・不審や煩悶の数々。

その中で自分の人生の支えの1つは、確かに「この舞台」にあった。

1〜2曲で払拭できるわけはない。できれば数限りなく唄いたいくらいだ。
ケンシロウが、チーム枠の他に、自ら望んで心の解放を求めた曲の1つめが、今、始まろうとしていた。
楽しい時代を連想させる内容の、それは歌詞でありリズムであった。

2度目に立った舞台は「Save Me」。
これこそが、ケンシロウのその時の状況を、余すところ無く代弁する曲であった。

 最も色濃い部分は
I hang my head and I advertise
A soul for sale or rent
(自分の首を店頭にかけて、こういうのさ、「魂売ります(貸し出しもOK)」てな)

その後に続く歌詞がそれを支える。
I have no heart I'm cold inside
I have no real intent
(自分の心? そんなものあるかよ。 完全に冷え切って、意志すらなくなっているんだ)


無我夢中で、何かにしがみつくように、ケンシロウはこの曲を歌い終わった。
観客にどう伝わるを考える余裕はない。
とにかく、歌った。
「人生の記録として、Save Meを歌った」というページが自分の中に刻まれた。
体全身に染み入る充足感を覚え、この後ケンシロウはすっかりこの雰囲気が、居心地のいいものとなっていた 。


いよいよ、Sweet枠のPerformance披瀝が近づく。

ケンシロウと喜楽院は、不良女子スイー子とタラ子に「あんたたち、顔貸しなさいよ!」と
凄まれ、誰もいない階段の下へ引きずり出される。

そう、彼女たちは「化粧道具」という凶器を持っていたのだ。
よく聞くと、喜楽院の希望だと言う。

なんじゃそりゃ。

そりゃいいけど、何でオレまで・・・
と、表面的なポーズは出しつつ、変身願望の強いケンシロウは、心ではノリノリであった♪ヾ(^▽^)ノ 

階段前でスイー子とタラ子の洗礼を受けたあと、いまち監督がフィニッシュを決める。
・・・な、なにものなんだ、この人は( ̄△ ̄;)

自分の隣には、不気味なデーモン小暮閣下がいる。
・・・だ、だれなんだこの人はヾ(≧▽≦)ノノ_彡☆

化粧を施してもらったケンシロウと喜楽院(小暮閣下)が、入り口とは反対方向の階段に向かおうとすると、
スイー子の鋭い刃のような一閃が走る。

「おいケンシロウ、そっちはクラブ愛。 あんたのステージは、今日はそっちじゃないわ。」

「それに、おい、喜楽院。そっちは鈴元演芸場だ。あんたのステージも、今日はそっちじゃないわ。」

『あ、そうか。つい』(ケンシロウ&喜楽院のユニゾン)


戻ると、舞台では、可憐な少女たちが気持ちよさそうに合唱している。これも1つの楽しみ方。
なんたってWe will rock us!なのだから。

その光景を眺めながら、迫り来る「The Prophet's Song」にケンシロウは心を投じていた。
この歌は、心の中にVisual Imageがある。
一言で言うなら、迫害を受けた移民たちの織り成す不安を立体的に表現した歌だ。
北斗の拳的に言うなら、トキに化けたジャギが、民衆を煽動しているイメージ。(^▽^)
Bohemian Rhapsodyと対極を為す、偉大な構想力を持って生まれた曲であると思う。

我々の舞台開始である。
1曲めのInnuendoは、観客としてじっくり検分させていただいた。

まず、かなり本格的な仕上がりであることが、前曲までとの対比もあり、際立って分かる。
リハのときと比べて、Drums・Guitar・Bassなどの演奏音が、生命を持っているかのように響く。
「Overwhelming(圧倒的)」という表現がまさにあてはまる迫力。
さrにVocalのタラさんの「金属的、かつヤマト波動砲のような」歌声。リハの時とはtotally different。
マイクの持ち方、声の入れ方に工夫もされた、と感じた。

