SIDE 2 |
1.
Ogre Battle |
■Words and Music by Freddie Mercury |
邦題は「オウガ・バトル(人食い鬼の闘い)」。
じわじわと静かに黒いスモークがあなたの足元に絡みつく様に流れてくる・・・それに気が付いた時はもぅ遅い!
既にあなたはブラックホールに身体を半分吸い込まれている!この曲はそんなサスペンス的要素を含むスピード感があって大好きです。
待ってましたの一大絵巻。ギャーギャー叫ぶわハエも捕らまるわで、私の心も大はしゃぎ。最高です!
この頃の私の好きなブライアンのギターは、必ずといってフレディ作品。
ここでも、あまりにカッコ良過ぎです。
聞き手を打ちのめすハードロックとは、こういう曲を言うのでしょう。
フレディの作曲能力に脱帽します。
【リミックス】 1991 Remix by Nicholas Sansano
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2.
The Fairy Feller's Master-Stroke |
■Words and Music by Freddie Mercury |
邦題は「フェリー・フェラーの神技」。
銅鑼の振動が消えぬ内に聞こえてくる時計の音と、ピィ〜〜♪って音が前曲から引き続いてワクワクドキドキしてる自分の
鼓動と重なり合います。“なに?なに?今度はなんなのぉ〜!”という未知への喜びと驚きの展開!しかもそれは駆け足で
魅せられてるみたいにテンポが速く、次から次へと瞬きもできないほど惹き込まれます。なんともスゴい奴らの凄い作品です。
これはこれは、作れといって作れる代物ではないですね。ものすごいイマジネーションと技術の賜物。
言葉の選び方も、そして4人の演奏も見事という他ございません。
最終的にどういう形になるのか理解した上で録音されるのか、録音しながら形が出来あがって行くのか、興味が尽きない曲であります。
凝り過ぎだといわれようが、アーティストとしての才能を見せつける作品。素晴らしい!
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3.
Nevermore |
■Words and Music by Freddie Mercury |
美しく切なく、壮大で儚い・・・まるで夜空をすべる流れ星のような曲。
テンポの速い2曲の後に続くだけに、より静けさが増し、つやのあるフレディの声がしっかりと聴き取れます。
短い曲ですがアルバムの全体像を考えたら、とても重要な曲であります。美しさの極み。
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4.
The March Of The Black Queen |
■Words and Music by Freddie Mercury |
これは名曲と呼ぶより名画と呼ぶ方がピッタリきます。でもこの画を見て"これがQUEENだ!"とは言い切れません、
だってQUEENには他にも違うタイプの名画がある(描ける)のですから。だから"これもQUEEN!"となるのです。
ヴォーカルはもちろん、各パートの持ち味が発揮された傑作。
“ロックも立派な芸術だ!”と言わんばかりのアイデアの積め込みようです。
しかしこの曲は、QUEENの魅力の多くを持っていることは確かですが、この後の長い歴史を考えれば、
それはまだ魅力のごく一部に過ぎないでしょう。
なのでQUEEN最高傑作をこの作品とする人も、中にはいっらしゃるでしょうが、アルバム2枚目で最高とするのはちょっと酷な気がします。
で、私がどう思うかって言いますと、最高に曲の中にノメり込める作品です。
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5.
Funny How Love Is |
■Words and Music by Freddie Mercury |
この曲をフレディに合わせて一緒に歌ってると、同じ歌詞でありながら音程が少しずつ変化してるので、
時々外す事があります・・・。特にラストの微妙な音程の変化は(私には)結構難しい。
今までのお話は、実は全てが夢物語。さあさあ皆で乾杯、隣の人と目と目を合わせ、今宵も恋に酔いしれよう!
曲そのものより、フレディらしい詞の内容に惹かれます。
この後、数多くのラヴ・ソングを書くことになるフレディですが、
それらは全て“愛が不思議な存在であるが故に、生じた幸福、もしくは悲劇”を歌ったものではないでしょうか。
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6.
The Seven Seas Of Rhye |
■Words and Music by Freddie Mercury |
邦題は「輝ける7つの海」。
なんか突然、“ところで皆!このピアノのメロディ覚えていてくれたかい?”って言われてる様な感じもしますが、
覚えてるも何もこの強烈で美しいメロディは忘れ様にも忘れられません。そういう意味では、この曲がチャート10位まで売れたのも、
前作にこのイントロ入れといて正解だったと言うか、“つかみはオッケー!”だったってことかな。
既に前曲でドラマに幕を下ろした私にとって、この曲はボーナス・トラック、もしくは次作への橋渡し・・・
と言ったら大変失礼でしょうか。ポップな味付けをしたロックで、短い曲でもQUEENを理解するには良い作品だと思います。
インパクトも充分ありますし、何かしら可能性を秘めた曲であるということは確かです。
だからこそバンドも、このサビらしきものが無く、日常的でない内容の曲を、敢えてシングルとしてカットしたのでしょう。
【シングル履歴】
◎U.K. Release Date : 23 February 1974
△Highest Position on U.K. Chart : No.10
クイーンが初めて(英国)チャート入りした曲。ちなみに初登場は45位。
日本では1976年に「Killer Queen」とのカップリングで再度シングル・カットされる。
また1986年には「Friends Will Be Friends」のB面に、
1996年には「Heaven For Everyone」のCDシングルPart2に収録される。
【リミックス】 1991 Remix by Freddy Bastone
【ライヴ】 『LIVE MAGIC』 | 『LIVE AT WEMBLEY '86』
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