K&K RADIO STATION『バックチャット』
DJ:sweet & fairy

♪セブン ポイント ワン スリー、KアンドK、レディオ ステ〜ショ〜ン♪
提供は、“毎月の暮らしをより充実に K&K QUEEN FAN CLUB”で、お送り致します。

スタッフ:あと5秒で、本番入りまーす。4、3、2、・・・


ON AIR

Fairy:

ハーイ!今夜もセブン・ポイント・ワンスリーに合わせてくれてサンキュ・ベイビー! 今日も一日ギターの練習してたかな?それともMIDI制作かな? それでは・・・

Sweet:

(いきなり何言ってるのかしら)

Fairy:

“聞きたくないけど聞きたいぜベイビー”の『バックチャット』は、 私 “ベイビー・ドント・トーク”のフェアリーと

Sweet:

スイートです。それでは早速リクエスト1曲目♪すてぇ〜いんぐ ぱっわぁ〜!!

♪パッパラパラッパ、はぁ、パッパラパラッパ、らっみそぉ、ちゅ〜ゆ〜♪

演奏中

Sweet:

初っ端からなに訳のわかんない事言ってんの? それに“ベイビー、ヘイビー”って、うるさいわよ。

Fairy:

♪ぱっわ♪ぱっわ♪一緒に踊らないかい、ベイビー!

Sweet:

ちょっと・・・人の話、聞いてる?・・・それにしても、連日の猛暑の上に『ホット・スペース』のジャケット見ると、暑さ倍増だわ(--;

Fairy:

それに、メンバーの顔も趣味悪いねぇ〜。ついでに顔の色使いも。

Sweet:

でも、82年当時はこの原色カラーをファッションに取り入れたりしてたなぁ。それとこの時のライブも観に行ったんだけどさ、 仕事を休んで行ったもんだから、次の日、職場の先輩に“くいんだかなんだか知らないけど、 仕事とタレントとどっちが大事なの!! 新人のくせに締め切り前に休むなんて10年早いわよ”って、 すごいコワイ顔して嫌味を言われた事だけはハッキリ覚えてる。

Fairy:

(そりゃ嫌味じゃなくて指導だよ)で、なんて応えたのベイビー?

Sweet:

ベイビーはやめてってば ! 当然、平謝りして“仕事が大事です”って応えたけど、心の中じゃ クイーンが大事に決まってんじゃん!!って思いつつ顔にも出さなかったよ。

Fairy:

顔を出すって言えば、あの人・・・

スタッフ:あと5秒で、曲終わりま〜す。4、3、2、・・・


ON AIR

Sweet:

がっちゃ♪ さて82年の4月に発売された『ホット・スペース』ですが。
私は最近まで知らなかった事だけど、このアルバムは賛否両論あって、ファンの中では好き嫌いがハッキリ分かれるとか・・・。

Fairy:

自分の場合は、何の偏見もなく『ホット・スペース』を聴いたせいか、最初からすんなり馴染んだね。 今でもクイーンのアルバムの中ではよく聴く方だと言えるし。

Sweet:

ラジオの前の皆さんはいかがでしょうか?

Fairy:

じゃここで、元気が出なくて体がむせび泣いてる人にこの曲、♪だんさぁ〜♪

♪スンズンチャッ、スンズンチャッ、かもんべいびー、ゆ〜がなごぉわぁ〜い♪

演奏中

Sweet:

またこんな狭いとこで踊っちゃって・・・スイッチに気を付けてよ !!

Fairy:

♪だんさっ♪だんさっ♪この振り付け どお?

Sweet:

まるで、ドリフのズンドコ節 ! (笑)

Fairy:

やっぱり? (笑)

Sweet:

踊るなら、こうやって・・・♪まず左にジャンプ、右へステップ、手を腰に、膝をピタッと閉じて、前後に腰を振って、まわして、タ〜イムワ〜プアゲイン♪

Fairy:

タイムワープして、どうすんだよ!!

Sweet:

あら、東中野じゃ、流行ってるのよ。昔フレディに似た人がさぁ〜・・・


スタッフ:あと5秒で、曲終わりま〜す。4、3、2、・・・


ON AIR

Fairy:

モア・ダンサブルにラジオの前で踊ってくれたかな?

