第八章
続、魅惑の5.1chサラウンド
先月初め、某所でのDVD-Audio視聴会に参加した。
そして、通常のCD、DVDとは違うこと。DVD-Audioがなんたるものかを参加して初めて知った。
今現在、QueenのDVD-Audioは、「A Night At The Opera」と「The Game」の2本が発売されている。(どちらも海外物)
そしてこれを聴くには専用の機器がないと聴けないし、その中で各種フォーマットをチョイスする必要がある。
しかし、「どのフォーマットを使用すれば最適か?」など全くわからなかった。
フォーマットはおまかせにして、最初に「A Night At The Opera」のそれを聴いた。
“こんな音があったのぉ〜?!”という初めて耳にした音がいくつも聞こえてきた。
コーラスもパート別にはっきりくっきり前後左右から聞こえてくる。もちろん魅惑の5.1chサラウンドだ!
一番面白かったのは、「The Game」の、Another One Bites The DustとPlay The Gameで、
シンセサイザーの音がどちらも左回りに3周していった事☆(レスペの音じゃなかったです、すみません。)
そしてそして、最も素晴らしく感動したのは、Coming SoonがCDで聞いた感じとは全く別物の曲に聞こえてきた事だった。
DVD-Audioを視聴・体験してみて思ったのは、通常CDで聞く曲がパズルの完成品と例えるなら、
DVD-Audioは、そのパズルがバラバラになった状態で聞こえてくる感じ。
もしかしたら、DVD-Audioってのは分解好きの人には堪らないものではないかと思う。
だけど、4人のコーラスが合わさって初めて美しいと感じる人には、完成品(CDやレコード)の方が楽しめるだろう。
それにクイーン側としても完成品を楽しんで欲しいと思うだろうし。それだけに、
DVD-Audioは好き嫌いがハッキリしてくるかもしれない。だけど一度は聴いてみる価値は充分にあると思う。
「Coming Soon」←マジですか?ってくらいにCDで聴いていたのとは感じが違う!
私はこっちで聴く方が好きかも・・な〜んて言ったらロジャー怒るかな?
でも、それだけこの曲が凝って作られてる証拠なのかも。
☆★あぁ、魅惑の5.1chサラウンドで聴くDVD-Audioよ!★☆