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クイーンについての考察 世界に捧ぐ編
日時: 2008/04/01 08:29
名前: じろー

77年の1月にオペラ座と出会ってから1年が過ぎました!!
ようやく僕がリアルタイムで買ったアルバム…それが「NEWS OF THE WORLD」…世界に捧ぐ…だったのです!!
6枚目にしてようやくリアルタイムとは…僕が出遅れたクイーンファンだという証拠になりますが…(笑)

前作の華麗なるレースで、それまでのプロデューサー‐ロイ・トーマス・ベイカーの手を離れ、セルフプロデュースを始めたクイーンですが…このアルバムもセルフで作られました!!

ジャケットからして、今までのイメージを一新!!
どんな曲が出てくるのだろうか…!?


♪ゥドンドンチャッ、ゥドンドンチャッ…♪なんじゃこりゃあ〜!?ストンピングとハンドクラップだけのリズムにボーカルが加わる…♪ウィーウィールウィーウィールローキュッ♪
後半になり、ようやくギターが入ったかと思うと、あまりにも潔く終わってしまう…
♪アペマィデュー…♪
おっ!?イントロ無しでいきなり歌…!?「サムバディ・トゥ・ラヴ」と同じ6/8のロッカバラード…サビの大合唱も負けてはいないけれど、ゴテゴテした感じじゃない…クイーンのことだから、この後まだ何かあるのか…と思ううちにすんなり終わってしまう…
♪キューン、ユ、ア、ジャス、セヴンティン…♪
突然テンポの速いハードなロック!!!?♪シーーーーーハァァターッ!!♪…「シアー・ハート・アタック」!?3rdと同じタイトル!?
ディストーションの効いたハードなギターは、ツェッペリンの「ロックンロール」を思わせる…
♪ハァァタッ!!♪
突然始まり突然終わった…
一転、ピアノのイントロが…ブライアンのボーカルだ!!ピアノ、ベース、ドラムのシンプルなアレンジ…ベースラインがジャズっぽいというか、ビートルズの匂いも感じる…えっ!?何これ…まさか…まさかギターオーケストレイション!?
荘厳な響きに圧倒される…

ピアノのイントロから…♪サーミワズロー…♪なんかやっと普通の曲が出てきた感じ!?(笑)
サビに入る前のアコースティックギターが軽い!!
そういえば、全体的にレースのアルバムにあったような重さが感じられない!!重厚というよりはドライだ…次の曲も…

ギターリフにロジャーのボーカルが乗る…パンクではないがニューウェイブというか…でも♪ウーーーウーウウーウ、アーーーー…♪重なってゆくロジャーの声がかっこいい!!

B面に入ると…少し重めのピアノのイントロ!!…これもちょっとだけ中国!?(笑)
♪ゲッダーンメグロゥ!!♪のフレーズがリフのようになっていて…途中にSEが入るが、そんなにしつこくはない…
サウンド的には「プロフェッツ・ソング」や「ホワイト・マン」の流れかな…!?
続いてはモロ、ブルージーなギターが…
まるでスタジオで一発録りしたような、シンプルでラフなプレイだ!!ブライアンはこんなギターも弾くんだ…

次の曲は…!?ん!?ライヴでの演奏が想像できない…というより、フレディがマラカスを振っている姿しか浮かんでこない!!(笑)
系統としては「ミス・ファイヤー」や「ユア・マイ・ベスト・フレンド」なのは間違いないが、軽音楽部の連中には絶対に聴かせられん曲やなぁ〜!?(苦笑)

ブライアン……こんなギター(フー・ニード・ユーのアコースティックギター…)も弾くんか…(笑)と思っていたら…
エレキギターのイントロ…ギターリフ!!
おおお、しかも3コードっぽいロック!!
♪イッツレ〜!!♪
クイーン独特の大合唱も健在!!

