- Doing All Right
どこか懐かしさを感じさせる曲。古いだけあります。でもなんかいいですよね、この雰囲気。
若き日の4人の姿が目に浮かびます。スクーターに乗っているBrianも見てみたいな。
何よりも素晴らしいのは、この最も古い曲の中で彼らは“今日からしっかりとやってゆく”と歌い、それを有言実行したのです。
名曲の一つと言ってもよいでしょう。
- The Loser In The End
このアルバムで、唯一舞台が日常的。賛否両論あるでしょうが、今までに何度も聴いてきたせいか違和感はないです。
それにRogerがアルバムの中で一曲も歌わないなんて嫌でしょう?私は嫌です。
ところでママを置いて家を飛び出した少年が、この後まず最初に行ったのは靴屋であることは間違いないはずです。
- Misfire
この曲の続編が「Another One Bites The Dust」であることは意外と知られていません。
不発どころか、バタバタと人を倒してしまうほどにJohnも成長したのです。
そうしたJohnのガンマニアぶりを見かねてBrianが作ったのが「Put Out The Fire」なわけであり、
Freddieの「Life Is Real」だ。と考えるのは話を飛躍しすぎでしょうか。ハイそうです。
- Seaside Rendezvous
「Leroy Brown」や「Loverboy」のように絶妙なハーモニーを聴かせてくれてます。
レコーディング風景が見てみたいですね。
この曲ですが、ちょっと古い映画を見ている感じがしませんか?
そう、内容は他愛もない感じのロマンチック・コメディーを。
でもそういう時間のなんて気分が和むこと。幸せな気分です。Tres charmant my dear.
- You And I
とにかくJohnらしい作品です。
日本語訳はけっして“俺”ではなく“僕”。この曲の邦題が「俺とお前」だったら皆さんいかがですか?
“なあ今夜は仕方ねえじゃん、明日になりゃ平気だって”なんていう歌なわけですよ。あ〜恐ろしい。
“さにあんぶら〜い”というコーラスの部分は大きく声を張り上げて一緒に歌うことをおすすめします。
何か別の事をしていてもです。
- It's Late
“手遅れだ”、“いや手がつけられないわけではない”、
“でもやっぱり全てが手遅れだ”と、
時間がなさそうなわりに、えらく長い曲をお作りになりましたね。
さすがに余裕のQUEENです。尊敬。えっ何ですか?シングル・カットもした?
うわ〜、さらに尊敬。でもハリウッド!出だしの音が欠けてるぞ!
変なリミックス収録する暇があったら、ちゃんと音を落とせ!
長い曲だから短くしようとしたな。それにしちゃ削り方がセコイぞ!
- Mustapha
“荒々々ひ・へい!”ということで、QUEENにしては結構ラフな作りのように聞こえます。
この曲のプロモーション・ビデオを作って欲しかったですね。
舞台は中東の街で。メンバー全員が出演しているのだけど、
Freddieだけあまりにもその場に溶け込んじゃって、最後まで見つからないような。
最後の“Hey”の瞬間、民衆の中にいたFreddieの顔がアップになって、
“あっ、ここにいたんだ!”というビデオを。
- Sail Away Sweet Sister
ヘヴィなA−2よりもこの曲の方がBrianらしい。やさしい人柄が伝わる名曲。
もちろんFreddieのヴォーカルがQUEENをQUEENたらしめている大きな要因だとは思いますが、この声もまさしくQUEEN。
アルバムに一曲は収録して欲しいBrianのヴォーカルです。
こんな頼りない声で見送られて無事に海を渡って行けるのでしょうか・・・。
スウィート・シスターの安否が気遣われます。
- Escape From The Swanp
このティンパニは?Roger、あなたの曲だな。ボォウウン。やっぱりあなたの音だー!
- Staying Power
ちょっと早めのテンポで演奏する(ミルトンキーンズ)のライヴも好き。
四人がステージの前に出てきて振り付きで歌うというのも面白いかもしれません。
「'39」の後かなんかに、“今日はちょっと新しいタイプの曲をやるよ。John用意はいいかい。”とか言って。ダメですね。
“がっちゃ”
- Is This The World We Created...?
詞の内容は名曲「Love Of My Life」とは全然違いますが、
初めて聴いたときからライヴで2曲続けて演奏することは想像出来ましたね。
その詞は非常に感動的で、珍しく(?)メッセージソングでもあります。
今では『ライヴ・エイド』を酷く言うアーティストもいますが、
QUEENのこの曲を聴けば、誰もがもう一度あの日の本当の目的を思い出すはず・・・。
- Friends Will Be Friends
ちょっと臭〜いオープニング。“感動しますよ”って感じの。でも本当に感動するからいいのです。
でも、Freddie & Johnの曲っていうだけで期待しちゃいますね。叩きすぎない、鳴らしすぎない、センスの良さ。
“郵便配達が恋人の手紙を届ける”なんて、今ではあまり聞かない話ですよ。
どことなくほろ苦い感じが青春ぽくていいじゃないですか。
- The Invisible Man
映像が曲を上回ることはあまりないけど、この曲はいい勝負。
というのもこの曲を聴いていると、頭にあのプロモ映像がすぐ浮かんでくる。
“透明人間”なのに映像の印象が強いとはこれいかに!
また、ライヴでこの曲をメンバー紹介の変わりに使われるのを観てみたかった。(やるわけないか。)
ろじゃ〜ていら〜!
- The Show Must Go On
やはり特別な曲です。毎日聴くものではないです。思い出したとき聴くのです。飛べ、Freddie!
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