2014年1月19日
愛着

前回の記事に書いたように、昨年末に車を買い替える決断をしてすぐ購入契約も済ませた。 そして2014年が明けて2週間後、ディーラーから連絡が入り、納車の日取りが決まった。
しかし、「いよいよ新車が来る!」という喜びの気持ちより、「とうとう、CR-Vとお別れか〜」という寂しさの方が強かった。

VEZEL納車の前日、CR-Vを洗車してから送別撮影会をやった。
つい夢中になって、いろんな角度から何枚もシャッターを切った。
結婚してからこれまで、当時の生活環境に合わせて、数回、車を買い替えたが、最長でも5年以下だった。
一番短かかったのは2年。でもこのCR-Vは過去最高の14年も乗ったし、思い出の数もそれと比例する。
撮影しながらいろんな事が思い出されて、手放す寂しさが一層増していった。
同時に、この後、CR-Vはどこに売られていくのだろうか? 東南アジアかな? だとしたら、きっと、 最大積載量なんて完全無視の乱暴な扱いを受けるかもしれないな・・・などと勝手な想像してたら、ちょっと涙が出てきた。
できることならずっと手元に置いておきたい!それだけに翌日、CR-Vを残して(渡して)、VEZELに乗って帰るときは 思いっきり後ろ髪を引かれるような思いだった。

そういう離れがたい気持ちは、昨年、冷蔵庫を買い替えた時もそうだった。
結婚当初に購入した日立の3ドア冷蔵庫「トップレディ」は1985年当時、最新型だった。
それまで、私の身長より高い冷蔵庫なんて買った事がなかったし、一番上の冷凍室があんなに広かったのも珍しかった。
子カバたちが育ちざかりの頃はよく「製氷皿をカラっぽのままで入れとくんじゃない!」と、よく叱ったものだが、 自動製氷など便利な機能が付いた冷蔵庫が登場してきても、一度も壊れたことがなかったし、 壊れてもいないのに買い替える必要はないと思っていたからスルーしていたが、さすがにエコ家電の流れには反発できなくなった。
それでとうとう昨年、28年目にして冷蔵庫を買い替えたが、その「トップレディ」を手放す前日、 やっぱり綺麗に磨き上げながら、そっと呟くように何度も感謝の言葉を掛けた。最後の最後まで本当に離れ難かった。

そう言えば、結婚当初に購入した中で、今現在も大切に使っているのが、食器棚だ。
この食器棚は、九州に居る頃から数回の引っ越しと、九州から関東にきてからも今の住所に落ち着くまで、 数回引っ越しをしたが、30年目の今現在でもどこも壊れてはいない。とても大事にしてきたから。
というのも、結婚を控えた当時、母親は既に他界していて、 色々と相談に乗ってくれたのが、たった一人の姉であり、今は亡きその姉が選んでくれたものだからだ。
だからこれだけは、半永久的に使い続けるつもりだし、例え少しガタがこようとも、買い替える気持ちは毛頭ない。
ちなみに、食器棚の小窓に付いているチェックのカーテンは、今から26年前に「美しい部屋」という雑誌を見て、 手作りしたもので、今でもすごく気に入っているし、ちょっと自慢でもある。


ところで、今現在も使っている物の中で、年数が一番古いものというと、「本棚」がある。
購入したのは、1980年。
高校を卒業して、一人暮らしをしていた時に買ったもの。
当時、「ドアが付いてるから、中がぐちゃぐちゃでも、外から見えないし綺麗♪」という、 実にグータラな理由で購入。
でもそれは当時も今現在でも「大正解だったな」と自負している(笑)。
しかし今では、写真を見ても分かるように、シールを貼った痕は汚いし、 温度計を平気でボンドで貼り付けているし、「見た目綺麗」とは決して言えなくなってしまった。
ただ、この本棚は、愛着があるというより、 18歳の頃の少ない給料から買ったものなだけに、安物であっても、自分の中では価値は高い。 間違っても“粗大ゴミ”扱いなんて出来ない。

