−Emerald Bar- from kayo
ねこ娘様には、kayo's Page開設以前からお世話になっております。掲示板でのアンケートを実施する際には、 この様な可愛いクイーン・スタンプを描いて戴き感謝感激です。特に"アミーゴ・フレディ"一番のお気に入りです。 それまでのたくさんのイラストにも、ねこ娘様の感性には感動させられっぱなしでした。 初めて描かれた「ブライアンのイラスト」を海外のクイーンサイトの方から掲載させて欲しいってメールが来た時は、 お互い飛んで喜びましたよね(^^;随分昔の様な気がしますが・・・。
エメラルド・バーへのご来店、誠にありがとうございました。

『私が見た、Queen の夢』by ねこ娘

夢の中で、私はなぜか本屋で本を探していました。
どうしても読みたい本が二冊あって、題名もわかっているのに見つからない。
その本屋にぞろぞろとハデな服を着た外人の客が入ってきました。私は思わず目が点になりました。 それはQUEENご一行様でした。なぜかエリック・クラプトン氏も一緒でした(あんまり詳しく知らないのに)。 ちゃんと通訳の人もいました。たぶん、カインドオブマジックの頃ぐらいのQUEENではないかと思います。
フレディは少し無精ひげをはやし、ほっそりしていました。 ロジャーはバンダナ巻いて、丸いサングラスして、 ちょっと見た感じチャゲ&飛鳥のチャゲみたいな感じでした。

――場面転換。

私はタクシーに乗っていました。と、そのタクシーにはQUEENと通訳の人が乗っていました。 運転手はなぜかエリック・クラプトン。誰かが英語でペラペラとしゃべって、その後に通訳の人が私に言いました。
「これからあなたの家に行くそうです」
おおー! なんということだ! んなことありえへん!ここで私は夢の中ですごく困っている。 その原因は、QUEENのCDなら家にあるけど、エリック・クラプトンのCDなんて持ってないということだった。 しかし、タクシーはビルの間を縫って私の家に近づいているらしい……

ふと窓の外を見ると、なんか景色がおかしい。すっごい高いビルの屋上とかが見える。
あれ??  そのタクシーは実は空を飛んでいたのでありました!
おおー! SF! なんということだ! んなことありえへん!
しかし、夢の中で夢と気づくのはちょっと難しくて、私は単純に驚くばかり。
(どうやら、この空飛ぶタクシーというのは、映画フィフェス・エレメントのCMの影響らしい…)
タクシーの中で私はいくつか質問していた。 もちろん日本語で。 「本屋に来るまでファンとかに囲まれて大変じゃなかったですか?」 みたいなことを私が言うと、 通訳の人が英語に訳してくれる。
「はい、それはもう大変でした」と、誰かが話した(ブライアンだったと思う)
英語を通訳の人が私に告げる。
「とても会いたいと思っていました……というのは英語でどう言うんですか?」と私は通訳の人に聞いたりしてました。 どうしても自分の口からQUEENに伝えたかったようです。それで、教えてもらった英語でフレディに必死に伝えていました。 するとフレディはニコニコして手を差し出し、握手をしてくれました。夢の中ではありましたが、目頭が熱くなるのを感じました。

――また場面転換。

せっかく日本に来たのだから、これぞ日本(大阪)という場所に行きたい!と言われて私は困っている。
QUEENならそこそこお金も持っているだろうし、そんなリッチな人が行きたがる所なんて想像がつかない。 (この時点では、私はまだQUEENの音楽とフレディのちょっとした私生活、性格を知っていただけで、彼らがどんだけ儲けたとか、 どんな遊びをしていたとかまったく知識にありませんでした) 私自身大阪を知り尽くしてないのに、 大阪の名所と言われても…う〜む。

――またまた場面転換。

エリッククラプトンの運転するタクシーがへんぴな路地に入っていく。QUEENのメンバーがやけに興奮している。 歓声を上げたりしている。 「やっぱり日本に来たからには最後はここに行かないといけない…そう言ってます」通訳さんが言った。 なんのこっちゃ私はわからない。どうやら、もう観光はすっかり終わっているらしい。 私はまったくその間のことは覚えてない。

