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クイーンについての考察…ゲーム編
日時: 2008/11/01 00:01
名前: じろー

1980年、クイーンは3枚のアルバムを発表する!!…と言われた!!
「フラッシュ・ゴードン」「グレイティスト・ヒッツ」そして「ザ・ゲーム」だ!!
実際には「グレイティスト・ヒッツ」がずれ込んだため実現はしなかったが、立て続けにリリースされるアルバム…夢のような時代でしたね!!(笑)
「フラッシュ・ゴードン」と「グレイティスト・ヒッツ」は次回に回して、今回は「ザ・ゲーム」を考察してみます…!!


80年代に入り、クイーンにも多くの変化が訪れていました…そのひとつが先行シングルです!!
前作の「ジャズ」がコンセプト・アルバムだったかどうかは別にして、クイーンはアルバム単位で作品(曲)を作ってきました!!
当時のインタビューでも「アルバムを作り、そこからシングルを出す!!シングルヒットを作ろうとしたことはないよ…」という発言がありました!!
ま、そうでなければ「ボヘミアン・ラプソディ」のシングルカットはあり得なかったでしょうけど…!?(笑)


何を意図したのかは謀りかねるけれど、先行発売された「クレイジー・リトル・シング・コールド・ラヴ」は今までのクイーンのイメージを一新するものでした…

ロカビリー調のロックンロール…なんらかの目的があって変えたという感じ…自然にこうなったという変化ではないくらい大きな変化でした!!

革ジャンにサングラス…フレディは少し前からしてたからあまり驚かなかったけど、ブライアン…似合わねー!!(爆)
P.V.で観たテレ・キャスターも似合わない!!
でも、あのリードギターはこの音色でなければダメだったんでしょうね!?(苦笑)

ジョン・レノンがこの曲にインスパイアされて、アルバムを作る気になった…という話しを聞きましたが、僕はそこまでインスパイアされませんでした!!(笑)


そしてプロデュースにMacを迎えたこと…
リリース当時はあまり意識しなかったけれど、Macはプロデューサーとしてよりもエンジニアとして手腕を発揮したように思います!!

前に「ジャズ」のアルバムを通してのサウンド・イメージを「砂混じり…」と表現しましたが…地域で言うと中近東です!!(笑)
この「ザ・ゲーム」はクリアな透明感を持ちつつも、アメリカンな温かさを感じさせ、地域で言うと北米!?(爆)
このイメージはMacによるものだと感じています…
70年代に比べると、音質は格段に向上しましたね…


その音質にも関係してくるのですが、なんといってもシンセサイザーの導入です…

確かに一曲目の頭からシンセで始まり、ドカ〜ン!!ギュイ〜ン!!ではあるわけだけど…
どちらかというとSE(サウンド・エフェクト‐効果音)的な使い方で、楽器として…とは若干違うような使われ方です!!


リリース当時の雑誌の記事に「今度のアルバムはオペラ座のような作品になる…」というのがあったのですが、「ジャズ」のときのサージェント・ペパーズ…のこともあったので、あまり気にしてはいませんでした!!(笑)

それでは各曲を検証してみましょう…
「プレイ・ザ・ゲーム」は久々にクイーンらしいハーモニーのコーラスで、「ボヘミアン・ラプソディ」を彷彿させる…なんて言われたけど、それはちょっと違うだろう!?という感じ…
フレディのファルセット(裏声)が絶妙で、ライヴを聴いたときはがっかりしました!!(笑)

「ドラゴン・アタック」はブライアンらしいギターが堪能できるが、このイモくさいリフ(笑)はあまり好きではなかったですね!!
逆にライヴを聴いたとき、ジョンのベースを含めてカッコいいと思いました!!

「アナザー・ワン・バイツ・ザ・ダスト」
リフで引っ張り、ブレイクが入る構成は「ドラゴン・アタック」と同じだけれど、ブライアンのギターがチャキチャキしてて…
「ファン・イット」のときのギターよりもハギレがいい感じがしました!!
(ただ「ファン・イット」のときはロジャーだったのか!?の疑問はあるけど…)

「ニード・ユー・ラヴィング・トゥナイト」…なんてハギレのいいアコギなんだ!!「ミス・ファイヤー」を連想したと思ったらジョンの曲だ!!…あれ!?さっきのもジョン!?
タイプの違うジョンの曲が続いてるんだ…

そして「クレイジー・リトル・シング・コールド・ラヴ」
このベースラインは、当時やっていたフォークのバンドのオリジナル曲に取り入れさせてもらいました!!(笑)

B面に入って「ロック・イット」
SE的ではあるが、シンセの音が効果的だ!!
いかにもライヴ向きだと思ったけれど、生で聴くことはできませんでした…

「ドント・トライ・スーサイド」…「自殺志願」なんて邦題がついているから「!?」と思っていると、「自殺なんてするなよ!!」と歌っている…
大学生になったものの、まだこれといった目標がなかった頃…本気で死のうと思ったことはなかったけれど、心の内で「自殺なんてするなよ!!」と呟いたことは何度かありましたね…

アコギの音がいい感じで、マーチン(メーカー)のD‐35を使っていたのかなぁ!?
マーチンは77年頃までのライヴでも使用されていたアコースティックギターの代名詞ともいえるギターだ!!
79年頃からはオベイション(メーカー)の12弦が使用されており、現在で言う“エレアコ”に近い音になっている!!
エレアコとはアコギにマイクを内蔵させたもので、音量を必要とするライヴにはありがたいが、どうしてもエレキっぽい音になってしまう…
(「アイ・ウォント・イット・オール」のイントロ…あ、アルバム・バージョンのね!!)
僕自身は純粋なアコギの音が好きで、スマイル時代の「ポーラ・ベア」のギターが特に好きですね!!

「セイル・アウェイ・スゥイート・シスター」はいかにもブライアンの曲だ!!
「オール・デッド」のときにも感じたけれど、ベースラインがどことなくビートルズを感じさせる…
そして「キラー・クイーン」でも登場したトリプル・ハーモナイズ・ギターだ!!
三つ目のギターが加わるところは何度聴いても気持ちいい…

「カミング・スーン」…ロジャーの曲というと骨太のロック!!というイメージがあったけれど、なんてハギレのいいバッキング!!ジョンの曲じゃないの!?と思えるくらい…(笑)
でも結局この曲が「コーリング・オール・ガールズ」→「レディオ・ガガ」へとつながっていくんでしょうね…!?

