K&K対談


いや~、助かったわ~。前回の「ワースト10」が対談のラストじゃなくて。前回ちょっと調子に乗りすぎたかなって気になっていたからさ。 ということで、最終回に相応しいテーマにしたわよ。



おっ、テレビでよくある感じの締め方だね。漢字一文字で答えるの?『華』『英』『ク』こんなところかな。



はぁ~?!っていうか『ク』って・・・カタカナだし。・・・いゃ、そうじゃなくて、このテーマって、聞く側は簡単だけど、答える側はすごく考えると思うんだよね。



すぐに答えられる人もいると思うよ。



まぁ、それはそうだろうけど・・・



それは聞き手にどれだけインパクトを与えられるか考えすぎるからじゃない?



そう言われたら、以前ラジオ番組の『ディスカバー・クイーン』で、ゲストに毎回この質問をしていたのね。全員で10人くらいだったけど、答えに関心を持てたのは一人だけだった。Fairyはそういうの興味ないでしょ?



うん全く。でもその番組は聴いた気がするな。それでSweetにとってクイーンとは?



うーん、今、一つだけ言うなら、「こだわり」かな。たとえば、K&Kのサイトには、一切広告を入れたくない!!という強いこだわりを持ってやっているし、相手が友達であってもクイーンファンじゃなければ、自分からは決してクイーンの話しはしない。というか意識的に避ける。Fairyは?



そうだね。相手がクイーンの話をすれば、もちろん乗るけど。洋楽の話題が出て、誰が好きかって聞かれた場合は、デヴィッド・ボウイって答えるようにしてる。その反応でその後のロック談義の方向性が決まる感じ。あと僕にとってのクイーンで言えば、「人生で一番一緒に過ごした時間が長い人達」かな。



あ、私はそういう場合、マックって答えることが多いよ。



チーズバーガー?なーんて言われたりする?



たまーにね。そのままボケて返すけど。(笑) それより、「人生で一番一緒に過ごした時間が長い人」って言われたら私もそうだわ。自分の両親や家族よりずっと長くなってしまった・・・。



そうなんだ。だからファンになったのは小学生だけど、中学生時代以降のどの時代の友人も僕がクイーン好きであることは知っているよ。愛情の深さまでは知らないと思うけど。社会人以降の知り合いは、カラオケでよく歌うよね、ぐらいだと思う。



時々、「ずっとクイーンを聴いていて飽きないの?」って訊かれる事があるけど、飽きるような聴き方はしていない。聴きたくなった時に聴いているだけなんだよね。ただ、忘れ去る事がないだけで。



飽きたわけではないけど、年に数回しか聴かない年もあるよ。クイーンていうかロック全般から離れてジャズやクラシック・モードに入ってしまう時ね。そんな時にふと思い出して聴く『ザ・ゲーム』や『ホット・スペース』が最高なわけよ。



もう一つ、この年齢になってみて、私にとってクイーンは「運命」だったんじゃないかって思う事が多くなった。クイーンと出会わせてくれた姉の命日がフレディの命日と同じだったり、UKラジオ局のロジャーに会える企画に当選した事も、そしてFairyと出会ってこんなに長くファンサイトをやっている事も含めて、振り返るといろんな偶然が重なっていて、まさに、“written in the stars”って思ってしまう。



単なる思い出以上に意味があるのは間違いないね。僕の始まりは、兄から譲ってもらったラジオをエアチェックしたカセットテープだったけど。まさかそれから今の今まで変わらず好きでいられるとは。



なんだか久しぶりにフレディのソロ・アルバム『Mr Bad Guy』を聴きたくなったよ。多分、これからもそんな風にして、聴きたくなった時にいつでも気持ちを満たしてくれる、そして楽しむことが出来るのが、私にとってのクイーンなんだなって思うよ。



クイーンの音楽に惚れてるってことだね。そんな作品を残してくれた彼らに感謝だよ。



という事で、最後に、これをご覧くださっている皆さんへ!
「あなたにとってクイーンとは?」



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