ポリスの曲を初めて聴いたのは高校2年生の終わり頃で、ラジオから流れてきた「Roxanne」でした。
気だるいハイトーン・ボイスとハイハットのリズム音が心地よくて、加えてTHE POLICEという名前も覚えやすくて強く印象に残りました。
しかしその時に彼らの(デビュー)アルバムを買おうという気持ちにはなれなくて、
ましてやその後発売されたセカンドアルバム「白いレガッタ」もかなり売れたにもかかわらず、
私はそのアルバムも友達から借りて、テープに録音して楽しんでました。
で、学生を卒業して(レコードの貸し借りが容易にできなくなった)1980年の秋にこのアルバムを買いました。
しかし・・・このアルバム買ったものの、あんまし好きぢゃないです(すんません!)
正直言って、“私の名盤”として挙げるとしたらセカンドの「白いレガッタ」です。(ホントすんません!)
ぃゃ、でもね、このアルバムの裏ジャケもそうだけど歌詞カードにある大量の(彼らの)写真は楽しめました。
顔的に選ぶとしたらスティング(ボイスも大好き)ですけど、私は当時からスチュワートの“おとぼけ”が面白くて好きでした。
(当時友達がスチュワートの顔って、ちょっとトッド・ラングレンぽいね、と言ってましたが)、タムタムの卑猥な落書きといい、
ライヴで魅せてくれたスティックさばき(?!)は最高〜☆でした!20年以上経ってもそれは忘れられません。
そう!(今から何年前になるのか既にハッキリ思い出せませんが)彼らのライヴを観に行きました。
開演前から会場内は異様に盛り上がっていて、まだ始まってもいないのに誰も座ってる人なんていませんでした。
(勿論スタンディングじゃありません)その会場は地方の体育館だったのですが、
折りたたみ型のイスがフロアーにガムテープで貼り付けられて固定されてたので、そのイスの上に立って騒いでる人もいました。
最初からそんな状態だったので、3人がステージに登場してきた時はもう・・・何て形容したらいいのか・・ホントものスゴかったです。
会場の警備員なんていなかったような気がする・・つーか、もはや収拾つかない状態だったけど。
んで、みんな踊る踊る!跳ねる跳ねる!隣のヤツにブチ当たろうが何しようがお構いなしに好きなように踊りまくってた。
私も、イスが固定されて動かない事をいいことに、自分のイスの背もたれ(幅2cmの丸型)と前のイスの背もたれの上に足をかけて
立ち、バランスを崩しそうになると周りの人(全然知らない人)たちの肩を勝手に借りて騒ぎまくってました。
ホント、ものごっつうぅぅサイコ〜なライヴでしたっ!!
で、話を戻してこのアルバムに関してですが、
あんまり好きぢゃないと言いつつ今回これを挙げたのは、スチュワートのドラム・プレイにだけは相変わらず惹かれるのです。
特にハイハット叩きが堪りません!
勿論スティングのボーカルも大好きだけど、このアルバムを繰り返しずっと聴いてると、
少し飽きがきたりなんかするんです。そんな自分にとっては、スティングの良さは「De Do Do Do, De Da Da Da」みたいな
最高のメロディがあってこそ心地よく響いてきます。
だからこのアルバムでは(全体的に)最高のリズムは聴けるけど最高のメロディが少ないと言うか、
そこが噛み合ってなくてイマイチのれないのです。
ただ、お気に入りでもある「Don't Stand So Close To Me」と「Canary In A Coalminey」の2曲は、
ポリス最高のリズム&メロディだと思います。それは、聞き手の気分の流れを瞬時に変えてくれるような
独特の雰囲気に引き込む不思議な力があると感じます。
長くなってしまいましたが、最後にもう一つだけ・・・
このアルバム・ジャケットの右上の黄色い丸いヤツなんですが、これはビクターのキャンペーンのシールで、
応募券になってるんだけど、(ちなみにこの応募受付期間は昭和55年11月〜昭和56年3月って書いてあります)
今もずっとそのままにしてるのは、その賞品が何故か某コ○ック社のタウンジャケットだったからです。
。。。ポリスと全然関係ないやん!いらんちゅーねん!。。。(--;
by Mikan.