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クイーンについての考察 オペラ座編
日時: 2008/04/01 08:02
名前: じろー

ホット・スペースをして問題作だとか賛否両論…などと言われるが、クイーンはそれ以前にとんでもない問題作を発表している!!
なんのことはない、オペラ座の夜だ!!

ホット・スペースでのあまりの変化にファンはついてゆけず、クイーン離れが起こった…とされているが、それ以前にクイーンはオペラ座の夜で、あまりにもたくさんのクイーンファンを失っているのだ!!


僕はオペラ座から入ったクイーンファンだ!!
その当時、実に興味深い体験をしている…

オペラ座を聴き、すっかりクイーンが好きになった僕はすぐさま軽音楽部の先輩のところに行った!!
その先輩は自他共に認めるロックファンで、おもだったロックのレコードをたくさん持っていた…

「先輩!!クイーンある!?あったら全部貸して!!」
「へえ〜!?じろーくんもクイーン、聴くようになったん!?」

先輩は快く貸してくれた…
1st〜3rd、そしてシートキッカーズというブートだった…
もちろん先輩はオペラ座も持っていたが、それは僕も持っている!!
そのときすでに、華麗なるレースが出ていたが、それはまだ持っていないということだった!!
最新アルバムこそ無いが、その他のアルバムやブートまで持っていることからも、先輩がロックファンであると共にクイーンファンだということが伺える…
しかし、その先輩から意外な言葉を聞かされた…

「クイーンがロックしてたのは3rdまでやからなぁ〜!?オペラ座は凄いアルバムやけど、あれはロックとちゃうもん…」

えっ!?クイーンってロックとちゃうの!?だってオペラ座はロックのアルバムでしょ!?
「あれはロックとちゃうもん…」…僕にはその意味が解らなかった…


正直、1stには違和感を覚えた…
僕が抱いたクイーンのイメージとは違う…
キレイなメロディとハーモニー…そこかしこにその片鱗は垣間見えるが、予想以上に荒削りでハードだ!!

2ndはまたイメージが違った!!
心臓の鼓動…パイプオルガンのオープニング…ハードでありながら、高らかに歌い上げられるメロディとハーモニー…
なるほど、オペラ座のベースがここにはある!!
シタール調のギターやアコースティックギターの入れ方もかっこいい!!ドラムがメインのラウドな曲もある…そしてB面は…

風が逆巻くSE…絶叫…テープの逆回転…なんだこれは!?
ハードなのに軽快、オペラ座でのイメージが完全なロックになってる!!

いったい何本ギターが入ってるんだ!?コーラスが右へ左へ走り回る…かと思うとピアノメインの静かな曲へ…これはラヴ・オブ・マイ・ライフのパターンだ!!
一瞬の静寂の後はめくるめく音の世界…ボーカルが、ギターが、コーラスが次々に湧き上がってくる…アカペラのハーモニー…そしてマーチは続く…!?このギター…ボヘミアン・ラプソディと同じだ!!やっぱりクイーンだ!!クイーンの曲なんだ!!
アコースティックギターの曲を挟み、最後の曲はラフな歌声で幕を閉じた…

うーん…このアルバムを聴けば、オペラ座で感じたクイーンだと理解できる…それにしてもクイーンは、思っていたよりもハードなバンドだったんだ…


3rdでまた、違った印象を受けた…
明るい曲調が増え、バラエティに富んだ感じがする…そういう意味では間違いなく2ndとオペラ座の間に入るアルバムだ!!

ラストの曲はシンプルながらも壮大なハーモニーで…コンサートのラストではきっとこの曲が演奏されるのだろう…
そういえば、クイーンのライヴはどんなだろう!?
アルバムを聴く限りでは多重録音がかなりあるから、ハーモニーやギターは再現できないだろうな…!?
あ、そういえばライヴも借りたんだっけ!?
僕は続けざまにシートキッカーズを聴いた…

オープニングのプロセッションはテープを流している…続いてファザー・トゥ・サン!!2ndと同じ構成だ!!
…ウソだろう!?このコーラス!!アルバムとそっくりだ!!
いや、確かにハーモニーもギターも音数は少ないが、アルバムのイメージを損なっていない!!
オウガ・バトルは…ハウリングをギリギリのところでフィードバックにしている…本当にギター一本の演奏なのか!?

