SIDE 1 |
1. Pressure On |
■Words and Music by Roger Taylor |
このアルバムは、個人的に忘れられない想い出がたくさん詰ったアルバムとなったので、
ケンブリッジ(99年3月)でのライヴの感想も交えて、ばりばりコメント書きま〜す!
さて、口髭も話題となったこのアルバム・ジャケットですが、その時ネットの友達と“髭剃り隊”と言うトリオを
組んだ事もありました。(でも私の目的は髭を剃るよりロジャーを“押え込む”事でしたが)それにこのアルバムと同時期に
出されたライヴ・ビデオに登場した白髭まじりのロジャーを観て、Fairyはこともあろうに“勝 新太郎”呼ばわりしてやがりました
・・とまぁ、そんな感じで、見た目の評価はあまり良い事は聞こえてこなかったけど、一発目のこの曲から伝わってきたのは、
やっぱりこのアルバムも「夜」聴くのがベストかなって事でした。(って、誉めてないぞ!)
ぃゃ、歳をとっても自分の体型を気にする事は良い事だし・・暗いイメージを受けながらも明るい兆しを垣間見る様な
そんな感じの曲です。 このアルバムの収録曲の多くに何らかの面白さが感じられ、ロジャーのソロ作品としては、 私の中では間違いなく『FUN IN SPACE』に次ぐフェイバリットな作品です。 その1曲目を飾るこの曲の魅力は、壊れた機械のようなギターと心安らぐ穏やかなメロディーのミスマッチ、 そして軽めに入る女性ヴォーカルの心地良さ。また最後のサビのバックで流れるキーボードもいいです。合格! 【シングル履歴】◎U.K. Release Date : September 1998 △Highest Position on U.K. Chart : No.45 第1弾シングル・カット。 |
2. A Nation Of Haircut |
■Words and Music by Roger Taylor |
どうでもいいけどこの曲から途端に音量が上がってる様な・・、と同時に雰囲気も盛り上がって、
聴いてる側も飛び跳ねたくなってくる曲です。冒頭の膜が張った様なヴォーカル部分はケンブリッジで観たライヴでは
オーディエンス側が見事に合唱してましたが、またロジャーが途中、水兵さんみたいに敬礼するしぐさもしてまして、
その姿はメチャクチャ可愛いくて、つい自分も真似してやってました。(♪And we salute you♪ってとこです)
あと、これまたどうでもいい事だけどラストのハサミでチョキチョキの音を聴くと、何故か腰がむず痒くなってきます。
ライヴでもラストにロジャーが手でハサミの真似して口でその音を言ってましたが、すごいそれっぽく聞こえました。
(クイーンの何かのビデオでも誰かがそれをやってた様な・・ジョンだったかな?) 伸びきっちゃてるサビのヴォーカルは○。そこへ行き着くまではちょっとダサッ。まあ前作の反動としてはこういうのもありです。 【シングル履歴】A-4のCDシングルにリミックスされ収録される。 【リミックス】Club Cut |
3. Believe In Yourself |
■Words and Music by Roger Taylor |
途中の高音ヴォイスが心地良い。実際ライヴで聴いていても同じ感覚になり、何故か途中で
目を閉じて聞き入る行動に出た私。せっかくのライヴなのに、家でCDを聴いてる状態にしてどーする!
と思いつつも、それだけソフトなロジャーを身体全体で受取りたかったのかと思います。良い曲です。
(夜、寝る前とか聴くとMore Best!) 包み込むような優しさに溢れるヴォーカルがいいですね。そのまま眠りに就きたくなります。 |
4. Surrender |
■Words and Music by Roger Taylor |
ロジャーと一緒に唄ってるのはトリアナ・モリス。私の大好きな(女性特有の)ヴォーカルで
実際見るまでは少々キツイ感じの女性を想像してましたが、実物は全っ然違う!黒髪と瞳が印象的な、
純情可憐な女子大生って感じでした。それにとにかく声がよく響き渡っていて、正直言って声量は彼女が上だと感じました。
CDで聴いていてもこの曲の聴き所は彼女のヴォーカルではないかと思うし、それをたっぷり堪能出来ます。
(彼女の息遣いも気になる程に!?) ロジャーもブライアンもソロ・アルバムとなると女性ヴォーカルを起用するが、どうも私はそれらの曲が好きになれない。 それはクイーンが全くと言っていいほど女性ヴォーカルに頼らないバンドだっただけに、 彼らの声と女性ヴォーカルの組み合わせに、耳が馴染んでないだけかもしれない。 クイーン関連で上手くいったのは、フレディ&カバリエだけだ!で、この曲はと言うと・・・これが素晴らしいのだ。 まさにサレンダー、このアルバムの中では一・ニを争うデキ。 【シングル履歴】◎U.K. Release Date : March 1999 △Highest Position on U.K. Chart : No.38 第2弾シングル・カット。CDシングルは赤盤がリミックス、青盤はライブ及びライブ・ビデオが収録される。 【リミックス】Radio Mix 【ライヴ】Live At The Cyberbarn |
5. People On Streets |
■Words and Music by Roger Taylor |
異国情緒を思わせるスタートではあるけどアルバムの中では何故か印象薄い。
また歌詞にもロジャーらしさを感じますけど、それはこういう曲が自分は苦手って事が一番の原因かと思う。
ライヴでは演ったのかな?・・演ってないね。(ホラね、やっぱ印象薄いわ) つまらなそうで面白いのではなく、面白そうでつまらない。これがロジャーの音楽だ。 いいじゃないか、面白そうなんだから! 【シングル履歴】A-1の7インチB面及びCDシングル(デジパック)にMashed盤で収録。 【リミックス】Mashed |
6. The Whispers |
■Words and Music by Roger Taylor and Nicholas Evans |
なんとなく前アルバムに収録されてても良い様な、どこか似てる様な・・
そんな気がする曲ですが、それを言っちゃぁオシマイよ!ってのがロジャーの作品(か?)