ラストを飾るのは「セイヴ・ミー」
個人的には歌詞の内容が、当時大好きだった女の子を思い出させ…涙無しには聴けない曲なのですが…(笑)

ブライアンによるピアノがベースの曲なのですが、ピアノとアコギのバランスがとても素晴らしい!!
そこにシンセのストリングス(弦楽器)とギターオーケストレイションが加わる…
ここにきてようやく、シンセサイザーを導入した意味を感じることができました!!

「何故、シンセサイザーを導入したのか!?」の質問に対して「音が良くなったから…」という回答がありました!!
70年代のシンセサイザーはいかにも機械的で、クイーンの望む音楽的な部分に合わなかったのでしょう…
そういう意味で、シンセを使用するときにSE的な使い方になったのではないでしょうか!?

「ブライアンのギターオーケストレイションがあるからシンセサイザーはいらない!!」と本人たちが言ったかどうかは知りませんが(笑)、この曲ではシンセサイザーが楽器としてギターオーケストレイションと共存しています!!

デジタルシンセの登場は音楽シーンに大きな影響を与えました!!
シンセサイザーを使用することで空気感が失われ、ブリティッシュとアメリカンの違いが判らなくなってしまいました!!

例えば…ヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」!!あのシンセのイントロ…
イギリスのバンドもアメリカのバンドも同じような音になってしまったように思うのです…

更に、デジタルシンセの価格が下がることにより、アマチュアでもプロと同じ音が出せるようになったのです!!

70年代のアマチュアバンドは必死でした!!(苦笑)
何度も何度も聞き込んで、コピーして、真似て…
なかなかプロと同じ音は出せません!!ましてやクイーンなんて、レッド・スペシャルは手に入らなかったのだから…
レッド・スペシャルという名前すらなかった頃、グレコ(メーカー)がBM-900というコピーモデルを出しましたが、レスペの形を真似ただけのもので、同じ音は出ませんでした…

プロと同じ音が出せる…アマチュアバンドのサウンドの鍵は、ギタリストではなくキーボードプレイヤーが握るようになったのです!!

前回のライヴパフォーマンス編でも触れましたが、初期のクイーンサウンドを再現するのは非常に難しい!!
そこには、シンセサイザーで代用出来ない…という問題があったのかもしれません…

とにかく、クイーンはついにシンセサイザーを取り入れた!!これがどういう方向に向かったか…!?ということになると思います!!


しかし、それ以前にこのアルバムは全米で大ヒットします!!
「クレイジー・リトル・シング・コールド・ラヴ」「アナザー・ワン・バイツ・ザ・ダスト」はNo.1ヒットとなり、「世界に捧ぐ」で意識した全米制覇を果たします!!
あらためてこのアルバムのカラーというものを考えてみると、確かにアメリカ向きだ!!
ここには「華麗なるレース」に溢れていたブリティッシュ・オンリーの空気感が無い…

80年代という時代がそうさせたのか、クイーン自身が変わろうとしたのか…
このアルバムを聴く限り、セカンドで見せたクイーンとは別のバンドと言えるくらいに…
デビュー当時、レッド・ツェッペリンやイエスと比較され、ブリティッシュロックの灰の中から蘇った不死鳥とまで謳われたクイーンは、そのイメージとは違う形でクイーンというジャンルを確立してしまったのではないだろうか…!?


もともと、この考察シリーズの発端は「ホット・スペースばかりが問題作だと言われるが、オペラ座だって問題作だせ!?」だったのですが、ザ・ゲームも侮れない問題作かもしれません!!(笑)

せっかくここまできたので、次回(まだ続くのか!?)は「グレイティスト・ヒッツ」と「フラッシュ・ゴードン」…そして「ホット・スペース」へと続けてみたいと思います!!

今日はこのへんで…
メンテ

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Re: クイーンについての考察…ゲーム編 ( No.2 )
日時: 2008/11/01 00:02
名前: K&K(Sweet)

「ザ・ゲーム」のアルバムは、28年前のちょうど今ごろ買って聴いてました。
タイミングぴったりですね じろーさん!(もしかして狙ってた?!)


> 80年代に入り、クイーンにも多くの変化が訪れていました…そのひとつが先行シングルです!!
> クイーンはアルバム単位で作品(曲)を作ってきました!!

私もクイーンはアルバム単位で聴くから楽しいと思っていて、
それまでクイーンのシングル盤(日本盤)は、B面も含めてアルバムで聴ける曲だったし、
お金も無かったので購入してませんでした。

しかし、「ジャズ」以降、来日コンサートがあって、ライヴ盤も出されたものの、
新作アルバムが待ちきれなくて「セーブ・ミー」のシングル盤を購入しました。
またその後、B面が初めてアルバム未収録曲(ヒューマン・ボディ)ってことで、
「プレイ・ザ・ゲーム」のシングル盤も買いました。
でも、それらより以前に発売されたシングル「愛という名の欲望」には何故か手を出してません。
多分、ギターの音色がレスペじゃないってのが一番の理由だったかも。


> 革ジャンにサングラス…フレディは少し前からしてたからあまり驚かなかったけど、ブライアン…似合わねー!!(爆)

ブライアンは革ジャン着ても優等生が滲み出てしまうから、
一人だけサングラスかけてるのかなと思いました。^^
あと、あのスタイルが一番似合ってるのはジョンだなと今も思います。

で、このレコード・ジャケットに関して、喜楽院さんのレスにもチラっと書きましたが
違和感を感じたのは、このジャケットの紙質なんです。

それまでクイーンのレコード・ジャケットで、見開きタイプではないものでも、
ある程度、質感に硬さがあったのに、「ザ・ゲーム」のジャケットは、質感が薄いっ!
私だけかもしれませんが、
「ザ・ゲーム」だけ、中のレコード盤の丸い形の跡がジャケに写ってしまってます。
それは私の保存の仕方が悪いからと言われたらそれまでだけど、
ジャケのカラーが銀色ってのも関係してるんじゃないかと思えて仕方ありません。
・・・まぁ、今のCD時代には全然関係ない話ですが(--;