ヘヴィさでは「プロフェッツ・ソング」や「ホワイト・マン」の系統…でも聴き方によっては「ボヘミアン・ラプソディ」や「サムバディ・トゥ・ラヴ」ともいえなくない…!!
ただ、どちらにしても、ドライな感じがある…ブリティッシュ、ブリティッシュしていたのがクイーンのサウンドだったが、このアルバム全体にどこか…アメリカンっぽい匂いが微かにする…

最後の曲はなんと、ブルースというかジャズというか…ドラムなんてスティックじゃなく、ブラシを使ってる…
この曲にもどこか、アメリカンの香りが…


オペラからレースへ…同系統のアルバムを発表したクイーンは、ここに来て新たなパターンを模索し始める…

それまでのクイーンといえば、重厚でブリティッシュロック独特の瑞々しさに溢れていた!!大作…アルバム志向…
それに対して今回は、ややドライで簡潔にまとめられている!!曲もさほど長くないし…

3rdと同じタイトルの曲があることからも、原点回帰…と言われたところもあるが、決して原点になど帰ってはいない!!
後からはっきりと認識することになるが…間違いなくこのアルバムは、アメリカ制覇のために作られている!!

ビートルズが…ストーンズが…イギリスを離れてアメリカに渡り…ロッド・スチュアートのアルバム「アトランティック・クロッシング」なんてまんまそういう意味だもんね!!
それなりのビッグバンドになったクイーンとしては、アメリカを制覇しなければならなかった…
ブリティッシュの重厚さ、瑞々しさを抑え、軽くドライに…
しかし、ブリティッシュっぽさを無くしてしまわないところがクイーンとしてのこだわりだったんだろうな…!?

クイーンとしての初期のアメリカンツアーは、フレディの喉の調子やブライアンの病気のためことごとく中途半端に終わっていた!!
その汚名を返上すべく、クイーンはこのアルバムを引っさげて、熱心にアメリカンツアーを敢行する…そしてそれは完全にとはいかないが、ある程度の成功をおさめる…

「ウィー・ウィル・ロック・ユー」と「ウィー・アー・ザ・チャンピオン」は両A面としてそれなりにヒットし、アメリカ制覇のための下地はできた…
では日本ではどうだったろうか…!?

オペラ座とレースの大ヒットに加え、75年76年の来日公演で女性ファンを捕まえ…ここに男性ファンが帰ってくれば、言うことはなかったろうが、なかなかうまくはいかなかったようだ…

ロックにワイルドなギターを求める男性にとって「シアー・ハート・アタック」や「イッツ・レイト」は興味深い楽曲になるはずだった!!しかし、彼らにはひとつの先入観が出来上がっていた…

「クイーンは変!!」

ストンピング(足踏み)とハンドクラップ(手拍子)のみで構成される「ウィー・ウィル・ロック・ユー」は、現在でこそ骨太のハードロックとしてクイーンの代表曲のひとつになっているが、当時のリアクションとしては「クイーンがまた変なことやってる…」だった…

「イッツ・レイト」に於けるギターソロは、現在では当たり前になっているライトハンド奏法の元祖である!!
その後、エディ・ヴァンヘイレンがタッピングとプリングオフを連続させるスタイルを確立するが、この時点でのブライアンのプレイは「なんか変な弾き方してる…」としか言われなかった…

オペラ座で離れてしまったロックファンたちは、レースまでは気にかけていたはずだが…そこで裏切られたことにより、帰る場所を無くしてしまったのだった…

僕は軽音楽部の友人に、一曲目二曲目を飛ばし「シアー・ハート・アタック」を聴かせ「な!?クイーンかってちゃんとしたロック、演ってるやろ!?」と言ってみたが「うん、まあな…けど、やっぱり変!!」と返された…
こんな状態だから「フー・ニード・ユー」なんて聴かせるわけにはいかない!!(笑)「ほれ見てみぃ〜!!」と言われるからだ…
男のクイーンファン迫害時代はまだまだ続くのであった…(笑)

オペラ座やレースとは別の…世界に捧ぐが持つ雰囲気は、僕を失望させるものではなかった!!

