12月31日 06:29 (日本時間 同日15:29)
口の周りにたくわえた髭がいかにも北国の生まれを感じさせる。
以前は熊のようだとささやかれた身体も、昨年より幾分体重が減ったせいか、動きが軽く感じられる。
雪が強く降り注ぎ、寒さが一層増すと同時に、暖炉に焚べる薪割りも、男の太い腕により勢いを増す。
わけのわからない「ボヘミアン・ラプソディー2」の脚本も、お騒がせした“これが最後かも”発言も、この焚き木のように拾い集めて燃やしてやるさ。
そうだ、長年世間から反響のないソロアルバムたちを暖めてあげよう。
そんな思いがかつてはニ枚目だったであろうその男の笑みから感じられる。老いぼれてなるものか!