ロックの歴史
“ロックの歴史”なんて言うと、なにを今更・・とお思いかも知れませんが、ここに記してあるレポートは、私の姉が生前に書き残してくれたものです。何故、この様なレポートがあるのか・・・ 私は当時、『ベルばら』を読んではいましたが、一体それが、いつ頃人気があったのか思い出せずに居ても立ってもいられなくて、早速姉に電話をして訊いたのですが、
その時の姉の第一声は、「はあ〜〜〜?」でした。あたり前だ!今さらそんな日常から遠く離れたことで騒いでるアンタは何者だ!っての。・・でも、さすがオネェーサマ、私のクイーン狂に呆れながらも付き合ってくれる覚悟を決めてくれて、本棚からゴソゴソと渋谷陽一氏の「ロック・ミュージック進化論」を取り出してきて、“これをじっくり読んでレポート書いちゃる!”と言ってくれたのでした。そしてそのレポートに『ベルばら』の連載日を調べて書き足してみました。 |
1962年 | ビートルズ、デビュー。
ローリング・ストーンズ、デビュー。 |
1963年 | ヤードバーズ結成、キース・レルフ、エリック・クラプトンが活動開始。 その後、ギタリストはクラプトンからジェフ・ベック、ジミー・ペイジへと移行。 |
1964年 | 日本でビートルズのレコード発売。 |
1965年 | クリーム結成。
ドアーズ結成。 ジェファーソン・エアプレイン結成。 |
1966年 | ピンク・フロイド結成。 |
1968年 | ジャニス・ジョップリン、デビュー。
レッド・ツェッペリン結成。 ヤードバーズ解散。 ★ブライアン、ロジャー、ティムと「スマイル」を結成。 |
1969年 | グランド・ファンク・レイルロード出現。
キング・クリムゾン、「クリムゾン・キングの宮殿」を発売。 デヴィッド・ボウイ、デビュー。 |
1970年 | ジャニス・ジョップリン死亡(27歳)。
ビートルズ正式解散。 ジミ・ヘンドリックス死亡。 ピンク・フロイド「原子心母」発売。 ★クイーン結成。 |
1971年 | ドアーズのジム・モリソン死亡(27歳)。
★ジョン・ディーコンがクイーンに加入、ライブ活動開始。 |
1972年 | 漫画(週間マーガレット)に「ベルサイユのばら」連載開始。
T・レックス「テレグラム・サム」大ヒット。 デヴィット・ボウイ、スターダムにのしあがる。 |
1973年 | ドアーズ解散。
★7月、イギリスでクイーン「ファースト・アルバム」発売。 ★9月、アメリカでクイーン「ファースト・アルバム」発売。 |
1974年 | キング・クリムゾン解散。
★3月、アメリカでクイーン「セカンド・アルバム」発売。 ★3月、日本でクイーン「戦慄の王女」発売。 ★4月、イギリスでクイーン「セカンド・アルバム」発売。 ★6月、日本でクイーン「セカンド・アルバム」発売。 ★11月、イギリス・アメリカでクイーン「サード・アルバム」発売。 ★12月、日本でクイーン「サード・アルバム」発売。 漫画「ベルサイユのばら」連載終了。 |
1975年 | ★4月、クイーン初来日。
8月セックス・ピストルズ結成。 |
1976年 | セックス・ピストルズ「アナーキー・イン・ザ・UK」でデビュー。
★3月クイーン、2度目の来日。 「ベルサイユのばら」が宝塚歌劇でも大ヒット。 |
1978年 | セックス・ピストルズ解散。
U2、結成。 |
1979年 | シド・ヴィシャス死亡。
ピンク・フロイド「ザ・ウォール」発売。 |
1980年 | レッド・ツェッペリン解散。 |
という事で調べた結果、「ベルサイユのばら」が大人気だったのは、
1972〜1974年。クイーンの日本でのデビューは、1974年3月。しかも2度目の来日の時に宝塚歌劇で大ヒット・・・ってことで、しっかり影響受けた後だった事が判明しました。(--;。がしかーし、個人的偏見・・いや、意見を言わせてもらえば、私は『ベルばら』からクイーンに移行したわけでは、ないっ! また宝塚歌劇の『ベルばら』も観に行った事はないっ!
ただ、調べた結果から見ても残念ではあるけど、ほんの一部のクイーン・ファンに、そういう人がいなかったとは言い切れません。オスカルとかアンドレの様な美形タイプは当時の女の子の憧れだったし、
そういう意味ではレッド・ツェッペリンのロバート・プラントだって、かなりの美形だったけど、
音楽的には、むしろ男の子向きだったからミーハー・ファンは近寄りがたかったかと思います。
しかし!美形だと言う理由だけなら、こんなに全国にクイーン・ファンがいっぱいいると言うのは
説明がつかないでしょー!!(ベルばらを知らない世代からしたら、何もそんなにムキになって熱くならなくてもいいんじゃない?って言われそうですが・・・)
私が何故20年以上も彼等のファンであり続けるのかは、『AS IT BEGAN』のページを読んで頂ければわかると思いますが、現在では、胸を張って、クイーン・ファンだ!と言える時代。
それが羨ましくも感じたり、初期からのファンであることを誇りに感じたりもします。
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