K&K QUEEN FAN CLUB ❯ 美味しんぼ的表現術を使った曲レポ

美味しんぼ的表現術を使いQUEENの曲をレポートしてみる!


最近やたらグルメ番組が多い。でも食事して「美味しかった」 「熱かった」「辛かった」なんて表現を使っている食レポは素人と同じだ。 曲レポにしても、「上手い」「ヘヴィだ」「感動した」「スカッとする」なんて、 ありきたりの言葉を使っているようじゃ、クイーンの良さは全く伝わらないのと同じ。
そこで私は秘策を発見した。漫画『美味しんぼ』に出てくる表現を拝借(引用)すれば、簡単!!
ここにアルバム『SHEER HEART ATTACK』があるので、初めて聴いたつもりで早速やってみようと思う。



Let’s 応用 ①

豊潤にして玄妙極まりない!
(ふぐの唐揚げを食べた時の表現)

出典:雁屋哲 原作/花咲アキラ 作画『美味しんぼ』15巻

『シャッキリとした弾きぶり、繊細で上品かつ淡白な歌いまわしっ!!』
『しかも、美音の要素がいくつも絡まりあって豊潤にして弦妙極まりない!そして、後耳のすがすがしいことっ!』

▶ 曲レポ後記

玄妙に敢えて「弦」の字をあててみた。でもこの曲は豊潤って感じじゃなかったようだ。 おそらく「Father To Son」ならいけるかなー。ちなみに、後耳は「後味」の代わり。



Let’s 応用 ②

それに、なんとかぐわしい香りや!!
(至高の干し柿を食べた時の表現)

出典:雁屋哲 原作/花咲アキラ 作画『美味しんぼ』26巻

『うおっ!』
『表面はさらりと乾いているのに!中はとろりとクリーム状!!』
『これは甘い!」
『それに、なんとかぐわしい香りや!!』

▶ 曲レポ後記

会話全体を曲に合わせるのが難しかった。でもあまり原文をいじってしまうと元ネタの『美味しんぼ』らしさが失われちゃうから、極力ワンシーンそのままのセリフを使ったけどちょっと趣旨がズレたかな。



Let’s 応用 ③

単なる美味しさを越えて、もはや快感!!
(山岡さん手作りのカルボナーラを食べた時の表現)

出典:雁屋哲 原作/花咲アキラ 作画『美味しんぼ』25巻

『濃厚だけど優しい音色のギターが、本当になめらかにフレディを包んでいる』
『そのギターとフレディのシャッキリとしたボーカルが重なって・・・・』
『もうこれは単なる上手さを越えて、もはや快感!!』
『こってりしているのに少しもくどくなく、スッキリした味だ!』

▶ 曲レポ後記

まさに『美味しんぼ』的表現だろう。「Death On Two Legs」でも使えそうだ。細部は適当に別な表現に変えてもいい。「もはや快感!」って言葉で締めさえすれば、もうそれは『美味しんぼ』ワールドだから。


Let’s 応用 ④

これは体の芯まで谷川の風が吹き抜けたような・・・
(炎天下の中、一杯の水出し玉露を飲んだ時の表現)

出典:雁屋哲 原作/花咲アキラ 作画『美味しんぼ』29巻

『きれいな音色だ・・・』
『エメラルドがかった金色といえばいいのだろうか・・・・』
『むふう・・・』
『甘く、ほろ苦く、耳触りが快く、あと体内が気持ち良い・・・・』
『これは体の芯まで谷川の風が吹き抜けたような・・・』

▶ 曲レポ後記

玉露のまま使うのは無理があったかもしれない。でも実際の色を使って音色を表現するってかなり高度な技だ。あと、「耳触りが快く」は、原文では冷たいお茶だから「喉ごし」なんだけど、そこはValley繋がりってことで



Let’s 応用 ⑤

そして同時に、身体を包み込むこの恍惚感はどうだ!!
(トリュフの香りを嗅いだ時の表現)

出典:雁屋哲 原作/花咲アキラ 作画『美味しんぼ』5巻

『ああ、このハーモニー・・・体中に生気が湧き起こり活力がみなぎってくる』
『そして同時に、身体を包み込むこの恍惚感はどうだ・・・・!!』

▶ 曲レポ後記

「どうだ!」っていうのが、初めてB面に針を落とした時の驚きとしては当たっているかな。でも、これはそのまんま「Breakthru」のオープニングにぴったりだと後で気付いた。



という事で、いかがだっただろうか。最後に、究極の『美味しんぼ』的表現を紹介します。
これにピッタリ当てはまるクイーンの曲を募集してまーす!
↓↓↓

『人間の持つ全ての感覚に鮮烈な刺激を与えて、快感の交響曲が、脳内を、そして体内を駆け巡り、鳴り響くー!』




Fairy!! 勝手に募集するなーーーっ!!!!