Sweet:

この後はコマーシャルを挟んで、いよいよ今月のリクエスト第一位の曲を発表しちゃいますよ〜。トイレにいきたい人〜、今のうちに、いっといれぇ〜!!


♪セブン ポイント ワン スリー、KアンドK、レディオ ステ〜ショ〜ン♪
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CM中

Fairy:

(--; くだらねぇ〜ダジャレを よくまぁ、ぬけぬけと・・・

Sweet:

なんで? いいじゃん!! ほんとにトイレに行く人いるかもよ。

Fairy:

そーいう事じゃなくって!!


スタッフ:あと3秒で、CM終ります


ON AIR

Fairy:

ハーイ、今夜は『ホット・スペース』特集〜。さてさてリクエスト第一位の曲を発表する前に、Sweet、さっきの話の続きだけど。

Sweet:

何? トイレ?

Fairy:

ちがうよ!!

Sweet:

ハイハイ。 例えばセカンドを“リアルタイムのオールドファンが絶賛してるアルバムだから必聴!!”なんて、解説してあるのを読んだりすると、クイーンのアルバムに前置きは無用じゃないかと思う。最初に『ホット・スペース』を聴いて、もしクイーンを苦手になったらなったで、その人には合わなかったって事で別にいいんじゃないかと思うんだけどね。

Fairy:

ああ、そんな解説、どっかで見たことあるよ。 ちなみに私はセカンドより『ホット・スペース』の方を先に聴いたけど。初めて聴くクイーンのアルバムに、『ホット・スペース』は、いけないなんて、ナンセンスだよ!セカンドみたいな作品を作って、なおかつ『ホット・スペース』みたいな作品も作れるところが、クイーンが唯一無二の存在である所以だと思うからね。

Sweet:

そう、『オペラ座の夜』も作って『フラッシュ・ゴードン』も作れるんだから、すごいよ〜クイーンは!!(笑)
私、『フラッシュ・ゴードン』の映画が苦手だからさ、これのサントラ盤を聴く気分には中々なれないんだけど、でもだからと言って当時、クイーンから離れていくなんて事はなかったな。まぁ、もう少し時間が経てば、懐かしみながらフラッシュのアルバムを聴ける時期がくると思うけど・・・。

Fairy:

クイーンっていうグループは、作品を好きになるかならないかという問題よりも、グループ自体が自分の肌に合うか合わないかみたいな所があるし。 生理的フィット感っていうのかな・・


スタッフ:あのう、リクエスト曲・・・

Sweet:

そうそう ! それはあるよね。クイーンの場合は、なんと言ってもヴォーカルとギターかな。この二つが肌に合わなければ多分ダメだろうね。クイーンってバンドは、4人の個性を知れば知るほどグループとしての面白さが増してくると思うし、それが次のアルバムを期待させる様な力も持ってると思う。

Fairy:

結局、どの時代のアルバムから聴いたって、クイーンていうバンドを気に入れば全作品を聴く、気に入らなければ最初の作品で終わり。途中で止める人は、クイーンに魅せられてたのは音楽だけだったって事・・・かな。

Sweet:

あっ、そういう人って多いんじゃない? 『ホット・スペース』聴いてクイーンから離れてった人。でも何年かして、また聴き出した人もいるでしょう。

Fairy:

その場合は音楽の趣味趣向の問題で、自分はハードロックファンだって決めてる人に『ホット・スペース』はやっぱダメでしょ。逆もありえるよね。現にセカンドが中古屋さんにいっぱい並んでるわけだし。

Sweet:

以前は苦手だったアルバムや曲が、ある時フッと素直に聴ける時期ってあると思うな。だから、クイーンのアルバムの前置きは余計なお世話だって事。時代を超えて楽しめるバンドだし。・・・えっ?なに?

Fairy:

あ〜っ!!今月のリクエスト第一位の曲・・・


スタッフ: もう時間残ってません(--

Fairy:

はははははは。今夜も暑いねぇ〜、こんな暑い夜は?

Sweet:

ほっとすぺーすで、ホットな夜を! では、またらい ブチッ!


♪セブン ポイント ワン スリー、KアンドK、レディオ ステ〜ショ〜ン♪
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