SIDE A |
1. The Dark |
■Words and Music by Brian May |
このアルバムは、発売された時期が時期だけに(フレディの悲報から一年余り)、
ブライアン大丈夫かなぁ〜って、とても気になってたのですぐに購入しました。そして、このジャケット写を
見た瞬間、今までの計り知れない悲しさや苦しさや想いが彼のその表情から全部伝わってきて思わず息を飲む程にジッと見入ってしまいました。
という訳で、ロジャーやフレディのファースト・ソロとはちょっと違う感覚ではあるけど、現在もブライアンのこのファースト・ソロは
個人的愛聴盤の一枚に挙げられます。さて、この曲は歌詞を聴いても判る様に、ブライアン流“君をロックしてやる!”の幕開け、って感じがします。 すごく期待して購入した記憶があります。そしてこの始まり・・・ブライアンって本当にロマンチストだなって思います。 “新たなる幕開け”という感じで、宜しいんじゃないでしょうか。 |
2. Back To The Light |
■Words and Music by Brian May |
か弱いヴォーカルではあるけど、とても強い「志」がヒシヒシと伝わってきます。
私は思うんですけど、昔っから彼はスリムで歌声も吹けば飛びそうなのに、とても芯は強い!
目的さえキチッと決まれば、彼ほどまっすぐに突き進む人はいないんじゃないかと思う。
さぁ、ブライアン・メイが動き始めました!って感じの曲です。(^^) 辺りがゆっくりと明るくなってゆくかのようなの曲の冒頭部分を聴くと、この曲が1曲目でも良かったのではなんて思ってしまいます。 ちょっと哀愁を帯びたギターソロもいいですね。 【シングル履歴】シングル第3弾。CDシングルPart 1はPart 2のディスクを収納できる特殊仕様。A-4のCDシングルではライブで収録される。 ◎U.K. Release Date : 1992 【別バージョン】Guitar Version 【ライブ】“Tonight Show with Jay Leno”in L.A. April 5th, 1993 | 『Live At The Brixton Academy』 |
3. Love Token |
■Words and Music by Brian May |
すごい迫力のあるドラム!ギターもそれに合わせて、よりハード!
でもね〜、ブライアンの声質だとどうもそれらにマッチしないと言うか、もう少しドスが効いた
ハスキーヴォイスを望んでしまいます。なのでブライアン、喉を潰さないでネ〜と余計な心配してしまいます。
でもラストのピアノとギターの掛け合い部分は好きです。 はじめは苦手だったこの曲も、次第に惹かれてゆくようになりました。 前の2曲がそれっぽいから(フレディ亡き後ってことです)、この曲のイントロが耳に飛び込んでくると、 自分の中のハードロック好きのパーツが一気に爆発する感じです。 でもギター&ドラムは完璧ながらも、ボーカルは弱いですね。それとエンディングは、もっとすっきり終わらせた方が良かった気がするなぁ。 ラップ(会話?)調の中間もいま一つ。 【シングル履歴】A-4の7インチ・シングルB面に収録される。 【ライブ】『Live At The Brixton Academy』 |
4. Resurrection |
■Words by Brian May. Music by May, Powell, Page |
この曲のメロディ部分が好き。でも中間部のドラムから、これはCDで聴くより
ライヴで聴く方がベストだと感じます。それにバス・ドラがダブルだからでしょうか?重量感タップリだし、
ブライアンの低音コーラスは魅力だし、"いつもより余計にレスペも唸ってますぅ〜"って感じ! 独特のメロディが印象的。どこか非西洋的なのはブライアンの好みかな? それにしても音のデカいドラムですね。ちなみにボンゾは別格だけど、コージーは私のフェイバリット・ドラマーの一人です。 イントロもグッド! 【シングル履歴】◎U.K. Release Date : 7 June 1993 △Highest Position on U.K. Chart : No.23 【ライブ】『Live At The Brixton Academy』 |
5. Too Much Love Will Kill You |
■Words and Music by Brian May, Musker, Lamers |
最初にこれを聴いたのは追悼ライヴの時だったので、その時の場面を思い起こした
と同時に、なんて美しく哀しい曲なんだろうと再感動しました。個人的には歌詞の最初の方に『去りがたき家』に
通じるものを感じますし、ブライアンのヴォーカルは悲壮感と哀愁が漂い、この手の曲にピッタリだと思います。超高音部分は
かなり苦しさを感じますが、高ぶる情感が伝わってきてなんとかクリア! 最初聴いた時、感動のあまり思わずグッと来てしまいました。 言葉の選び方が多少バラバラした印象を受ける歌詞も、音の感触よりも詞そのものの内容を大事にしたかのようで気持ちが伝わります。 【シングル履歴】 英国では四方に開く変(円)型紙製ジャケCDシングルもリリース。また日本でもCDシングルが発売される。 ◎U.K. Release Date : 24 August 1992 △Highest Position on U.K. Chart : No.5 【別バージョン】Guitar Version 【ライブ】At the Palace Theater, L.A. April 6th, 1993 | 『Live At The Brixton Academy』 |
6. Driven By You |
■Words and Music by Brian May |
個人的にこのアルバムの中での最高作品であり、最高に好きな曲です。
冒頭とラストのハーモニーもグッド♪ブライアンのヴォーカルもコーラスもグッド♪ギター・ソロもすごく良い!
