SIDE 1 |
1.
Mustapha |
■Words and Music by Freddie Mercury |
針を下ろした瞬間に驚かせてくれる手法は、前回「世界に捧ぐ」と同じですが、
これは群を抜いてると言うか、突飛!しかも歌詞がほとんど英語じゃないときたもんだ!(あ〜こりゃこりゃ♪)ってことで当然、
歌詞の意味なんてわかりませんが展開の面白さに惹かれつつ言葉の楽しさを音と共に楽しめます。
異色なのは冒頭の“イブラヒ〜ム”よりも、“ヘイ!”以降からギターが登場するまでの音。
まるでモノラルで聴いてるかのようなサウンドです。
なので英語じゃない歌詞、ギターの中東を匂わすメロディー、そういったものを除いても、とても異質な感触を受けます。
特にベースの“ドゥ↓ン”がいい味を出しています。大好きな曲です。
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2.
Fat Bottomed Girls |
■Words and Music by Brian May
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この冒頭のコーラス部分、いつも絶対自分も一緒になって歌いたくなるんですよ、でも最初が、
“せぇーの!”が無いから(当然だろ!)1曲目が終わってからソワソワウズウズ・・・勿論、ちょっとでもタイミング遅れたら
最初からやり直してますけど。
さて、その最初のコーラス部分ですが最後アルト側の♪..go round♪のとこで、ちょっと声がヨレてませんか?
このヨレ具合は、いかにもブライアンらしい感じがしますが。曲の印象としては、シンバルのネジが少しゆるんでるんじゃないかと思うほど、
それが最後までよく響きます。(貶してるのか誉めてるのか?)いゃ、大好きなんですよこの曲、聴いててちょっとジレッタイけど。
ヘヴィとまではいかないけど、とてもタフなロックで、スピード感がない分ちょっとモタれる感じがします。
でもライヴにおいては、このモタれ具合(ネバっこさ)が、観客を大きく縦揺れさせる原動力にもなったりします。
ステージで取り上げられていた期間が短かったのが残念ですね。
【シングル履歴】
◎U.K. Release Date : 13 October 1978 △Highest Position on U.K. Chart : No.11
A4とダブルAサイド・シングル。
1991年には「The Show Must Go On」の12インチ・シングルB面及びCDシングルに収録、
1996年には「Let Me Live」のB面及びCDシングルPart2に収録される。
【リミックス】 1991 Remix by Brian Malouf
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3.
Jealousy |
■Words and Music by Freddie Mercury |
綺麗なメロディの曲ですが、ここにきて同じパターンに少し飽きがきたのも確かです。それとフレディの声が
ちょっと変化したみたい・・昔の艶があまり感じられません。
以前より声に繊細さが欠けてきたような気もしますが、それでも美しいヴォーカルです。
このアルバムの中ではお気に入りの一曲で、ちょっと切ない感じが堪らないのです。ハーッ。
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4.
Bicycle Race |
■Words and Music by Freddie Mercury |
当初はこの曲、楽しいと感じていたんですけど、曲を楽しめるとまではいきませんでした。
それにこのプロモビデオもよくテレビで流れてましたが、裸のオネェちゃんたちが修正だらけでこちらもお楽しみ半減ってな感じで
あまり続けては聴かなくなった曲です。
どうもあまり好きになれませんね。
いろいろやり過ぎたのが裏目に出てしまった曲の一つだと思います。
アルバムからのファースト・カットが、次以降のシングル・カットにチャート上で追い抜かれたは、
(「One Vision」を除くと)この曲と「Body Language」くらいです。
時に“大胆であること”は話題を振り撒くには役立つけど、多くの人の心を掴むまでにはいたらない・・・ということでしょうかね。
個人的に『JAZZ』がものすごく好きと言えない理由は、良い悪い関係なしにアルバムを代表する一曲というのが見当たらない点だと思います。
「Killer Queen」「Rhapsody」「Somebody To Love」「Champions」といった核となる曲がこのアルバムにはないのです。
もちろんこの曲は、それら名曲の域には程遠い出来だと思います。あくまで個人的な意見でした。
【シングル履歴】◎U.K. Release Date :13 October 1978 △Highest Position on U.K. Chart : No.11
A2とダブルAサイド・シングル。
1996年には「Let Me Live」のB面及びCDシングルPart2に収録される。
南フランスはニースのスタジオ「スーパービア」でレコーディング中、
その合間に見た有名な自転車レース「ツール・ド・フランス」にインスピレーションを得て書かれた曲。
また、この曲の宣伝のためにウィンブルドン・スタジアムで65人の裸の女性による自転車レースが行われる。
【リミックス】 1991 Remix by Junior Vasquez
【ライブ】 『LIVE KILLERS』
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5.