サン・アンド・ドーターのギターソロで少なくとももう一人ギターがいる…だってここ、ツインリードになってる…あれ!?このフレーズ…ブライトン・ロック!?
この時点ではまだ3rdはリリースされておらず、このギターソロ部分のみが先にできたのだろうと思った…

いずれにしてもセヴン・シーズ・オブ・ライでピアノが出てきただけで、それ以外はギター、ベース、ドラムの3ピース…
ボヘミアン・ラプソディやラヴ・オブ・マイ・ライフをイメージしていたらとんでもないことになってしまう…

正直、僕がこのライヴを好きになるには少し時間が必要だった…


そして僕は先輩の言葉を思い出していた…「クイーンがロックしてたんは3rdまで…」
なるほど、先輩の言わんとしていることはなんとなく理解できた…
確かに3rdまでとオペラ座では、何かが変わっている…

当時のロックのあり方を代表するのがディープ・パープルであり、アルバムで言うとライヴ・イン・ジャパンだろう…
第二期黄金メンバーと称されたリッチー・ブラックモア、イアン・ギラン、ジョン・ロード、ロジャー・グローバー、イアン・ペイス…
リッチーの後がまにトミー・ボーリンが加入したライヴ・イン・ヨーロッパは比較にならなかった…!!
ロック・ギタリストとしてのリッチーは、よりハードに、正確に、ワイルドにソロを弾きまくっており、誰もが認知したハードロックの形がそこにはあった…

クイーンは決して正統派のロックバンドではなかった!!
曲の構成は単純なものではなく、そのアレンジも独特かつ複雑なものだった!!
また、ロジャーのドラムには、オーソドックスな8ビートがなかなか出てこない…!!
そのあたりもロックでない…と言われた理由のひとつかもしれない…

一口にロックと言ってもたくさんのジャンルがある…ハード…ヘヴィ…メタル…プログレ…
また、70年代まではアメリカン…ブリティッシュ…という違いが明らかに存在していた!!
クイーンはブリティッシュ・ロックではあったが、ジャンルは決めかねるところだなぁ!?

少なくとも僕の周りでは「ロックは〜〜でなくてはいけない…」みたいなことを言う輩が少なくなかった!!
ロックを聴くなら三大ギタリスト…五大ギタリストを聴け!!とかね…!?
三大ギタリストといえばジミヘン、クラプトン、ベック…五大ギタリストになると、ジミー・ペイジとリッチーが加わる感じかな!?
とにかく70年代はギタリストがヒーローだった時代だし…

そしてもう一つ、あの頃の特徴として“一つのバンドしか好きになってはいけない!!”という傾向があった…
さらにはそのバンド以外は否定せよ!!というような雰囲気まで…
そういった男性ロックファンにとって、クイーンはどういう存在であったのか…!?

1stに於いては荒削りながらもハードな面が強く、男性ロックファンにとっては今後に期待させる内容であったことだろう…

「ドゥーイング・オールライト」のハードとスロウの対比や「グレイト・キング・ラット」のトーキング・モジュレーターのようなギター…
大作の「ライアー」やシャウト系の「モダンタイムス・ロックンロール」…
「サン・アンド・ドーター」のリフも忘れてはいけないね…!?

2ndはハードとかプログレの枠を超えて、クイーンならではのサウンドが展開される…!!
リアルタイマーに2ndの評価が高いのは当然のことだと思われる…あんなアルバムを作れたのはクイーンだけなのだから…

3rdからは「キラー・クイーン」のシングルヒットもあって、マニア向けというよりはポピュラーな曲が目立ちはじめる…
問題はここにある!!
男性ロックファンたちが首をかしげはじめたのだ…!!

「!?こりゃまた変わった曲だなぁ!?」
ロックと呼ぶにはあまりにも軽い「キラー・クイーン」…
この曲で多くの新しいファンを獲得すると同時に、男性ロックファンに疑問を持たれることとなったのだ!!