> そしてプロデュースにMacを迎えたこと…

音の感触といいますか、ラインハルト・マックによる影響力は大きかったようですね。
でも、あの頑固なクイーンが(^^;共同プロデューサーですから、
きっといろいろ口出ししてきてマックも大変だったかもしれませんね。


> それでは各曲を検証してみましょう…
> 「プレイ・ザ・ゲーム」
レコードで聴くには好きな曲です。
でもライヴでは、スタジオでのあの綺麗な高音と歌い方がガラリと変わって、
キーを下げるのは良いとしても、
「インサ〜〜イド♪」の部分とか、まるで吐きつけるような歌い方がとても苦手です。

> 「ドラゴン・アタック」
サングラスと革ジャンは似合わないけど、こんなカッコイイ曲を書くブライアンは流石!
それに、北島三郎の「与作」に使われている効果音みたいな楽器と
同じ音が入ってる部分がすごいお気に入りです


> 「アナザー・ワン・バイツ・ザ・ダスト」
正直言って・・・好んで聴く曲ではないです。
そしてファンとしては、売れたならそれでオッケー!です。(ごめんなさいっ!)


> 「ニード・ユー・ラヴィング・トゥナイト」
最初に聴いたとき、多分これ書いたのはジョンだろうなと思った曲。
なんとなく、前作「ジャズ」の「うちひしがれて」と似てる感じがして、
時々間違えたりするのは私だけ?!・・ですよね。^^;


> そして「クレイジー・リトル・シング・コールド・ラヴ」
> このベースラインは、当時やっていたフォークのバンドのオリジナル曲に取り入れさせてもらいました!!(笑)

じゃ、このフレディが弾いてるギターは?^^;
これはライヴで聴く方が好きなんですが、フレディのあのギターの弾き方は、
かなり独特だと思います。真似できないです。
つーか、それ以前に、コードを早くマスターしなきゃいけないんですけどね(笑)


> B面に入って「ロック・イット」
最初、フレディが歌って、ちょこっとロジャーとシンクロして、
そしてロジャーがロジャ節でガンガン歌う。カッコイイ!以外言葉が見つかりませんが
ここでのシンセの使われ方は特に自然な感じがします。


> 「ドント・トライ・スーサイド」
この曲、レコードではいつも飛ばしてました。(すみませんっっ!)


> 「セイル・アウェイ・スゥイート・シスター」はいかにもブライアンの曲だ!!
何年経って聴いても感傷的になってしまう曲です。
途中、キーが一番高い部分をフレディが歌っていますが、気を付けて聴いていないと
それに気が付かなかったりします。


> 「カミング・スーン」
これも、飛ばす回数多かったかも(爆)でも、数年前に「ザ・ゲーム」のDVDオーディオを
5.1chサラウンドで視聴できる機会があって、それで聴いたときは
このアルバムの中で一番良かったです。というか全然違う曲に聞こえたからだけど(おぃ!)


> ラストを飾るのは「セイヴ・ミー」
名曲ですよね〜。

しかし、当時はB面で2曲も飛ばしてたからか(^^;短いなぁって印象があります。(じゃ、飛ばすな!)
でもそれでも「ザ・ゲーム」は、A面5曲、B面5曲で収録曲はトータル10曲しかないんですよね。
それまで収録曲がトータル10曲ってのは「華麗なるレース」と「戦慄の王女」がそうなんですが、
時間にすると「ザ・ゲーム」はそれまでで一番短いんじゃないでしょか?
(ちゃんと調べてないので不確かですが)
そういう部分においても、このアルバムはとてもシンプルな印象があります。


> 「何故、シンセサイザーを導入したのか!?」の質問に対して「音が良くなったから…」という回答がありました!!
> 70年代のシンセサイザーはいかにも機械的で、クイーンの望む音楽的な部分に合わなかったのでしょう…
> そういう意味で、シンセを使用するときにSE的な使い方になったのではないでしょうか!?


私はずっと、ブライアンのレスペの音色がシンセと勘違いされるから
「ノー・シンセサイザー」とクレジットしてたのかと思ってましたが
・・・そうだったのですか。
使われ方とか私にはよく分からないですけど、でも導入して良かったんじゃないかと思います。


> せっかくここまできたので、次回(まだ続くのか!?)は「グレイティスト・ヒッツ」と「フラッシュ・ゴードン」
> …そして「ホット・スペース」へと続けてみたいと思います!!

いよいよ佳境に入っていきますね!
と言いたいところですが、
私にとっての佳境は「オペラ座」だったんですけどね(笑)じろーさんもですよね?^^;
でもここまできたら、ぜひ「メイド・イン・ヘヴン」までいっちゃってくださ〜い! /
楽しみにしております♪
メンテ
ザ・ゲームについてもほとんど語れませんが ( No.3 )
日時: 2008/11/01 00:03
名前:

一言だけ。Sweet様の、

>「インサ〜〜イド♪」の部分とか、まるで吐きつけるような歌い方がとても苦手です。

おっしゃる気持ちはよくわかります。

逆にこんな感じで歌ってもいいんだなと、ちょっとホッとした部分も正直あります。

ザ・ゲームに関してはシネコンの影響もあって、ドラゴンアタックが前よりもっと好きになりました。
メンテ
「The Game」 〜 Part 1 〜 ( No.4 )
日時: 2008/11/01 00:04
名前: DADA

みなさまのアルバム「The Game」のお話し、興味深く拝見しています。


>K&K QUEEN FAN CLUB
>MONOLOGUE( クイーンファンの独り言 )
>第1部 第八章 続、魅惑の5.1chサラウンド

>一番面白かったのは、「The Game」の、Another One Bites The DustとPlay The Gameで、
>シンセサイザーの音がどちらも左回りに3周していった事☆


この一文を拝見し、
それから、音楽関係の書籍でも「DVD AUDIO DISC」に関することを読んで
いったいどんな音なんだろう。
これは是非とも聴いてみたいと思っていました。