曲が終わる。これは凄い。Excitingさとしては、本日1番と言えるのではないだろうか。


自分にとってはMain Dishの「預言者」がやってきた。
衣装は、前の晩に喜楽院と夜を徹した討議により(ほんとかよ)決定した
「サングラス+黒スーツ++カラーカッターシャツ+黒長躯コート」の出で立ち。
当日いきなり化粧をされることは想定になかったので、サングラスで隠してしまってよいものかは
ちょっと悩んだが、その後でBrighton Rockに大きくキャラチェンジをする際にサングラスを外すのも
ありかな、と考え直していた。

Oral Fricative Sound(摩擦音)による風の音。よく聞こえず、ちらちらと隣を見てしまった。
いまちさんの「One, two, three, four, 」で入る。
いよいよ、開始だ。
チームでの全体練習・ボイストレーニング・毎日の自己練習。かつ溜まった鬱積。
それらの全てをぶつける。

渾身の力をこめて歌う。

Slate(悪評)は、まだCleanになってない
memoriesはまだ消えない
だが
全てがwastedなものだったとは、絶対に思わない。
Hanged Soulなんかでもない。

自分のSoulは、この照明よりも、もっともっと赤く、自分の中に漲り、そして舞っている。


Oh oh children of the land
Quicken to the new life, Take my hand
Fly and find the new green bough

ケンシロウは、Save Meの歌詞を全て払拭するかの如く、
一気呵成に自分の魂をマイクに迸らせ続けていった。


Return like the white DOVE




メンテ
憧れのWWRU ( No.18 )
日時: 2009/02/01 19:07
名前: DADA

ある日、とあるHPでアクセスカウンタのキリ番の前後番号を踏んでしまいました。
キリ番を踏んだことを表明する人がなかなか現れず、キリ番、あるいは1番違いを踏んだ人は
名乗り出てくださいという旨の管理人様の呼びかけに、どうしようか凄く迷いました。
自分の想いを伝えたいという気持ちはずっと持っていたのですが、
世間ではネット社会の恐ろしさを語られることもあります。
そのときは夜遅かったのですが、どうしようか家族に相談してみました。
家族は私のQueenへの熱い想いも知っていますし、結局は「何かあっても覚悟の上で」ということになりました。

初めてネットに飛び込みました。
それがWWRUを主催しているja様のサイトでした。

それをきっかけにそれまでROM専門だったK&K様の所にもお邪魔するようになり、
こうやって皆様とお話しも出来るようになりました。


WWRUにはずっと憧れていました。
ファン同士が集い、Queenの音楽を演奏、歌唱する。
BBSやレポートを拝見し、楽しさが伝わってきました。

私は楽器も出来ませんし、歌も下手なので、見学をさせていただくだけでもと思っていました。
家のこともあるので、遠出や泊まり込みでのオフ会への参加はなかなかできません。
北海道や京都で開催されるWWRU。
いつかは参加してみたいと思っていましたが、果たして体験できるのはいつの日かと思っていました。

そんなとき、K&K様から「北海道で開催されるWWRU4のリハーサルをするので見学に来ませんか?」
と声を掛けていただきました。
リハーサルスタジオに入るのはその時が初めてでした。
幾つもの曲が次から次と演奏され、その中の1曲に「The Hero IMACHI Director's Cut」がありました。
それは、それは、構成も編集も楽しく、歌唱、演奏も素晴らしいものでした。
そして何よりも皆様で1つのものを作り上げていくその姿にすっかり感激してしまいました。

その日は、リハーサル後の飲み会にも誘っていただきました。
その場で何人かの方に「参加してみてはどうですか?」とお声を掛けていただいたのですが、
やはり楽器が出来ないのが自分としてはネックでした。
でも、「いつかは参加してみたいです。」とお話しさせていただきました。

そのあとに、「リハーサルはどうでしたか?」と感想を尋ねられたので、「素晴らしかったです。」とお答えしました。
その時はその一言しか申し上げることが出来ませんでした。
皆様は曲に関してもっと具体的な感想を聞きたいということだったのですが、
その場では即答できませんでしたので、後日改めて思ったことを率直にお話しさせていただきました。

