函館旅行 2022

2022年4月、結婚37周年と旦那の65才の誕生祝いを兼ねて今年は函館に行く事にした。
4泊5日でね・・・って、そりゃ長すぎだろ!! って、フツーそう思うよね?(^^;
・・・はい、私もそう思います。でもそれには事情がありまして・・・
当初の予定ではホントは函館に2泊して、弘前、盛岡、平泉と、東北地方の観光もしながら帰る予定でした。 でも3月16日に東北地方を襲った地震によって旅程が組めなくなり、今回は函館だけになったのでした。


4月26日
羽田空港から約1時間半ほどのフライトで函館空港に到着。福岡に行くより近い。しかし道南といえどやっぱり北海道。長袖シャツ一枚では肌寒かった。
空港からバスに乗って函館駅前で下車。宿泊先はその函館駅直結のJRイン函館
このホテルの決め手はお風呂とトイレが別になっていて、お風呂に洗い場が付いてる所。でもホテルの最上階にはちゃんと展望大浴場もある。 チェックイン後、大浴場に直行してのんびり過ごした。


夕方5時、100万ドルの夜景を見に函館山
ホテル前のバス停から乗車して、15分ほどで「函館山ロープウェイ乗り場」に到着。それなりに混んではいたが待ち時間は短かった。 ロープウェイで山頂に着くとめちゃくちゃ寒かった。でも私も旦那もそれなりの服装に着替えてきたし、念のためにマフラーと帽子も持参して大正解だった。

それにしても函館山は大人気で、山頂に到着した時、まだ日没までは1時間以上あったのに、たくさんの人たちがカメラを構えて待機していて、 ベストな撮影場所は黒山のような人だかり。
仕方なく最上階より1つ下の階にある撮影場所に移動して、何とか撮影できる場所を確保した。


寒さを我慢しながら待つこと1時間。やっとベストタイミングな夕闇に。
私も旦那も夢中でカメラで撮影した。
少しした頃、後ろの方でガイドさんみたいな人が、「夜景は完全に日が落ちて真っ暗になってしまう前の、今の時間帯が一番綺麗ですよ〜」と言っていた。 なるほど! それは良い事を聞いたと思って、それから間もなくして撮影を切り上げて下山した。

4月27日

函館にも七福神があると知って、ウォーキングがてら「函館山七福神巡り」に出かけた。
まず、函館駅前から路面電車に乗って「函館どつく前」で下車。(←“どつく”と書いて“どっく”と読む)。 そこから「厳島神社」→「称名寺」→「実行寺」→「船魂神社」→「恵比須神社」→「天祐寺」→「住三吉神社」と、すべて徒歩で巡った。(←毎日のウォーキングで体力だけはある)
一番のお気に入りだったのは、参道の桜並木がとても綺麗だった住三吉神社。 この神社の近くには「谷地頭温泉」という温泉施設があって、サッパリ出来たのもポイント高い。(笑)

「ラッキーピエロ」
七福神巡りのランチで立ち寄ったのがココ。略してラキピと言うらしい。
お店に入るとトレードマークのピエロの色彩からして内装も個人的にはあまり落ち着かない雰囲気。
でもカウンターの受付の女性が50代くらいの人だったのでちょっと安心した(笑)。ちゃんと分かりやすく説明してくれたし。
だけど、一人で1つは食べきれなさそうだったので、チャイニーズチキンバーガーセットを1つだけオーダーして二人で食べた。
味はウマイと言えばウマイ。でもフツーと言えばフツーかなぁ。 正直、私としてはバーガーより「函館に来たら絶対イカ姿せんべいを食べるべし」と言いたい。(イカせんの方がうまか)

ここで、一つ今も忘れられないエピソードがある。
函館市電に乗った時、女性の声で車内アナウンスが流れてきた。 途中、電車の軋む音が大きくて全部は聞き取れなかったけど、私の耳に飛び込んできたのは「イカスミモカ、イカスミモカをどうぞご利用ください」だった。
え?!・・・イカ墨のモカ? 函館にはイカ墨のコーヒーがあるのか? さすが函館だな!!と思った。
でもそれが私の聞き間違いだと判明したのは、七福神巡りを終えて温泉に入って帰る市電の中だった。
ふと、一枚の車内広告が目に入った。
それを何気に見ていたら「イカすnimoka」と書いてあるではないか!! そう、ニモカ(nimoka)は交通系ICカードであり、 それに函館の“イカす!”を掛けてあったのだ。
つまり、正しい発音は、「イカスニモカ」だったのである。だけど、そう判明しても私にはどうしても何回聞いても「イカスミモカ」としか聞こえなかった。



4月28日
この日の朝食はホテルの真ん前にある「函館朝市」に出かけた。
朝市にはいろいろなお店があって、どこも海鮮丼が美味しそうだった。 でも私が選んだのは500円のワンコインで食べられる朝市食堂二番館だった。 私も旦那も五目丼をオーダー。500円とは思えないラインナップで、朝あまり食べられない人にとってはちょうど良い量で、コスパ最高だった。