Queenに染まり始めた頃、
街中でCDショップやレコード店を見つけるとあちこち入っていきました。
「DVD AUDIO DISC」の「The Game」も初めて入った店で見つけたと思います。

ケースには

DVD
AUDIO
   です

と手書きの赤い字で小さなシールが貼られていました。

実物を手にするのはその時が初めてでした。
通常のCDケースに比べて少し縦長のケースです。

実はこの時、5.1サラウンドシステムが家にはまだありませんでした。
設置するメドも予定もまったくなかったのですが
「DVD AUDIO DISC」には、次、いつ出会えるかわかりません。

今、買わないで、いつ買うんだ。

悪魔の囁き?が聞こえました。

見切り発車でソフトだけ購入してしまいました。

「DVD AUDIO DISC」を入手してからどのくらい経ったでしょうか。
家族が映画好きなこともあり
5.1サラウンドだったら映画も迫力ある音で楽しめるということで
設置することが決まりました。

見に行ったお店で1番か2番目に小型で安いものだったと思います。

その時「DVD AUDIO DISC」を持参して店頭で試し聴きをしてみました。

「Play The Game」のシンセサイザーの音が店内に流れると
少し懐かしい感じの、いかにもあの時代のシンセサイザーの音色に
実はちょっと恥ずかしく感じました。
でも、音は凄く良かったです。


ボーカルの声が他の音に埋もれることなく、くっきりと際立って聴こえてきます。

ドラムや特にシンバルの音が生々しく感じます。

音の聴こえてくる所、すぐそこにメンバーがいて

すぐそこでギターやベースを奏でていて

そして、すぐそこで歌っているという感じがします。

スタジオ盤を聴いているとその多くはライヴ音源を聴いているときと比べて
いかにも録音、編集した音という感じがしますが
「DVD AUDIO DISC」の「The Game」の曲を5.1サラウンドで聴いていると
自分もその場にいて、あたかもすぐ傍で演奏や歌声を聴いている感じがします。
臨場感があります。

音にスッポリと包まれている感じ。

自分のためだけに歌ってくれている、演奏してくれているような、
至福の時間、空間です。


気になる曲について
少しお話ししたいと思います。


「Play The Game」

もう、聴く前から想像というか、妄想がどんどん膨らんでいたのですが
期待を裏切りませんでした。

出だしのシンセサイザーの音、
自分の周りを周遊しているように聴こえます。

これを聴くことができただけでも
「DVD AUDIO DISC」を買って良かった、買った甲斐があったと思います。

ツアーで喉を酷使していたと思うのですが
「Play The Game」ではフレディの美しいファルセットを聴くことができるので嬉しいです。


「Dragon Attack」

「Another One Bites The Dust」は「JEWELS」に入っていたので
およそ1年間聴き続けていたのですが
「Dragon Attack」は「JEWELS」を聴いてから約1年後、このアルバムで初めて聴きました。

初めて「Dragon Attack」を聴いたときの印象は
こう感じるのはもしかしたら私だけかもしれませんが
あれ?何だか「Another One Bites The Dust」みたいな曲だな、雰囲気が似ているなと思いました。

そこで疑問に湧いたのが
「Another One Bites The Dust」と「Dragon Attack」どちらの曲が先に生まれたのかということです。

偶然、同じ頃にそれぞれの曲ができたのかもしれません。

同じグループのメンバー同士、
影響し合うこともあるかもしれません。

フレディの作った「Crazy Little Thing Called Love」もプレスリーの曲みたいな感じがしますが、
影響を受けて曲が生まれるということはあると思います。

あともう一つはアルバムの中でどうしてこの2曲を並べたのかということです。

「A Night At The Opera」では、雰囲気の違う曲を並べることで
それぞれの曲の個性、良さがより際立つような感じがします。

「Queen U」では同じ作者の曲を並べることで
A面、B面のそれぞれの個性を際立たせたと思います。

「Dragon Attack」と「Another One Bites The Dust」。
どちらもダンサブルな曲。
あえてこの2曲を並べることで
まるでダンスバトルをしているような
お互いの曲が競い合っているような感じもします。

聴いてみて、どっちの曲が好き? どっちの曲がいい? あなたはどう思う?
何かそう問われているような、そんな感じも受けます。


「Another One Bites The Dust」

5.1サラウンドで聴くと
ベースの音が弦を弾くというよりはまるで打楽器を叩いているような
ポンポンというか、ボンボンというか、そういう音に感じます。
その存在感がたまらないです。

実はブライアンには大変申し訳ないのですが
この曲、試しにギターなし、ベースのみで聴いてみたい気もします。


「Crazy Little Thing Called Love」

CDのライナーノーツによるとホテルの風呂場で思いついた曲とのこと。
そのせいかどうかはわかりませんが
フレディの歌声、まるで浴室で聴いているように響いています。

ライヴの時は力が入った歌い方をするときもありますが
スタジオ盤ではいい具合に力が抜けていて
喉に負担の少ない音域なのか
フレディの声もリラックスした感じに聴こえます。

Q+PRのライヴでもこの曲は楽しかったです。


「Rock It (Prime Jive) 」

出だしのスローテンポの部分。
ロジャの作った曲ですがフレディが歌うちょっと哀愁漂うメロディが
とっても味があって好きです。

一転、テンポが速くなり、ロジャのボーカルも素敵です。
ロジャのハスキーボイスには男の色気みたいなものを感じます。


(つづく)
メンテ
「The Game」 〜 Part 2 〜 ( No.5 )
日時: 2008/11/01 00:05
名前: DADA

「Sail Away Sweet Sister」

曲自体の話題からは逸れてしまって申し訳ないのですが

「Sail Away Sweet Sister」の出だし、曲の中で最初に出てくる「baby」、
「Hey little baby you're changing 」の「baby」。

実は「Let Me Live」のフレディが殆どのボーカルをとっているパートの中で
「baby why don't you」の「baby」と発音の仕方が似ているかなと思っています。

「Let Me Live」のこの部分、以前にお話ししましたが個人的にはブライアンの歌声説が捨てきれず
Queenの曲の中でブライアンが「baby」と歌っている曲が他にもないかと思って
調べているうちに見つけました。

