確証：「四人組＝最強チーム」説
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ここに断言しよう。最強のチームとは四人組であることを。四人組こそがリアル・チームなのだ。
四人である以上、意見が２対２、つまりは真っ二つに割れる可能性があり、
それこそがまさに民主的な解決法「話合い」が生まれる理由なのである。
三人組での２対１、五人組での３対２のように、話合う前に必ず多数決で決着が着いてしまうチームとは訳が違うのだ！
（←かなり強引？） The Beatlesをはじめ、The Who、Led Zeppelin、U2、ロックに燦然と輝くスーパーヒーロー・バンドは全て四人組なのだ。
これらのバンドはボーカリストに対抗するだけのギタリスト（もしくはその逆）が存在し、
ワンマンで突っ走るギリギリのラインを越えず、絶えず緊張感を持続した人間関係の上に成り立ち見事に成功している。
また、裏方に回る残りのメンバー数が、二人というのも分裂しない要因の一つだ。
もし一人だったらどうだろう。目立つ二人を前にして、一人寂しくスネてしまうに違いない。 フレディー＆ロジャーの二人 vs. ブライアン、さあジョンはどっちに付く？こんな瞬間がどれだけあったことだろう。 しかしそうかと思えば、ブライアン＆ロジャーの組合わせも珍しくない。 曲作りで言えばフレディはロジャーとの共作は一曲も無いのに、ブライアン、ジョンとは何度かある。 とにかく二人までは考えが一致し、そして一人は反対するのだが、大事なのはここからなのだ。 三人組だとこの時点で、反対意見を唱える一人の主張は話合うまでも無くボツにされる。 例えそれが的を得ていた良い意見だったとしても、そうであることを冷静に見れるもう一人がいないのだ。 四人組であれば、残された一人が幾分二人に同調したとしても、もう一人の意見を完全に否定するまでにはいたらないだろう。 五人組には２対２に意見が分かれ、残りの一人は無関心（もしくは四人から無視される）という状態も考えられる。 これは極めて四人組に近い状態だが微妙に異なる。 四人組は時に一人一人が独立し活動することは可能だが、たった一人でも抜けてしまうとチームが崩壊してしまうのだ。 「勝手にやれよ！」と「戻ってこいよ！」が、常に同時に起こるのが四人組なのだ。 それに比べて五人組の場合、悲しいかな「勝手にやれよ、何なら戻って来なくても俺達は続けられるぞ」になってしまう可能性が大なのだ。 ああ、ビル・ワイマン・・・。 ならばメンバーの脱退により四人組になった場合はどうだろう。 これはこれで問題なのだ。長く語り継がれるバンドには、決まってファンには（メンバーにも？）分からない「何か」がバンド内に存在している。 ファンはその「何か」に惹かれるのだ。 メンバーチェンジや脱退という行為は、そのバンドが秘めた「何か」が鮮明になることであり、同時にその瞬間「何か」は「何か」でなくなるのだ。 では「何か」とは何か？ 敢えて言えば、緊張から生まれる「マジック」だろう。だからこそ見え過ぎてはいけない。 「マジック」はネタを明かされたらつまらないじゃないか！ では四人組でないバンドが、強くなるにはどうすれば良いのだろう。Green Day、Stereophonics、The Jeevas、ここ十数年は三人組バンドがとても多い。 三人組が超スーパー級になるには、The Policeのように三人が強烈な個性を持ち、常にぶつからなくてはならない。 Oasis、Radioheadのような五人以上のグループは、多ければこそ全員が楽曲作りに積極的に参加し、互いにバンドにおける必要性を意識し合わなければならない。 もしくは二人だけが突出し、残りの三人はその二人に従うことだ。 
最後に最強の四人組を紹介しよう。ルパン三世、次元大介、峰不二子、石川五右エ門だ！
（５周年記念ページにルパン一味を登場させたのは意味がないわけではない。）
時に互いにぶつかり合い、罵り合い、協力を拒む四人組。
それでいて家族以上に愛し合う四人組。だからと言って個人の趣味趣向に必要以上に干渉しないクールな四人組。
でも自分の命を惜しむこと無く仲間を助ける四人組。
とても複雑で理解しがたい関係で、緊張とユーモアのバランスの上に成り立っている最強の四人組である。
それではなぜ崩壊せずに維持できるのか？それは目標(ゴール)が一致しているからに他ならない。
そしてその目標を常に高いレベルに設定しているからに他ならない。
それが例えお金であっても、名声であっても、いい曲を作ることであっても、ヒットすることであっても、
どんな目的であれ、全員が大きくかつ高い目標を持って、常に前進しようとする強い意志を持つことが大事だ。決して最後まで諦めずに！家族が集まる食卓のテーブルは、３本足だと不安定、５本足だと１本邪魔になり、４本足だと安定する。 |