「ブライトン・ロック」「フリック・オブ・ザ・リスト」「ストーン・コールド・クレイジー」…ハードなクイーンを証明する曲はあるが、男性ロックファンとして認められない曲も登場する…

現在の…しかも女性ファンから言わせると「どうして〜!?」となるかもしれないが、「ミス・ファイヤー」がそれだ!!
3rdにして初登場となるジョンの作品だが、この曲はあまりにも甘く、可愛い過ぎた!!

当時の男性ロックファンが求めていたのはハードさとワイルドさであり、甘さはその対局のものとして軟弱と表現された…

あるいは「ブリング・バット・ザット・リロイ・ブラウン」…以降、ボードヴィル調と称される曲だが、この曲もロックとは呼び難い!!

ハードなナンバーの間にひとつふたつ軽い曲が入ることは許せるが、その割合が増えることは、軟弱になることだと捉えられた…!!
オペラ座の夜における「レジング・オン・ア・サンデー・アフタヌーン」「ユア・マイ・ベスト・フレンド」「’39」「シーサイド・ランデヴー」「ラヴ・オブ・マイ・ライフ」「グッド・カンパニー」…

曲の良し悪しではない!!その割合がクイーンを軟弱にし、ロックではなくしてしまった…
多くの男性ロックファンはオペラ座を評価しつつ、ロックバンドとしてのクイーンを見限ったのだった…!!

例えば、ブライアンの作品で判断してみると…「サム・デイ・ワン・デイ」「ディア・フレンズ」「’39」は女性に評価され、「サン・アンド・ドーター」「ブライトン・ロック」「プロフェッツ・ソング」は男性に評価されたのではないだろうか!?
もちろん、すべてがそうではない!!女性だってハードな曲は好きだし、男性だって静かな曲も好きだろう…
だが、ただ一つ言っておきたいのは…女性ファンが増えたことによって、クイーンは軟弱になったと思った男性ロックファンは間違いなく存在したということだ!!

その後、オペラ座以降のクイーンを好きな男性ファンは、暗黒の時代を迎える…
それを証明するのは、次のアルバム‐華麗なるレースなのだ…

華麗なるレースについては、次に触れることにしよう…
メンテ

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喜楽院のスタンス ( No.1 )
日時: 2008/04/01 08:03
名前: 喜楽院

喜楽院は1960年生まれです。
私の世代の多くが、「クイーン」という名を
初めて認識したのは、1975年の暮れに発表された
「ボヘミアン・ラプソディ」によって、であると思います。
ロック・ファンは無論のこと、そうでない、
歌謡曲しか知らない、私と同世代の大多数の方々にも
その名は確実に刻み込まれたことと思います。
また、当時の一般的な『ロック・ファン』たち、今よりは相当、数が少ないわけですが、
そういった方々の大多数が、初めてクイーンの存在を認識したのは、
遡ること、その1975年の1月か2月にシングルでリリースされた、
「キラー・クイーン」であったことでしょう。
その年の3〜4月には、「サタディ・ナイト」(BCR)、
「フォックス・オン・ザラン」(SWEET)、とともに、「ケ・セラ・セラ」を
連想させる「キラー・クイーン」の優雅な旋律は、
ラジオからバンバンと流れていました。
更に遡ること、1974年の秋、ラジオでそこそこ流れていた「輝ける七つの海」で
クイーンを知ったという方は、かなりの少数派でしょうし、
まして、デビュー当時からクイーンに注目していた、なんて方は
今までに私の周りには誰一人いませんでした。今でもいません。
特別天然記念物を凌駕するかもしれないくらい、珍しい人々です。
ほとんど、「業界関係者」という言葉と合致するのかも知れません。

