by MASA |
変なところから話が始まりますが、
さらに5年後・・・
会社の近所の「府立情報センター」というところで調べものをしていたとき、
横でヘッドホンでロック系の何かのLDを観ていたおっさんがおり、その漏れてくる音に「うるさいな?」と思っていたら、
ふと!どっかで聴いたことのある音楽・・・もしかしてあの、「ガリレオ」の曲!?
(この時点でまた私は、この曲の名前を知らなかった)おっさんの手元にあるLDカバーを後ろからこっそり見ると、
そこには「QUEEN GREATEST HITS」の文字が。 急いでCDレンタル屋に行って、すぐ同じ題名のCDを借り、聴いてみると、
「あっ、これ知ってる!この曲もCMで流れとった曲やんか!これもバラエティー番組でつかわれとった!」という曲ばっかり!
耳になじんでいるせいもあり、なんといってもマネしたくなるようなコーラスハーモニーの分厚さ!こ?れ?はすごいぞ、と、
ころっとはまってしまいました。(やっぱり、コーラス部分に惹かれるところは大きかったと思います)
ということで、最初の出会いから10年以上経ってファンとなり、今から考えたら、
せめてフレディの生きている間にファンになっておけばよかったー、とも思いますが、ここまで紆余曲折を経て、
とうとうクイーンの音楽にはまったということは、やはり「満を持して・・・」ということだったのかな?
「MADE IN HEAVEN」の「I WAS BORN TO LOVE YOU」(これはもともとフレディのソロ作なんでしたね」を聴くと、
なぜか涙が出てしまいます。これ以上の愛のメッセージはあるやろうか?これをライブでやっていたら、
ファンは涙がとまらへんのちゃうかと思うくらいです。ライブのたび、フレディは自分の目の前で揺れ動き、
自分たちの作った歌に酔い、心から声援を送ってくれる一人一人・・・が、何万といる状態を見て、
この目の前にいる人々を死ぬほどいとおしく思っていたのかも。自分も涙が出るくらい。もし、
もしも彼がファンにこの歌を捧げて歌ったとすれば・・・「僕、あんたらのことを愛するために生まれてきて、
ほんでここでこうやって歌ってんねんで〜!」もしかしてこれは、ファン一人一人に捧げられた歌だと思うと、
嬉しさと切なさの混じった複雑な想いに、ううっときてしまうのです。全くの想像ですが。
というより、全然違うつてで作られたとは思いますが。フレディが、天国から私にさえも
「あんたのこと、好きやで〜!あんたのために僕、生まれとったんやで〜!」と歌ってくれているのかと、
想像すると、感涙にむせび泣きます。
私は小学生の時より15年以上も合唱という音楽をしています。でも、好んで聴くのは子供の時から洋楽ポップスで、
当時友達が聴いていた聖子ちゃんとかチェッカーズとかには全く興味がなかったので、音楽に関しては、
ちょっとおませだったと思います。
ちょうど中学生の時、カルチャークラブやワム、デュラン・デュランなどが流行り「ベストヒットUSA」は必ず観てました。
80年代の洋楽の洗礼を受けた組に入ります。たぶん私は。
確か中学くらいに、あの「RADIO GA GA」もラジオから聞こえてきて、家族で「面白い曲がはやっているね」といったのは
鮮明に覚えているのですが、それが大英帝国の、「QUEEN」というベテランバンドの最新ヒット曲とは全然気付かなかったのです。
(おしい!)
時は流れ・・・
大学生の時、当時つきあっていた彼がテープに自分の好きな70年代ヒット曲を編集して、
プレゼントしてくれました。その中に入っていた「ボヘミアン・ラプソディ」は、私の培ってきた?
洋楽のイメージを叩きつぶすくらい衝撃的なものでした。「何じゃこりゃー!?ガリレオとフィガロがどないしてん?」
「クラシックはあまり興味ないけど、ハードロックとこんなんの融合は聴いたことないぞ、
古い曲らしいけどだれがこんなんのまねをしたことあるやろうか?」と、そのオリジナリティーに舌を巻いたのですが、
それも「誰が書いた曲か」という肝心なところを聞かないまま、彼とはやがて別れてしまい、
その後彼は他の女性と婚約されたそうです・・・(この辺は悲しい思い出?)
マニアっぽくなったのは、今年に入ってから、本屋で写真集を眺めているうちに、
いきなり神の啓示を受けたように「ビビビ」ときました。まるで聖子ちゃんの再婚のようです。
それから、本は買うはビデオは買うはの無茶をしすぎて、現在は貧乏となりました。