懇談会での失礼なヤツ!

4月○日、長女のクラスの懇談会に出席した。
中3の子供を持つ親の中では、自分は一番年下になる・・・。

最初に自己紹介から始まった。この「自己紹介」と言うのを嫌がる親は多いが、自分は結構好きな方である、でも、 好きと言っても、人の自己紹介を聞くのが好きなのである。いろんな人の見た目の第一印象と自己紹介を聞いての印象は、 だいだい当たる事が多いのだが、中には“およっ!”って人も居たりするからだ。

さて、問題の失礼なヤツは、ここからである。自己紹介が終り、担任の先生が用事で席を外した時だった。 先生が廊下に出て、お母さん方が急にリラックスした状態になった時、誰かの視線を感じた。その視線は私の斜め左からだった。 それは自分の視界には入っていたけど、私は気が付かないふりをしていた。そしたらその視線の主が「○○さ〜ん、」と私の名前を呼んだ。 その声は大きかったので、他のお母さん方も一斉に顔を向けた。
私の名前をさっきの自己紹介で知ったとは言え、その口調は馴れ馴れしく、少しイヤらしい感じに聞こえた。それと共に私自身は その人とは初対面だった為、びっくりして「はい?」と応えて、その人を見ると、 顔つきがやっぱりイヤらしいのである。その人の目つきは、明らかに目下の者を見る目つきで、どーいうわけか勝ち誇った様な態度である。 そしてこう言った・・
「受験生の親がぁ〜〜茶髪で良いのかしらぁ〜〜?」と。
。。。語尾を伸ばして話すんじゃねぇー!と思いつつ
「えっ? どーしてですか」と聞くと、
「あのね〜、私立ってウルサイらしいわよぉ〜うちの息子なんか、みっともないからやめてって言ってるし〜」とヌカしやがった。

私はご指摘の通り、髪を染めているが、染めて7年くらい経ってるし、一度黒に戻した時は、子カバたちに、 「だっさ〜、お母さんじゃないみたいだからやめてよ」と言われたぐらい現在のカラーに馴染んでいるのである。
私は“茶髪”って言われ方に、ムッとしながらも、
「そうですか、うちの娘は何も言ってませんけど。でも夏の学校訪問の時とかは染め直して行こうとは思いますけどね(作り笑)、 しかし外見だけで合否が決まったりするものなんですか?」と言うと、待ってましたと言わんばかりに、
「アラ、私立は厳しいのよ、親も観られるんだから!うちの息子が目指してるところなんて・・・」と、その後ずらずらと有名私立高校の 名前とその情報を喋り始めた。周りのお母さん方は、その人の生徒みたいな顔で頷いていた。

ハッキリ言って、うちはそんな有名私立高校に行かせたいとも思ってないし、現状の子カバの脳では無理である。 なので、私はその人の話を無視して教室の窓側を見ていたら、一人だけ私以外にオレンジ色に染めてるお母さんが居たのだが、 「じゃぁ私、黒に染め直した方がいいですね・・」と応えていた。すると、その人がすかさず、「そうね、そうした方が良いわよ〜」と 言いやがった。そして、そう言った後、あなたはどうなの?みたいな目して、私を見た(つーか、ジッと見ていた)。それは最初に感じた あの視線と同じ感じだった。しかし私はそれも無視して何も返答はしなかった。

その人は私のその態度が気に障ったのか、ムッとした様子だったが、また皆に向かって受験情報を話始めた。 その後、少しして先生が戻って来たのでその人はやっと口を閉じたけど、それまでの他のお母さん方の視線は明らかに、 私に対して、。。まぁ、若くていらっしゃるからねぇ。みたいな、変な姥ごころ状態の視線っていうか、私を不良扱いしてる視線つーか、 最近の若い人は・・みたいな視線だった!
別に身なりをキチンとして清潔にしていたら、髪を染めていたって良いじゃないかぁー!むちゃ失礼なヤツ〜☆

その日、私は帰宅してからもなんか無性に腹が立ってきて、子カバたちにブチまけていた。 そしたら長女は、「そういうお母さんも居るのが普通なんじゃないの、私が志望校に受かれば良いわけでしょ、がんばってるって!」と 逆に慰められた私は、それでも腹立つんだよ〜!!と口惜しがっていると二女が、「わかる、わかる、お母さんのその気持ち。 どこにでも居るんだよ、くそババアがっ!」と言ってくれた。これにはちょっとスッキリしたのだった。

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