その言葉を頭の中で繰り返すうちに、別の考えも生まれた。
“彼もきっと寂しがり屋なんだ・・・逃げたりなんかして悪い事しちゃったかな・・・”
ダイニングルームのメモ書きで救いを求めていたのは彼かもしれない。 そう思った貴方の足元に再び一枚の紙切れが・・・
正直、貴方は安心した。彼なら大丈夫だ。 彼にはベースという最高の親友がいるじゃないか。 彼なら一人でやっていけるさ。 でも、この館を一人で進むのはちょっと心細いな・・・ やっぱり戻って彼を誘おうかな。
しかし貴方の思いを打ち消すかのように、どこからともなく賢者の声がこだまする
“誰も救ってはくれぬ 自分だけを頼るんだ生命のために恐れを知るんだ!”