K&K対談



珍しくシリアスなテーマだね。今月は25周年の月だから、てっきりお祝い系かと・・・



ジャジャーン!今月は、今だから話せるあんな事こんな事を秘蔵写真と共にドドーン・・



そんな写真ないだろう!



ハイ、すみません!




それに、先月話したばかりじゃない、自伝的なものはつまらないって。




ハイハイ、わかっとりますって。そんなシリアスにはならないから、25周年の月に相応しい内容もちょっとだけあるから、安心して。ね!




『kayo's Queen Fan Club』と『My Fairy Queen』


そもそも『kayo's Queen Fan Club』を開設した一番の目的は、自分以外のクイーンファンは、クイーンの楽曲をどう思っているのか、今も聴いているのか、 そういうのがとても知りたかった。




僕の場合は、まずは仕事以外でホームページを作ってみたかった。ロック、クラシック、映画、テーマを何にするか考えたけど、クイーンに絞った方が一番自分らしさが出ると思った。 サイト名は『My Fairy Queen』。いま思えばもっといいネーミングにすれば良かったと思うけど、とにかくセカンド・アルバムが好きだったから。その雰囲気のサイトを作りたかった。




『My Fairy Queen』は良いネーミングだと思うけどな。逆に、“Queen Fan Club”の方がベタな名前だよ。だけどこの名前には昔から強い拘りがあった。今でも“私、クイーンのファンなんです”って聞くと、もぅそれだけで嬉しくなる。多分、それまでずっと、“クイーンファンに飢えていたクイーンファン”だったからかも。




僕は元々絵を書くのが好きだから、サイトも絵画のように自分の一つの創作物として世に出したかっただけ。だから続けることも、誰かとやり取りすることも全く考えていなかった。それでトップページも頻繁に変えていたわけだけど、そのことで皆さんからメールをいただくようになった。




そして今回のテーマの答えだけど、一緒にやろうと思った最大の理由は、『My Fairy Queen』のコンテンツって凄く斬新だったし、使ってる画像もセンス良いし、何よりページの構成が土台から違っていて、そういう知識も含めて、教えてもらいながらもっと勉強したいって思ったんだよね。




見た目には美しいクイーン満載だけど、内容は全くクイーンに関係ないことが多かったけどね。僕はクイーンで遊んでいただけだよ。メンバーも僕のサイトの登場人物でしかないし。それに比べて『Queen Fan Club』からはクイーンへの強い思いが感じられた。あとBBSがすごく盛り上がっていたので、人気があるんだなって感心してた。




随分昔になるけど、99年に英国のテートギャラリーを訪れた時、『My Fairy Queen』のトップに使われていた絵画が飾られてたんだよ。感激してすぐにその絵画のポスターを購入した。今も自分の部屋に貼ってあるよ。




その絵画って、『The Lady of Shalott』だね?




そう!私大好きなんだよねぇ。で、自分もそういうページを作ってみたいって思った。それに、ページ作成が一人でやるより2倍楽しくなるって思ったんだよ。実際その何倍も楽しくなった。




僕も楽しくなったし、本当に助かった。サイトを開設して数ヶ月で、ある程度は認知されたしもういいかな、と思うようになり、早々にサイトをたたもうとしたところだったからね。




クイーンファンのクイーンの楽しみ方


特に何も取り決めはしなかったけど、当初から掲示板管理は私の担当になったんだよね。そうするとさ、同じクイーンファンと言えど、本当にいろんなタイプのファンがいる事に気付かされたよ。 でも逆を言えば、それと同じ数だけ「クイーンの楽しみ方がある」って事なんだよね。




デビュー当時からのファン、レコードコレクター、ギタープレイヤー、いろいろな方が書き込んでくれて本当に感謝だね。皆さんの経験、そして時に自慢も、とにかくクイーンへの愛情が溢れていて。




うんうん。ホント感謝・感謝だよね。今もだけど、皆さんからのクイーンへの思いを聞くと、こっちまで嬉しくなってくるよ。




特に嬉しかったのは、十代・学生さんからのコメント。映画『ボヘミアン・ラプソディ』公開前だよ!あれから25年以上ってことは、皆さん今頃はアラフォーですね・・・感慨深いな。




そうだね。でも掲示板は時に荒らしにも遭う。今も強烈に覚えているけど、ある人からサイトに対して心無い事を言われた時、Fairyが「自分たちのコンテンツが分からなければ、それはそれで一向に構わない」って返した事があって、この時ほど、一緒にやってて良かったって思ったし、自分たちのクイーンの楽しみ方にもっと自信をもっていいんだって思えた瞬間でもあった。




全く覚えていないな。心無いこと言われるほど、中身のあるコンテンツ書いてないしなぁ。それに、分からなければっていうか、実際分かりにくいことも多いだろうし。サイト運営に関して言えば、常に負担にならない付き合い方をしてるから平気だよ。




覚えていないのか・・・そういうところ、Fairyって強いよね。ところで、クイーンファンの「クイーンの楽しみ方」って25年前と現在ではネットの歴史と共にかなり変化していったと思うけど、私たちのコンテンツは構成は変わっても根本的なものは変わってないよね。




昔ほど凝ったものは作れないけど、ほとんど変わってないね。今のサイトは、ササッと動画や画像であげて、スーッと流し見て、ポチッと押す感じだろ?それに比べれば、我々は如何にも昭和的だ。




昭和的って言われるのは、私は嫌いじゃないよ。相手がクイーンだと、どうしても凝りたくなってしまう性分だし。




Freddie Mercury: A World of His Own at Sotheby's


とうとうフレディの遺品がオークションに出品されたね。あれだけの遺品を保管・維持していく大変さって計り知れないものがあると思うし、仕方ない事でもあるのかなとも思うけど、Fairyはどう思う?




僕自身は残された音楽以外にそこまで執着していないけど、記念館にでもしてくれたらいいのにとは思うよ。ほとんどの物は二度とファンの目に触れることが無くなるだろうからね。




なんかさ、自分の物じゃなくて、自分の大切な人の物を手放すのって、物凄く勇気がいる事だと思うんだよね。ある意味、ビジネスライクに徹しないと。




持ち主はコロナ禍で収入が減ったのかもね。いずれにせよ、物より大切な人と過ごした時間(思い出)の方が大事だってことだろうね。




それとは全然次元が違う話しだけど、K&Kのサイトも、いつか閉じる日が来たとしても、一緒に始めたように、一緒に閉じる事が出来たら、後悔はないよ。




僕も全く後悔ないし、考えたこともないな。作りかけのコンテンツをどうまとめるかしか考えてないよ。




あ~!! そのコンテンツさ~、もぅ月末なんだから、“根性”でまとめてきてよ!




出た・・・昭和!



では、また次回。

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