懐かしの クイーン・ファン・クラブpart3
6度目の来日公演特集です。ここで紹介したいのは演奏曲目でもライブ写真でもなく「OFF STAGE もタフなQUEEN、活力源は日本の夜のナイト・フィーバー」です。
5月7日(火)
1985年「Vol.33」
5月6日(月)来日。
ジョンは、4月30日に奥さんと別々の便で来日している。
前回同様、奥さん(Chris)を伴って来日したブライアンは、連日連夜。ショッピングや食事等、奥方孝行に徹しており、凝っていたスキューバ・ダイビングのお店にもよく出かけていた。ブライアンは、オーストラリア公演後のバケーションをシドニーで過ごしていた時、ダイビング中、サンゴで左手の指を怪我した様で、サンゴの傷は、後遺症が出る事を聞き、連日いろんな病院へ通っていた。しかし、東京には、サンゴの毒について詳しい医者がなかなかいなかった様で、サンゴの毒に詳しいと思われる沖縄の医者まで行きたいという話も出ていた。この日の夜から、メンバーは、連日朝の3〜4時頃まで、新宿、赤坂を中心にいろんなクラブをはしごする生活が始まる。
フレディ、ロジャーは買い物。ブライアンは、雑誌の取材と買い物と病院。ジョンは二日酔いで休憩。夜になり、ロジャーとジョンは、レキシントン〜TOKIOコース。フレディは取材後、いつもの。ブライアンは、知人の自宅へ。
5月8日(水)武道館初日
終演後、ロジャー、ジョン、ブライアンは“夜のヒット・スタジオ”へ。番組終了後、六本木の居酒屋に行き、ひどく盛り上がった後、レキシントン・クイーンへ。午前1時頃、ブライアンはホテルへ帰ったが、ロジャーとジョンは、“DIPS”にて朝方4時頃まで、ワイワイ!!
5月9日(木)武道館2日目
終演後、EMI主催のDinnerで六本木、瀬理奈へ(ステーキ・ハウス)。その後、ブライアンは、ホテルへ帰ったが、他の人たちは、いつものパターン。
5月10日(金)
昼頃、ジョンは、雑誌のインタビュー。フレディ、ロジャーは買い物、ブライアンは病院、その後、青山レコーディング・スクールにて特別講師としてオリジナル・ギターで簡単なセッション。夜、ジョンとロジャーは、またしても・・・。フレディは、取材。ブライアンは、中華料理店で奥さんのバースデー・パーティ。
5月11日(土)代々木第一体育館
終演後、フレディは、六本木、中華飯店にて食事。他のメンバーは、ロジャーのニュー・オータニ最高級の部屋にてパーティ、その後、レキシントン・クイーンへ。ちなみに、ロジャーとフレディの部屋は、2人くらいで居ると、お互いの位置を見失うくらいの超豪華版。
5月12日(日)移動日
名古屋観光ホテル宿泊。夜は、フレディの部屋にてゲーム大会。このゲームは、メンバー・チームとスタッフ・チームに分かれて互いに問題を出し合い、点数をかせいでいくというもの。スタッフ・チームが圧倒的に強かったらしい。
5月13日(月)愛知県体育館
夜は、食事後、再びゲームに夢中。
5月14日(火)移動日
夜は、梅田の焼肉屋でDinner。フレディがあちこちのテーブルを廻って、ポラロイド・カメラで撮影するという大サービス。焼肉の後、心斎橋のディスコにて大さわぎ!!
5月15日(水)大阪城ホール・日本最終
終演後、梅田の中華飯店にて、マネージャー主催の最後のDinner。その後、フレディは、夜の街へ・・。ロジャー、ジョン、ブライアンは、ホテルのバーで飲み会。最後は、QUEEN対ウエイターの コースター投げ合い合戦!!・・なんともひょうきんなウエイターだったらしい。
5月16日(木)
各自、買い物、食事で時間を過ごした後、帰国。ほんとに、スゴイ!! ナイト・フィーバーが活力の源なんですねぇ。しかし“コースター投げ合い合戦”って、ちょっと参加してみたい。
1986年「Vol.36」
“THE MAGIC TOUR'86”のLondon Wenbley Stadiumコンサート・ライブ特集です。
このライブの模様は「Live At Wenbley」のビデオで見ることができます。会報では、当時のライブの様子が詳しく、かなり興奮気味に書かれていて、中に、渡辺美佐(ナベプロ)社長と楽屋での記念スナップも載ってます。そして、ライブ終演後の夜11時から開かれた「Magic Party」の模様も記載されてます。このパーティの幕が降りたのは朝の4時! メンバーも最後まで残って、座を盛り上げた。この模様は、翌日「THE SUN」誌をはじめ、数誌にトップ記事で載った。
終演後でも、元気なブライアンとロジャー。ロジャーは、かなり酒が入ってる(顔)状態だと想われる。
“もぅ、僕疲れたよ”って感じのジョン。
手をつないで仲良しこよしで登場。
1987年「Vol.37」
←ね、ね、このロジャーって映画スターって感じがしませんか?
86年のMagic Tour Attendanceについて詳しく書かれてあります。Wembley、Knebworthだけで26万人以上の動員を記録。因みに、一番少なかったのは、Brussels Foret Nationalでの、9千2百人です。
★ブライアン・メイがプロデュースした「本田美奈子」の12インチ・シングル「CrazyNight/Golden Days」が最高位10位を記録。気になったのは、「和製マドンナと言われてる」ってところ読んで、私は、点が目!! いや、目が点になった!他にEMIで、日本人はいなかったのかなぁ〜。
それから、吉川晃司主演の日伊合作映画「シャタラー」のサウンド・トラックにフレディの「Great Pretender」のB面「Exercises In Free Love」(邦題「恋するプリマドンナ」)が使われる事になったとして、写真付きで掲載されています。でも、私はこの映画を見たことないです。(と言うか、見たいと思わない)
会報のトップ記事には、その「Great Pretender」のシングル盤についてと、当時もうすぐ発売される「The Video EP」について、詳しく記載されています。既に、ご存知かと思いますが「Great Pretender」は40年以上も前にヒットした「プラターズ」(「オンリー・ユー」が有名ですね)の全米ナンバー1ヒットのカバー曲です。
ビデオについては、フレディの39歳のバースデー仮装パーティのシーンがフィーチャーされている「Living On My Own」が、今でも大好きです。