K&K QUEEN FAN CLUB / K&K VIRGIN QUEEN


第五章   新宿歌舞伎町ルネッサンス

 クイーンのミュージカル「We Will Rock You」が日本にやってくる!と聞いた時に、 まさかコマ劇場で上演されることになるとは全く想像もしていなかった。というより、 「コマ劇場=演歌」という印象が強くて、「コマ劇場と洋楽」というのが結びつかなかったし、ましてやロック!しかもクイーン! ・・・正直言って、合わないんじゃないかと思った。もっと正直に言うと、ちょっとダサイ☆なんて感じてました。

 しかしその後、コマ劇場がリニューアルされる事やフレディ像が登場するという事を知って、 もしかしたらこのミュージカルを機にコマ劇場のイメージが変わるのかも知れないと思った。 でも、クイーンのミュージカルをなぜコマ劇場で?という疑問は持ったままだった。

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 2005年4月17日、フレディ像の除幕式があった。
私は都合が悪くて行けなかったので友達に写真撮影をお願いして送っていただいた。(写真左)
が!かなりブレている(笑)
余程興奮していたのだろう。^^; (MAさん感謝!)
私としては4人のデカい写真の方に感激したが、これならコマ劇場でも結構イイじゃん♪なんて安易に思って喜んだ。

 しかし除幕式は歌舞伎町の再生プロジェクト「歌舞伎町るねっさんす」のキックオフ・イベントも兼ねていた事を かなり後になって知った。

 プレミア公演の夜、NHKニュースを見た。
変わりゆく新宿歌舞伎町にスポットがあてられた特集で、非常に興味深い内容だった。
歌舞伎町の持つマイナスイメージをゼロにして新たな文化を発信させようとするプロジェクト側の話もよく理解できたけれど、 歌舞伎町地区のクリーン作戦で清掃作業をしている人たちのインタビューの中で、 綺麗なニューハーフの人が答えた言葉がとても強く印象に残った。
「混沌とした歌舞伎町も残しておきたいですね」と。なるほどと思った。 歌舞伎町で遊んだ経験もなくてよく知らないけど、そういう良さというのも確かにあるんだろうなとちょっと思った。

KOMA

 ミュージカル公演は8月24日まで。
その後のコマ劇場で予定されている公演を調べてみたら、 水玉模様のタオルを頭に巻いた北島三郎の写真があって、来年初頭までズラリと演歌歌手の公演が予定されていた。
ということは、ミュージカル公演終了後は、街灯の到るところに掲げてあるWe Will Rock Youのフラッグはすぐに全て 取り外されてしまうのだろうか? 「歌舞伎町がロックに染まる」という謳い文句は、どうなるのだろう?
もしかしたら劇場の入口にはまた提灯が飾られて、メニューも洋食から和食、折詰弁当などが並べられるのだろうか?

 なにはともあれ、クイーンファンとしては、「あのコマ劇場はクイーンのミュージカルが上演されて大成功を収めたところ!」 と、歌舞伎町を訪れる人たちに語り継がれるようになればいいな。

updated : Jun 2005

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