僕自身が最も惹かれたのは「オール・デッド・オール・デッド」だった…
シンプルでメロディックなベースライン…リアルな音色のドラムス…そして何よりもギターオーケストレイションの音にシビレた…!!

しかし、それに共鳴してくれる者は、誰もいなかったけど…(笑)
僕は学校で軽音楽部のみんなと同じように、イーグルスを…ドゥービーを…パープルを…ゼップを聴き、家に帰ってクイーンを聴くのだった…

ある日、軽音楽部のひとりがおかしなことを言い出した!!
「ホテルカリフォルニアで一度静かになった後、ドン・ヘンリーのタイコが“ポコッ”っていってるとこがあんねん!!」
そいつに言われるまま、その箇所を聴いた…
なるほど、他ではズッツクタン タン!!となっているタイコが一カ所だけズッツクタン ポコッ!!になっている!!
言われるまでは気づかなかったが、気づいてしまうとそこばかりに耳がいってしまう…
結局、僕たちの中では「ドン・ヘンリーが叩き損ねたんや…」という結論に達した…(笑)
こうやって僕たちは耳コピーするだけでなく、聴き込む…ということを憶えていったのだ!!

家に帰ってクイーンを聴き込んでみる…なんと!!今まで聴こえなかった音がたくさん聴こえてくるではないか…!!
「スプレッド・ユア・ウイング」のバッキング…「フー・ニード・ユー」のエレピのような音はギターじゃないか…!!
昨日初めて聴いた音があったかと思うと、今日はまた違う音が聴こえる…
クイーンって、なんて奥が深いんだ!?
事実、三十何年聴いていながら、いまだに驚かされるのがクイーンなのです!!

クイーン自身が、この世界に捧ぐでオペラ座やレースのイメージを払拭しようとしていたのかどうかは解らないが、クイーンのイメージはオペラ座やレースにとどまるものではないことだけは、疑いようがなかった…

ただそれは…アルバムに限ったことであり、ライヴパフォーマンスにおいては77、78年共に、来日をはたしていない…
仕方なく僕は高くて音の悪いブートを求めるのだが、そのライヴの全容を知ることは出来なかった…


男のクイーンファン迫害時代はまだ終わらない…(笑)
次はまた、ある意味で問題作といえるジャズの登場です!!
ま、僕に言わせると、クイーンのアルバムはすべて問題作なんですけどね!!(笑)
メンテ

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クイーンについての考察 世界に捧ぐ編 ( No.1 )
日時: 2008/04/01 08:31
名前: K&K(Sweet)

「クイーンについての考察…世界に捧ぐ編」拝読させていただきました。どうもありがとうございます。


1977年、
当時、ハマっていたのは、フリートウッド・マックのアルバム『噂』です。
他にはイーグルスの『ホテル・カリフォルニア』、スコーピオンズの『狂熱の蠍団』、
キッスの『ラブ・ガン』、エアロスミスの『ドロー・ザ・ライン』などなど。
そしてここでパンク・ロックも聴き始めましたが、
私はセックス・ピストルズより、ザ・クラッシュの方が好きでした。
でもその後すぐに、ザ・ジャムに惹かれていきました。

しかし、それとは裏腹に、当時、私の学校でモーレツに流行っていたのは
「ディスコ・ミュージック」でした。
放課後になるとカセットテープで流して教室の後ろで踊りまくるクラスメートたち。
当時はそんな音楽背景の中でクイーンの『世界に捧ぐ』を聴き込んでいました。


さて、まずこのジャケットのデザインですが、
『世界に捧ぐ』のアルバム・ジャケットを見ると“クイーンの紋章”が無いことに
一番最初に気がつきました。それまでのクイーンのアルバムジャケットには、
必ずどこかに描かれていたのに「レース」のロゴを最後にそれは消えていったわけですが、
ただし、(これは日本盤LPだけかな?)
盤のレーベルのデザインが、それまでのアゲハ蝶が消えましたが、何故かその代わりに
前作「レース」のロゴがデザインされています。(なんで?)


