怖がり屋さんの怖い話


私は昔から怖い話が苦手でした。
でも姉はそういう話が得意で、よく“こ〜んなの見た!とか言って、私を涼ませて(半分泣いて)ましたが、何故か私も怖いくせに、 “それでどーなったの?”と話を聞きたがる性質で、話を聞いた日には、夜中にひとりで トイレに行けなくなってたんですけどね・・いつも聞いた後になって後悔するんです。

そんな怖がりな私のちょっと笑える怖い体験と、ちょっと不思議な夢の話を聞いてくださいませ。

★ちょっと笑える怖い体験

その1
それまでぐっすり寝ていて、夜中にふと、妙〜に重たい自分の腕に気が付いた、
それは自分の腕なのに触っても全然感覚がなかった、
しばらく、暗がりの中で自分の腕を触りまくる自分、
なんだ?なんで?・・と寝起きの脳みそをフル回転させる自分、
その感触は、ゾッする程気持ち悪い・・・。
でもしばらくして、腕をあげたまま寝ていて血が通ってなかっただけだと確信納得した。
↑この体験は結構ありますが、この時の状態(感触)が一番すごかったです。.

その2
すごく眠いのに中々寝付けなかったある夜の事、
右耳から突然、ジャンジャンとギターの音が聞こえてきた、
その音がだんだん強くなると同時に金縛りに・・
誰かがのっかってる様に重苦しくて叫んでるのに声が出ない、
怖かったけど、少ぉ〜〜しだけ目を開けてみた、
そしたらなんかデカイ蜘蛛の形が見えた・・
うぎゃ!見なきゃよかったと後悔してすぐ目を閉じた、
それからなんとか気を落ち着けながら、ナムマイダブツ〜を繰り返し唱えた、
5分程して、ふっと金縛りは解けたけど、
すぐに部屋の電気を点けたら、柱に小っちゃい蜘蛛がススーッと上っていった。
↑これ、ちょっと怖いっしょ?・・ぃゃ、ただの偶然かも知れんけど。

その3
小さい頃、親と一緒に「おばけ屋敷」に行った時のこと、
それは汽車みたいな乗り物で入っていくタイプで、私は母親と一緒に乗り込んだ、
最初は気持ち悪い人形が飛び出すくらいでそんなに怖くありませんでした、
でも最後になって突然、乗り物がガタンと停止・・
何が出て来るのかとドキドキしてたら、天井から針の付いた板がゆっくり降りてきた!
針が今にも頭に刺さりそうになった時、
周りは皆、キャー!って叫んでたのに、私だけ何故か、
「ごめんなさい、もうしません!もうしません!」と叫んでしまいました・・
屋敷を出てからすぐ、隣に乗ってた母親に問い詰められた。
↑自分でもなにを白状、謝罪したかったのか・・?

その4
私の父方の実家は神社で祖父は熱心な神道信者でした。
小さい頃、イタズラばかりしてた私に、そんな祖父が
神棚から小さい穴がひとつだけあいてる黒い箱を下ろして言いました。
「自分達の祖先はみんな、神となって、この箱の中に入っておる、
そして、この小さい穴から、いつもお前を見ているんだぞ!」と。
それまでいろいろ注意されたり怒られたりしてきたけど、
祖父のこの一言はかなり効いた!すっごく怖かった。
↑以後、神棚の前を通る時は低頭する様になりました。

★ちょっと不思議な夢

私は眠りが深いからか、単に記憶力がないからか、わかんないけど、 「夢」を見た感覚はあるのに次の朝になると、ハッキリ憶えていません。ただ、不思議なのは時間(日にち)が経ってから、現実に自分が見てる場面とか行った場所で、前に見た「夢」を思い出すのです。

いろんな「場面」に於いても同じで、以前見たであろう「夢」をハッキリ思い出してきて、 あっ、これこれ!この場面で、次はこうなるはず・・とその予測は必ず当ります。 「夢」で会った知らない人も何年か経ってから、あの時の人だ!と現実に出会う事もありました。 それが1回や2回ではなく、10代の頃からずっと続いています。

いきなり「あっこの場所、前に夢で見たよ、夢の中で来たことあるよ」って言ってしまう事って、 多分、皆さんの中にも同じ体験をしてる方がいらっしゃるのではないかなと思いますが、 つい最近も、友達に誘われて「夢」で見た、行った事のない場所に遭遇しました。 電車を降りて、左右どちらに行くか当然私は知らないはずなのに、自然と目的地の改札口方向に歩いてました。

ちょっと笑えるおばけ?
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