ROGER TAYLOR DISCOGRAPHY
HAPPINESS?
SIDE 1
1. Nazis 1994
■Words and Music by Roger Taylor
Nazis 1994 英国盤CD5 このアルバムは(もしくは)も、つい最近になって初めて一通り聴きました。 多分、このHPが無かったら聴く機会はもっと遅かったか、手にしなかったかも・・。と言う事でソロには あまり関心が無い自分がジャケットから受けた印象は“暗い”でしたが、やはり一発目から暗い。 でもナチスの事なんて何も関係なく意外とスッと馴染んできた曲です。ラストの“Year〜”はなんとも感慨深い。
Nazis 1994 英国盤12クリアビニール ロジャーは常に“今”を生きる人物であり、まさに“今”世界で起きている数々の問題に対し真剣に考える姿勢を怠らない。 だから彼はライブ・エイドやアパルトヘイト等々に関しても、必ず意見を求められれば、自分の考えをハッキリと述べてきた。 時にそれは怒りへと姿へ変え、音楽として外へと発せられる。例えば本作の「Dear Mr.Murdoch」や、「Radio Ga Ga」「One Vision」のように。 自分と共に有る“今”という時代性を反映させる音楽、ロックとはそういうものだ。決して激しさだけの問題ではない。 ロジャーがまさにロック・ミュージシャンであり続ける所以は、音楽的な面からではなくマインド的にいつでもロック寄りな人物だからだ。 なるほどレノンが好きなわけである・・・。

【シングル履歴】 ◎U.K. Release Date : 1994 △Highest Position on U.K. Chart : No.22
第1弾シングル(シングル・バージョン)。
【リミックス】Radio Mix | Kick Mix | Schindler's Mix-Extended | Makita Mix-Extended | Big Science Mix
2. Happiness
■Words and Music by Roger Taylor
happiness 英国盤7 happiness 英国盤7裏 happiness 英国盤7グリーンビニール 最初のピアノのメロディが和風と言うか日本的な印象を持ちました。で、その後 だんだん懐かしい思いが込み上げてきました。それはレノンの「Love」を思い起こしたからです。 でも曲としては好きです。
happiness 英国盤12ディスク 普段あまり目立つ形では使用しないイントロのピアノがとても印象的。 ヴォーカル処理も、とても“らしい”曲。いい曲ではあるけど、シングルとしては弱いかなぁ。

【シングル履歴】
◎U.K. Release Date : 1994 △Highest Position on U.K. Chart : No.32
第3弾シングル・カット。
3. Revelations
■Words and Music by Roger Taylor
曲調と展開がロジャーらしい感じがしますが、でもなんか随分歳取った様な雰囲気。 ラストは車のエンジン音じゃなくてヘリコプターの音かぁ。
具体的に似た曲があるってわけではないけど、きっとロジャーって作曲してる内に、 以前作曲した曲と同じような曲になってしまう人だと思う。で、一番陥りそうなパターンがこういう曲調の場合のような気がする。
4. Touch The Sky
■Words and Music by Roger Taylor
このアルバムの中で一番好きな曲です。冒頭のロジャーの笑い声は彼のその表情まで鮮明に 自分の瞼に映ります。また語り掛ける様な合いの手がロジャーらしい。それにこういう乾き切ったヴォーカルは聴いてて気持ち良い。 ラストのドラム音も。
ロジャー作の中でも極めてドラマティックな曲。 (熱い男だけにドラマチックな曲をたくさん作ってきたかと思えば、意外とそうでもない。) 後半に向け盛り上がる曲調も、クサくなるギリギリ一歩手前で○。
5. Foreign Sand
■Words and Music by Roger Taylor and Yoshiki
Foreign Sand 英国盤7 Foreign Sand 英国盤7ブルービニール Foreign Sand 英国盤CD5ディスク この曲はシングル・ジャケの"White wings dove"が全てを象徴しているかの様な気がして、 深く静かに聴き入ってしまいます。が、しかし!確かこの曲はロジャーが来日した時、テレ朝番組 「ミュージック・ステーション」で演ったと記憶してますが・・・(ハッキリ言おう)私はYoshikiの良さは全っ然理解出来ないっ!
Foreign Sand 英国盤12ディスク ちょっと裏返りそうなヴォーカルは魅力だけど、ピアノとバックのオーケストレーションには多少違和感が・・・。 Yoshikiにとってのクイーンは美しいイメージかもしれないけど、メロディーが美しいだけでは何かが足りない気がする。 特にロジャーのソロともなれば、その美しさが輪をかけて妙に聞こえる。偏見だろうか・・・。