そんな疑問を持ちながら針を落とすと・・・

> 「ウィー・ウィル・ロック・ユー」と「ウィー・アー・ザ・チャンピオン」は両A面としてそれなりにヒットし、アメリカ制覇のための下地はできた…
> では日本ではどうだったろうか…!?

タイツ姿のフレディが日本の茶の間を制覇していった!(笑)
すみません、冗談です(^^;
皆さんはこの2曲を初めて聴いた時にどう思われたのか、わかりませんが
私の本音は「WWRY」は大好きでしたが「伝チャン」は、どうも苦手です。
後のクイーンのライヴでは欠かせないナンバーとなりましたが
最初に聴いた時は、ちょっと傲慢だなと思いました。
そしてその後は、この曲はフレディが歌うから成り立つ曲だと。
もっとハッキリ言うと「フレディ・マーキュリーが歌うからこそ聴ける曲」になってます。



> 僕自身が最も惹かれたのは「オール・デッド・オール・デッド」だった…

私もこのアルバムで大好きなのは「All Dead, All Dead」「Sleeping on the Sidewalk」
そして「It's Late」です。特に「It's Late」のギターソロ!
短いけれど、あの音色にはエキサイトせずにいられようか!って感じで
その興奮状態から一気に「ふぅ〜っ」と心地良い気だるさに導いてくれるのが
次曲の「My Melancholy Blues」です。一汗かいた後の酒は格別上手い!みたいな感じ。(爆)


> ロックにワイルドなギターを求める男性にとって「シアー・ハート・アタック」や「イッツ・レイト」は興味深い楽曲になるはずだった!!しかし、彼らにはひとつの先入観が出来上がっていた…
> 「クイーンは変!!」

「クイーンは変!!」そこで登場してきたのが新たなロック世代であり、
それに対して「 So what?」と言い放つ最強ファンが増えてきたのもこの頃だと思います。


> 男のクイーンファン迫害時代はまだまだ続くのであった…(笑)

当時の本格派ロックファンと戦ってきた私としては、ちょっと補足したいのですが(笑)

前回クイーンの5と6作目で新たなロック・ジェネレーションが確立したと書きましたが、
その新たなロック・ジェネレーションの最大の特徴はファン層の低年齢化です。
クイーンは初来日のコンサートから確実に男女ともファン層を変えました。

70年代初頭のロック世代からしたら中学生ファンが「子供」扱いされても仕方ありませんが
もう一つは、そのロック世代の中にはリスナーに男女の区別というか偏見がありました。
それが、じろーさんが仰っている「迫害」であり、多分その代表的セリフは
「女が聴いてるロックなんかロックじゃねぇー!」だったかと。^^;
とにかく、そんなクイーンを好む男は“軽い”扱いを受けていた、ということですよね。



> クイーンのイメージはオペラ座やレースにとどまるものではないことだけは、疑いようがなかった…

ですよね 私もクイーンの将来性は「セカンド」を聴いた時から感じ取った事です。
多分皆さんもクイーンと出会った時から同じように感じ取ったのではないでしょうか?
だからこそ、今現在もこれだけクイーンを楽しむ事ができるのだと思います。


> 男のクイーンファン迫害時代はまだ終わらない…(笑)
> 次はまた、ある意味で問題作といえるジャズの登場です!!