着いたところは、なんとマッサージ屋さん!しかも、建物自体がガラス張りで、派手なイルミネーションてかてか! マッサージを受けている様子が外から丸見え。そのとき、すっかり夜になっていたので、その店だけが異様に明るかった。 QUEENのメンバーはみんな喜んで店に入っていき、ベッドに横になってプロのマッサージ師にマッサージを受けたり、 針さしてもらったり、お灸したりしていた。私は、お金持ちがすることちゃうやんか〜と少し幻滅したりしている。 しかし、そこのベッドはなんか変な形をしている。とくにフレディのだけが変わっていた。黒くて四角い箱みたいな形。 他のメンバーのはまるで細長いお鍋みたいなの。メンバーはそこにうつぶせに寝ている。
(その頃にはもうエリッククラプトンはどこかへ行っている)
そのうちメンバーは気持ちよさそうに眠り始める。
私は外から中の様子を見ている。それで、だんだん不安になってくる。 他のメンバーが眠ってしまっても何とも思わないけど、 フレディー・マーキュリーが眠っている顔を見て不安で仕方なくて、ガラス窓を叩きながら叫んでいる。
「フレディーはあかんねん!フレディーは眠ったらあかん!おきひんようになってしまうわ!」  と必死に叫んでるけど、この声は中には届いていないらしく、中の人たちはまったく無視。 (今思うと、あのベッドは棺桶だったような気もする……)

そして、なぜかそのマッサージ屋の隣のアパートに私は住んでいて、そのアパートの管理人が叫ぶ私を 無理矢理アパートの部屋に引き戻そうとする。なんと、その管理人がアニメ「めぞん一刻」に出てくる音無響子という人だったので、 これもちょっとビックリだった。(アニメと実写の合体だ!) いやや〜と叫んでるのに、管理人さんは私の腕をグイグイ引っ張って階段を上っていく。 そして、アパートの二階の廊下に上って来てみると、二階の全部屋の住人が外へ出てきてベランダに乗り出していた。
「どうしたん?」 と、隣に住む小さな男の子に聞いても、首を振るだけ。
私もベランダに乗り出して外を見ていた。  すると、しばらくして上空から明るい光が降り注いだ。
その光は、あっちにいったりこっちにきたりする。と、目の前を何か高速で通り過ぎた。それは、小さな玩具のUFOだった。
「なんやアホらしい……」とベランダに出ている人たちが一斉に白けたところに、背後にものすごい強い光を感じて、 上を見ると、めちゃくちゃデカイUFOが浮かんでいた。あまりにも大きすぎて、UFOだと気づかないくらいの光の塊。 (これはインディペンデンスデイのCMの影響かと思われる)
その物体からアナウンスが流れる。その声は、あの通訳の人の声だった。
「日本のみなさんありがとう。これは僕たちからのお礼です。受け取ってください」 みたいなアナウンスが流れた後に、その巨大なUFOから小さな箱が四方八方に飛び出した。 まるで、雪が降っているような絵に見えた。夢のくせに、それはもうものすごい映像でした。ハリウッド映画のようです。 さすがQUEENだ!お金の使い方が違うわー!と、私はめっちゃ感動していました。
私の隣の小さな男の子が降ってきた箱を受け取った。開けてみると、青い手編みの手袋だった。しかも、右側だけ。それを見て、度ハデなことする割に、 QUEENって案外ケチやなぁと私は思っている。 (ごめんよ〜!) そして、私の受け取った箱を開けると……

――朝になっていました。 

いったい、私は何を受け取ったのか思い出せないんですよ。その日の朝目覚めて思ったのは、 とにかくフレディに感謝しておこうってこと。夢に出てきてくれて本当に嬉しかったって。それに夢とはいえ生の声が聞けたので、 やっぱり嬉しかった。こんな夢なら何回も見たい。

KAYOより・・それから、ねこ娘さんは、この夢を見た後の事を、こう語っていました・・・

『ちょうど、この夢を見た後に、「やっぱり、クイーンのCDだけは全部集めよう! 同じ忘れるにしても、聴かずにそんなこと思うのは悔いが残る!」って気になり、CD屋に行き、 そんときにあのロックスが発売されていたんです。しかも、残り一枚!!
で、数日後、会社でインターネットさせてもらい、クイーンのページを見つけて、そこで初めてフレディの命日を知り、 その夢を見たのが、フレディの命日の数日前だったとしりました。単なる偶然だろうけど、 全てがこの時期に集中していたのは確かです。
で、クイーンのファーストアルバムを買い、 この人たちは、なんちゅう曲を作るんだ!!  ってすっごいビックリしたし、ショックを受けました。 フレディがいないことが悲しくて、悔しくて、寂しくて仕方ない日々が始まり、 クイーンを忘れるどころではなくなってしまい、現在に至るんです。 
それもこれも、クイーンの曲が素晴らしすぎるからだし、やっぱりすごい影響力があるんだと思わずにはいられません。



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