If You Can't Beat Them |
■Words and Music by John Deacon |
邦題は「うちひしがれて」。
ポップな曲調に安心感を覚えますが当時は前後の曲があまりにインパクト強いだけに印象が薄かったです。
で、ここでのブライアンのギター・ソロなんですが最初は好きな音色だけど、その後の音色はちょっと・・・です。
そんな中でも最高なのは合間に入るフレディの掛け声(!)みたいなヤツ。リズム感を引き出そうとしてる様な終盤でのそれも実に
That's Good!で、Sure Feels Good!であり、この曲には“それがなきゃヤだ!”ってなくらい最高です。
“ジャッジャ”と、演奏が止まりながら(?)進むので今一歩ノレない曲です。
でも中間のブライアンのギターソロは結構好きです。
しかし何と言っても最高なのは、ギターソロ後のサビのバックに登場するロジャーのウルトラ・ハイトーン、“イェーーーーーー”ですね。
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6.
Let Me Entertain You |
■Words and Music by Freddie Mercury |
少し長くなりそうですが、この曲の歌詞について是非聞いていただきたい事が・・・。
当時の日本盤に付いてる歌詞カードを見ると"*...."と記された箇所が3ヶ所あります。
一つは、"I'll *... you"、そして、
"*... to that with Electra and EMI"、最後が、"*.... attraction"です。
この歌詞カードの隅には小さい文字で、"歌詞、聞き取り不可能の為、省略"とありました。
しかし、その翌年に発売された『Live Killers』での、この曲の歌詞では、
最初の1つが、"I'd be honored to fill you"で、
2つ目は、"Stickells see to that with Electra and EMI"
そして最後は、"The main attraction"と記載されていました。
でもライヴでは、よくフレディのアドリブが入るのであまり正しいとは言えません。
ところが!そのまた翌年に出版された『QUEEN詩集』には、その歌詞がまた違って記されていました。
1つ目は、"I'll Crueladeville you"で、2つ目は同じでしたが、
最後は、"For the F&M attraction"と。
はて?一体どれが正しいのか、自分で聞き取れないので判るはずもなく、年月は流れてネットで英語圏のサイトを調べたところ、
最後の、"For the F&M attraction"は、
"The S and M attraction"と記載されていました。
なるほど、"男女のアトラクション"は、"SMアトラクション"だったのですね〜。
細かい事ではありますが、この曲はフレディが喋る様に唄う歌詞がポイントだと思います。
長くなって、どうもすみません。
最高です!
この曲のイントロが流れると本当にワクワクしますね。特にベースの“ブーン”には何度ゾクゾクしたことでしょうか。
最初のコーラス(♪We'll give you...)のバックに流れるピアノ連打もいいですね。さすがフレディ!
【ライブ】 『LIVE KILLERS』
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SIDE 2 |
1.
Dead On Time |
■Words and Music by Brian May |
大きな嵐がレコーディング地モントルーを襲った時、ブライアンが録音した雷鳴がエンディング部分に使われている。
最初から最後までスピード感溢れるハード・ロック・ナンバー!ロジャーがタムタムを叩く音も駆け足なら
ギターの指板を滑らせるブライアンの指先はマジシャンの様!聴いてて気持ちいい!すんごく早いリズム!
