風 / 『風』ファースト・アルバム
Producer: Yutaka Goto , Tsuguo Sato Arranger:Kazumi Seo, Takahiko ishikawa, Masataka Matsutoya. Vocal:Shozo Ise, Kazuhisa Okubo. Chorus:Tatso Yamashita, Taeko Onuki, Kunio Muramatsu, Minako Yoshida. Drums:Kiyoshi Tanaka, Tatsuo Hayashi, Jun Moriya. E.Bass:Tsugutoshi Goto, Haruomi Hosono, Hideaki Takebe. E.Guitar:Kimio Mizutani, Takashi Yajima, Ginji Ito, Yasuo Yoshino. A.Guitar:Takahiko Ishikawa, Tadahide Yoshikawa. Percussion:Motoya Hamaguchi. Keyboad:Kentaro Haneda, Masataka Matsutoya, Shigehito Ohara. *『風』のメンバーは伊勢正三さんと大久保一久さんです。 懐かしすぎてアルバムにセピアカラー入ってます。(^^; 伊勢さんと言えば、『かぐや姫』。『かぐや姫』と言えば、 “神田川”“赤ちょうちん”“妹”と、この3曲が大ヒットした1973年〜1974年当時、私の周りは フォーク・ソング一色でした。それに白いギターってのも人気でした。 ちなみに私もこの頃フォーク・ギターを買ってもらって、初めて一生懸命練習したのは、♪禁じられた遊び!(笑) 1975年、『かぐや姫』の活動を一時停止して伊勢さんが『猫』のメンバーだった大久保さんと『風』を結成したわけですが、そのデビュー曲“22才の別れ”を聴いて大好きになり、同年6月に発売されたこのアルバムを購入しました。しかし、79年に『風』が解散するまで、後にも先にも私が購入したアルバムはこのファーストだけです。 実を言うと、私は『かぐや姫』より『風』、『風』より『井上陽水』派です。
さて、このアルバムを今聴いているのですが、随分昔にタイムスリップしてる気分になります。 (陽水のアルバムではそういう雰囲気は全く感じられませんが・・)サウンド自体に懐かしさと同時に古くさい感じが漂ってきます。だからなんとなくこのアルバムを聴いていると、ちょっとこっ恥かしい気分になってきます。 で、そのこっ恥かしさをなんとか押しのけて今B面を聴いてますが、当時お気に入りだったのはB面でした。 その1曲目 「あいつ」は今でもお気に入りです。曲調で好きなのは同じB面の「はずれくじ」「男は明日はくためだけの靴を磨く」で、歌詞で大好きなのはA面の「でい どりーむ」。“えび茶色のランドセル”、“かとりせんこうの煙”ってのがすごい好きでした。そして!私が大好きな陽水のアルバムを後に廻してもこのアルバムを取り上げた一因と言うか、思い出さずにいられない!と言うか、そんな強い想い出がB面ラストの「お前だけが」という曲にあります。 私が中学2年生の秋の事でした。という想い出なのですが、泣いたのは決して 感激してではないです。(当時は周りからこの涙をエライ誤解されてしまったのですが) この時まだ13歳だった私にはこのシチュエーションはかなり強烈だったのです。 今でもこの曲を聴くとあの時の自分の姿が鮮明に浮かんでくると同時に、・・・なんと言うか・・・ うーん、なんとも言い様のない気持ちが渦をまいて湧いてくるのでした・・・。 by Mikan. |
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