とっても楽しみにしています
メンテ
ALL MOD CONS ( No.2 )
日時: 2008/04/01 08:32
名前: いまち

>私はセックス・ピストルズより、ザ・クラッシュの方が好きでした。
でもその後すぐに、ザ・ジャムに惹かれていきました。

ほう、Sweet殿がジャムをお好きだったとは・・・
よろしい、大変よろしい。
え?ああ、これだけですが、何か?(おい)

ちなみに、世界に捧ぐ。このアルバムの1曲目。WWRY。
自分のリスナーとしての歴史のなかでこれほど、びっくりした・インパクトの強い曲
はありやせん。
どこぞにも書きやしたが、レコードに針を落とし、音がでてきた瞬間に、
「あ、アンプ壊れた」と真剣に思ったくらい、衝撃を受けまいたな。
ちなみにこのアルバムが、なぜあーいうシンプルなアレンジになったか、というのは
ひとつは例のパンクムーブメントの影響があることは否めますまい。
もうひとつは、もうレースでいきつくところまでいってしまったため、どうしても
シンプルにならざるを得なかったという気がする。
ま、厳しい言い方をすれば、限界。まあ、そのあとのJAZZでちゃーんとそのあたりは
消化されておりやすけどね。
Bでいえば、SGT、マジカルのあとのホワイトアルバムっていう感じですな(意味不明)

あ、タイトルはジャム渾身の3rdアルバムのタイトルですぜ(こら!)
メンテ
「世界に捧ぐ」リリース当時の思い出 ( No.3 )
日時: 2008/04/01 08:33
名前: FM '81

私もじろーさんと同様リアルタイムで聞きました。
たしかミュージック・ライフ誌あたりでちゃんと発売日が告知されていて、
その日を楽しみにして購入したと思います。
私は人口5,6万の東北の地方の市に住んでいましたが(当時は中学生)、
そんな地方でも告知日通りに、クイーンとかの新作LPが店頭に並んだものです。


それで、いまでも覚えているのですが、
友人の一人が、その発売日より少し前にこの「世界に捧ぐ」を買ったというのです。
告知の発売日より1,2日早く店頭に出るというのは、いまでもよくあることらしいですが、
当時そんなことはないだろうと思って、告知の発売日まで真面目に待っていた私は
「おっと、先を越されたなー」と思ったものです。


その先に入手した友人の話によると
大きなロボットがメンバーの4人を握りつぶして殺している絵 が今回のジャケットだそうで
気持ち悪い、との感想を言っていました。


なに?ロボットが4人を殺している?
アルバムのジャケットでメンバーが死んでちゃマズイだろー、縁起でもないな。
というのが私が第一に言ったこと。
いまでも、この「世界に捧ぐ」のリリースというと、この辺のやりとりを思い出します。
この友人は他人より早く入手したことがやはり自慢だったようで
このジャケットの話を私の他数人にも言って回っていました。

ここで、
男のクイーンファン迫害時代云々のお話ですが、
私の周りではそうでもなかったように思います。

確かに、ツェッペリンやパープルなどのガチガチのハード・ロック好きの男からは
クイーンは見向きもされなかったと思いますが、そういうのはむしろ少数で
私の周りで洋楽を聞く多くの男はクイーンが好きでした。
ギターを弾く友人の中でもブライアンのギターにかなり詳しく注目していたのが何人もいましたし
ロジャーのことは、ドラム・プレイそのもの、その声質、さらには
歌いながら叩けるのはすごい、とか言って評価していましたね。

今のようにインターネットとか無い時代でしたから、
自分達の仲間うちの評価がそのままクイーンの評価のように思えてしまっていますが、
自分の周りの多くの男性ファンはクイーンを音楽性で正当に評価していたと思います。


さて、いよいよ私も「世界に捧ぐ」を購入しジャケットを実際見てみました。
ロボットということからゴツゴツした角張ったものをイメージしていたのですが
ジャケットの「ロボット」は、丸みを帯びていてかなり思っていたのと違いました。

4人が殺されていると言っても 絵の中のことですし、
4人とも目を閉じているだけで怖い相をしているわけではありません。
ですから、思ったほど悪い印象はもちませんでした。

管理人さんが言われるように、ジャケットのどこを見てもそれまでの 紋章 が無く
その代わりなのかどうか分かりませんが、レコードのレーベル面にありますね。
あまり深い意味があるとは思いませんがどうなのでしょうか。