「Let Me Live」の「baby」とは音程が微妙に違うと思いますし、
「baby」のすぐ後ろの言葉「you're」に音が繋がっているので
ここでは「ベイビィ」ではなく「ベイビュ」と聴こえます。

この部分をそのまま使っているとは思いません。

この曲とは別の音源から探したか、
あるいは「Let Me Live」の為にあらためて録った音かもしれません。

CDで聴いてもそこまでよく聴き取れないのですが
「DVD AUDIO DISC」だとブライアンのボーカルの音が際立って聴こえるので
耳を凝らして聴いていると
粘り気のある音と申し上げればよいでしょうか、
細かく言うと「ベイビィ」の濁音「べ」の前に、
唇が離れる瞬間の半濁音の「ぺ」に近い音を微かに感じます。

「24ビット・デジタル・リマスタリング」のCDではわからないのですが、
「DVD AUDIO DISC」ではそれを感じます。

「Sail Away Sweet Sister」の後半、

「Hot child don't you know, you're young‐
 You got your whole life ahead of you
 And you can throw it away too soon
 Way too soon」

曲の中でこの部分はフレディがボーカルをとっていると思われますが
言い方が少し乱暴かもしれませんが
Queenにとってはこの曲に限らず1曲の中で誰がボーカルを歌おうと問題ないというか、
曲として良くなるのなら曲の中でボーカルが途中で変わるのもOKみたいな考えがあるような気がします。

やはり「Let Me Live」のあの部分はフレディではなくブライアンの歌声ではないかと
密かに思っている次第です。


「Save Me」

この曲については何度語ったことでしょう。

琴線に触れる優しく切ないメロディ。

ギター、ピアノの音もそうですが
後半のベースとしては高音?の歌うようなメロディラインも好きです。

アルバム「The Game」の中でこの曲はQueenのチームワークの良さをとても感じます。


アルバム「The Game」を聴いて感じたこと。

具体的に何の根拠も無いのですが
あくまでも何となくそのように感じられる
とても個人的な意見、独断と偏見です。
お許し下さい。

どのアルバムを創るときも
たえず新しい音を求めていたとは思いますが、
「The Game」ではよりそれを感じます。

マックと組むことによって
それまでの音を足していく作り方ではなく
少ない手数、少ない音、
シンプルな音で表現しようとしているように感じます。


「ロジャ」

じろーさまのお話しに

>「カミング・スーン」…ロジャーの曲というと骨太のロック!!というイメージがあったけれど、なんてハギレのいいバッキング!!ジョンの曲じゃないの!?と思えるくらい…(笑)
>でも結局この曲が「コーリング・オール・ガールズ」→「レディオ・ガガ」へとつながっていくんでしょうね…!?

とあります。
私も同じように感じています。

書籍で読んだかネットで読んだかうる覚えで、出典元も言葉尻も定かではないのですが
確かプロデューサーのマックの言葉だったと思うのですが

ロジャは新しい音を見つけるのに苦労していた。

というような内容のインタビューを見たことがあるような気がします。

それまでのいかにも男性的な感じがするロックというよりは
軽やかというか、ポップスっぽいというか、
こういう言い方はふさわしいのかどうかわかりませんが
迎合しているという意味ではなくて良い意味で
大衆受けする、万人に受け入れられやすい雰囲気の曲調が生まれる
始まりのような感じがします。

この時、新しい音を見つけようとする苦労、努力があったから
後に「Radio Ga Ga」が生まれ、ヒットへと繋がっていくような気がします。


「ジョン」

「Another One Bites The Dust」と「Need Your Loving Tonight」
異なる雰囲気の曲。

今ではどちらもジョンらしい感じがします。

人にもよると思いますが
人間って異なるいくつかの面を持っているような気がします。

どれもその人自身だと思うのですが
他人からはある一面しか見えていない場合もあると思います。

それまでのアルバムの曲は
どちらかというと「Need Your Loving Tonight」のイメージだと思うのですが
でも、ジョンの中には「Another One Bites The Dust」の面も存在していることを
このアルバムで知ったという感じです。

同じアルバムの中で、しかもこの2曲を続けて聴くことで
その違いを聴き比べることができます。
曲順も含め興味深いです。


「フレディ」

「Play The Game」はシンセサイザーの音が印象的ですね。

新しいおもちゃを手に入れて、
好奇心旺盛な子供が使ってみたくてしょうがないといった感じもします。
まだこの時点では使いこなせていないのかもしれませんが
それを使う楽しさ、そんな感じは伝わってきます。

でも、新しい楽器は使ってみたけれども
曲作りの基本的なところは、「Play The Game」では
まだ変わっていないような感じがします。

「Crazy Little Thing Called Love」では
ブライアンの複雑で分厚いギターオーケストレイション
(それがそれまでのQueenらしい音、Queenの音の特徴の1つだと思いますが、)
から抜け出して、
もっとシンプルな、もっと新しい音を求めていたような気がします。


「ブライアン」

ブライアンもきっと新しい音を求めていたと思います。

「Dragon Attack」は
スタジオ盤CDで聴くよりも
ライヴ盤で聴く方が生き生きと感じられて
どちらかというとそちらの方が聴いていて楽しいですし、好きです。

「DVD AUDIO DISC」で聴くとスタジオ盤CDとはまた少し違った感じを受けます。
より躍動感を感じます。ライヴ感があります。

スタジオ盤CDで聴いた限りでは
鈍感な私にはわからなかった、気が付かなかったのかもしれません。

「DVD AUDIO DISC」5.1サラウンドで聴いて感じる「Dragon Attack」の新鮮な感覚。
もしかしたら新しい音を見つけているのかもしれません。


それまでのアルバムの曲から感じられるのは、
4人の音楽技術を結集して、あるときは補い合って、
いくつもの音を何層にも重ね合わせて
Queenの音が出来上がっている
そういうイメージ、印象を持っているのですが。

「The Game」の曲の多くは
それまでのQueenの音作りとは異なった方法を試行錯誤し、
各々が自分の新しい音を探し求めている最中、過渡期だったのかもしれません。
それらを集め、アルバムとして発表した。
そんな感じもします。そんな印象を受けます。
メンテ
「Don't Try Suicide」 ( No.6 )
日時: 2008/11/01 00:05
名前: Metoron星人