リハーサルに伺ったのがご縁で、
北海道で開催されるWWRUのために作ったお揃いの「Hero」Tシャツやステッカーも分けていただきました。

とはいえ、いろいろと努力をしたのですが、北海道のWWRUは都合でどうしても参加することができず、
遠くの地からご成功をお祈りしていました。


このWWRU4は、東京での打ち上げにもお声を掛けていただきました。
話題になったのが東京で開催されるかもしれないライヴのことでした。
その場でも「いかがですか。」と誘っていただきました。
東京での開催でしたら参加できそうなので「コーラスでも何でもいいですから加えてください。」と
Im様にお願いしました。リハーサルでうかがった「The Hero IMACHI Director's Cut」が素晴らしかったからです。
その時は「何か考えましょう。」と仰っていただいたのですが、
今回のWWRU-EXは「事前招待でほぼ満員になってしまった為、一般告知をしなかった」そうで、
開催案内は公開されず、その後は詳細が伝わってきませんでした。

自分としては楽器演奏での参加は難しいと思いましたが
歌でしたら練習を重ねたら何とか一筋の光が見えるのではないかと思いました。
もちろん歌も難しいです。生半可な気持ちで挑むことはできません。

11月に「FLASH!」様のライヴがあり、ライヴ会場で思い切ってIm様にお話しをしてみました。
「まずはリハーサルを見学してみて、それから参加するかどうかを決めたらどうですか。」
と仰っていただきました。
「FLASH!」様のライヴの後にすぐ近くのカフェで皆様とお茶をしたのですが、
どんな曲を演奏するかも教えていただきました。



〜 幻の「The Prophet's Song」〜

伺った曲はどれも今までカラオケでさえ歌ったことがなく、難しい曲ばかりでした。
恐れおののいてしまったのですが、兎に角、出来るところまで歌の練習をしてみようと思いました。

その中でも難しい曲の「The Prophet's Song」からまずは始めることにしました。

当初は全曲練習するつもりでいたのですが、覚悟はしていたものの練習を始めてみたら想像以上に難しく、
「The Prophet's Song」1曲を練習するだけで精一杯でした。

歌詞を見てもどうやって歌っているのかわかりません。
単語と単語が繋がっていって、どう発音しているのかさえよくわからないのです。

CDを細切れに何度も何度も聴いて、
たった1行の歌詞がどのように歌っているかわかるようになるのに3日掛かってしまうこともありました。
無伴奏の輪唱部分は音程をとるのが難しく、音を見失ってどう歌っているのかわからなくなってしまいます。

大きな声で歌うことを心掛けましたが、なかなか思うように練習もはかどらず、
まだとても人前で歌えるような状態ではありませんでした。
そんなときIm様から、「申し訳ないのですが、セッションの編成上、
コーラスでの参加はできなくなりました。本当にすみません。」という旨の連絡がありました。
先方の都合とはいえ、ショックでした。
暫く涙が止まりませんでした。

すっかり落ち込んでしまって、歌う気持ちも失ってしまいました。

次回のリハーサル後の飲み会にも誘っていただいたので
そのお返事を早めに差し上げなければならなかったのですが、リハーサルの見学、その後の飲み会もさることながら、
WWRUに参加することも、もうどうしようかと、思い詰めていました。

ところが、なかなかお返事を差し上げないでいたらSwさまからも飲み会へのお誘いの連絡があり、
遅くなってしまいましたがリハーサルの見学とその後の飲み会に参加するお返事を差し上げました。
Im様もSw様も、返事の遅い私のことを心配してくださっていることを知り、
そのお気持ちがありがたく、嬉しく思いました。

Im様には特にご迷惑をお掛けして申し訳ないことをしてしまったと思っています。

もうご一緒に歌うことは無理かもしれないとは思いましたが、折角途中まで練習したので、
せめて「The Prophet's Song」だけでも少しは歌えるようになったらいいなと思って、
気を取り直して、コーラス参加できなくてもいいと思いながら、再び歌の練習を始めました。
メンテ
真剣勝負のリハーサル見学 & 飲み会という名の反省会 ( No.19 )
日時: 2009/01/31 23:52
名前: DADA