それから余談ですが、こういうロジャーのヴォーカルを聴いてると“髭剃りたいっ!”って思ってしまう。
(だって、囁かれる時って髭は邪魔だもん!) イントロが『HAPPINESS?』してる、と思いきや、ズーっとそんな感じだ。 まあ、このアルバム自体、全体的に前作の延長っぽいところはあるけど。(4年のブランクで延長呼ばわりじゃ、ロジャーに悪いかな?) |
SIDE 2 |
1. No More Fun |
■Words and Music by Roger Taylor |
個人的にこのアルバムの中での最高作品&大好きな曲です。ロジャー・テイラーはこうでなくっちゃ!
とライヴを観てても強く感じた曲。また曲中のギターがスゴかった。観客の異様な盛り上がり方が伝染した様に炸裂して
CDで聴く数倍もアドレナリン全開放出でした。またロジャーがタンバリン持って腰を後ろに少し引いた感じの(くの字型って言うの?)
立ち姿でノリまくり、また独特のハスキー・ヴォイスを張り上げて歌うその姿にも力強さを感じて、
それが妙に嬉し懐かしく感じました。とっても彼らしい曲! ロジャーらしいんだけど、21世紀を目前にロジャーらしいということは、 イケてないということかもしれない。でもこの手の曲のおかげで、前作のように単調なアルバムにならないで済んだけど。ライブ向きですね。 【シングル履歴】A-4のCDシングルにライブ・バージョンで収録される。 【ライブ】Live At The Cyberbarn |
2. Is It Me? |
■Words and Music by Roger Taylor |
この曲は初めて聴いた時から強く印象に残ってました、何故ならスタートの部分(ギター)が
いつも「ボヘミアン・ラプソディ」を思い起こすからです。似てるって訳じゃなくてそれを感じさせるって事で。(冒頭部分だけね)
それと、ライヴでこの曲は演奏されませんでしたが是非演って欲しかった曲でもあります。
それくらい自分には印象的な曲だし、ここでのロジャーの高音ヴォーカルは最高! まあ良くもなく悪くもなく・・・つまりはB面2曲目って感じ。20年後位にめちゃくちゃ気に入ってたりする曲。 |
3. Tonight |
■Words and Music by Roger Taylor |
ギターの音色が好き、それにライヴでこれを弾いてたオジサンも印象的でしたが、
名前が未だに覚えられない。(^^;それにしてもラストにロジャーが囁くセリフは、ライヴで聴いた時も
“チョ・チョ・チョン”にしか聞こえなかった。皆さんはこのラスト、どんな風に聞こえますか? これは好き!意外と良いセンスしてますな。アルバムのエンディングでも良かった気がする。 【シングル履歴】 A-1の7インチ・シングルにダブ・バージョン、そしてA-4のCDシングルにライブ・バージョンが収録される。 【リミックス】Dub Sangria 【ライブ】Live At The Cyberbarn |
4. Where Are You Now? |
■Words and Music by Roger Taylor |
これこれ、この曲の冒頭に聞こえてくるヤツって、自分はいつも
「あっ、遠くで物売り屋さんの声が・・」って勘違いするんですけど。(私だけか?(--)
さて、この曲では私はピアノが好きです。前作(Happiness?)でのピアノは苦手でしたけどコレは好き。
でもどの辺が?と聞かれると適確に応えられない・・まぁ気持ちの問題ですかね。ハイ B面の曲の並びにはもう一ひねり欲しかったかなぁ・・・前の曲とは離した方が・・・。中間のピアノ良し。 |
5. Working Class Hero |
■Words and Music by John Lennon |
シンバルが妙にウルサく感じられるけどラスト部分は好き。(←どこがバリバリのコメントだ!) ディランの作品にしろレノンの作品にしろ、選んでくる曲がロジャーらしい。 その点でボウイとロジャーは好みが近いのだろうか。ボウイはディランの影響を受けてるし、ティン・マシーン時代にはこの曲をカバーしている。 またおそらく二人とも、初期のザ・フーは好きであろう。 さらにはロジャーはボウイを好きだし、ロジャーとボウイは共演してるし・・・。 まあ70年代を生き抜いて来たミュージシャンにとって、ディランとレノンは、好みとかそういう問題ではないのかもしれない。 誰もが何らかの影響を受けているのだろう。それほどまでに、彼らの曲にはパワーがあったということ。 結論は、“FIVEのバックでドラムを叩いてる暇なんてないぞ!”と言うことだ。 |
6. London Town−C'mon Down |
■Words and Music by Roger Taylor |
この曲は初めて聴いた時からラストをもう少しがんばって作り上げて欲しかったなと感じます。
タイトルもすごくカッコ良いし女性ヴォーカルもタイミング抜群だし、展開もすごく好きで気に入ってたので、
後半からラストにかけての部分に、勿体ないなぁと強くそう感じました。もしかしたら手を加え過ぎなのかも知んないけど。
A-2もしくはB-1に位置するタイプの曲。その点、エンディングを引き伸ばしたのはラストに置くためには正解だった。 ユーモアが有り面白い・・・・と見せかけて、実はつまら・・・もうこのへんで止めよう。 【シングル履歴】A-4の7インチ及び12インチ・シングルにリミックスされ収録される。 【リミックス】Single Mix |
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