中の解説書を見ますと
そこに載っている写真中の4人の容姿はそれぞれおしゃれっぽくなり、
金銭的な余裕が出来たことを感じさせました。
フレディにいたっては髪をパーマでセットして整えているようです。
ちなみに個人的にフレディの容姿で一番の好みは、
この「世界〜」と「ジャズ」あたりのひげ無しの頃です。


次回は内容について書きたいと思います。
(じろーさんの各曲の解説、インプレッションが素晴らしくて
  付け足すことがないくらいですが)
メンテ
We Are The Champions ( No.4 )
日時: 2008/04/01 08:34
名前: 喜楽院

「世界に捧ぐ」も、無論リアルタイムで聴きました。
レコードよりも先に、渋谷陽一氏がDJをやってたNHK-FMの番組で
その中の4.5曲を先行して聴いてしまったので、そのインパクトが強いです。

たぶん「WWRY」と「 We Are The Champions」は
2曲続けて流れたんだろうけど、モノラルのラジカセを
普通の音量で聴いたせいか、「WWRY」の方は
あまり印象に残っていません。
(この2曲の他には何が流れたのか、チトーモ覚えてないです。^^;)

で、なにしろ驚いたのが「 We Are The Champions」。
Sweetさん同様、彼らがこの時点で自らを
「チャンピオン」と名乗るなど実におこがましい、
少なくともアルバム2.3枚は早い、と感じました…。

しかしながら、更に続けて聴いていると、この曲はどうやら
あの「ボヘミアン・ラプソディ」や「サムバディ・トゥ・ラブ」の
正しい血筋をひいた由緒ある後継曲であると、充分思われます。
そんな匂いがプンプンします。
ええ、まず間違いないでしょう。
となると、今流れているセカンドコーラスの後にあらわれるのは
「ボヘラ」の「オペラ部」並みの、恐るべき新作パートなのか、
はたまた「サムバディ・トゥ・ラブ」のラストの、
あの怒涛のコーラス・ワークを凌駕するリメイクが来るのか?。
わくわくドキドキものであります。

「♪コーズ、ウィー・アー・ザ・チャーンピオーン…(余韻)」
来るぞ。ワクワク…^^。

わずかな沈黙。
あれ?。おかしいな。随分と長い間だな…。

渋谷氏のナレーション「『クイーン』で、『ウィ・ウィル・ロック・ユー』と
『ウィー・アー・ザ・チャンピオン』、2曲続けて…」

「え?。終わったの?。」
「うそでしょ?。これで終わりのわけないよね?。」
「ホントにこれで終わり〜〜!?。冗談だろ〜〜!?。」

私は本当に、ラジオに向かってこう叫びました。
メンテ
「NEWS OF THE WORLD」 ( No.5 )
日時: 2008/04/01 08:36
名前: DADA

朝からずっとアルバム「NEWS OF THE WORLD」を聴いています。

「We Will Rock You」
曲自体は知っていましたがPVのあの映像を見たのはQueenに染まってからです。
初めて見たときは、なるほどあの何かを叩くような音はドラムをマイクで叩いて作っていたのかと思いました。
でも何か違うような感じもしました。
実際は教会を改造したスタジオで床を踏み鳴らした音を多重録音しているようですね。

「We Are The Champions」
フレディが歌う主旋律のメロディも好きですが
ピアノとベースとギターの伴奏のメロディが大好きです。
私は最近になってそのことを知ってちょっとびっくりしているのですが
喜楽院さまもそのことに触れていらっしゃいますが
この曲は「Bohemian Rhapsody」よりも先にできていたそうですね。
シンプルですがメロディアスな感じがするのはその頃に作った曲だからでしょうか。

それから、みなさまも感じていらしたようですが
私も初めのうちは歌詞の真意がわからず傲慢な感じも受けました。
もし、「A Night At The Opera」の頃にこの曲を発表していたら「NEWS OF THE WORLD」の頃以上に
風当たりが強かったかもしれませんね。