リハーサル当日、
この時点でライヴ当日までまだ1ヶ月ありますが、もう殆どの歌唱、演奏はそれなりに形になっていて、
皆様で細かいところを合わせる段階まで各自で練習なさっていることに並々ならぬ意気込みを感じました。

練習していた「The Prophet's Song」では小声ですが思わず一緒に歌ってしまいました。

リハーサルの途中でMA様も見学においでになり、リハーサルのお邪魔にならないように、
途中で席を替わりながら一緒に拝聴しました。

交代で休憩は取っていらしたようですが、リハーサルは数時間にも及びました。
時間ぎりぎりまで練習をなさり、リハーサルは終了しました。

リハーサル後の飲み会は楽しかったのですが、反省会のような感じもしました。
前回、リハーサルに呼んでくださった時は、
その場では「素晴らしかったです。」としか申し上げることが出来ませんでした。

今回は曲目も事前に教えていただいていたので曲の歌詞も持参し、
リハーサルを拝聴しながら私なりに気が付いたことを書き留めました。
楽器のことはよくわからないので何もお話しすることはできませんでしたが、
主に歌のことで気付いたことを率直にお話ししました。
素晴らしい点もお話ししましたが皆様が特に熱心に聞いてくださったのは問題点というか、
この曲のここはもっとこんな風にしたらどうでしょうか、というようなことについてでした。

CDを聴いて自分で歌の練習をする時に気を付けていたことも含めて、
自分なりに感じたことを僭越ながらお話しさせていただきました。
その場で、そうしましょうと仰っていただいたこともあり、結局コーラスには参加できなかったのですが、
少しでもお役に立てたことがすごく嬉しかったです。



〜 自主トレ再開 「Good Old-Fashioned Lover Boy」〜

自覚はしていましたが、自分の歌声にはすっかり自信をなくしていました。

Im様達のコーラスに参加できなかったので、今回は観覧者として参加出来ればと思っていたのですが
でも、やっぱり皆様とご一緒に演者としての一体感も味わってみたいとも思いました。

観覧者でいようか、コーラスにエントリーしようか。どうしようか迷う日々が続きました。

オフ会で何度かお会いしているma様が
緊張しながらも、ボーカルにエントリーなさるお話しを拝見しました。

私も一生懸命練習したらもしかしたら歌えるかもしれないと思いました。
でも、どの曲もカラオケでも歌ったことがない曲ばかりでどうしようか、
なかなか決心がつかず迷っている内にどんどん歌う方が決まってしまい、
やっぱり今回は諦めるしかないのかなと思っていた矢先、
主催者のja様から数曲についてコーラス募集のお知らせがありました。

その中の1曲に「Good Old-Fashioned Lover Boy」がありました。
既にボーカルもコーラスも立候補なさっている方がいらっしゃいました。

「Good Old-Fashioned Lover Boy」は好きな曲ですが、まだ人前で歌ったことがなく、
歌詞もほとんど覚えていません。未熟者の私が参加したら足手まとい、ご迷惑になるのではないかとも思ったのですが、
この機会を逃したら次にいつ歌うことが出来るかわからないという思いもあり、
勇気を振り絞って「Good Old-Fashioned Lover Boy」のコーラスに参加してみることにしました。

もうこの時点でライヴまであと10日余りしかありません。
コーラスの部分をCDで聴いて比較的音の聴き取りやすい高い音のパートを歌うことにしました。

でもこのパートはロジャーが高音で歌っている箇所もあります。
私が歌うと殆どの部分がどうしても裏声になってしまいます。

Im様たちのリハーサルを伺っていると、生演奏の前では歌声が掻き消されてしまう瞬間に何度か遭遇しました。

幾つかの曲でスタジオ盤では美しい裏声で歌うフレディも、ライヴ音源で聴いてみると
地声で歌うことがしばしばあります。ライヴではそれだけ声量が重要なのかもしれません。

