子が新学年になると、親にとって一番嫌なものが役員選出である。
それは学校によって委員もいろいろあるが、一般的に“大変”だと言われているのは「広報委員」ではないだろうか。
まぁ、それはさておき、今年私は長女の方で役員にさせられてしまった。実はこの時の選出に無断欠席したのだが、
当然誰も立候補がなく、アミダくじで私が当たってしまったのだった。そしてそれは強烈な事情が無い限り、
断れないのが暗黙の掟になっている。そう、やるしかないのだ。
という事で、先日二女の方で役員選出があった。既に中学とは言え、役員を引き受けている私は、ある意味第3者的な気分で参加した。
クラスに入ると、やはり出席率は悪かった。38名中、13名しかいなかった。しかもその顔ぶれは、以前役員で一緒だった人ばかりだった。
役員選出の第一条件は「一人のお子さんに付き、一回はやってもらう」と言う事で、未経験者は手を挙げる事になっているのだが、
案の定、参加者の13名が経験者だった。未経験者が参加する時は腹をくくってくる時でしかないのである。
さて、困ったちゃん顔の先生が発した言葉は「連続でやっていただけたら有り難いのですが・・」だった。
私は、これまで二女の方で先生のそのセリフを2回聞いた事があり、そして連続で引き受けた経験を持つ。
しかしその先生の言葉に何人かのお母さん方が反発した、「欠席者の委任状を調べてください、未経験者がいらっしゃるはずです」と。
すると先生は渋々委任状を調べ始めたが、その委任状も未提出者が18名もいた。しかしその名前まで調べようとはしない。
先生はあくまでも、私ら13名から選出する気でいる・・これは個人的な考えから言うと、
欠席者からクジで選出してしまうと、先生自身がその人に電話を入れて確認をとらなければいけないし、
ましてや、その人の事情によって、もし断られた場合は、また選出会を開く事になるので絶対避けたいと言うのが
先生のホンネであろうと思っている。
相変らずガンとして先生は困ったちゃん顔を続けている。
私ら親13名は俯いて、教室の時計の音だけが響き渡る。その雰囲気は、まるでお通夜そのもの!
沈黙が続き、20分程過ぎた。
すると、シビレをきらしたお母さん一人が、「私、一度やってますけど、やります」と。一筋の光がその、
シビレをきらしたお母さんを照らす。拍手が起こる。
こうなると後は芋づる式に決まるのである、なぜならその立候補した方の御友達と言うのが強引に引っ張られるからである。
「お願い一緒にやってぇ〜」と御友達さんに言われたら今後のことも考えて、やらざるを得ないでしょう
・・・はっはっはっ、本日これにて、一件落着ぅ〜