誰にでも「愛着がある物」は色々あると思うし、人によってもそれは多種多様だと思う。
以前、テレビで“片付けの名人”と言われる人が、「片付けるというのは、カタをつけるということ」だと言っていた。
それは、捨てられないから物が溜まっていく→物が溜まっていくと片付けられない、という悪循環に対する対処であり、 なるほどなと思って見ていたが、私の場合は、車、冷蔵庫、食器棚、本棚で、それは“溜まっていく”ものではない。
ただ、手放すときに「気持ち(愛着心)にカタをつける」という点は同じだ。

でも、一緒に過ごしてきた時間が長ければ長いほど、その時間を途中で止める、というのは、 そう容易いことじゃない。






2014年7月18日
大した話じゃない話

なんちゅータイトルだ!と怒らないでくださいね。^^;
でもホントに「大した話じゃない」話しなんですよ。ただちょっと聞いて欲しいんです〜

突然ですが、みなさまのお宅のところには、「回覧板」って回ってきます?
うちの自治会では、回覧板は、しょっちゅう!頻繁にまわってくるんですよ。
それはともかくとして、問題は、その回覧板の届け方なんです。

私はこれまでマンション住まいしてた時代から基本「手渡し」で届けていますが、 必ずインターホンは押します。(ココ大事!) それで留守の場合は、その時の天候に応じて、いろんな配慮(雨に濡れたり汚れたり風で飛ばされないように)してから、 玄関先に置いてます。

でも、うちに回してくるお隣さんは、いつもうちの家の前に置いていくだけなんですよぅ。
それも、インターホンは押さずに。
明らかにこっちが家にいると分っていても、インターホン押さないの。
・・・なんでかいな?

前にその事で旦那に相談したら、
「世の中には、顔を合わせたくない人もいるんだから、仕方ないよ」との事。
そりゃ〜、世の中にいろんな人がいるのは、ごもっともです!
だ・け・ど!
毎年この時期(梅雨)とか、夏の集中豪雨や夕立なんかあった時は、どうしても文句の一つも言いたくなっちゃうんですぅ。 だってね、朝、新聞取りに玄関先に出て初めて★ズブ濡れになってる回覧板に気付く★という事が多くなるからなんです。
あ、あと、風の強い日とかも、強風でトンデモナイところに飛ばされてたりするし。
で、濡れたらその度に、それを乾かすのが大変なんだ、これが!!
セロハンテープで補修するくらいならまだ良い方で、濡れた用紙を一枚一枚きれいに剥がす作業は手間が掛かるし、 その後のドライヤーやアイロンで、シワを伸ばしたり完全に乾かす作業も結構時間とられる。

でもたまにね、郵便受けポストに入れてくれている時もあるんです。
が、しかーし!それは雨の場合は逆にNGになっちゃう。 というのも、うちのポストって、ちょっと小さめなもんだから、回覧板を差し込むと、半分はみ出るしポストの蓋は開いたままの状態になるから、回覧板だけじゃなくてポストの中まで雨水が浸水して下手すると郵便物までズブ濡れってこともあるから。

まぁでも、お隣さんにしてみたら、いちいち挨拶するのが面倒なのかもしれないけど、毎回黙ってポンと置かれるのって、良い気分はしない。
そもそも、回覧板の中身によく、“地域のコミュニケーションづくり”という言葉が書かれているのに、 黙ってポン!してたらコミュニケーションなんかつくれないじゃん!・・・ね?

だからさ、いっそのこと、ピンポンダッシュでもいいですから
回覧板を置いたら、せめてインターホンだけでも押してってもらえたらと、
切実に思う今日この頃です。







2014年10月1日
これで二回目

今年の8月、「サマー・ソニック」という野外フェスティバルを初めて観に行った。
当然、野外会場なので、暑いっ!
Mikanは自慢ぢゃないが、暑さにはめっぽう弱い!というか、夏は大の苦手。
なのに、観に行きました・・・これ如何に?

