金メダリスト
ROLLING STONES
　「フリースタイル」は、本命視されていたDEEP PURPLEが、 自信の“Smoke On The Water”で挑むも、‘いいかげんに聴き飽きた’という意見が多数を占め5位入賞にとどまりました。 この結果に腹を立てたリッチー・ブラックモアは、先程バンドを脱退したという情報が届いております。 LED ZEPPELINは演奏開始からジミー・ペイジがモタつき気味。ちょっと身体が搾りきれなかったか、動きにキレがなく結果は4位。 AC/DCは半ズボン姿のアンガス・ヤングが老若男女の観衆から喝采を浴び、大健闘の銅メダル獲得。 またアメリカから唯一気を吐くAEROSMITHは、若い層の声援を受け銀メダルに輝きました。 そして毎大会異なる曲でこの種目のメダルを勝ち取ってきたROLLING STONESは、最終兵器“Satisfaction”で狙いどおりの金メダルを奪取しました。 なお、唯一ベースのリフ主体で挑んだQUEENですが、ジョン・ディーコンはニコニコと演奏していたものの、欧州審査員の反応は意外に冷たかったようで6位に終わっています。

金メダリスト
PINK FLOYD
　「ジャンプ」は20分以上の演奏でK点超えとなるため、今大会も表彰台に立ったのは全てプログレシッブ・バンドとなりました。 結果はELPがキース・エマーソンのナイフ・ショーではブーイングが飛ぶものの銅メダル獲得。 YESは歴代のバンド在籍メンバーが代わる代わる演奏を続けるという掟破りの体力温存作戦で銀メダルを奪取。 そしてPINK FLOYDが退屈な演奏を永遠と聴かせるものの、ライティングショーで観客を魅了し金メダルを獲得。 またジョン・ボーナムのドラムに全てを託したLED ZEPPELINは、この種目も入賞どまり。 アドリブが効かないQUEENが、K点に届かずも素晴らしい演奏で12位に食い込んだのは大健闘と言えるでしょう。 なおKING CRIMSONは、PINK FLOYDに次ぐ長時間演奏となりましたが、‘2曲演奏したのではないか’という他バンドからの抗議が受けいられ失格となりました。 全体的にこの競技は、あまりにも長過ぎる演奏のためか、気持ちよく爆睡している観客の姿が目に付きました。

金メダリスト
DEEP PURPLE
　「ジャンプ」のステージとは一変して、スピード感に溢れたこの競技には観客も大興奮していました。 若手勢が有利とされる中、DEEP PURPLEが曲の名に恥じない演奏を聴かせ、この種目同一曲で5大会連続となる金メダル獲得。 「フリースタイル」で脱退したはずのリッチー・ブラックモアが、何事も無かったかの様に参加してたのには審査員も驚きの顔を隠せませんでした。 LED ZEPPELINはスピードに加え迫力の演奏で、念願の銀メダル獲得。QUEENは自信の曲で参加するも、気負ったのかメンバー間の息が合わず、またもや入賞どまり。 代わりにいい加減なヴォーカルながらバックのスピード感が際立っていたVAN HALENが、堂々の銅メダル獲得。 SCORPIONSは、当初ドイツ審査員の採点に疑惑が生じるも、日本人審査員の採点も同様に高かった為、そのまま6位入賞が認定。 RAINBOWはリッチー・ブラックモアがダブル参加のため、ギターソロ部分が異例の審査対象外となり17位に終わっています。