SIDE 1 |
1. Shove It |
■Words and Music by Roger Taylor |
ハッキリ言って、“THE CROSS結成!”と聞いても「・・へぇ〜」で終った自分です。
メンバー個人の活動については肯定もしなければ否定もしない。ただ、やりたい事をやれば良いじゃないかと言う親心に
近い接し方でいたので、このアルバムを聴くのは今回が初めてです。(まぁ何曲かは耳にした事はありましたがアルバムを
通しては初めて)さて、曲の方は力強いヴォイスに力強いサウンド、それにちょっとだけ聞こえて
フェードアウトするバックコーラスがちょっとQueenっぽい。うーん・・・悪いけどハッキリ言って個人的には
好きじゃない。 個人的にはあまり面白さを感じませんが、それはTHE CROSSがどうのこうのと言う以前に、 1985年という時代がこういう音を欲しがっていたのかもしれませんね。 QUEENの『THE WORKS』の曲を、12インチ用にリミックスした際に思いついたのではと想像します。 【シングル履歴】 ◎U.K. Release Date : September 1988 △Highest Position on U.K. Chart : No.82 第2弾シングル・カット。 【リミックス】Extended Version | Metropolix |
2. Cowboys And Indians |
■Words and Music by Roger Taylor |
冒頭の日本的なサウンドに、ん??って感じですが、私にとってはラスト部分とかの
彼のヴォイスはお気に入りです。最後にチラッと聞こえる女性ヴォーカルも好き。しかしこのシングル盤ジャケと
この曲の雰囲気って全然違う様な気がする・・・それに、この曲のプロモ・ピデオでのロジャーといい、この頃の彼の雰囲気って、
ロッド・スチュアートに似てる。(そっくりとは言わないけど似てるぅ〜) 全体的に聴きやすいし、サビもなかなかいいメロディーかなって思いますが、が、が、 前曲同様80年代的な軽さが今となってはちょっとツラい!? もう少しバンドっぽさが見えてくれば好きになれました。 【シングル履歴】 ◎U.K. Release Date : June 1987 △Highest Position on U.K. Chart : No.74 アルバムからの第1弾シングルと同時にTHE CROSSのデビュー・シングル。 【別ヴァージョン】Full Length Version |
3. Contact |
■Words and Music by Roger Taylor |
聴こう!という態度で聴けば何かしら見えてくるんだけど、フッと耳に入ってくるものが無いと言うか、
耳に反応するものが無いと言うか。私にはベースを強く弾く音だけが耳に残りました。 これもロジャーのソロでしょ!って、前作『STRANGE FRONTIER』の色が見えるし・・・。 でもちょっと「Don't Lose Your Head」もチラつくかな。 このアルバムの全ての曲に言えると思うけど、ラフさが足りない気がします。 【シングル履歴】A-4の12インチ・シングルB面。 |
4. Heaven For Everyone |
■Words and Music by Roger Taylor |
フレディのヴォーカルだから安心して聴けるっていうのも確かにあるけど、この曲調や
雰囲気からして、どちらかと言うと個人的にはロジャーのヴォーカルの方がベストだと感じてます。 すごい好きってわけではないけど、このアルバムの中では一際輝いていると思います。 フレディによるところが大きいとはいえ、途中のロジャーのヴォーカルも味わい深いし、 全体を覆う穏やかな雰囲気が何よりも心地良いですね。 【シングル履歴】 ◎U.K. Release Date : September 1988 △Highest Position on U.K. Chart : No.83 第3弾シングル・カット。アルバムではフレディがヴォ−カルを取っていたが、シングルではロジャー自らがヴォーカルを担当している。 【リミックス】Extended Version | Metropolix |
SIDE 2 |
1. Stand Up For Love |
■Words and Music by Roger Taylor |
面白いじゃん!映画、“天使にラヴソング”で使ってほしいな。教会中が熱くなってウケそうなシーンが
撮れるかも。あと、“ブルース・ブラザーズ”でもイケそう。アレサ・フランクリンもきっと燃えるぜ!(んなアホな!) ケバい!もっとシンプルなロックにすることも出来たと思うのに、 どうもゴチャゴチャいじり過ぎと言いますか装飾され過ぎのような・・・。 テンポもヴォーカルもアルバム中一番熱いだけに、ちょっと残念。 【シングル履歴】1988年5月発売のアルバム未収録シングル「Manipulator」のB面。 |
2. Love On A Tight Rope (Like An Animal) |
■Words and Music by Roger Taylor |
・・う〜ん、つまんない(..)どうも無駄に長い様な感じがして、音と展開が全然楽しくないからか、
聴いていてだんだん疲れてきました。 バックの“ぴこぴこ”シンセと“でぃでぃーん”ギターにまたしても『THE WORKS』の影がちらり・・・。 まあ同じ人が作っているので似てても仕方がないのだけど、ソロなのか全く別のグループなのか、 (実際には後者のつもりとは言え)この時点ではまだ僅かな迷いがあったため、ソロともQUEENとも取れる曲になってしまったのだと思います。 こういう曲を聴くと、THE CROSS独自の音楽を期待するのは次作ってことになってしまいますね。 【シングル履歴】A-4のシングルB面。 |
3. Love Lies Bleeding (She Was A Wicked, Wily Waitress) |
■Words and Music by Roger Taylor |
アルバムにはメリハリをつけて欲しい、とお願いしたくなるくらい、私には前曲との区別がつきませんでした。 聴いているのもそろそろ疲れてくる、っていったら悪いけど、 アイデア先行でアルバムとしてのまとまりが無さ過ぎでは? 【シングル履歴】A-2のシングルB面。 |
4. Rough Justice |
■Words and Music by Roger Taylor |
ハッキリ言ってつまんない。お世辞の一つも言えないのか!って怒られそうだけど、
言えない。それに「THE CROSS」が全然見えてきません。と言うか、何が「THE CROSS」なのか掴めてないのだけど。
全曲がロジャーの作詞作曲にしては彼らしさも見えてきませんし、その事が退屈さにまた拍車をかけてる様な気もします。 もう、どこまでも行け行けー!この疲労感がTHE CROSSじゃー! (ちなみにCDだと、この後追い討ちを掛けるように、A-1のTHE 2ND SHELF MIXが収録されています。We Love It!) 【シングル履歴】A-1のシングルB面。 |