さて、朝食後にホテル【JRイン函館】をチェックアウト。 それから駅前のレンタカーを借りて、立待岬へ向かった。
ここが意外と観る所が多かったというか、当初は30分くらいの観光予定だったが、ここからの景色は妙に惹かれた。

崖との境のフェンスにはアニメみたいな「イカ」の模様が入っていて可愛かったし、何と言っても断崖絶壁の景色は迫力満点だった。
しばらくその崖を見ていたら、崖下の岩場を歩いている人を発見!!
「え〜?! どうやってそんな所まで行けたの? 私も行きたい!」と思って、近辺を隈なく見ながら歩いていたら岩場で海釣りをしている人たちがいた。 ということは、どこからかこの崖下に行ける道があるはずだ。それでまたウロウロと探していたら・・・細い道を見つけた!
しかし下りていくと、(当然ながら)すごい岩だらけで、ちょっと踏み外したらグキッって捻挫しそうでスリルがあった。 それに、大きな岩に打ち寄せる波をすぐ近くで見れてとても迫力があった。

結果的に「立待岬」は2時間以上かけてじっくり見てまわった。(これ↑私です)

「立待岬」からほど近いって事で、再び「函館山山頂」へ向かった。
ロープウェイからとは違う景色を存分に楽しめた事も良かったけど、この山頂にあるお土産屋さんで、 大〜好きなシマエナガのぬいぐるみを見つけた事が一番嬉しかった。 もぅ、とっても可愛いの♪ (30cmくらいかな〜、意外に存在感があります。^^)

石川啄木の像
あ、いや、この像が見たくてわざわざ行ったワケではなくて(^^;、 たまたま海岸沿いを走っていたら目についたというか、せっかくだからちょっと寄ってみただけ。
見ての通り、この像は海岸沿いにあって、砂浜がとても綺麗で、しばらく砂浜を散歩していたら綺麗な石を見つけた。ポッケに入れてお土産にした。
さて、この日の宿泊先は湯の川温泉ホテル万惣
このホテルの温泉がまた素晴らしかった。何度も温泉に入った。それに湯上り所には冷たいアイスとハスカップドリンクがサービスになっていた♪ ついでにビュッフェスタイルの夕食も大満足♪

4月29日
朝風呂を堪能して、朝食も函館名物をたっぷり食べて、この日、最初に向かったのは五稜郭タワー
平日だったからかタワー展望台へのチケットもすぐ買えてエレベーターもすぐ乗れた。 しかし、展望台からの五稜郭のカメラ撮影って、すごく難しいと思った。何枚も撮影したけど、自分が納得できるような写真は一枚も撮れなかった。

その後、五稜郭公園へ。


実際に五稜郭公園に入ってみたら、その桜の多さに驚いた。まるで桜の海みたい!
よく考えたら、私は五稜郭公園を上空からしか見た事がない。今回、生まれて初めて地上から五稜郭を体験しているんだと気が付いた。
その桜の海に溺れるかの如く、公園を一周したけどマジで圧巻だった。

写真を撮っても撮っても、桜・サクラ・さくらだった♪

イカすおみくじ
「湯の川温泉ホテル万惣」の最寄り駅(市電)から少し歩いた所にある「湯倉神社」に参拝した。
函館七福神巡りの時に立ち寄った「函館八幡宮」ほど広い境内ではなかったけれど、参拝する楽しさで言うと、この「湯倉神社」は群を抜いていると思う。
立派なご神木に縁結びの大銀杏もあるし、幾つもの赤い鳥居の奥には「稲荷神社」もある。 他にも「撫でウサギ」とか「打ち出の小槌」はご利益が期待できる。 しかも、いろんな楽しいおみくじまであった。その中でも、「イカすおみくじ」は釣り竿を使用して引くというネーミングもやり方も面白い。
もちろん、Mikanも早速トライした。でも開けるのが何となく勿体なくて、未開封のまま今も神様の棚に置いている。

4月30日
旅行最終日。ホテルのチェックアウトギリギリまで温泉に入ってゆっくり過ごした。
函館空港に移動してからもフライト時刻ギリギリまで函館特産品をいろいろ見て回ってお土産をいろいろ購入した。 中でも、私はやっぱりシマエナガのグッズがお気に入り♪そして機内で食べるイカせんべいもネ。


という事で、
短いようで長かったような、長いようで短かったような、4泊5日の函館旅行でした。
ただ、今回一番残念だったのは、『サブちゃん記念館』が閉館していた事でした。
本場で聞きながら、一緒に歌いたかったのになぁ〜。。。
♪は〜るばるきたぜ、はこだてぇ〜♪^^ (←昭和の人間ですぅ)


函館旅行の写真をスライドショーにしてみました。良かったらご覧ください。

BACK