BACHMAN-TURNER OVERDRIVE / 『NOT FRAGILE』
Side One
1.Not Fragile
2.Rock Is My Life,And This Is My Song
3.Roll On Down The Highway
4.You Ain't Seen Nothing Yet
5.Free Wheelin'

Side Two
1.Sledgehammer
2.Blue Moanin'
3.Second Hand
4.Givin' It All Away

プロデューサーはランディ・バックマン LP: Mercury RJ-6016

メンバー紹介*このアルバムに於ける1974〜5年当時のメンバー*
■ランディ・バックマン(ヴォーカル、ギター) ■C.F.ターナー(ヴォーカル、ベース)
■ロビン・バックマン(ドラム)■ブレア・ソーントン(ギター)

*このアルバムはBTOの3枚目のアルバムです。
このアルバムが日本で発売されたのは1975年ですが、日本盤以外は1974年。 そして、このアルバムは非常に売れまして、カナダは元よりアメリカ、スウェーデン、 南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドの各国でゴールド・ディスクに輝いており、 イギリスでもシルバー・ディスクを受賞してます。


さて、今回の名盤紹介は BACHMAN-TURNER OVERDRIVE、略してBTO
知る人ぞ知る!と言った感じの、BTOはカナダのバンドであり、ハッキリ言って、“おっさんバンド”です。 そんなBTOを私が初めて聴いて知ったのは1974年。
当時、姉の部屋からソレは聞こえてきまして、それまでイヤと言うほど 聞かされていたピンク・フロイドより断然良くって、“私はこっちの方が好きだぁっ!”と言って LPを見せてもらったのが始まりです。

その見せてもらったLPは、この『NOT FRAGILE』ではなく、2枚目のアルバム『 BACHMAN-TURNER OVERDRIVE II』/(1973)でした。 でもそのアルバム・ジャケを見せてもらったら、4人のおっさんの顔がアップでタテヨコ2列に並んで載っていて、その上部に・・・
ばっくまん、たーなーおーばーどらいぶぅ?”・・なんとなく、このおっさん達に相応しいバンド名だなと思いつつ、 そのLPを見ていたら、姉が、“そうそう、BTOはカナダのバンドでね、全員カナダの木こり達よ!”と言ったのです。

私はバカ正直にそれを信じ込み、カナダの木をバサバサ切りながら唄ってる彼等をずっと 想像してました。
でもその後、4枚目のアルバム『FOUR WHEEL DRIVE / 四輪駆動』が発売された時、 姉がそのLPを私に見せて、またもや言ったんです、 “実はね、カナダのハイウェイぶっ飛ばしてる運ちゃん達よ”と。(--;
ええ加減な事ばっか言いやがって!と思ったけど、半分信じてたりしてました。 だって彼等を見たらすぐわかると思うけど、絶対そんなイメージなんだもん!

ところで、正直言ってBTOのバイオグラフィ的なものに関して私は、つい最近まで ほとんど(ロビンとランディが兄弟だと言う以外は)知識はありませんでした。
PCでネットを始めてから少しずつ調べる事が出来て、まず日本のサイトで検索したところ、 結果はゼロ。それでカナダのヤフーに飛んでみたところ・・出てくる出てくる! しかも、あるサイトには C.F.ターナーご本人様がゲスト・ブックに記帳に訪れたサイトもあってビックリ!

そんなこんなで、やっとBTOが運ちゃんでも木こりでもない事はハッキリしました。(←信じ続けていたのか?) そして最近(と言っても2年前)、運転中のカー・ラジオから流れてきた曲に何故かフッと懐かしい感じがして 、何て曲なのか誰の曲なのか全然分からなかったけど、聴き入ってたら、その曲が終った後でDJが言った! “・・・でした、これは、あのBTOというバンドのランディ・バックマンの息子さんです”と!・・ぬぁ〜にぃぃ〜?! あまりに突然の事で、超びっくりしましたが、ふっと、 “おとっつぁんは元気なのかい?”と聞きたい衝動にかられました。

さて、すっかり前置きが長くなってしまいましたが、 このアルバムは『BACHMAN-TURNER OVERDRIVE II』のアルバムの次に大好きです。 収録曲では、Side Oneの"Not Fragile" が好きで冒頭から印象深いベースと重いサウンドに何年経ってもこれが一番BTOらしいと感じます。それと、当時何度も繰り返し愛聴してたのが"Roll On Down The Highway"とSide Twoの"Givin' It All Away"です。どちらもドラムのリズムに惹きつけられるし心地良い!

当時は自分の友達の中にBTOを聴くどころか知る人もいなかったし、今現在も「知る人ぞ知る」状態だけど BTOは77年に来日してて、そのライヴ・アルバムも結構売れたとカナダのサイトには記載してありました。
って事は・・・
日本人のBTOファンの皆さん!隠れてないで出てきてぇー!!★
“私、俺は、BTOが好きだ〜”というメールをお待ちしています。 by Mikan.



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