たとえ裏声でも大きな声で歌うことを心掛けようと思いました。

小学生の頃、弱小合唱部で習った腹式呼吸を思い出し、腹筋運動と柔軟運動も始めました。
慌てて始めたので翌日、筋肉痛になってしまいましたが。


「Good Old-Fashioned Lover Boy」には、

 Ooh love - ooh loverboy

 What're you doin' tonight, hey boy

同じ歌詞が1曲の中に3回出てきます。

2回目に出てくる

 Ooh love - ooh loverboy

の高音のパートは音が聴き取りやすいので、それを基準にして練習することにしました。


「The Prophet's Song」は家族がいない日中に大きな音を出して練習が出来たのですが、
「Good Old-Fashioned Lover Boy」の練習を始めた頃は家族がもう年末年始の休みに入っていて日中も家にいたので、
CDの音は出さずイヤホンを付けて練習をしていました。

家族が「お前の声だけ聴いていてもなんか変だからCDの音を出してもいいよ。」と言うので
スピーカーから音を出しました。
それを聴いて今度は、「お前には無理。口パクにして歌わない方がいいよ。」とまで言いだします。
そのうち「うるさい。」と言われてからは家族の前では声を出して練習をしないようにしました。

日中は時間があれば曲だけは聴いていたのですが、声を出すことが出来ないので、
夜中に家族が寝静まってからこっそり声を出して練習しました。

家族を起こしてしまってはまずいですし、ご近所迷惑にもなるので、最初の頃は小声で練習していました。
でも、それでは練習にならないので、最後には出来るだけ腹筋を使って大きな声で歌うようになっていました。

正月休みも終わり、家族の文句、冷たい視線を気にすることなく
やっと日中大きな声を出して練習出来るようになりました。

ライヴの日まで残りあとわずか。
CDの音を頼りに練習をしていましたが、CDの音に頼ることなく、
音無しで歌ってみるとどうしてもコーラスの最初の音をとることが難しいことに気が付きました。

当初はコーラス以外の部分の歌詞も覚えようと思っていたのですが、
それよりもコーラスの部分をきちんと歌えるようにした方がいいと思い、
コーラスの部分の練習に専念することにしました。
イヤホンを付けたまま寝入ってしまったこともあるのですが、
練習しているコーラスは夢にまで出てきてしまいました。

緊張感も日に日に高まってきて、何度も練習したはずなのに、
覚えたはずの歌詞はど忘れするし、コーラスの入りを間違えたり、忘れたり。
どうしよう、どうしようと気持ちばかり焦っていました。
メンテ
Tシャツ & GODIVA ( No.20 )
日時: 2009/01/31 23:53
名前: DADA

ライヴ当日は演奏者と観覧者とでは開場時間が異なっていました。
ひょっとしてコーラス担当者は入れてもらえないかとも思ったのですが、
少しでも「Good Old-Fashioned Lover Boy」の歌合わせが出来ればと思い、
演奏者の受付開始時間に間に合うように行くことにしました。

服装のことまで気が回らなかったのですが、コーラスでの参加なので、
服装はあまり目立たないようにしようと思っていました。
でも、心に残るのは、まだ1度も袖を通していないお揃いで作っていただいた「Hero」Tシャツ。
「The Hero IMACHI Director's Cut〜Tokyo Special」の時にこれを着て応援をしたかったので、
首元からちらっと見えてしまうのですが、着替える場所もないかもしれないと思って
ワイシャツの下にこのTシャツを着込んで行くことにしました。

ja様から
「おみやげを何か一品でもお持ち寄り頂けますと幸いです。」とのお話しがあったので、
既に菓子折を用意していたのですが、
この日のライヴでは残念ながら演奏されなかった「Don't Stop Me Now」の歌詞にも出てくるGODIVAのチョコを
おみやげに持参したくて行き掛けに新宿のデパートに寄りました。

Gのチョコは高くてバレンタインの時くらいしか口にすることは出来ないのですが、
1枚ずつ紙に包まれている一口タイプのプレーンなチョコだったら手が届くかなと思いました。
スタッフの方々を含め50人余りお集まりになるということで、60枚くらいは用意した方がいいのかなと思っていました。
お店で見てみたらそれでもやっぱりなかなかの値段で、暗算は苦手ですが概算してみても
当日の会費よりも高くなってしまいます。
どうしようかなと思ったのですが、奮発してそれにすることにしました。