「Sheer Heart Attack」
ロジャーの曲の中で最初に好きになった曲かもしれません。
聴いたばかりの頃、 Heart Attack ってどういう意味かなと思って辞書で調べてみたのですが
なるほど 心臓麻痺 を起こしそうな曲だなと思います。

ロジャーのインタビュー記事を読むと
その頃はまだ曲としては仕上がっていなかったようですが
「NEWS OF THE WORLD」に収録されている「Sheer Heart Attack」は
アルバム「SHEER HEART ATTACK」のタイトルからアイデアを得たようです。

この曲はライヴ映像でも楽しんでいます。
たぶん演出なのだと思いますがブライアンとフレディは
この曲になると何かいっちゃってる感じがします。
特にフレディは
とあるコンサートではアンプ(?)を倒したり、マイクの棒で叩いてマイクが壊れてしまったり、
ブライアンのレスペに絡んだり、ロジャーのドラムセットに絡んだり。。。

ブライアンもレスペをこれでもかというくらい激しくかき鳴らしていますよね。
でもリッチー・ブラックモアみたいにギターを叩き壊さないのは
やはりこの世に1本しかない大切なレッド・スペシャルだからでしょうね。

淡々とベースを弾き続けるジョンの存在もかえって印象的だったりして。。。

この曲のライヴ映像ではアルバムで聴くのとはまた違った楽しみ(?)があります。

「All Dead,All Dead」
ブライアンが歌ってこそこの曲の良さが伝わってくるような気がします。

「Spread Your Wings」
シンプルですがそこがいいのだと思います。
等身大の若者を見つめ励ましているような歌詞も好きです。

「Fight From The Inside」
ブライアンもギターを弾いているそうですが
ボーカルはもちろん、ギターもベースもロジャーが担当しているそうですね。
ブライアンやジョンとはまたひと味違った演奏と音色ですよね。
ベースの音色が好きです。

「Get Down,Make Love」
ライヴでは間奏部分がもっと長くていろいろなアレンジのパターンがありますよね。
それらは闇夜のジャングルのような感じもしますし、異次元のような感じもします。
最近は随分慣れましたが、申しわけないのですが飛ばしちゃうこともあります。

「Sleeping On The Sidewalk」
ブライアンの作ったブルースと言っていいのかな。
ベースの音が活かされていてアレンジもジャズっぽいですね。
やはりアメリカを意識していたのでしょうか。。。

「Who Needs You」
こちらのジョンの曲も良いですねぇ。
曲のアレンジもフレディの歌い方も大好きです。

みなさまも気付いていらっしゃると思いますが
コーラスの歌声は左右からほぼ均等の音量で聴こえてくるようですが
この曲はフレディのメインボーカルの歌声は主に右側から聴こえてきます。
左側からは微かにしか聴こえてきません。
イヤホーンで聴いているときに片方が外れてしまって気が付きました。
そういう曲は他にもあるのかもしれませんが。
彼が自分の傍ら(右側)にいて耳元で囁いてくれているみたいな感じがして素敵です。

ライヴ音源では聴いたことがないのですが
ライヴで歌ってもきっと楽しいと思います。
「'39」みたいにメンバーがステージに横並びになって。。。

「It's Late」
じろーさまがおっしゃっているライトハンド奏法というのでしょうか?
楽器の演奏方法のことはよくわかりませんが
ギター間奏でキュイ〜ンと鳴るあの音が楽しいです。

それから曲の後半と最後の一気に駆け上がっていくような
最後はフレディの雄叫びのようなところも高揚感があって好きです。

「My Melancholy Blues」
フレディの歌声とピアノの音色とジョンのベースの音色とロジャーのドラム響きが
良い具合に絡み合って何とも言えない深い味わいを醸しだしていると思います。

スタジオ盤で聴くのも好きですし
ライヴ音源で聴くのも、ライヴ映像で観るのも好きです。

ブルースですがフレディが作るとシャンソンみたいなちょっとおしゃれな雰囲気もあって素敵ですね。


「NEWS OF THE WORLD」は新しいことをしようとしたアルバムなのでしょうが
そこに収められている曲のうちのいくつかは
以前に出来上がっていたり、アイデアが出ていた曲のようですね。

