『GREATEST HITST&U』に収録されているシングル盤特集
K&Kの "おそるべし この売り文句!"

「ブリティッシュ・ロック界最高の新人、ニュー・ヘヴィ・ロック・グループ"クイーン"登場!」

これはクイーンのデビュー・シングル「炎のロックン・ロール」が発売された時の宣伝文句です。 ごく普通であり、ある意味クイーンでなくても使える表現かもしれません。 しかし、その後のクイーンの活躍に比例するかのように、このキャッチ・コピーもどんどんエスカレートしていきました。

『グレイテスト・ヒッツ』(日本盤)収録曲より

“まったく新しいクイーンの誕生。作詞・作曲 ジョン・ディーコン”

SIDE A−2 地獄へ道づれ

Sweet:

これって“まったく新しいクイーン !”よりも“ジョンの作品だぞー!!”って言った方が インパクトあるし、 ジョンの作品が少ないだけに、確かに客寄せにはなると想う。 それから、この時のショットって、ファンの間で一番不評だったと聞いて妙に納得したんだけど・・・ ねぇ、この時のフレディの髭、普段の10倍は濃く見えない ?

Fairy:

“作詞・作曲”って言われると、どうしても宇崎竜童や小林亜星を思い出しちゃうなぁ。単に“ジョン・ディーコン作”でも。

“クイーンの衝撃波にきみはどこまで耐え得ることが出来るか!”

SIDE A−3 キラー・クイーン

Sweet:

これは、「シアー・ハート・アタック」のアルバムの方につけるキャッチ・コピーみたい。 これを考えた人って本当にこの曲を聴いてから付けたのかなぁ?このメンバーの写真だけ見て付けたとか・・・。 それにしても、“衝撃波”ってより、もう少し お洒落なセリフの方が似合うと思うなぁ。

Fairy:

“衝撃波”って感じじゃないね。ハードかつスピードのある曲に使われそうな表現だよ。確かに彼女はレーザービームを使うけどさ。

“ヴィヴィッドな魅力あふれるポップ・ナンバーの傑作”

SIDE A−6 ドント・ストップ・ミー・ナウ

Sweet:

ヴィヴィッド?・・・ヴィヴィッド、う〜ん、よく意味がわかんないけど、“スピード感あふれる”って方が私には分かり易いな。 それと“傑作”って言葉は、この曲には平凡すぎる感じ・・・。この写真のフレディの足元は確かに“傑作”だけどさぁ〜。ここまでくると、当時のファンも違和感を全然感じなくなってたりしてたもんねぇ〜。

Fairy:

“ヴィヴィッド”は「ハッキリした」とか「イキイキした」とかっていう意味みたい。 「パッとサイデリア」ってことかね。それこそ小林亜星か。

“傷心をせつせつと歌いあげて、あまりにも哀しく、あまりにも美しい・・・・・・”

SIDE A−7 セイヴ・ミー

Sweet:

このキャッチ・コピーは、憶えてる、憶えてる ! すごく懐かしい〜 !! クイーンのシングル盤って、私は滅多に買わなかったけど、次のアルバム(HOT SPACE)が出るのが待ちきれなくって、これは買っちゃった。 しかし“あまりにも哀しい”ってセリフ、別な意味でブライアンのこの写真での衣装も“あまりにも悲しい〜 !!”

Fairy:

曲の冒頭や詞を考えればピッタリなコピーだけど、サビは意外と激しいよ。

“倒錯の甘いノスタルジーさえ香る'80'sロックン・ロール”

SIDE B−1 愛という名の欲望

Sweet:

こういうのって、歌詞の意味なんて全然関係無いって感じがする。それに、80'sのロックって言うより、 ロカビリー風だし、どっちかと言うと60'sロックの香いがするんだけどなぁ〜。写真のメンバーの衣装見たってそうじゃない ? “80'sロックン・ロール”ってセリフは「Rcck it」の方が似合うと想うな。

Fairy:

“倒錯の”なんて付けるからややこしくなるんだよ。まあ“盗作”じゃなくて良かったけど。

“それは現在ロック世代への警醒と新たなる世界への啓示!”

