K |
朝早くからすみません。早速ですが、パーティーのことを語らせたら、あなたの右に出るものはいないと。 |
John |
まあ、ステージの上でも右だけは譲らないからね。フレディ以外には。 |
K |
常々、あなたは“自然体が一番だ”と話されていますが、パーティーにも同じ気持ちで望むのですか?
つまり派手さは必要無いという意味でですが。 |
John |
そもそも“自然体で望む”という意識自体が自然じゃないよ。
パーティーも、タバコを買いに行くついでに立ち寄るぐらいじゃないとね。
「ちょっと、父さん、そこの角まで行って来る」なんて息子に話して出て行くもんだよ。
で帰宅して、「遅かったわね、アナタ」なんてワイフが言おうもんなら。「あの自販5百円玉が使えなくてね、世の中不便になったもんだよ」と。
誰も僕がパーティーに行ったなんて気付かないぜ!ハッハッハ。
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K |
それは、単に嘘ついてるっていう話でしょ。
ま、そのことは置いといて。いずれにしても、そんな普段着じゃパーティーでは目立たないでしょう。 |
John |
だから、ナニ?
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K |
いや、パーティーではここぞとばかりに着飾ってる人が多いわけじゃないですか。 |
John |
なら、目立つじゃない。僕だけ着飾ってないんだもの。 |
K |
口が達者でいらっしゃいますね。 |
John |
言っとくけど、僕はお喋りじゃないよ。パーティーでも同じさ。
みんな自分の自慢話をペラペラ喋って、最後には自爆さ。
女の子ってそういうの大嫌いだろ? |
K |
ま、まあ、そうですかね。確かにお喋りには、うんざりすることが多いですね。 |
John |
うんざりザリガニ! |
K |
・・・。 |
John |
つまりはさ、喋らないじゃなくて、喋り過ぎないってことさ。
だって次が無いだろ?あまり喋っちゃうと。
相手に“また会って話をしたい”と思わせるくらいで止めておかないとね。 |
K |
意外と細かい作戦立ててますね。本当に自然体なんですか? |