CHARLENE / I've Never Been To Me
Produced by Ron Mller, Berry Gordy & Don Costa Arranged by Don Costa. Piano:Ken Hirsch. Drums:Ed Greene Bass:Wilton Felder,LelandSklar. Guitars:Lee Ritenour, Ben Benay, Artie Muston,Jay Graydon. Percussion:Gary Coleman. 日本では「I've Never Been To Me」より、邦題の「愛はかげろうのように」というタイトルの方が知名度が高いかもしれない、そしてそれよりこの曲を聴けばもっと知名度は高いかと思う、 でも逆に、CHARLENE(シャーリーン)という彼女の名前は影が薄いかもしれない・・。 そのシャーリーンの経歴は?というと、彼女は1950年6月1日にハリウッドで生れ、
16歳で学校退学、17歳にして結婚、出産。その後麻薬に溺れて離婚し、貧しく苦しい時を経て1974年にモータウン・レコードに持ち込んだデモ・テープが認められ1976年にこのアルバムをレコーディング。
しかし全く売れず、それから6年の歳月が流れたある日の事、フロリダのラジオ局が何気にかけた「I've Never Been To Me」が大反響を起こし大ヒット!という事で、その後に関しては、83年にサード・アルバム、84年にダンス・ミュージックのアルバムをリリースしたものの、モータウンとの契約が切れて、80年代後半には音楽業界からは姿を消してしまいました。
さて、私がこのレコードを買った当時(82年)、同居してた姉に、“アンタそんなの聴くの?”と言われました。
掲載しているジャケットは縮小して写りが悪いけど、初めてこのレコードを手にした時、彼女の瞳といい、皺といい、口元といい、うわっ似てるぅ〜と感じたんです。しかもこの髪型も母親が寝起きの時こんな感じでした。
でも、買った理由は実はもう一つあって、それは、当時とても辛い報告を受けた時で、その時自分が居た場所に「I've Never Been To Me」が有線で流れてきたんです。それまで何度かラジオでも耳にはしていたけど、その時ほど彼女の声とこのメロディが心に響いた事はありませんでした。
という事で、このアルバムの収録曲で特別なのは言うまでもなく、I've Never Been To Meですが、 大好きなのは、Side2のAfter The Ball。このアルバム全体を通してこの曲だけは彼女の意外なイメージを与える感じで、彼女の可愛らしく生意気そうなヴォイスが私はすごく好きです。 外れるかもしれないけど・・・「I've Never Been To Me」は、日本で今後また、誰かが何かでリバイバルして、
ヒットしそうな予感がしてなりません。
by Mikan. |
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