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試験に出るクイーン

国語間違えやすい「邦題」


ジョン先生
やぁ! 僕は国語より電子工学が得意なんだけどね、しかも「邦題」なんてサッパリだし。 だけど日本人ファンも今では「邦題」なんて、ほとんど使わないんじゃない?だったら僕と一緒に学習しよう。

『戦慄の王女』
これとよく間違えやすいのが、×「戦慄の女王」です。
クイーンだから女王だろうという固定観念は捨てましょう。当時、先にスージー・クアトロのキャッチ・コピーに「女王」を使用していたからというレコード会社の裏事情もありますが、今では戦慄と言えば「王女」が基本です。その他、×「戦慄の王将」 ×「餃子の王女」などのうっかりミスにも要注意。


『誘惑のロックン・ロール』
これは、×「炎のロックン・ロール」と混同されやすいようです。
それは当時、この2曲がカップリング盤としてリリースされた事が要因かもしれませんが、とりあえず、“ロックン・ロール”さえ付けておけば何とかなるだろうという甘い考えから、×「迷惑なロックン・ロール」が増えてきているので、きちんと覚えましょう。


『神々の業』
これは、もう一つの「神々の業」と区別がつかない事で有名です。
それは、同アルバムに同じ邦題で、2曲あるのが混乱の要因ですが、だからといって、×「神々の罠」だと呼ぶのはやめましょう。邦題には「リビジテッド」の表記がありませんから、原題を見て「Revisited」が付いているかどうかの確認を行う(行為=業)事が重要です。


『預言者の唄』
これは、表記違いで、「予言者の歌」があります。
その表記は74年頃に流行っていた「ノストラダムスの大予言」が関係していたとも噂されていますが、今では「預言者の唄」で定着しています。しかし原題にストレートでありながら、×「ナウマン象の唄」と比喩される事もあり、歌詞の空耳に乗っ取られるという珍しいケースでもあります。


『うちひしがれて』
これは、覚えにくいという理由が圧倒的なようです。
その覚え難さから、×「うちまちがえて」とか、×「むちうちがいたい」などの根本的な間違いが増えています。これらは当初の、「打ちのめせたら」という仮邦題にも要因があると言われていますが、原題も忘れやすいので、うちひしがれないように頑張って覚えましょう。

POINT

邦題の中でも、「愛にすべてを」「愛こそすべて」「愛ある日々」の3曲は、“紛らわしい愛の3段活用”と言われていて高い確率で試験に出るので予習は必須です。