BRIAN MAY DISCOGRAPHY
ANOTHER WORLD
SIDE 1
1. Space
■Words and Music by Brian May
これまた最初に正直に言っておこう、 私はこれまでこのアルバムをじっくり聴いた事はない。それもそのはず、 私はこのアルバムを買ってない。がしかし、これから買おうとも思ってないし欲もない。 それはブライアンに限らず他のメンバーの(何枚かの)ソロと同じです。 という事で、またまたFairyに借りて針を落としました。 さて、1曲目ですが、前回「The Dark」では幕が開いていく感じがしてましたが、 これは扉が開いて、こちら側がそこに入って行くという感じがします。 それは私がこのアルバムに対して、苦手意識があるからだと思います。だから今回は入ってみます。
なんか前回と同じパターンじゃないですか、この始まりは?
2. Business
■Words and Music by Brian May
1曲目とウマイ事繋がってますね。ハードな曲です。レスペも錘が付いてるみたいにハード。 曲としてはあまり面白く感じられないけど後半からは好きです。それにラストは、まるで全身の力がズトーンと抜ける感じで心地良い。
Business 英国盤7 Business 英国盤7裏 Business 英国盤CD5 ライブを除けば、まだフルアルバム2作目だというのに、既にワンパターン化と思わざるを得ない曲です。 コージーが亡くなった直後の発売とあって、ジャケットもコージーの写真となりましたけど、それほどドラムが目立ってるわけでもなく、 ちょっとインパクトが薄い気がします。
【シングル履歴】◎U.K. Release Date :26 May 1998 △Highest Position on U.K. Chart : No.61
【別バージョン】Rock On Cozy Mix
3. China Belle
■Words and Music by Brian May
全体的に歌詞がリズミカルで魅力的に聞こえてきます。自分もその部分を真似して 唄ってみたけど、“シズぁ、ぷりりとれでこ〜チャイナベ〜!シズぁ、りとびっおーヘヴンほーらぁへ〜る!”となって、勝手に歌えた気になって気分良い。しかし鼻歌でフンフン♪って程でもないし、しっくりこない。
くだらん!「Headlong」モドキ!この面白そうで、面白くない曲も、フレディがいれば「ここでフープ・ディディディディだろ!」、 そしてロジャーが「そしてフープ・ディディだな」、でもってジョンが「ドゥーときたもんだ」なんて曲に深みが増して行くわけですよ。 (それじゃ「Headlong」そのままじゃないか!)
4. Why Don't We Try Again
■Words and Music by Brian May
個人的にはブライアンの声質から言って、こういう曲は好きだし馴染み易い。 でも面白味があまり感じられません。しかし後半の高音ヴォーカルだけ聴いてると、ブライアンって妙に女性っぽい。
Why Don't We Try Again 英国盤7ピクチャー Why Don't We Try Again 英国盤5CD 合格!ヴォーカルにおける新境地開拓。本作中、数少ないたまに聴きたくなる曲。でも売れません。

【シングル履歴】
◎U.K. Release Date : 1 September 1998
△Highest Position on U.K. Chart :not known.