リアルタイムで「オペラ座」を聴いて、
「ああ。クイーンは変わった。こんなんロックじゃない。」と
言い切れる方、それが正しいかどうかはともかくとして、
そこで「クイーンが変わった、云々。」と言うことの出来る方というのは
少なくとも、リアルタイムで「セカンド」〜「サード」〜「オペラ座」と
段階を踏んで聴いて来られた、それなりの「歴史」を持つ方々に限られると思います。
ちなみに、過去から今に至る私の周りにいるおびただしい数の
クイーンファンの中で、そういった「手続き」を踏んで来られたのは
Sweetさん、ただひとりです。
当時も、今も、そう沢山いるとは思えません。
「オペラ座」を聴いて、「クイーンが変わった。」といって嫌になる。
そういった方は、良し悪しは別にして、とても音楽的感性の豊かな方だと思えます。
いわゆる、私の様な凡人ではありません。

そんな方々が当時、巷にゴロゴロしていて、沢山の方々が
「オペラ座」によってクイーンから離れた、とは私にはとても思えません。

「サード」から入って「セカンド」「ファースト」、この3枚を
猛然と聴き込んだ私が、待ちに待った「オペラ座」を迎えたときに
感じたことは…。
クイーンはいよいよ、この「オペラ座」で本領発揮。
「起承転結」で言えば「承」の部分に突入。
今後、この人たちはこれからどこまで伸びるのか、どこまで進化するのか、
何をやらかしてくれるのか、考えただけで、震えたのは私だけではないでしょう。
映画を見始めてしばらくして、「やや。これは久しぶりに面白いに当たった。」と感じ、
スーッと体が引き込まれていく瞬間の感覚ってあるでしょう?。
小説を読んでいて、面白さによる興奮のあまり、ページをめくる手が
震える、とか、ページをめくるのがもどかしい、とか感じる時ってあるでしょう?。
「オペラ座」を聴いた時、それらの感覚を数十倍に増幅した興奮を覚えました。

「クイーンが変わった。」とか、まして「イヤになった。」とかの意識は
カケラほども持つヒマもなく、「ボヘミアン・ラプソディ」に代表される、
クイーンのその、溢れんばかりの潤沢な才能を、これでもかと見せ付けられ、
私はただ、ただ、ひたすら圧倒されるばかりでした。


以前の、某所での質問の答えになりましたでしょうか?。じろー様。^^
メンテ
Re: クイーンについての考察 オペラ座編 ( No.2 )
日時: 2008/04/01 08:03
名前: K&K(Sweet)

「クイーンについての考察 オペラ座編」拝読いたしました。どうもありがとうございました。


まず、私が何故「オペラ座の夜で離れたいったクイーンファン」
というタイトルに、敏感に反応したのか、
それは、私にセカンドを初めて紹介して初めてクイーンと出会わせてくれた姉が、そうだったからです。


1973年、中学生の姉はラジオの洋楽紹介番組や洋楽情報誌をよくチェックしていました。
それによって、買ってくるレコードは全部ロックでした。
レッド・ツェッペリン、グランド・ファンク・レイルロード、ディープ・パープル、モントローズなどなど。
それらの中で私はパープルの「ファイアー・ボール」、モントローズの「ハードショック!」、
そしてロバート・プラントの美形にはかなりハマりましたが(^^;、
姉はその後に、イエス、ピンク・フロイド、キング・クリムゾン、ELPなどのプログレに傾倒していきました。

で、翌年74年、姉がまた洋楽情報誌で「クイーン」というバンドを知り、
レコード屋さんに行って、ジャケがあまりにも奇抜だった事から買ってきたのが、セカンドでした。
(この時にファーストも探したけど置いてなかったそうです。田舎だったからか?!)
姉はすっかりセカンドアルバムにハマり、そして私にそれを“自慢げ”に紹介した事は、
一つのエピソードになるほどでした。


その後に、今度は私がファーストアルバムを見つけて購入してきたのですが、
姉はこのアルバムの中では「ライアー」と「グレイト・キング・ラット」を大絶賛していて
私も姉もクイーンの次なるアルバムに更なる期待をかけずにはいられませんでした。


それから待ちに待った半年後、3枚目のアルバムは74年の年末に発売されましたが
お年玉貰うまで買えなかったので、75年のお正月になってから購入しました。
針を落とすと
聞き覚えのあるメロディの口笛が聞こえてきてレスペが少しずつ迫ってくるあのドキドキ感!
今でも忘れません!それがあって「プライトン・ロック」は大好きになりましたが、
でも次の「キラー・クイーン」は、これまでには全くなかったポップな感覚で
ちょっと苦手意識(*)もあって、つい次曲に針を飛ばしてました。

