“Deacon John”と呼ばないで!
★ジョンへの想い★
今月(6月)の掲示板アンケートは、「John Deacon」です。
彼の投票結果は楽しみでもありますが、なんかとても心配でもあります。この複雑な気持ちは、 昔の「ミュージック・ライフ人気投票」の結果を待つ時にちょっとだけ似てます。投票数が少なかったらって、心配になってしまうから・・・。

当時、この人気投票に、やってはいけないズルい手を使って投票していたのは、Queenを1位にするのも目的でしたが、もうひとつの大きな目的は、 ジョン・ディーコンの投票数を増やす為でした。当時のファン・クラブの会報でも、「彼も1位になる様に応援しましょう!」と言う投書が掲載されていましたが。 ・・そのやってはいけないズルい手は、大きい声では言えませんが、小さい声では聞こえませんネ。(^^;
その投票用紙は一冊に一枚しかついてなくて、一人で何冊も買える余裕なんてある訳なくて、なんとかジョンが1位になるように、 M.Lを買った友達に頼み込んでましたが、それが出来たのは、2人くらいだけで、後は、本屋で本荒らし!?してました(ごめんなさい)

とにかく、多数の方に投票して頂ける事を願いつつ・・彼の特集です。
(アンケートに多数、投票下さいまして、ありがとうございました。1998.6.30)
アンケート結果は、こちらです。

★ジョンの歴史★
1951年8月19日、
レスター州ロンドンロードのセント・フランシス私立病院で、母リリアン・モリーと父アーサー・ヘンリー・ディーコンの間に生まれる。 5つ違いの妹、ジュリーがいる。

←女の子みたい

ジョンは、うさぎ年
ピョン!ピョン!
1960年、
10歳になったジョンは、父親がアマチュア無線の受信機を買ってくれたのを機会にマニアとの交信を楽しんでいた。
1962年、
11歳で「ガートリー・ハイ・スクール」に進学。
毎朝、新聞配達をして小遣いを貯めて、アコースティック・ギターを買う。しかしこの頃、最愛の父親が亡くなり、父親が大好きだったジョンはひどく落ち込み、 ギターを弾くことで自分を慰めていた。
←庭でギターの練習する小学生、ジョン!
14歳の時、
最初のバンド「オポジション」にリズム・ギターで参加。
「オポジション」には、1曲だけ「Heart Full Of Soul」という、オリジナル・ナンバーがあった。評判の良いデビューを飾り地元紙にも紹介された事から、 パーティーや催し物で演奏する仕事が入ってくるようになり、結構、良い稼ぎになった。
1966年、
ベース担当のクライブが抜けて、中古のEKOのベースを買っていたジョンが、代りにベーシストとなる。 レスロのマイクを持っていて新メンバーとなったピート・ペドロ・バートが リズムギターに、まわった。
この年、9月に「ボーチャンプ・グラマー・スクール」に進学する。
1967年、
バンドはモールズワース周辺でクラブやパーティーをまわってギグをしていた。この頃のステージは"ジェニー"と"チャーメイン"という二人の ゴー・ゴー・ダンサーが加わりメンバー全員が色違いのシルクのスーツを着ていた。

←ゴーゴージェニーちゃんって名前がイイネ。

「大学入学おめでとう。」
1968年9月、
オリジナル・メンバーだったリチャード・ヤングがバンドを脱退。 バンドは「アート」と名前を変えて活動を続けたが、ジョンはロンドンの「チェルシー・カレッジ」に進学。 同時にバンドを抜けた。カレッジ生活、最初の1年は学業に集中していた。
1970年10月、
ケンジントンのカレッジで、「クイーン」を観たジョンは・・「彼等は全員黒い服を着て照明もすごく暗かったので、 見えたのは4つの影だけ。あまりたいした印象は、なかった」と。

←ブライアンの髪型が、いやはやなんとも・・。
1971年の初め、
友人と共に、「マリア・アサンプタ教員養成学校」内のディスコに出掛け、友達の友達!?って事でロジャー、ブライアン、そしてジョン・ハリスを紹介されて、出会う。 この時に、ベーシストを探しているのでオーディションを受けてみないかと話を持ち掛けられる。
運命ってこういうヤツなんでしょうかねぇ〜。

←ロジャーと、とりあえずジョン・ハリスと言うことで。
オーディションで「Son And Daughter」をメンバーの演奏に合わせてベースを弾き、最後にブルースのセッションをして終わった。 結果は・・・
1971年2月、
ジョン・リチャード・ディーコンは「クイーン」のベーシストとなる。