もぅ、聴いてるこっちまで知らず々の内に焦ってくるぞ〜っっ!!
このスピード感がたまらなく好きです。
ロジャーのドラミングもキマっています。でもライヴで一度も演奏されなかったのは意外ですね。
二度はなくても一度はありそうな曲調ですから。果たして誰が気入らなかったのでしょうか?
ところでブライアンは自作の曲のコーラスとなるとやたら張りきるのです。
QUEENの多くの曲のコーラスは、“3人で“というよりも、フレディ1人による多重録音みたいに聞こえてきます。
しかしこの曲ではブライアンが持てる力を振り絞り“♪りぼんた〜い、りぶぉんた〜”と歌うのが、しっかりと聞こえてきます。
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2.
In Only Seven Days |
■Words and Music by John Deacon |
前曲"Dead On Time"のエンディング部分の流れ(雨音)が雰囲気を作ってくれてる感じがします。
それまで立ち込めてた暗雲が嘘の様に立ち去って雨上がりの空にきれいな虹が出てる様な、そんな雰囲気です。
曲自体はそんなに目立たないけど味があってジョンが過ごした一週間をぼんやりと・・ぁっ、ほらっ、
この英国盤シングル・ジャケのフレディみたいに頬杖ついて、想像してしまいます。
う〜ん、ちょっと平凡ですね。
前の曲のペースから一転し、和んだムードに持って行くピアノのイントロは好きですが、全体的にイマひとつ、いやイマふたつパッとしません。
ただ、そのちょっと気だるい感じがこの曲の持ち味とも言えますので、
聴いている時の自分の気持ちにその気だるさが合った時は、ものすごくいい曲に変化します。
【シングル履歴】B6の英国盤シングルB面。
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3.
Dreamers Ball |
■Words and Music by Brian May |
こういう曲が楽しめるからQUEENは聴いてて楽しいのじゃ♪
個人的にこのレスペの音色は大好きです、まるでアコーディオンみたい。そのハーモニーはとてもやさしく響いて最後まで余韻が残る・・・。
とても素敵な曲です。
気品のある素晴らしい作品です。
ブライアン作とはいえ、詞やコーラス、何よりも全体を覆う雰囲気にフレディらしさを強く感じます。
一度生の演奏を聴いてみたくなる、そんなムードを持ち合わせています。心が安らぎますね。
【ライブ】 『LIVE KILLERS』
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4.
Fun It |
■Words and Music by Roger Taylor |
ロジャーらしいカッコいい曲ですねぇ〜♪B面をここまで聴いていて実感します、ホントにクイーンってバンドは
強い個性をもつメンバーの集まりなだけにアルバムを聴いてるといろいろ楽しめるなぁ〜って事を。
さて曲の方は、途中ロジャーがフレディとヴォーカルを交代してるので、よ〜く聴いてないと、それがどこか判らなくなったりしますが、
でもそれだけロジャーとフレディのヴォーカルは相性が良いと感じます。
このビート、このファンクネス、めちゃくちゃカッコいい!
ロジャー&フレディの掛け合いヴォーカルも堪りません。
ロジャー一人名義のQUEENの曲では、もしかするとベストではないかとさえ思います。
ただソロ部分は良いとしても、始めから最後までちょっとギターが鳴り過ぎです。
ギターが入るべき瞬間に入り、ベースがもっと強調されていれば、「Bites The Dust」ばりにヒットしたかもしれません。
なので音は古くともリズムは今でも十分通用する曲ですから、
ハリウッドレコーズもこういう曲こそインストゥルメンタルやリミックスをすればいいのにと思ってしまいます。
とにもかくにも、ファンク、ソウル、ダンスはジョンの専売特許とはいかないようですね。
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5.