K&K様、皆様、こんにちは

「Don't Try Suicide」

悪くないと思います。
1つの曲としてはそんなに良くはないと思いますが、
アルバム全体の中にあると結構良い曲になると思います。

この曲は軽い曲なので
「Play The Game」「Another One Bites The Dust」「Save Me」みたいな重たい曲の中で
息抜き的な感じがあって良いと思います。

「A Night At The Opera」の「Lazing On A Sunday Afternoon」のような役割をする曲だと思います。

むしろ、アルバム「The Game」で「Don't Try Suicide」までノリの良い雰囲気で来たのに
「Sail Away Sweet Sister」で、中途半端に重たい曲を聴かされて
雰囲気が台無しになってしまいます。
(「Sail Away Sweet Sister」は、ひとつの曲としては良いんですが)
メンテ
オリジナルよりもEL&Pの「イェルサレム」が好っきー♪ ( No.7 )
日時: 2008/11/01 00:06
名前: hellつっち

>喜楽院さん
考察「ゲーム」回答編VOL1を拝見しました。
「クイーンは冬のイメージ」云々のくだりは個人的にシンパサイズを受けます。
我輩も、思い入れの深い「U」や「オペラ座」「戦慄」を冬に購入、もとい出会いました。
イメージとしてはUならば白面の曲想、オペラ座はジャケットも込みで白、
戦慄は黎明期としての冬を感じます。
逆に「シアー」や「世界に捧ぐ」あたりは曲調から夏を連想します。まーこじつけですが。
 #セイブ・ミーは好いですね。ブライアンらしいバラードと云いましょうか。ピアノも
ブーさんですね?少なくとも、ライブ映像でみました。優しいタッチです。

>DADAさん
 ザ・ゲームにつきちらっと覗きました。
ジョンの「Another One Bites The Dust」と「Need Your Loving Tonight」のことですが、
前者は本人の(人の良さそうな)イメージとそぐわないですねぇ。無論、主観ですが。
あくまで、ジョンが好んで聴く音楽の一つにR&Bがあったということで。そしてそれは
コアなファンがあれこれ追っかけて、後付けで知ったにすぎませぬ。
だから、我輩は腑に落ちないです。メガヒットしたのは凄いけど。
 寧ろ後者は「らしい」ナンバーでホッとします。
「マイベストフレンド」とかと同じ路線ですねぇ。但し曲調はアップテンポでノリノリですがw

こんなところですかねー。
メンテ
THE GAME ( No.8 )
日時: 2008/11/01 00:07
名前: 那由他

たいてい初期のアルバム中心に聴いてるもので、特にTHE GAMEを聞くことが少ない私にとって
皆さまのTHE GAMEの考察の投稿は、どれを読んでも、「なるほど〜。」でした。

「THE GAME」は、ブリティッシュな雰囲気がなくて、なんとなくミュージカルの
「ウエストサイド物語」や「グリース」を連想させるイメージがあります。
これはきっとあの「Crazy Little Thing Called Love」のPVのフレディからの連想でしょうね。
メンテ
妄想爆発 ( No.9 )
日時: 2008/11/01 00:08
名前: いまち

以下は実に個人的な妄想でありますので、何を言っとるんだバカ野郎、といわれても
仕方ないんでR。


「THE GAME」という作品、これはフラシュゴードンありきなアルバムであるという気が
最近している。
当時は、JAZZで煮詰まった感のあるメンバーが現状打破というかんじでシンセに手を出した
という感想を持った。
しかしだ、ゲームの発売からフラッシュまでの発売間隔は約6ヶ月である。
これはフルアルバムとしてはかなり短いインターバルである。
映画の製作はとかく時間がかかる。構想・企画等々。フラッシュのサントラ製作は絶対
ゲームの前から話はあったハズだ。
いうまでもなくフラッシュゴードンは映画の出来はどうあれ(おい!)SF映画である。
メンバーはシンセの必要性を感じたに違いない。
それをゲームで試したのではないか。
フラッシュがシンセバリバリ作品でありゲームが佳作集みたいになったのは、
このあたりが理由のような気がする。
ゲームではシンセはSEのひとつのような使われ方もしてるし。
シンセの使用理由が、音が良くなったからというのは一理はあろうが、
メインの理由ではないんじゃないかなあ。

・・・・・・・
とまあ勝手にこじつけてみた。まあフラッシュの話がいつQサイドにきたのかなんて
インタビューとか読まないから知らないので、ただの妄想ってことで(爆)

ま、個人的にはゲームはよく聞いたけど、ロックイットはロジャーの書いた作品の中
で最も好きかもしんない。かっこよすぎ。
メンテ
Coming Up♪ぢゃなくてComing Soon☆ ( No.10 )
日時: 2008/11/01 00:09
名前: ソルジャー

「Coming Soon」
この曲は「The Game」の中で絶対飛ばさずに、一番よく聴いた曲です(笑)。
つーか、一番好きな曲です^^;。え?変?でも「Rock It」より間違いなく好きなんですが…。

Sweetさん☆
>「The Game」の中で、この曲だけが全く別の曲に感じられました。不思議でした。
>逆を言えば、この曲はそれだけ音が複雑に組み合わさっているということになりますよね。
>ライヴでは演奏されていませんし、このドラムって簡単そうで実はとても難しい、のかな?