でも決して古さは感じません。
アレンジの良さもあるのでしょうが
それだけではないはずです。

一歩先を行っているのでしょうか。
どのタイミングで世に出すかもアーティストのセンスだと思います。
その時代とマッチしたときにヒット曲というものが生まれるのでしょうね。
そしてそれが時代を超えてみんなから愛されるスタンダード曲になるには。。。
う〜ん。難しくてよくわかりません。
それがわかれば誰も苦労しませんよね。


実はQueenのアルバムのレビューと言うのでしょうか、全曲の感想を書くのは今回が初めてです。
みなさまQueenの曲、アルバムに関しては耳が肥えていらっしゃると思いますし、
思い入れも相当おありだと思います。
私のような未熟者が書くのはおこがましいような気がして今まで躊躇っていました。。。
つたない文お恥ずかしいです。。。

メンテ
♪銀色の道 ( No.6 )
日時: 2008/04/01 08:37
名前: hellつっち

K&Kさん、皆さん、こんちは。道内各地が荒れ模様の中、こちら釧路は快晴ダw
それはそうと、各氏のインプレがとても面白いですねぇ。こういう話を周りでする機会が
ないので我輩は少し寂しいです。今回もほんのちょっと首突っ込もう。

 「世界に捧ぐ」を購入したころにはあちこちの情報でいい加減バイアスがかかっていた故
皆さんのような新鮮味が薄かったかも知れません。
ライナーノートを覗くまでもなく、音のシンプルさと雰囲気の違いに路線変更を感じます。
 アメリカのマーケットはでかいですもの。
穿った言い方をするなら「売らんかな」と。アメリカにおもねたって良いじゃない。
そんな、フレディの声が聞こえてくるような。
 我輩、この盤はこれで普通に好きなンですが、行きつけのjazzバーには未だもっていって
おりませんです。
今回も、以前こちらにレビューしたのとは違うアプローチで・・・

「永遠の翼」:いつかフレディが言ってましたね。「ジョンの曲だとわざと乱暴に歌って
みたくなるんだ(うろ覚え)」たしかに、わざと激しく歌ってる。雰囲気と合わない?
この曲の歌詞とメロディはどこか優しく、フレディ以外のミュージシャンが(東西問わず)
カバーしてくれても良いはず。そう思います。

「オールデッド・オールデッド」:好きですねこういうの。ブライアンの優しく、
ふわりとしたボーカルがとてもマッチしてますよー。フレディverはイメージできぬ!
いや、ま、「トゥーマッチキルユー」ではありましたが、この曲はゆずれないと云うかry

「ふーニーズユー」:なんでしょうね、コレ。楽しそうで好い。

「マイメランコリーブルース」:クイーンらしくないです。でも、フレディらしいです。
あの方の二面性を垣間見るような、歌ですね。
メンテ
お祝いは遅れてもO.K?! ( No.7 )
日時: 2008/04/01 08:38
名前: 昔sakai

じろー様。
お誕生日おめでとうございました。
バレンタインチョコもいっぱいだったことでしょうね!

NEWS・・をみたときには、気持ちの悪い絵だなと思いました。彼らには自分たちがこんなふうに見えるのでしょうか?

そしてついに伴奏なしの曲が!? びっくりしましたよ。
ブライアンて毎回何か実験したいのか?でもしっかりギターははいるのね。
全曲については省略いたしますが、やはり、チャンピオンには当時としては、驕ってるんじゃないかなと思いました。当時は大物の先輩バンドがたくさんいましたから。でも意味が違っていたんですね。

FM'81様 喜楽院様 みなさま
私も渋谷陽一氏にはずいぶんお世話になりました。
番組を録音したカセットテープが残っとります。
'77.12.30 PM9:00 British rock vs American rockだと・・・
ちなみにQUEENはWWRYがかかっております。
メンテ

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