(*)「キラークイーン」に対する苦手意識は、ラジオで頻繁に流れるようになった当時(75年)、
“クイーンといえば、キラー・クイーン!”という狭い視野でしかクイーンを見てくれていないような、
しかも、ちょっと安っぽく見られてしまってるような感じがして・・・
クイーンを語るなら、シングル単位ではなく、アルバム単位にしてくれ!
という反感を持ってしまったが為に、あまのじゃくな部分があった事は認めます。ハイ(--;すみません。


さて、話を戻しますが、その3枚目のアルバムを聞いた姉の方はというと、
「・・・え?」という、ちょっと引いた感じでした。
それまでのファーストとセカンドのアルバムとは打って変わって、低く評価していました。
でもそれでもレコード屋でもらったクイーンのポスターを部屋に貼るなどして、
(この時までは)姉もクイーンファンでした。


そして次なる新譜「オペラ座の夜」の発売は75年の年末でしたが、
これまた76年のお正月になってからお年玉で購入しました。
きれいなクイーンのロゴが描かれたジャケットだけど
それまでの3枚のジャケットとはガラリと変わったデザイン。
でも針を落とすと、ガラリと変わったのはジャケットだけではないことを知った姉。
そしてこの時、姉はクイーンから離れていきました。


ということで、
> クイーンはオペラ座の夜で、あまりにもたくさんのクイーンファンを失っている

姉もその中の一人になります。しかし姉はクイーンから離れてはいきましたが、
クイーンを「否定」することはしませんでした。
否定もなにも、オペラ座を聞いてから姉はクイーンを「論外」としたわけです。
そこが
「女性ファンが増えたことによってクイーンは軟弱になったと思った男性ロックファン」
との大きな違いだと思っています。


ところで、「オペラ座の夜」から離れていった理由として
男性ロックファンは「軟弱」ということですが、姉の場合は「キレイすぎる」でした。

アナログレコードとは言え「オペラ座の夜」はファーストアルバムとは全然音が違って
クリアでキレイな音だなと思います。
でも私は「グレイト・キング・ラット」の冒頭で聞こえてくるような
電気が流れて感電しそうな音とか、キレイじゃない方が好みです。

私はクイーンファンですが、ファンというより、セカンドを聞いた時点で
「クイーンは絶対成功する!何が何でもクイーンは私が守っていく!」という
“バンド側”にまわってしまったことで、
クイーンのアルバムは無条件に受けいれてしまうようになっていたと思います。
そういう意味では、
その当時の「男性ロックファン」も姉も、自分に正直だったと言えると思います。



> その後、オペラ座以降のクイーンを好きな男性ファンは、暗黒の時代を迎える…

また楽しみにしております
メンテ
考察あれこれ… ( No.3 )
日時: 2008/04/01 08:06
名前: じろー

僕がこの考察を書いた理由の一つに(理由は108つくらいある…!?)「クイーンのアルバムを全部聴いた人で、驚かなかった人はいない…」というのがあります!!(笑)
リアルタイムに順番に聴いた人でさえ、どこかで驚いたはずです…少なくとも僕は毎回驚いていました!!

「ロック・ユー」や「ムスターファ」…「愛欲」なんて「なんじゃこりゃ!?これがクイーン!?」って思いましたから…

やがて「これがクイーン!?」から「これもクイーン…」になるのですが、クイーンのどの部分(アルバムor曲)から入り、どの部分で驚いたのか…!?ということに、非常に興味があります!!

僕は1961年の2月生まれですが、少なくとも僕の周りには喜楽院さんのようなタイプはいませんでした!!
どちらかというと、Sweetさんの…お姉さんタイプの人が多かったですね!!

これだけの個性を持ったメンバーと楽曲…
みなさんそれぞれに考察する価値はあると思います!!
ぜひ、お聞かせ願いたいものですね〜!!