見た目も立派な既成の箱詰めの商品にはカカオ分85%のビターチョコも入っていて、
それは以前に食べたことがあり美味しかったのですが、
それだとちょっと苦いかなと思って違うのにしようと考えました。

「バラ売りはありますか?」と店員さんに尋ねてみると
「お箱は別のものになりますがご用意できます。」ということでしたので、
ミルクチョコとカカオ分50%のチョコを30枚ずつ詰めて貰うことにしました。
手のひらに乗るくらいの小さな箱に収まってしまったのですが、ずっしりと重かったです。


ライブハウスに向かっているとばったりとSw様にお会いしました。
どなたかを待っているらしく「皆さん先に歩いていらっしゃいますよ。」と仰り、指さす方に眼を向けると
その先には見覚えのある方々のお姿が。楽器をお持ちの方もいらっしゃいました。

列の後方を歩いていらっしゃるSa様にお声を掛けました。
お話しを伺うと皆様でリハーサルをなさっていたとのことでした。


会場となるビルの前に到着し、ここで顔見知りの方々ともご挨拶をしました。
店内に入ると店の奥にドラムセットが置かれているのが見えました。
あそこで歌うのか・・・。
何とも言えない緊張感が漂ってきました。

席はタバコを吸う方と吸わない方とて分かれているようで、私はタバコを吸わない方の席になりました。

スタッフとしてご尽力なさっているya様に「Gのチョコですが人数分ありますので。」とお渡ししようとしたら
「折角ですからご自身でお配りになってはどうですか。」と仰ってくださいました。

ちょっと恥ずかしかったのですが、自分で配ることにしました。
口下手でお話しはもちろんのことご挨拶も恥ずかしくてなかなか出来ない性格なのですが、
「Gのチョコですけど、どうぞ。」とお渡しすると、皆様Gのチョコのことはご存じのようで、
快く受け取ってくださいました。
主催者のja様やスタッフの皆様、熱中夜話でお世話になったOk様、他にも多くの皆様にも、
それをきっかけにご挨拶やお声をお掛けすることが出来ました。

開演前で、準備や打ち合わせ等で席を離れていらっしゃる方も多く、
テーブルごとに何人の方がお座りになるかもよくわからず、どなたにお配りしたかもわからなくなってしまいました。
なぜか沢山余ってしまって、後からお出でになる方もいらっしゃるようなので、
途中の休憩時間にも余っているチョコをテーブルごとに何枚か配って廻りました。
もしかしたらお渡しできなかった方もいらっしゃるかもしれません。
ごめんなさい。



〜 渦巻く不安 〜

気になっていた「Good Old-Fashioned Lover Boy」の歌合わせをKi様にお願いしました。
そして、Ki様の弟でいらっしゃるKe様とご一緒にお店の外の通路で練習することにしました。

持参した携帯音楽プレーヤーで少し音を聴いていただきボーカル担当のKe様が歌い始めました。
高く美しい歌声です。

コーラス部分が近づいてきました。
Ki様も美しい歌声です。

 Ooh love - ooh loverboy

私もご一緒に歌わなければならないのですが、練習したはずなのに思うように歌えません。
あぁ、どうしようと思っているうちに曲は更に続きます。

続いて2回目の同じフレーズ。
またしても思うように歌えません。

この後は確か間奏部分。

よく覚えていないのですが、「どうします?」とKe様が仰ったと思います。
このまま練習を続けるか、もう終わりにするかという意味だと思いました。

お願いですからどうか最後まで。
言葉には出しませんでしたが、想いが通じたのか続けて歌ってくださいました。

3回目に出てくる同じフレーズ。
やっと何とか思った通りに歌うことが出来ました。

よく覚えていないのですが、「大丈夫でしょう。」というような主旨のことをKi様が仰ったと思います。


こんなはずではなかった。
私的には全くもって自信喪失。
不安の渦にのみ込まれそうです。
意気消沈して店内に戻りました。


最後の悪あがきとは思いましたが、やっぱり不安になってしまって、
開演まではまだ少し時間があるので1人で練習することにしました。

再びお店の外の通路に出ると「Good Old-Fashioned Lover Boy」でベースをお弾きになるKa様がいらっしゃいました。

Gのチョコをお渡しし「声を出してもいいですか?」とお断りをしてから、
ジミ・ヘンドリックスなどのミュージシャンのポスターが張ってある壁に向かって1人で練習を始めました。
はじめのうちは恥ずかしくて少し小さな声で練習をしていたのですがそんなことではダメだと思って
お腹に手を当てて、腹筋を意識しながら出来るだけ大きな声で練習しました。

