第八章
ロック誕生50年
2005年の年末にBS2で 「ロック誕生50年」という番組が
放送されたそうで・・・BSが見られない私は全く知らなかったけれど、これまた今年(2006)になって、友達からそれを録画したテープをいただきました。
(感謝感謝!)
しかし頂いておきながら、実はそんなに期待していなかった(友達よ、ごめん!)
「ロック誕生50年」という、これまでにもよくあるタイトルだっただけに、まったく期待しないで再生ボタンを押したのでした。
そ〜したら!これ、めちゃくちゃ面白いっ!
ナビゲーターの解説が控えめでいてとてもわかりやすい上に、映像がほとんどフルで流れる。
しかも、それらが初めて見る映像ばかりだった。
内容は3つに分かれていて、第1部は、55年の「ロック・アラウンド・ザ・クロック」で始まり、
プレスリー、ビートルズ、ストーンズ、ボブ・ディランなど。第2部がヤードバーズ、ツェッペリン、パープルらのハード・ロック・バンド。
そして第3部は、パンク・ロックの登場から現在まで、という実際は3日間に渡って放送されたそうで、でも私は録画で見たので
それらを一気に見てしまった。エラく時間かかったけど最後まで全く退屈しなかった。
「デーブ・クラーク5」の映像を初めて見て、"これが若い頃のデーブ・クラーク?"と、ちょっと探した。
それから、そのメンバーの一人の顔が俳優ヒュー・グラントに似てるなと思った。
ジミ・ヘンドリックスがギターを歯で弾いてるシーンを初めて見た。それを見る事ができて最初は感激したけど、
だんだん変な感じがしてきて自分の口を両手で塞いで、歯をグッと押さえずにいられなかった。
ザ・フーの「マイ・ジェネレイション」の映像ではキースのプレイには大笑いした。(なんとなくネプチューンの堀内に似てた、と言ったら怒られるかな?)
第2部になると、ほとんどが懐かしく、でもここでも映像だけはほとんど見ることのなかったものが多くて
しっかり見入ってしまった。たとえばマーク・ボランとか、あとボランとか、ボランとか・・(そこだけ5.6回見たらしい)
あ、クイーンもここで登場しましたが、いつでも見れる映像だっただけに伊藤さんとローリーのコメントに期待したものの、
あっさりとそれは裏切られてしまった(笑)。それと、ローリー!そのダイヤ柄タイツであのアクションは時代が違う。(と思ったのは私だけ?)
そして第3部に登場したバンドは、一気に現代までの範囲だったからか、もの凄い数でした。
しかしその中で、Sex Pistols、Duran Duran、Iron Maiden、Bon Jovi、 Foo Fighters....う〜ん(--;
一方、Clash、Talking Heads、Police、 U2、TOTO、AC/DC、Whitesnake、Metallica....うひょ♪(^^)v
という感じで、私の中では苦手なのと得意なのがハッキリ別れているのがよくわかった。
さて、ロック誕生50年、番組ではそれを石田画伯が「一本の大きな樹」を描いて表していたけど、今現在のロックは
その樹から朽ち果てた実が土に落ちて、そこから新たな樹の芽が出てくるかどうか....という状態を想像してしまった。
ということで、映像的にこれは永久保存版ですが、ただ一つだけ私的に不満なことが・・・
なんで、フリートウッド・マックが登場しなかったのだ〜!!・・・なじぇ?