5. On My Way Up
■Words and Music by Brian May
アコギも元気に響いてきますけど、レスペの囁きが所々で聞こえてきたり、 一番可愛い音色のレスペで私的にとても大好きな曲です。それに曲調が明るい。まぁ、ラストはちょっと物足りない気もしたけど。
前のアルバムにもこんな感じの曲入ってなかったですかー?どなたか教えてくださいー! 本当に私は6年ぶりの新作を聴いてるんですかー?嫌味かって?でも、正直言ってここがブライアンとロジャーの境目ですよ。 二人とも同じような曲調に陥りがちですが、ロジャーの場合それがクセになっても、ブライアンだとお腹いっぱいになっちゃうんです。
6. Cyborg
■Words and Music by Brian May
これの低音を効かせたヴォイスって「ハイランダー」でのヤツに似てる感じがするからかな、 この曲を純粋に楽しめないのは。それとも私が最も苦手なサウンドだからかな。
まるで布袋がデジロック化した時みたいです。 でもブライアンには似合わないなぁ・・・J.ベックよりも・・・。新しいことをやってもダメ、いつものパターンもダメ、 本人はそう思ってないでしょうが、行き詰まりのブライアンがここにはいるって感じです。 次のアルバムでソロにおける評価も決まるでしょう。このままじゃ市場は離れます!
SIDE 2
1. The Guv'nor
■Words and Music by Brian May
あっ、これは良いね、こういうの大好き!でもこれブライアンの作詞作曲?・・・だね。 でもなんとなく以前どこかで耳にした様なフレーズ。それにどこかで聴いたセリフも・・・“どんるーじゅあ〜へぇ〜!”
う〜ん、ブライアンの力では、このくらいが妥当なラインなのかなぁ。でも一体何が足りないんだろう・・・。
2. Wilderness
■Words and Music by Brian May
スローなナンバーです。綺麗なギターの音色でコーラス部分も良い。 それからこれもなんとなくブライアンのヴォーカルが女性的と言うか、母性愛的なものを感じます。 その優しさに包みこまれる様な・・。それから途中のレスペ音に、Bijouを思い起こしました。 だけど個人的にはベースの鈍い響きがたまらなく好きぢゃない!
A-4同様、ヴォーカルに重きを置いたこの曲は、本作の中でもなかなかのデキ。
3. Slow Down
■Words and Music by Larry Williams
これは名曲ですよね、好きですコレ、でも出来たら違うヴォーカルがいいです。 例えばロジャー・テイラーとか・・。だけど、口唇を震わせる♪オゥ〜ブルルル・・は遠慮したい!
もう私はダメ。ライブのアンコールにでもどうぞ。50過ぎまで生きてたら聴き直すことにします。
4. One Rainy Wish
■Words and Music by Jimi Hendrix
この曲はこのアルバム以外で(発売以前に)よく聴いてたので、 ちょっと懐かしい感じ。ギターがなんとも美しいです・・・ちょっと退屈してくるけどネ。
他の曲の水準が上がれば、もっと良く聞こえるんでしょうね。中間ハードな部分のドラムは○です。
5. All The Way From Memphis
■Words and Music by Ian Hunter
98年のライヴでもノリノリでしたこの曲。でも好きな曲でもあるんだけど、 何故この曲をこのアルバムに収録したのかわからない。この曲だけちょっと浮いてる感じがもするし・・ まぁ、お陰で目が覚めたけどさ。
まあ、今まで書きたい放題書いてしまいましたけど、この曲を聴いて“まっ、いっか”と思いました。 この曲の演奏からは、(モットの持つ妖しい毒は無いけど)ブライアンの純粋に音楽を愛する気持ちが伝わってきます。 周りが好む好まない、それに売れる売れないとは別に、本人が何よりも楽しんでいる。 そんな気がするのです。永遠のロック少年でいて欲しいですね。少年にしてはデカいけど。
6. Another World
■Words and Music by Brian may
素晴らしい!ブライアンの声質に最も合う曲でありギターであるところが。 でも声質に合わせると曲調に少々退屈してくるし、ハードなナンバーでレスペがカッコ良いと 声質がどうも合わない、といった所が私がブライアンのソロ・アルバムで全体的に言える事です。 元々細くて美しい声だと思うので、それを無理して(だと自分は感じてる)太く吐き捨てる様な声で歌われると 彼の持つその容姿からも合わないし、聴いててこっちの方が苦しくなってきます。彼はピカ一のギタリストだと思いますが メイン・ヴォーカリストとしては良い時もあるけど、正直言ってちょっとダサイ感じも受けてしまいます。 と言っても、個人的には彼のそういう一面も可愛く映って大好きなんですけどネ。(^^;
グアムのタモン湾のビーチにあるテント作りのバーで、地元演奏家が奏でるムードミュージックみたい。 フルムーンで遥々サウスダコタからやってきた初老のカップルは、ハネムーンの時と変わらないをこの店を懐かしむ・・・ カラフルな裸電球、傾いて座り心地の悪いイス、ビニールコップに注がれたテキーラサンライズ、その全てが、その全てが・・・・、 私の記憶違いも甚だしいグアムの思いででした。おしまい(^^;;

【シングル履歴】◎U.K. Release Date :21 September 1998 △Highest Position on U.K. Chart : did not.
STAR FLEET ALBUM LIST 制作中