★ジョンの家族★

ジョンはメンバーの中で一番若いけど、結婚は早かった。
1975年1月18日、
ケンジントン・チャーチ・ストリートの「カーメリテ教会」で、ヴェロニカ・テズラフと結婚式を挙げた。その半年後にロバートが生まれているが・・・
“できちゃった結婚”とは言わないでほしい。
現在(1998年)では、6人の子持ちとなりました。
長男、Robert(1975年7月18日生)
次男、Michael(1978年2月3日生)
長女、Laura(1979年6月25日生)
三男、Joshua(1983年12月13日生)
四男、Luke(1992年12月5日生)
五男、Cameron(1993年11月7日生)

←写真は、マイケルくんとローラちゃんです。こんなに小さかった二人も今年マイケルは二十歳、ローラは19歳。 マイケルは、追悼コンサート・リハのビデオで、ちらっと映ってます。

★ジョンの作品★

Sheer Heart Attack Misfire
A Night At The Opera You're My Best Friend
A Day At The Races You And I
News Of The World Spread Your Wings
Who Needs You
Jazz If You Can't Beat Them
In Only Seven Days
The Game Another One Bites The Dust
Need Your Loving Tonight
Flash Gordon Execution Of Flash
Hot Space Backchat
Cool Cat(Freddie,John)
The Works I Want To Break Free
A Kind Of Magic One Year Of Love
Pain Is So Close To Pleasure(Freddie,John)
Friends Will Be Friends(Freddie,John)
The Miracle Rain Must Fall/Queen(John)
My Baby Does Me/Queen(Freddie,John)
Innuendo Don't Try So Hard/Queen(John)
Made In Heaven You Don't Fool Me/Queen(John)
※1986年、
ジョンは、「Biggles」という映画のサウンド・トラックを依頼され「イモータルズ」というバンドを結成。メンバーは友人のロバート・オワーイ、レニー・ザカテックで、 何曲か作ったが実際に使われた曲は「No Turning Back」だけ。このシングルは、5月に発売され、ビデオも制作されている。 しかしジョンは、このビデオのことを忘れたいらしい・・。
※1987年5月、
ブライアンがプロデュースした「本田美奈子」の為にジョンも友人ロバート・オワーイと共作の「Roulette」という曲を提供し、ベースも弾いています。
※1988年、
英国の黒人ソウル・バンド「ホット・チョコレート」の中心者だったエロール・ブラウンと共作しベースも弾いたという「This Is Your Time'」は、何故か未発表に終わっている。

★ベース・プレイに関して★

←小さくて見えにくいけどジョンが使用しているベース。
左から、*フェンダー・テレキャスター・ベース、*プレシジョン・ベース(フレット無し)、*クレイマー・ベース、*ミュージックマンのスティングレイ・ベース。
青色の小さく見えてるヤツは、ピック。(見えるかな?)
76年のハイド・パーク・フリーコンサートでのショット。
この時、他の3人は、ステージ衣装が素敵でしたが、どういう訳か、ジョンだけが全くの普段着みたいな服装。って言うか、どっから見ても普段着! ハイド・パークで子供と遊んでてそのまま来ましたって感じ・・まぁ、服の話は、おいといてっと。

私が好きな、ベース・プレイ・スタイルがこの3枚の写真です。(一番下は、また違いますが)ピックを使わず指で弾く、このスタイル!!しかも、 時折り一本の弦を2本の指で同時に弾く。プレシジョン・ベースに比べてジャズ・ベースは音が固くて細いらしいです。

個人的な大好きなのが、この手の角度 !この角度が好き!!
ピックを使わない時は、ストラップが短かいそうですが、その方が彼には合ってる気がします。特に肱から手首のラインは、もっさりとした感じで、 指は長くはないと想うけど、長く見えるあの指使い。それに、音を出さない時はベースに手をおかないで、スッとベースの後ろに手を持ってって身体の横につける。
そのしぐさは、ボヘミアンの時から好きです。
これは、フレットレスのプレシジョン・ベース。
ストラップも短かけりゃ、Tシャツもピッチリして短い感じだし、髪も一番短い時のジョンですね。・・1977年だったかなぁ?
ジョンのベース・プレイの癖として、よく見られるのが、指弾きの時、ペロって指を舐める事。とっても気になります。
最後に、「Princes Of The Universe」のビデオから。
ジョンが一番カッコ良く感じます。しかし、こういうコートを着ていながら、何故にブライアンは、ネクタイなんぞをしてるんでしょうか?・・ まぁそれも、おいといて。
ジョンがピックで弾いているけど、ストラップが短い。脚を思いっきし、逆Vの字に開いて弾く、このブライアンとのツー・ショット。 服装も髪型にマッチしていて最高にカッコいいジョン!初期の頃には、ほとんど見られなかった彼のオーバー・アクションが80年代に入ると、 よく見られるようになった感じがします。フレディ、ブライアンと3人で、手を振り上げる瞬間とか、ピッタリ一致した時って、ハッとさせられて感動します。
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