SIDE B−2 愛にすべてを

Sweet:

このシングル盤と「ボヘミアン・ラプソディ」のシングル盤って、似てるよね? 同じカラーってのもあるけど、 タイトルの文字フォントが一緒で、その手の文字って、当時TVで「赤いシリーズ」が流行してたのが少しは関係してるんじゃないかって気がするんだけどね。 どっちにしても、ホヘラプで余った写真を使っといて“新たなる世界への啓示”ってのもなんだかなぁ〜。

Fairy:

これもやたら難しい言葉を使っちゃって。“警醒”なんて使わないよなぁ。それに“世界への啓示”なんて大袈裟なもんでもないでしょ。

“今やクイーンはスーパー・シンボルとなった!!”

SIDE B−3 誘惑のロックン・ロール

Sweet:

なんか乏しいキャッチ・コピーね。 それにしても当時は、この“誘惑のロックン・ロール”ってタイトルがピッタリはまってたと言うか、 当時ラジオで“誘惑のロックン・ロール、クイーン!”なんて紹介されると♪カッコいい〜とか感じてたのに、 今現在では“Now I'm Here”って呼び方しないと、誘惑ってどの曲だったっけ?なんてボケちゃう。いつ頃からそんな風に変っていったんだろう?なんか不思議な感じがする。

Fairy:

象徴にスーパーもウルトラもないんじゃない。このコピーはむしろ「ボディ・ランゲージ」でしょう!?

“超スペース感覚あふれる夢と浪漫の空間”

SIDE B−7 フラッシュ・ゴードンのテーマ

Sweet:

そうかぁ〜、アルバムも黄色なら、シングルも黄色だったのかぁ〜、知らなかったぁ!! あっ、いや、とっても探しやすいよね ? “まっきっき”のアルバムってそうないよね ?・・・うん。 えっ? Fairy ナニ ? さっきから顔がひきつってるって? そんな事ないよ。でも とにかく、サントラ盤だけにイヤでも映画を彷彿とさせるところが“超スペース感覚”あふれてるよね。(汗)

Fairy:

まあ適当といえば適当なコピーだと思うけど、まるで3Dのゲームみたいだね。

『グレイテスト・ヒッツ Vol.2』(日本盤)収録曲より

“あまりにファンタスティックな劇的世界(ドラマティック・ワールド)!!!”

M3 RADIO(ラジオ) GA GA

Sweet:

出た ! 感嘆符が 3本 !!!しかも、キャッチ・コピーには欠かせないカタカナが二つも入ってる!!
でもこれって、アルバム未収録曲「I Go Crazy」がB面に入ってるって事で、キャッチ・コピーにそんなに力入れなくても売れたんじゃないの ?

Fairy:

「劇空間プロ野球」もこのコピーを知っていたら名前を改めていたよ。「幻想劇空間プロ野球ワールド」ってね。

“大ヒット・アルバム『ザ・ワークス』から期待度200%のセカンド・シングル!!”

M5 ブレイク・フリー(自由への旅立ち)

Sweet:

これさぁ、“期待度200%のセカンド・シングル!!なぜなら作詞・作曲はまた、あのジョン・ディーコン” で感嘆符4個つけた方がイケそう。 それにしても、アルバムが大ヒットしてて“期待度200%”のシングル ? もしかしたら、 アルバムが駄目ならシングルだけでも・・・ってのが狙いだったりして。

Fairy:

アルバム発売後のシングル・カットに、期待度が200%って何だろう。“これは売れるでしょう”っていう期待かな?

ってわけで、クイーンの曲を語る上でのポイントは、
◇ 画数の多い漢字二文字の言葉、もしくはカタカナ形容詞を多用する。
◇ 何でもあふれさせる。もしくは“あまりにも”といった満ち足りた表現を使用する。
◇ ロックンロール、ハード・ロック、ポップ等の言葉はあまりこだわらずに使用する。
◇ 世界・空間といった広さをアピールする。

仮に、もし今ニュー・シングルが発売されたら、こんな風になるに違いない・・・・・・、
“エキゾチック感覚あふれるニュー・シングルは、超ポップ空間そしてあまりにも見事なクイーン・ワールドへと君を誘う。 これは興奮度300度で、全世界を驚嘆と驚愕の嵐に巻き込む、衝撃のスーパー90'sロックン・ロールだ!!!”   いったい、どんな曲なんでしょう?

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