子カバの発想とカバ知恵

←写真左が長女、右が二女。
二女の服は、ほとんど長女のおさがりだった。ちなみに、3つ違いで、おさがり服は3年寝かす。
しかし現在は、3年以上寝かしても二女にはデカすぎる。




どんなに理解不可能であろうとも、 我が子がクレヨンを手にして描いた絵はピカソにも勝る。
しかし幼稚園に入ると、我が子がそんなピカソ集団の一人である事に気がつく。それが親バカ。

長女も二女も、とにかくよく絵を描きまくっていた。
100円ショップで落書き帳をまとめ買いしても、丸の円を描いただけで、次のページに描く。
何故か、空いてるとこに描くのを嫌がる。
これじゃいくら100円でも勿体ないと思い、広告チラシの裏が白いものを形を揃えて切ってホッチキスで止めて渡す。 が、追いつかないほど描きまくる。すると今度は、テーブルや柱、襖、いたるところに描きまくっていた。
これは幼稚園時代がピークだったけど、小学生になっても、二女だけはテーブルや棚に描きまくる。それも絵以外に、 文章や詩を書いていたりする。

ワタシ、今ひとりなの。
へやにだれもいない。
とってもサビシイ。ひとりって・・・
と、極太マジックで棚に書いてやがった。

長女と二女は、3つ違いだけど随分と差がある。性格の違いもあるけれど、長女は何事にもおっとりしている。 二女は、とにかく要領が良すぎる。
まだ二人とも小さかった頃の事、長女は、おやつの菓子やアイスをゆっくり食べるのだが、二女は与えられたおやつの大小を瞬時にして見分ける。 どっちも同じサイズ、同じ量を分けているのに、早く食ってしまってから“ワタシの方が少なかった”と、イチャもんつけては長女の分を横取りする二女。
そんな二女の2歳の誕生日、
大きなケーキを買って、箱から取り出しテーブルに置いた。それを見た長女が、“うわ〜、おいしそう”と言っただけなのに、 その瞬間、間髪入れず、“だめ !”と言い返した二女。(2歳のオマエが全部食えるのかぁ!)

子カバ達の発想は、時にハッとさせられる事があるが、長女はそれを学校の工作や絵画で発揮している様で、 親の知らない間に市立図書館や市役所に展示されていたりする。“賞を貰った時くらい親に知らせなさいよ”と言っても、 いつも“忘れてた”と言う返事。長女は秘密主義者で呑気である。

二女の発想は、突飛な上にオトナ心をくすぐる。遠足や楽しみな行事の前日になると、お天気が心配でテルテル坊主を作るのですが、 二女の場合、一際大きな「テルテル坊主の神様」「太陽の神様坊主」を創り、「風予防坊主」「雨予防坊主」「夕立予防坊主」「雷予防坊主」と、 ありとあらゆる想定のもと、坊主を作る。それと「自然」に対してとても敏感で、その表現力は、オトナ顔負けだし、 忘れかけた何かを思い起こさせてくれる様な妙な感動もしてしまいます。 二女は楽観主義者でかなり短気です。


うちで、一番の金持ちは長女です。
祖父母から貰った小遣いは必ず貯金して、毎月の小遣いも袋に小分けして貯めているからです。
その反面、私と二女は浪費家です。貰ったら貰った分、手元にあればある分、全部使い果たす。
給料日、お小遣い日前になると私と二女は毎回長女に借金頼みをしてしまいます。

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