考察シリーズはもう少し続きそうです!!(笑)
よろしければおつきあいください…
メンテ
1st〜オペラ座を聞いた順番 ( No.4 )
日時: 2008/04/01 08:07
名前: FM '81

(なんか競うように自分の生年月を明かして投稿するのもヘンですが )
私は1963年5月生まれです。
クイーンを聞いた順番は、まさに喜楽院さんが書かれていることが当てはまります。

>私の世代の多くが、「クイーン」という名を
>初めて認識したのは、1975年の暮れに発表された
>「ボヘミアン・ラプソディ」によって、であると思います。

この部分を読んで思わず頷いてしまいましたし、安心もしました。
安心したと言いますのは、3つ上のファンですら1st〜オペラ座へと「手続き」を踏んだ人たちは少数なのだから
3つ下の私達の世代ではなおさら少ないのでは、ということです。

キラークイーンや誘惑のR&R、輝ける七つの海など、「オペラ座」より前のシングル曲を
ラジオで好んで聞いていましたが、これも「ボヘミアン・ラプソディ」でクイーンに関心を持ったがために
注目して聞いたように思います。
(ラジオの側も「ボヘミアン・ラプソディ」でクイーンが世間的に注目されたがゆえによくかけていたのかも)
私の周りのファンがクイーンのアルバムを聞いた順番は、圧倒的多数が「オペラ座」が先だったと思います。
その後に、それぞれ先の3枚のアルバムに遡っていきました(私の場合の順番はU→3rd→ 1st)。


このように
「オペラ座」で離れていくという事が考えられない入り方をしまたし、
また、それまでクイーン離れというと、
シンセザイザー導入期(ゲーム以降)か、ホット・スペースで、という程度の認識しかなかったものですから
「オペラ座」で離れていったファンのお話は、私にとって新たな発見でした。
それで、現にじろーさんの先輩や、管理人さんのお姉さまの実例も大変興味深かったです。


アルバムが出揃ってから後付けでクイーンのアルバムをあれこれ考察するのもいいですが、
いわば「史実」として当時のファンの意見、当時のアルバムの評価というようなものを
探求するのもまたとても意義のあることのように思います。

考察シリーズ、楽しみにしております。


>クイーンのどの部分で驚いたのか…!?ということに、非常に興味があります!!

やはり、じろーさんと同じように「ウィー・ウィル」や「ムスターファ」ですね。
それと「デッド・オン・タイム」の演奏・コーラスの超絶テクとか。
容姿も含めていいなら、ゲームでのフレディの変貌とかもです。
メンテ
#歓喜の歌 ( No.5 )
日時: 2008/04/01 08:08
名前: hellつっち

>じろーさん
 クイーン考察とても興味深く拝読しました。
 我輩は、91年以後のファンであります。尤も、フレディが鬼籍に入った直後とは関連し
ですが。世紀末近くに開眼sるまでは何一つクイーンのナンバーを知るものはなかった。
あの「ボヘラ」もはるか昔に原体験?こそあったが、タイトルすら知らなかった。
 開眼のきっかけは「U」であります!
あるゲームがきっかけで、その名を冠するナンバーがクイーンにあると知り手に取ったのが始まり。
それまでロックは敬遠していたのですが、「U」は初めから違った。
クラシカルで奥行きのある音、コーラス、メロディアスな曲からハードな曲へ。
一連の流れが組曲的にまとまっていて、甚く琴線に触れました。
 その後、ライナーノーツなどをとっかかりに「オペラ座」を手に入れ「ボヘラ」を再認識しましたが、
この名盤は我輩の中で(トータルバランスとして)「U」を超えるものではなかったです。
目下、70年クイーン盤は「世界に捧ぐ」まで購入しましたが、まさに
>「これがクイーン!?」から「これもクイーン…」
の心境ではありましたネ。

>クイーンのどの部分で驚いたのか…!?
「U」と「オペラ座」及び「レース」の傾向は似たようなベクトルとして感じますが、
後から聴いた「戦慄」の荒削りさ加減や、3枚目盤の妙にポップな印象に戸惑いを覚えました。
その後ではすでに「世界に捧ぐ」で驚くこともなかったンですが・・・。

その後の考察も楽しみにしております。
メンテ

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