お店の中からはJG様の楽しげなお話しの声が聞こえてきました。

暫く練習を続けました。
いくら練習しても練習し足りない様な気もしました。
後はなるようにしかならないとも思いました。

お店の中に戻りました。

「今日は FLASH GORDON のTシャツを着てきたんですよ。」
恥ずかしながら首元から少しのぞいているTシャツを引っ張りながらお隣の席のSa様にお話ししたら
「今日は持ってきませんでした。」とのこと。
他の方にも伺ったら今日は持ってきていらっしゃらないとのこと。
どうしようかなと思っていたら「Tシャツ姿になったらどうですか」という話しになり
ワイシャツを脱いでTシャツにジャケット姿にすることにしました。
目立つのでちょっと気恥ずかしい感じもしましたが
「Good Old-Fashioned Lover Boy」のコーラスもこの姿で歌うことにしました。
メンテ
いよいよ その時が・・・。 ( No.21 )
日時: 2009/01/31 23:53
名前: DADA

「Good Old-Fashioned Lover Boy」は3曲目。
ライヴが始まったら直ぐに順番が回ってきてしまいます。
心ここにあらず。
1曲目の「We Will Rock You (fast)」は全員でコーラスとなっているのですが、殆ど上の空で歌っていたと思います。

いよいよその時が来てしまいました。

コーラス用のスタンドマイクは1つ。
こっちでいいのかな。
どちらに立ったらいいのかもわからずにいたのですが、長身のKi様がマイクの高さを私に合わせてくださいました。

マイクの前に立つとライトが眩しくて観客席は殆ど見えません。
超が付くくらい上がり症なので視線を気にすることなく歌えることに緊張しながらも少しだけ安堵しました。

「用意はいい?」だったでしょうか?
ドラム担当のja様がそのようなことを仰ったと思います。
背後から声が聞こえました。

一瞬、間があって

あっ、そっか、私にも聞かれているんだと思って慌てて後ろを振り返りja様の方を見ました。

程なく曲が始まりました。

大きな声で 大きな声で
呪文のように自分の心に言い聞かせながら

ぎりぎりまで不安で仕方がなかったコーラスの最初の1音。

何とか思った通りの声が出ました。

あとは無我夢中。


歌う前までは、ああ歌おう、こう歌おうと思っていたのですが、
実際に歌い始めたらそんなことはどこかに吹き飛んでしまいました。

何も考える余裕もなく曲は進んでいき、あっという間に終わってしまいました。

歌い終わって身体が震えていることに気が付きました。

席についても暫く震えが止まりませんでした。

練習で積み重ねたこと、練習をして身に付いたこと以上のことは出来ないのだなと思いました。
ひたすら練習あるのみだと思いました。
私が担当したコーラス部分。歌った時間はほんの少しだったと思いますが、
そこに至るまでのことも含めて何ものにも代えがたい貴重で有意義な体験をさせていただくことが出来ました。

当日はきちんとご挨拶とお礼を申し上げることが出来ませんでした。
改めましてご一緒してくださったボーカルのKe様、Be様、ギターのKu様、ベースのKa様、ドラムのja様、
キーボードのDo様、コーラスのKi様、そして聴いてくださった皆様、スタッフの皆様、ありがとうございました。

演奏のことは詳しくないので、ボーカルのことを主に印象的だった曲について少しお話ししたいと思います。

「My Melancholy Blues」
Ma様のキーボードの弾き語り。
演奏も歌も堂々としていらして、あの様に演奏、歌唱出来たらいいなぁと思います。
憧れます。