Leaving Home Ain't Easy |
■Words and Music by Brian May |
邦題は「去りがたき家」。
個人的にこのアルバムの中で一番好きな曲です。ブライアンのこういう歌い方と声は大好き♪
彼のハーモニーも絶品!それから歌詞の一部に妙に惹かれてしまうところがあります、
それは♪Shaking dust from my shoes♪ってとこで、これってブライアンの歌い方と声にかなり一致してる歌詞ではないかと
思うのですが、まぁ早い話、自分はブライアンのそういうとこに魅力を最大限に感じてるわけです。ハイ
ブライアンの無理のない自然な歌い方に好感が持てます。
曲によっては多少苦しそうな印象を受けるブライアンのヴォーカルですが、ここでは良さが十分発揮されています。
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6.
Don't Stop Me Now |
■Words and Music by Freddie Mercury
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個人的にこのアルバムの中での最高作品。音楽は聴いてて楽しくなくちゃ。
勿論この曲のプロモ・ビデオも見てて楽しいです、ブライアンが前半では何やら手持ち無沙汰な感じで(^^)、
さぁ、フレディの前歯も全開だぁ、皆さんもご一緒に、ララララァ〜ララララァ〜♪・・・そのまま退場。
多くのファンにとってのフェイバリット・チューンと想像するこの曲は、私ももちろん大好き。
特にピアノがいいですね。この曲の注目すべき点は、ギターがソロまで黙っていることです。
アップテンポの曲でギターが控えめというスタイルは、QUEENにとっては珍しいやり方で、曲のシンプルさを印象付ける大きな要因ともなっています。
ブライアンには悪いですが、QUEENの大袈裟さを嫌う評論家に受けが良かったのも、このギターレスのせいではないでしょうか。
それではブライアンに申し訳無いと言うわけではないですが、ちょっと出てくるブライアンのギターは他の何よりもカッコいい!と付け加えておきましょう。
【シングル履歴】◎U.K. Release Date : 26 January 1979 △Highest Position on U.K. Chart : No.9
1996年には「Let Me Live」のCDシングルPart2に収録される。
また同年、日本ではノエビアのCM“ブルーインパルス編”のイメージソングに使われ、CDシングルとして再発されている。
(それ以前にも日本ではタイヤ・メーカーのCMに使用された)
【ライブ】 『LIVE KILLERS』
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7.
More Of That Jazz |
■Words and Music by Roger Taylor |
この曲構成は未だ楽しいとは感じられませんが当初から苦手ではありません。
やっぱりロジャーのヴォーカルに惚れてる弱みでしょうか?言い換えれば、恋は盲目?
特に、ロジャーお得意の甘い高音ヴォーカルから急にハスキー全開の力強いヴォーカルで歌うとこなんてシビレます!
ラストの曲をフレディが歌わないアルバムはこの『JAZZ』だけであります。
そして3枚目以降、次の『GAME』においても最後から2曲目はブライアンかロジャーのヴォーカルで、
このアルバムでその役割は「Leaving Home」が果たしています。
というわけで、実はこの『JAZZ』というアルバムは前の曲で既に終わっているのでしたー!
で、その既に終了した『JAZZ』に対して、“もう聴きたくないね。うんざりだぜ!”と、ここでロジャーは叫んでいるのであります。
さて、“この曲こそノーモアだ!”と言い返したくなっているアナタ。甘い!
なぜなら私はこの曲に男ロジャーのロック魂を見るのであります。
確かに初めて聴いた時は苦手な曲でした。しかしどうですか、この熱いヴォーカル。
シビれるじゃありませんか。それに“ウ〜ウウウウ〜ウウ〜”・・・ああクセになりそう。
この曲の良さを理解せずしてロジャーを好きとは言えない・・・そんな曲です。
えっ、もうオマエの戯言は十分だって?失礼しました。
【シングル履歴】B6の日本盤シングルB面。
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