その理由は、二つ!
今年のサマソニは、大好きなクイーンがヘッドライナーだったから。 そしてもう一つは、(これは最大の理由でもあるのだけど、)そのクイーンの前に出演するアヴリル・ラヴィーンが、 どうしても、何が何でもナマで観たかったから。(←言っちゃったよ)汗

すごく生意気で、すごく可愛いカッコイイ♪アヴリルを、生で観られるなら「たとえ這ってでも行く!」と決心して、 暑さ対策も万全に準備を整えながら、
←こんな手作りの団扇まで作ったりして、イベント開催を楽しみにしてました。

しかし!なんと開催日の3日前になって、突然、激しい頭痛に襲われました★

その日は、朝から少し頭痛がしてたけど、前日までの5日間、孫たちがお盆休みで遊びに来ていて、 しかも5日目には孫の次男が突然の高熱を出してバタバタしてたから、その疲れが出たのかな〜くらいに軽く考えてました。

しかしお昼になっても頭痛は治まらなかった。
ちなみに、市販の頭痛薬を飲めば少しはラクなんだろうけど、私は昔から市販の鎮痛剤はどうも身体に合わなくて、飲んでもすぐ吐いてしまうので、とにかく寝る!
寝れば大概の頭痛は治まってた経験から、今回も「後で昼寝すればきっと治るだろう」と思って、痛みを我慢したまま、 車で夕飯の買い物に出かけました。

そしたら、車に乗ってから初めて、自分の身体の異変に気が付いた。
いつもなら、車のクーラーをガンガンに効かせても暑いくらいなのに、 その時は、クーラーの風が妙に不快で、寒いと感じたからだった。でも外気温は30度を超えているのでクーラーを止めると当然、 身体に汗をかき始める。しかし、汗をかいていても寒かった!
・・・なんか身体がおかしい。
スーパーに入ると、いつも冷房の涼しさにホッとするのに、その時だけはまるで冷凍庫に入ったみたいに身体が冷たくなっていく。 それで尚さら頭痛が激しくなっていった。

早々に買い物を済ませて帰宅したけれど、その時点で頭痛は最高潮。
そのままベッドに倒れ込んだ。
身体は汗だくなのに、とにかく寒くて寒くて、汗をかきながら寒さを我慢するという悪循環に頭痛が激しくなる。 その内、あまりの頭痛に吐き気も襲ってくる。
でも朝から何も食べてなかったから、吐くものが無く、余計に苦しい。 それでまた頭痛が増す → 吐き気 → 吐くものが無くて苦しい → それでさらに頭痛が増す・・・ この繰り返しが続いて、七転八倒!体温調節も完全に麻痺してました

(自分ではこの辺りから記憶が曖昧です。)
そんな私を見ていた旦那が、「このままだと死ぬ!」と、本気で思ったみたいで、慌てて救急車を呼んだそうです。
実は、救急車で運ばれるのは、これが2度目。
1度目は、今から7年くらい前かな、池袋の喫茶店でアイスコーヒーと一緒に出された「ミルク」に当たったと思われ、 その翌日、激しい腹痛と下痢を繰り返し、もがき苦しむ私を見て、娘が迷わず119番してくれました。
で、その時も今回も、救急病院に着くまでは、“もしかしたらこの激痛は永遠に続くんじゃないか?”という恐怖感も増していくほどだったのに、 病院に着いて、でっかいビニールバッグの点滴を受けたら、痛みがウソみたいにスーッと治まっていきました。
2回目のこの時は筋肉注射もしたけれど、点滴による水分補給だけで、これだけ回復するって事は人間の身体にはそれだけ水分が重要で大事なんだと知りました。

ってことで、頭のCTスキャンの検査結果も異常はなかったので、その日の内に帰宅。
帰宅後すぐに食欲が湧いてきたけれど、その時は睡眠欲の方が圧勝。
布団に入るなり、それから15時間爆睡!おかげで、起きた時、とても爽快でした。

そしてその日から早速、サマソニに行くために体力作りに励みました。 そんな私に旦那は、「そこまでして行く?」と呆れていましたが、当初の「たとえ這ってでも行く!」という決心を貫き、無事にサマー・ソニックで、生アヴリルを観ることができた。凄〜く嬉しかった!
あ、クイーンも観れたしネ♪^^;

そうそう、点滴は手の甲に受けたので、その痕(内出血)が中々消えませんでした。
それに、血管痛もあったので、もしかしたら、“会場であまり騒ぎ過ぎないように!決して無理はするな!” という戒めでもあったのかも?なんて思ったりしました。

というわけで、私は2度も救急車のお世話になってしまいましたが、 逆に「救急車を呼ぶ」経験は1度も無いだけに、『救急車利用マニュアル』のページはブックマークに入れてます。(^^)v