K&K QFC

試験にもっと出るクイーン

英語歌詞に出てくるイディオム


英語では慣用句のことをイディオム(Idiom)といい、日本語の慣用句(例えば、「赤の他人」、「絵に描いた餅」など)の様に、 二つ以上の複数の単語を組み合わせて新たな意味をもたらす表現方法です。
以下に、メンバー4人から出題している英文と同義の「クイーンの歌詞の中に登場するイディオム」を探してみましょう。今回は答えを見ながらその意味を理解していく事が重要です。



Freddie

ヘイ、ヘイ、ヘ~イ♪問題だよ!
an easy and happy existence
ヒントは♪We Are The Championsの中にあるよ。

答え: 「bed of roses」
「薔薇いっぱいのベッド」ということで “安楽な身分・暮らし”という意味。

フレディの家には本当にありそうですね。もしかしたら、Bon Joviの曲で知っている人も多いかもしれませんね。



John

次は僕からね
to delay making a decision
ヒント♪Under Pressureや♪Ride The Wild Windに出てくるよ。

答え: 「sit on the fence」
フェンスの上でどちら側に降りようかと考えている状態から、“どっちつかずの態度でいる”とか “形勢をうかがう” という意味。

中立的立場を表現していますが、ネガティブな意味で言えば “傍観者”。 他には、“二股をかける” という意味もあります。



Brian

次は僕のギターソロみたいにちょっと長いよ
a lot of fuss about something which is not important
ヒント♪All dead, all deadに登場するシェイクスピアの作品名だよ。

答え: 「much ado about nothing」
“つまらないことで大騒ぎすること” の意味。シェイクスピアの『空騒ぎ』の原題。

「ado」は、 “騒ぎ” とか “骨折り・めんどう” という意味なので直訳でOKですね。ちなみに、TV番組『恋のから騒ぎ』の英称は『Much Ado About Love』ですが、シェイクスピアの『恋の骨折り損』の原題とは全然違うので混同しないように。



Roger

最後の問題は単語のスペルが正確に書けるかどうかだよ
これは僕が考えたジョークみたいなもので、「パラノイド」の中に「人間」を挟み込み、その役割を果たす人々を示す接尾語「-arian」を付け加えた造語なんだ。曲名とその単語を書いてね。

答え: 「Machines」- parahumanoidarianised
歌詞の中では過去分詞として登場。

「こんな長い単語をみたことあるかい?これより長いのを知っていたら教えて欲しいな」というメッセージと 「造語なんて覚えても使い道ないんじゃないの?という野暮な質問は受け付けないからね」というロジャーからの伝言をお伝えしておきます。あしからず。


チェック

最後の長すぎる造語は別として、英語のイディオムを知っておくと、クイーン曲を聴く楽しさもまた少し増えますね。ついでに英会話の中で使うのもクール♪
さ、もう一度、これらの曲を聴いて歌ってみよう!!