【シングル履歴】
◎U.K. Release Date : 1994 △Highest Position on U.K. Chart : No.26
第2弾シングル・カット(シングル・バージョン)。
6. Freedom Train
■Words and Music by Roger Taylor
この曲だけに限らずですが、このアルバムは絶対「夜」もしくは「真夜中」に聴いた方がベストだと 言う印象を強く持ちます。なので夜に聴いたら多分イケてると感じる曲だと思う。(←じゃ、夜聴いてからコメント書け!)
躍動感に欠ける曲が続くだけに、この曲のイントロは期待出来る。 が・・・期待したまま終わってゆく。
SIDE 2
1. 'You Had To Be There'
■Words and Music by Roger Taylor
ホラ!やっぱり「夜」聴いた方がベストって感じがしてきたでしょ? しかしこの曲は好きだな。メロディはヘヴィだけど聴いてると気持ちは妙に軽くなっていく感じ。
このアルバムの中のベストトラック!どこかやるせなさが残ります。スパッと終わるところもいい。

【シングル履歴】A-5の7インチ及び12インチ・シングルに収録される。
【ライブ】Live At The Shepherd's Bush Empire '94
2. The Key
■Words and Music by Roger Taylor
おっ!そろそろ夜が明けてきたかな?・・そんな気がこの曲からしてきて仕方ない。 それにしてもラストのピアノは好きになれないなぁ。(なんでだろ?)
スッキリとしたバックに好感が持てます。そのせいかヴォーカルも鮮明であります。 でもアルバム全体としては、この辺で一発爆発しないといいかげんに退屈してしまう。
3. Everybody Hurts Sometime
■Words and Music by Roger Taylor
ホラ、朝陽が差し込んできた感じしない?では寝るとしますか。(^^; というタイミングで聴くとこの曲の良さも伝わってきます。女性コーラスも心地良いし。
幾分明るい曲調で多少変化はついたけど、呆気なく終わってしまう。ちょっと残念。

【シングル履歴】A-2の12インチ・シングルにライブ・バージョンで収録される。
【ライブ】Live At The Shepherd's Bush Empire '94
4. Loneliness...
■Words and Music by Roger Taylor
(アラ、目が覚めたらまた夜だったわ)ってのは置いといて・・。全然関係ないけど、 ラストの♪ボヨン、ボヨン♪って音を聴く度にゲーム・ソフトの「ドンキー・コング」を思い起こしてしまうのは私だけ?
ここまで来ると、このアルバムは、歌、言葉、心を大事にした作品として納得するしかないな。
5. Dear Mr. Murdoch
■Words and Music by Roger Taylor
個人的にこのアルバムの中での最高作品です。それだけにこの曲がUK盤だけしか 収録されていないのが非常に残念でもあります。モザイクかけた様なヴォーカルですが私は好き。 まぁ、終り方にちょっと物足りなさも感じるけど良い〜曲だぁ!
単調さがマイナスにならないという点ではまずまずの曲。ラスト近くのドラムもいい。

【シングル履歴】
A-2の12インチ・シングルに収録される。 また1998年には「Pressure On」のCDシングルにも再収録される。
【ライブ】Live At The Shepherd's Bush Empire '94
6. Old Friends
■Words and Music by Roger Taylor
この曲は、このアルバムのタイトル曲に通じ合ってる感じがしました。 最後までまとまってて、独り静かに浸りきって愛聴したいと感じただけに、聴くなら絶対「夜」だ!と 確信させるアルバムでもありました。
B-2同様スッキリとしてて聴きやすい。 誰のことを歌ったか想像できなくも無いけど、タイトルは「Friends」、複数形だ。 いずれにしても笑顔で聴こう!

【シングル履歴】A-2の12インチ・シングルにライブ・バージョンで収録される。
【ライブ】Live At The Shepherd's Bush Empire '94
BRUE ROCK ALBUM LIST ELECTRIC FIRE