昔々(1040年)Coventryの伯爵が戦いの資金調達の為、人々に重い税金を課しました。 その事に強く反抗した彼の妻、ゴダイヴァ伯爵夫人(Lady Godiva)は減税の訴願のため裸で馬に乗って街中を駆け抜けた、 という伝説上の人で、今日のヨーロッパでもいろんな芸術(*左記の絵画は、HON JOHN COLLIER作)、 彫刻などの作品で有名です。また裸のゴダイヴァ夫人をこっそり覗き見したコベントリーの 仕立て屋トムは、目がつぶれた(盲目となった)と言う事です。
余談ですが、ベルギーのチョレートに「Godiva」というブランドがあります。 このブランドのマークは、ゴダイヴァ夫人が馬に乗ってる姿です。

“パンがなければお菓子を食べればよいのに”と無邪気に言った彼女の名前は、 Josephe Jeanne Marie Antoinette。
1756年、ヨーロッパ王家の中でも名門中の名門、オーストリアのハプスブルグ家の王女として生まれる。 1770年、わずか14歳でブルボン家の皇太子ルイと結婚。1774年、18歳でフランスの王妃となるが、 奢侈による濫費や民衆蔑視によって国民の反感を招き、“赤字夫人”とも呼ばれた。 1789年フランス革命勃発後、国外逃亡を企て1791年ヴァレンヌ事件を起こし、 反革命運動の中心とみなされ1792年に逮捕。1793年、夫に続き彼女は38歳の若さで革命広場(現コンコルド広場)で処刑された。

1894年生まれ。
ウクライナでの共産党活動を経てモスクワで工業大学を卒業。
1953年、スターリンの死後、その後継者として中央委員会、第１書記となる。 そして1958年、ソ連首相を兼任。
対米平和共存策を推進したが、「核」配備をめぐって米国との間でキューバ危機を招き、 党機構改革と農業改革で失敗し1964年、失脚(政界引退)。1971年、77歳で死去。

1917年生まれ。名門ケネディ家の二男であるジョンは35歳で上院議員に当選。 そして1960年、史上最年少の第35代アメリカ大統領となる。 彼の就任演説である、「国家が皆さんに何をしてくれるかではなく、皆さんが国家に何ができるのか、それが重要なのです」と 宣誓したセリフや、1962年のNYで開かれた大統領の誕生日の為にマリリン・モンローが歌った「Happy Birthday」はあまりにも有名。
ソ連のキューバ回避後、世界的な人気を獲得したケネディだったが、1963年11月、ダラスで暗殺された。

アル・カポネ＝アルフォンス・カポネは1899年、NYのブルックリンに生まれる。 1920年頃、NYのストリート・ギャングの頭であったトリノの子分になり、シカゴに移動。 (NYで殺人罪から逃れる為でもあった)
当時アメリカでは「禁酒法」が施行され、お酒の密造にカポネは手腕を発揮。1925年、トリノが引退してから カポネは「暗黒界の帝王」と呼ばれる様になる。
1929年2月14日、「聖バレンタインデーの虐殺」が起こり、 同年3月、カポネは逮捕されるが模範囚で9ヶ月で出所する。
この頃FBIは、後に「アンタッチャブル(*左記はそのタイトル映画)」と呼ばれるカポネ逮捕の為の 特捜班を設置。(映画では俳優ロバート・デニーロが体重を増やし、 額の髪を抜くという凄まじい役作りでカポネを演じている）
1931年、カポネを脱税容疑で摘発。しかしこれも模範囚で7年で仮釈放となる。 その後カポネはシカゴには足を踏み入れる事はなく、1947年1月25日、病死。
ちなみにカポネが服役中、アメリカでは「禁酒法の廃止運動」を訴えるフランクリン・ルーズベルトが大統領選に当選し、 1933年「禁酒法」は廃止された。

画家リチャード・ダッドが描いた「The Fairy Feller's Master-Stroke」の中の、 “今にも斧でクルミを割らんとしている後ろ姿の妖精の男”の事。
Mrフェラーの背丈はクルミの大きさからして、人間の手の平サイズか 中指ほどの背丈ではないかと想像しますが・・・いかがでしょう？ そして、実物の絵画には Mrフェラーがクルミを割るのを見物する為に集まったいろんな妖精たちが 描かれていて、そのキャンバス・サイズは縦54センチ、横39.4センチです。