PARTY for men
John 作戦?僕は極めてナチュラルだよ。 それにパーティーっていうものは、事前に考えた通りにはいかないものさ。 大抵おかしな奴が出て来て、みんなの思惑を狂わすのさ。
K 何となく、言いたいことは分かります。
John パーティーで、損な気分は味わいたくないからね。 だから、予め変な期待もしないんだ。僕は、ただ楽しみたいだけだからさぁ。 その点、ダンス・パーティーは誰にも邪魔されないから好きだな。
K まさに次の質問がそれなんですけど。ダンスがお得意なようで?
John 得意?
K 雑誌によく踊っている写真が掲載されますよね。てっきり注目されるのかと。
John ああ、そういうこと。僕のステージ写真は動きのあるものが少ないから、 ダンスしてる僕の写真は単に絵的に使われやすいって事だよ。みんな“こんな一面もあるのか”って思うだろ。
K そんな冷静に。まあ、確かに踊っているあなたの写真は興味深くはありますね。
John そ、無口なダンサー。興味深いだろう。 パーティーに参加した女の子は、僕との会話はあまり覚えてないけど、 踊りが上手かったことだけは記憶してるのさ。 で「またあの人のダンスが見たい。それに、もっと会話すれば良かった。」という気持ちを抱くわけ。 そ、落ちたも同然!帰り際に「また会えるかい?」で決まりさ。
K はあ。パーティーの目的はそれですか?
John それ以外に、何があるの?
K いや別に。ただ、とても自然体とは・・・。 かなりの下心が。
John 僕はベースプレイヤーだからね。
K どういうことですか?
John ベースの音は心臓の鼓動と一緒。 パーティーがどんなに騒がしくても、絶えず会場を支えているのは僕のハートという名のベースなわけよ。 だって僕のいないステージが考えられる?パーティーも同じさ! みんな僕の発するビートにメロメロさ、メロは弾かないけどね。ハッハー、こりゃおかしいわ。 メロメロでメロ・・・ね、聞いてる?
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