東北の紅葉狩り2020

定年退職してから4カ月が経ち、熱意はあまり感じられないが再就職活動中の旦那が突然言ってきた。 「GoToトラベルキャンペーンって予算が無くなったら打ち切りになっちゃうから今の内に申し込んだ方が良いんじゃないか?再就職したら平日休めなくなるしな〜」と。
って事は、再就職活動に本腰入れる為にも今行っておこう!という意味なんだなと受取った私は、「どこに行きたいの?」と訊いたら、案の定、旦那はノープランだった。(--;)
交通機関や宿泊の予約、綿密なスケジュールを考えるのは毎度すべて私である。

という事で私の独断で、日程を3泊4日にして、10月下旬が紅葉狩りの見頃だとネットに書いてあった裏磐梯に1泊、仙台に一泊、そして松島に行く事に決めた。 もちろん、新型コロナ感染対策もしっかり準備した。
さて、先に裏磐梯の宿泊施設を決めてから紅葉狩りのビュースポットをネットで探したら、中津川渓谷と五色沼がヒットした。 五色沼と宿泊先までは電車とバスで行けたけど、中津川渓谷まではさすがに車がないと行けなかったので郡山駅近くのレンタカーを借りた。
ところで、九州出身の私と旦那にとって昨年の青森旅行は、人生初の東北だったが、その時は飛行機だったので、今回はまだ一度も乗った事がない東北新幹線を利用する事にした。 そしたらラッキーな事にJR新幹線が半額キャンペーン中だった。 今回の宿泊地、「裏磐梯レイクリゾート」と「ホテルメトロポリタン仙台イースト」そして「ホテル松島大観荘」は どれもGoToトラベルが利用出来たので旅費はかなり安く抑えられた。

10月27日、埼玉の大宮駅から福島の郡山駅へ

東北新幹線で一番新しいのは「はやぶさ」だけど郡山駅には停車しないので各停の「やまびこ」に乗車。でも今では新幹線もチケットレスの時代で、 webで予約時に電子カード(PASMO)を登録しておけば、在来線も新幹線の改札も“ピッ”で行ける。(便利な時代ですな〜)
大宮駅から約1時間で郡山駅に到着。(早っ)
郡山駅はそんなに大きい駅じゃないので、駅構内を出るのも早かった。
でも外に出て撮影していたら、左手に珍しいビルを発見。(上写真の左) ビルの最上階に謎の球体が!! 確か、名古屋に行った時に「名古屋市科学館」で同じ球体を見たけど・・・。
すごく気にはなったけれど、レンタカーの時間があったので謎はそのままにした。

最初の紅葉狩り「中津川渓谷」へ

郡山駅から高速道路を利用しないで走っていると所々で既に色づいた木々が見られたし、田舎道の風景も素敵だった。 約90分くらいで中津川渓谷の入口がある「中津川レストハウス」に到着。
紅葉シーズン真っ只中だからか駐車場は満杯で停めるのに少し時間がかかった。
渓谷に下りる道は事前にネットで調べて承知していたけれど、実際は(上写真の左)のような階段になってる部分は最初だけで、 ほとんどは物凄い傾斜路だった。
岩はゴロゴロしてるし、めかるんでいて滑りそうだから余計に脚に力が入るし、渓谷を見終わった人たちが上がってくる時は道を譲らないと狭くて行けないし、 結構汗だくになった。実際、途中で息切れして立ち止まってる高齢者も見かけた。
渓谷の紅葉はとても綺麗で水も冷たくて綺麗だったけど、帰りはあの傾斜を上るのがまたメチャクチャきつかった。(しかも10分ぢゃ着かないって)

そしてメインの紅葉狩り、「五色沼」へ

中津川渓谷の上り下りで旦那も私も脚が筋肉痛になりかけていたけど、 ここは湿地帯ではあるけど最後まで歩きやすい路で、紅葉が本当に綺麗だった。
さて、五色沼入り口に車を停めて、事前に100均で買った「熊除けの鈴」を持ってからハイキングスタート。 「五色沼」と言っても、5つの沼の事でなく、毘沙門沼・赤沼・みどろ沼・竜沼・弁天沼・るり沼・青沼・柳沼などがそれぞれ様々な色彩を見られる事から付けられた名前だそうで、 実際、上写真右のようにエメラルドグリーンみたいな、コバルトブルーにも見えたし、ターコイズブルーとも呼べそうな綺麗な色で神秘的だった。

午後3時半、宿泊先の「裏磐梯レイクリゾート猫魔離宮」に到着。
すぐに天然温泉をたっぷり堪能して夕食もとても美味しかった。
がしかし!! この時に、地域共通クーポン券を5000円分貰ったのだけど、ホテルの売店ではあまり買いたいものがなかったので 仙台と松島で少しずつ使おうと思ってそのまま持っていたら、なんと、有効期限がたった二日しかない事に気が付いた! それも、最終日の松島でクーポンを1枚出したら「これ、有効期限切れてますけど」って言われて初めて気付いたという・・・バカ〜。
なので、仙台と松島のホテルで貰った地域共通クーポン券10000円分は、最終日の松島で思い切って全部使い切った。 でも正直言って、10000円分を一度に使うってのは私にとってはすごく勇気が入った! (貧乏性だから? )