イントロのドラムはエフェクトかけまくってますが、全編に流れるリズムはずーっと一定です。
高校卒業後間もない頃、友人のバンドが、この曲をライヴ演奏したのを聴いたとき
「アッチャ〜…。」
と思ったことがあるのですが^^;、今、あらためて聴きなおしてみて思ったのは、タムとバスドラの
チューニングのせいなのでは、と感じました。

このアルバムのドラムの音全体に言えることですが、やけに乾いた音をしています。
これは、ロジャーの通常のタムチューニングでは出せない音か、それともミキシングの際の手腕か。
今のウチのPCのCD再生能力では(しかも100均のステレオイヤホン)判断しかねますが(爆)。
またリズムを刻むトップシンバルの音が控え目で、このあたりが隠し味のように利いてますね♪

アクセントのクラッシュシンバルも左右に音がパン(右から左。もしくは左から右)してます。
初期にあった手法ですが、こうやってシンプル極まりないアルバムの中でさりげなく聴くと、
思わずニヤリとしてしまうのは、私だけではないハズ^^。

それにしても、ブライアンのソロはカッコいいですな。やっぱいいわ、この曲。
メンテ
ちょっとだけTHE GAME ( No.11 )
日時: 2008/11/01 00:10
名前: アデリーペンギン

皆さんおこんばんは〜§^o^§
暖かですねぇ〜。こんな時こそ外で遊びましょう・・・って熱射病だぞおい(T_T)

で、タイトル。

じろーさんの考察、興味深く読ませてもらいました。

前の書き込みやアーカイブスにもあるように私は「JAZZ」からのリアルタイマーですが、
実際にオンタイムで初めて買ったオリジナルアルバムというのがこの「THE GAME」でした。
(その前に「LIVE KILLERS」のカラーアルバムというのをゲットしていますが)
買った当時のこと、はっきり覚えてます。
「Rock It」からのB面、針飛びがひどかった!(T_T)
当時私の持っていたのがステレオコンポじゃなく安物のレコードプレイヤーで、
機械自体が軽かったのかあるいは他の原因があったのか、飛んだ飛んだ。
「Sail Away Sweet Sister」はあれこれやっているうちにやっと直ったので良かったのですが、
「Rock It」「Don't Try Suicide」の2曲はどうしてもダメで、
買ったレコード屋さんにお願いして取り替えてもらいました。
数年後やっとステレオコンポを手に入れ、カセットに入れることが出来ました。
使ったのは最高級の(?)メタルテープ♪

曲のミニレビューですが・・・1行ずつですが(爆)

A-1.アルバムが出たばかりの頃レコード店でかかっていて、
「あ、Qだ」ってすぐ解りました。あのコーラス、フレちゃんの声で。

2.ちょっと変わったフレーズだなと最初は思いましたが、どんどん引き込まれていきました。
途中の各パートのソロが素晴らしい!
当時(とは言え何年か後になりますが)私の弟がバンドやっていまして、
「メンバー紹介の歌」なんてやって各パートのソロを披露していました。
その「中日の攻撃」(違うっつーの)、弟達がやっていたのと似ていたので、
「やってくんないかな〜」と思っていたのですが・・・弟をはじめバンドのメンバーが
熱心なQ ファンじゃなかったので、演ることはありませんでした・・・聴きたかった・・・

3.前の曲との切れ間がなく「え?いつ始まったの?」とオロオロしました・・・が、
私としては特別好きと言う曲ではありませんでした。
だから自作のテープにも最初は入れる予定はなかったのですが、
テープ編集がうまくいかなかったので結局は「中日の攻撃」から続けて入れることに(^^ゞ

4.これは即座にジョンだなと思いました。「You And I」と似た部分があったのですぐ解りました。
そして、ジョンの書くポップな曲には必ずダーリンの素晴らしいソロがついてくるというのも。

5.これはアルバム発売前に出た曲ですが・・・ギターソロはまともにあったものの、
私はあんまり・・・ということでシングルは買いませんでした。
後にライヴ音源を聴く機会が多くなり、この曲の本当の楽しさを知ることになります・・・
(ということでSweetさん、ソルジャーさん、札幌ではよろしくネ v)

B-1.皆さんの中では「ロジャーの曲ではベスト」という意見が多そうですね。
が・・・私にとっては前述の通り、針飛びで苦しんだ曲だったので、いい思い出がありません(T_T)
4年前に紙ジャケCDを早い段階で買ったのも、
早く「Rock It」を本当の意味で自分のものにしたかったからかもしれません。

2.B-1に同じ。以上。(それだけかいっ?・爆)

3.最初聴いた時、「何てきれいな曲なんだ」と感動して、
反射的に訳詞をノートに書き写してしまいました(^^ゞ
ず〜っと前にこちらでサブタイトルの話をしたのですが、記録が残っていないそうなのでもう一度お話をします。
この曲にサブタイトルがついているのを皆さんはご存知ですか?
「Sail Away Sweet Sister-To the sister I never had(ぼくにはいなかった妹へ)」って。
私も最初は気づかなかったです。またついていても何のことか解りませんでした。
ネットを始めてやっとその意味がわかり涙・・・
メンバーの中でただ一人兄妹(妹)のいないブライアンが、自分に妹がいたらという設定で書いた歌。
もしいたら自分はどんな兄貴になってたかな?って・・・
余談ですが私の母は最初の子を死産してしまい、その子は男の子でした。本当なら私には「兄」がいたのです。
「Sail Away〜」を聴くたび、私も「どんな妹になってたのかな?」と思いを巡らせます・・・

4.フレディが歌ってたのでこれはフレディが作ったんだと最初は思ったのですが、
ロジャの声をはっきり聴いた時、「ロジャでしょ〜」とすぐに解りました。
以来ロジャの声がコーラスではっきり聴こえる歌はロジャ作と思って間違いない!と強く思いました(ホントか?)

5.愛欲同様、アルバムに先駆けて出たシングル曲ですね。
レコード店で試聴した時・・・ギターソロにやられてしまいました。なんて美しい歌・・・
試聴が終わった時に即「これ下さい」でした(^^ゞ

以上私のミニレビューでした。
今はCDからMDに起こしたのを聴くことが多く、テープで聴くことは少なくなりましたが、
テープは今でも場合によってはCDより録音レベルの高い良い音を聴かせてくれます。
メンテ
質問なんですが… ( No.12 )
日時: 2008/11/01 00:10
名前: じろー

ソルジャーさんが「Coming soon」のドラムについて、タムとバスドラのチューニング…と仰ってましたが、
それはチューニングを下げている…ってことなのかな!?って思ったのですが…

初期の頃、ロジャーは「ピンと張ったスネアにパウダーを擦り込みチューニングを下げる…
すると叩いているうちに煙がモウモウと立ち込めるんだ!!」なんてことを言っていたと思います!!
そういえばロジャーのチューニングは通常より低いのかな…!?と思うのですが、いかがでしょうか!?