「These Are The Days Of Our Lives」
Ni様の心のこもった温かいボーカルが印象的でした。
歌は心で歌うものだと改めて思いました。

「Crazy Little Thing Called Love」
楽しそうにお歌いになっているmaさま。
見ているこちらも楽しい気分になりました。

「Mustapha」や「Tie Your Mother Down」をお歌いになったBa様のパフォーマンスも情熱的で素晴らしかったです。

te様の「I Was Born To Love You」も感激しました。
お話しもさせていただき、翌週、同じ会場で行われたソロライヴも体験させていただきました。

Yo様のお仲間による曲の数々には、Queenファン同士の友情、絆を感じました。

圧巻は何と言ってもワイーンによる演奏の数々。

「Innuendo」
ボーカル、コーラスに更に磨きが掛かり
トリプルギターも迫力がありました。
ボーカル、最高です!

「The Prophet's Song」
風の音で引きずり込まれました。
祈る気持ちで手を合わせ聴いていました。
・・・・・?!
「ナウマン象」のフレーズが聴こえてきた時は一瞬自分の耳を疑いました。
あっけにとられました。
このアイディアには脱帽です。
緊張と緩和。紙一重のところが堪りません。

「Long Away」
息の合った歌唱、演奏が素晴らしかったです。

「Brighton Rock」
ボーカルもギターソロも痺れました。

「The Hero IMACHI Director's Cut〜Tokyo Special」
思わずジャケットを脱ぎ捨てて「Hero」Tシャツ1枚の姿でステージ近くに駆け寄り応援したい衝動に駆られたのですが、
グッと堪え、自分の席で応援しました。

ギター、ベース、ドラム、キーボードの演奏、ボーカル、コーラスの歌唱の素晴らしさはもちろんのこと、
どの曲も演出にも工夫が凝らされていて、聴かせるだけではなく、観せる力にも魅せられました。

どんどん進化なさって、遥か彼方、雲の上の方々ですが
いつの日かワイーンの皆様とコーラスの末席でもご一緒できたら、その日を夢見て、その日を目標に、
一歩、一歩、地道に精進したいと思います。

コーラスの参加ができなくなったことは残念でしたが、逆に「The Prophet's Song」を練習したことで、
「Good Old-Fashioned Lover Boy」のコーラスを歌う勇気も湧いたと思います。

ここでは全ての曲についてお話しすることはできませんが、
それぞれ個性豊かなQueenの音楽を堪能することが出来ました。
楽しいひとときでした。


Queenの音楽の魅力は沢山あると思います。
その中の1つに幾重にも織り成されている音の美しさがあると思います。
それは歌声だったり、楽器の音だったり。

Queenの音楽は聴いて楽しむものだと思っていました。
カラオケで歌うようになって考えが少し変わりましたが
更にそのQueenの音楽を自分達なりに再現し、それを体験できるとは思ってもみませんでした。

今回はその中の1曲のしかもほんの少しの部分だけですが、コーラスに挑戦することが出来ました。
自分のパートの音を探すために耳を澄まして聴いていると、今までも耳には入って来ていたのだと思いますが、
気が付かなかった音に幾つも出会うことが出来ました。
その音を再現し歌うことがいかに難しいことかも知ることが出来ました。

その音の1つ1つが一体となって、融け合って1つのものとなって、
あの魅力的なQueenの音楽になっていることに改めて気付かされました。
その極一部ですが、今回皆様とご一緒することで体感することが出来ました。
そういう機会に巡り会うことが出来たことに感謝したいと思います。

憧れ、念願だったWWRU。しかもコーラスを歌うことが出来、こんなに幸せなことはありません。
夢が1つ叶いました。
皆様のお陰です。
ありがとうございます。

またこのような素晴らしい体験に巡り会えたらと思います。

WWRUが終わって随分日が経っているのですが、今でも涙が溢れてきて止まらなくなってしまうことがあります。
全ての想いを言葉にすることは出来ませんが、いろいろな想いが込み上げてきてしまって、
なかなか文字にすることが出来ませんでした。

私的な想いや感じたことばかりに終始してしまいました。
拙い文ですが最後までお付き合いくださいましてお礼申し上げます。



皆様に感謝。
メンテ

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