10月28日、郡山駅から東北新幹線で「仙台」へ

多分、郡山から40分も乗ってなかったと思う。あっという間に着いた初めての「仙台」。
新幹線を降りて実感した、仙台って都会なのね〜。知らなかった。。。
宿泊先は仙台駅直結の「ホテルメトロポリタン仙台イースト」。めっさ便利♪
すぐに荷物を預けて観光へ出かけた。 仙台観光は、“るーぷる仙台"という観光地を循環するバスの一日乗車券を購入。この券はいろんな施設の入場料金が割引になるのでとってもお得。
そして観光の一番の目玉は「仙台城跡」の伊達政宗騎馬像。←これ近づいてよーく見ると、政宗と目が合っちゃうのよねぇ。そんな風に作られているのかもしれないけど、 独眼竜と言えど、その眼光は強くて一番印象に残った。
あ、その前に見た「瑞鳳殿」も足腰が鍛えられるほどの坂道と階段を上がっていってとても素敵な所にあった。個人的には境内の杉の木があまりにも立派で思わず一礼した。 (幹に手をあててパワーもらってきた。)

10月29日、仙台駅からJR仙石線で松島海岸駅へ

仙台駅で電車を待っていたら、反対ホームに、こんな電車が入ってきた!!
可愛い〜♪ロボコンの作者は石ノ森章太郎さんで宮城県出身なんですね。
でも私の時代だと「ロボコン」ではなく、「ロボタン」だったな〜と懐かしく思い出した。
小さい頃、「ロボタンの歌」のレコード(ソノシート)をよく聴いて歌ってました。

松島の遊覧船に乗船

仙台から電車で40分の松島海岸駅に到着。
現在、松島海岸駅はリフォーム中で仮駅舎だった。 だけど真新しいロッカーがあって、大きなスーツケースも入れられて大助かり。
まずは、webでお得な料金で予約しておいた遊覧船乗り場へ。徒歩3分くらいの乗り場に着くと、出発までまだ30分以上あるのに結構人が並んでいた。 しかも、私たちが並んだ後も次から次に人が来て、平日でこんなだったら、休日とかどんだけ〜?!って感じだった。
遊覧船に乗り込んで2階席の窓から景色を撮影した。
(上写真左側の上)、なんか、ウルトラマンに出てきそうな宇宙怪獣みたい。
(上写真左側の下)、これは島全体が「亀」に見える。(左が頭)
(上写真右側)は、宿泊先「大観荘」の部屋から撮影。松島湾が一望出来る部屋だった♪

松島でのランチは「ずんだ揚げパン」

松島でのランチは事前にネットで下調べをしておいた「ずんだ揚げパン」を食べた。
松島湾に面した小さなお店だったけど、お昼のテレビ番組で紹介されたという看板がすぐ目に入った。で、迷わず「ずんだ揚げパン」をオーダーした。
そしたら、これね、もぅ超〜〜〜ウマい!!1個390円というのもグッド。ただ、揚げたてだから超〜〜熱いの!!でも超〜〜ウマいから!! あと私は「牛タンつくね」、旦那は「ずんだ餅」をオーダーした。(飲み物は水筒のお茶) どれもめっちゃ美味しかった。 


松島観光で一番印象に残った所

これ↑私です(^^)。
上写真は「瑞巌寺」に向かう参道ですが、その端に雄大にそびえ立つ杉並木が圧巻でした。
なんか、凄すぎて・・・どう表現したらいいのかわからないけど、とにかく見てるだけで心が揺さぶられました。
これは後で知った事だけど、2011年の東日本大震災の時、この「瑞巌寺」は観光客や被災した方々の避難所として開放されたそうです。 というのも、瑞巌寺は松島海岸からすぐ近くにあるけど、松島は湾内に浮かぶ島々のおかげで津波の威力が軽減されたそうで、 津波は瑞巌寺の参道の半分くらいの場所で止まったそうです。
だけど参道の杉並木も泥に覆われ、塩害により立ち枯れし、倒木の危険性のある杉約300本が伐採されました。 だから、(上写真でも見られますが)あんなに切り株があったのだと分かって、益々「瑞巌寺」とこの杉並木の素晴らしさに感動しました。


という事で、今回は4日間ともお天気に恵まれたし、ホテルはどこもコロナ感染対策がしっかり取られていて、3密になる事が無かったし、GoToトラベルで安く行けたし、 何より素晴らしい東北の紅葉を堪能する事が出来て嬉しかったし、なんかツイてるな〜と思った。(^^)

その紅葉を撮影した写真をスライドショーにまとめてYoutubeにアップしたので、良かったらご覧ください。 (BGMは無いのでご安心を。^^;)


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