聴いててとても楽しくなる曲です。ついでに、この曲のいろんなヴァージョンも全〜部大好き! 当時はあまりロックを聴いてない時期だったので、レコード屋で偶然このシングルに出くわした時は驚きました。 “あれ、ブライアン何やってるの?ソロ?”ってくらいで・・・。で、聴いてみたら、あまりのカッコ良さに、即ヘヴィーローテション。 どこか希望の持てるメロディーは、聴いていると本当に心が晴れて来ます。なのでブライアンのソロの中では好きな曲の一つです。 多少、産業ロックっぽくもあるけど、ロック調の曲なら、もともとフレディやロジャーに比べたらコマーシャルな曲が多い人だから・・・。 【シングル履歴】アルバムより先行し発売されスマッシュ・ヒットとなる。1992年にはA-5の英国盤CDシングルにNew Versionで、 1993年にはA-4にInstrumenntal Versionで再収録される。 ◎U.K. Release Date : 25 November 1991 △Highest Position on U.K. Chart : No.6 【別バージョン】Ford Ad Version | New Version | Two 【ライブ】『Live At The Brixton Academy』 |
SIDE B |
1. Nothin' But Blue |
■Words by Brian May. Music by May,Powell |
ベースはジョン・ディーコン。 ほほぅ、ジョンのベースですよ・・って、全っ然わかりませんけどね(^^; それにしても、聴いてるとこっちまでブルーな気分になっちまう。 無難・無難。でもこういう曲を作るのは、得意中の得意でしょう。B面1曲目っぽくはないけど・・・。 【シングル履歴】Guitar Versionとして、A-2の7インチ・シングル及びCDシングルPart2に収録される。 【別バージョン】Guitar Version |
2. I'm Scared |
■Words and Music by Brian May |
だからね、ブライアン。あなたのコーラスはとても好きなのよ。でもね、
吐きつける様なヴォーカルって、どうしても私は苦手なの。それと所々に懐かしいフレーズが耳に入ってきて
ちょっとノリノリになったりするけど、でもやっぱりそれはドラムとレスペのお陰だと思うのよ。
だからね、一応これだけは言っておくね、曲は好きよ。 A-6のシングルB面ということで、アルバム発売前にかなり聴いていました。 “ブライアンも妙な曲作ったなぁ”というのが最初の感想。そして、この曲のお陰でアルバムへの期待感が高まったわけです。 似合うとは言い難いけど、たまにはこういう曲もいいと思います。 【シングル履歴】A-5の7インチ・シングルB面及びCDシングルに収録される。 |
3. Last Horizon |
■Words and Music by Brian May |
これは文句なしに美しい!!一度夕陽の美しい場所に立って
この曲を流して聴いてみてください!デートにも絶対もってこいだと思うし、
きっと燃える夕陽の輝きと、レッド・スペシャルは共鳴してる様な錯覚に陥るのではないかと思います!
とにかく一度やってみてください!このアルバムのタイトル通り、光(希望)に向かってレスペは
あなたを導いてくれるでしょう・・多分。きっと。 素晴らしいの一言に尽きますね。改めてこのギターの音色に惚れ惚れします。 本作中のベストチューン決定!ただテンポを速めてリズムを強調してゆくと、私の苦手なフュージョンっぽくも成り得ます(^^;; 【シングル履歴】第4弾シングル。CDシングルはRadio Editで収録。 ◎U.K. Release Date : 6 December 1993 △Highest Position on U.K. Chart : No.51 【別バージョン】Radio Edit 【ライブ】『Live At The Brixton Academy』 |
4. Let Your Heart Rule Your Head |
■Words and Music by Brian May |
これも以前から個人的に強く感じてた事なんですが、レスペにとても合うのが
フレディの声で、アコギにすごく合うのがブライアンの声だと・・。
で、曲の方はカントリー調ですがリズム感と共に気楽に楽しめる感じです。
ラストのレスペ音は、ちょっとしたアクセントになってて(私にとっては)♪可愛いぃ〜♪といつも思います。
雰囲気はいいけど、曲そのものが弱い気がします。身体or心に感じる何かが欲しかったです。 【ライブ】『Live At The Brixton Academy』 |
5. Just One Life |
■Words and Music by Brian May |
昔よく聴いてた曲に“人生が二度あれば”というのがあり、
それは悔いる気持ちから悲しさばかりが込み上げてきてましたが、この曲は、
人生は一度だけ、だから悔いなく精一杯生きよう!って教えを抱かせてくれてる様な感じがします。
また、ブライアンの情感溢れる悲哀100%のヴォーカルに涙腺切られそうにもなります。 テンポといい、声といい、気が遠くなりそう。この手の曲は4分の曲がまるで6分の曲に聞こえるパターン。 電車の中ではこたえるんだよなぁ。一曲聴き終えても“まだ二駅しか進んでないのかよ”って。あっ終わった。 【シングル履歴】A-6の7&12インチ・シングルB面及びCDシングルに収録される。 【別バージョン】Guitar Version |
6. Rollin' Over |
■Words and Music by Marriot,Lane |
これは・・・私にとっては「おまけの曲」みたいに感じてます。
“じゃまたね〜、これからも頑張るから、皆よろしくねぇ〜”とか言いながら幕が閉じていくみたいな、
A面1曲目と相反していて、なんとなくブライアンらしさも感じます。キチッとした性格と言うか、
開けたら閉める!ってヤツ?(^^; Sweetの言うとおり本当にオマケみたい。その点日本盤CDには追加トラックでB-5のインストが入ってるからいいですね。 なんならB-5を削って、この曲をB-5に、そしてB-5のインストがエンディングでも良かったな。 |