ブライアンがロジャーの第一印象を
「ドラムをチューニングするところがプロみたいだった…」と言っていたのを思い出しました!!

今日はこのへんで…
メンテ
Flash,Don't Move! ( No.13 )
日時: 2008/11/01 00:11
名前: ソルジャー

じろーさん♪
>「Coming soon」のドラムについて、タムとバスドラのチューニング…と仰ってましたが、
>それはチューニングを下げている…ってことなのかな!?って思ったのですが…

Sweetさんが
「モントリオールのライヴでも見られるようにタムの底を外してマイクを突っ込んだ状態のセットだと
音も変わってくるような気がします。」とおっしゃっていますが、
この曲に限らず"The Game"でのドラムは、全てタムのボトムヘッドを外して
倍音をわざと消しているように思います。
全体的に乾いた音になったところが、アルバムの統一感に一役買っているようにも感じてますが、
肝心のチューニングが低いかどうかは、私はやった事のないセッティングなので…
う〜ん、今度試してみますね☆

でも同じロジャーの曲でも、イントロドラムでのエフェクトのかけ方が
「ルーザー・イン・ジ・エンド」での計算されたディレイと、この曲のフェーザーの大雑把さの違いは何!^^;
え?くらべるな!って?…こりゃまた失礼致しました!

今日はこのへんで(笑)
メンテ
おねーちゃんビールもう一杯(^^)/ ( No.14 )
日時: 2008/11/01 00:12
名前: Jun Green

>タムの底を外してマイクを突っ込んだ状態のセットだと
>音も変わってくるような気がします。

はい、当時は楽器一個づつ「音を拾う」形式で「マルチマイク」と呼ばれる技法でしたね。
タムの上面からマイクで音を拾うと「まわりの音」が混じりやすいので、「裏皮」を外して
中にマイクを入れて「分離度を上げる」方法がこの頃に流行しました。
結果からいくと「音のアタックがメインで余韻がひろいきれない」のですが
大音響のライブの中では他のメンバーへのモニターを含めて有効でした。


>チューニングを下げている

どっちかと言うとロジャーは「スティックをドラムの皮に押し付ける」様な
叩き方が多いので、この叩き方では初期の「高次倍音」が少なくなります。
(クラシックのティンパニー奏法等では禁止されていますね…)
またPAやTDでも意図的に300Hz〜500Hzを中心としたタムのイコライジングを
しているので、余計にチューニングが低く感じられるのでしょう。

バスドラの低さはそれ程とは思いませんが、対角となる他の楽器達…
特ににブライアンの「高域ハーモナイズ」もあってより低く感じるのかな?
メンテ
THE GAME 「LPジャケットに関して」 ( No.15 )
日時: 2012/08/09 12:27
名前: t-sakamoto

いつも思うのですが、"THE GAME"のジャケット裏側・・・、
"Sail Away Sweet Sister"だけ、字体が違いますよね・・・。
昔からすごい謎でいたのですが・・・(トリビアのHPでも作ろうかと思った程です・・・)

ジャケットのテスト刷り完成後、ミススペルが見つかってしまった、とか、
元々のタイトルは、全然違うタイトルだった、とか・・・。。。

ジャケットそのものは、米エレクトラの版を使ったと思うのですが、
確か英盤も同じで、字体が異なっていた筈・・・。

皆様、どう思われますか?・・・。。。



----管理人より----

LP盤の裏をスキャナーで取り込んで画像をアップしましたので
良かったら皆さんもご確認くださいね。

http://kk-queenfanclub.sakura.ne.jp/bbs_archives/thegame_LP_sass.jpg


よくよく見ると、t-sakamotoさんのご指摘通り、微妙に違います!
スペルのスペースを比べるとフォントサイズ自体が違っている様な気がしますが
どうでしょう?^^

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メンテ
THE GAME 「LPジャケットに関して」発見! ( No.16 )
日時: 2012/08/09 12:28
名前: ドレミの♪

管理人さま、今月も扉の模様替えお疲れさまです!
今回は The Gameのレコ・ジャケとのことですが、
そうでしたか〜、もうあれからかれこれ30年は経っちゃったってワケなのですね〜

ところで―、

>え?・・え?・・え〜??
>レコードの袋?それって(エレクトラ)ですよね?

ハイ^^; じつは気になって今回こちらもたまたま二枚重なって所持しているこのアルバムを思わずチェックしてしまいました
そしたらなんと、それらがお話になってるツーパターンだったのでもうビックリ!
今回話題にならなかったら、もしかしたらこの先もずっと気付かずに過ごしていたかも知れませんでした^^;

確かこのアルバムは、発売当日に購入した方のが、メンバー4人のポートレートが袋になっていなかった一枚の紙の方ので(って、^^;和訳とライナーノーツが載ってる紙の方は、ご覧のあり様で既にカビてしまっていますが;ごめんなさい・苦笑!)
そしてもう一枚の方のは、確か先に購入したそのレコードが、当時特有の(笑)
音飛び等があった為、やむを得ず後で渋々買ったものだったと思います。
ですがその間、そんなに年月は経っていなかったな・・・と。
二枚とも確かに正真正銘(エレクトラ)、ワーナーパイオニアの帯びの付いた日本盤でした。

それにしましてもこういうの大好きです!
お蔭さまでまた一つ発見出来ましたよ〜!どうもありがとうございました^^

※ドレミの♪さん所有のLP盤の画像が
こちら↓
http://kk-queenfanclub.sakura.ne.jp/bbs_archives/thegame_LP.jpg


----管理人より----
この「レコードの袋」と「一枚の紙」の2種類が存在している事を発見できた発端は、
ソルジャーさんからの投稿によるものでした。(どうもありがとうございました)

もしかしたら、コレクターさんには既に分かっていた事だったかもしれませんし
CD世代の方には、どうでもいい事だったかもしれませんが、
個人的にこういうのも大好きなので(^^;30年も経ってからまた一つ発見が出来た事、
そして、ドレミの♪さんも同じように思って下さっている事が分かって
とても嬉しかったですし、このサイトを続けていて良かったなと思いました!

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メンテ

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